tomtomcafeさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

tomtomcafe

tomtomcafe

映画(140)
ドラマ(0)
アニメ(0)

東京マーブルチョコレート(2007年製作の映画)

1.5

谷川史子先生の絵がアニメになったということで機会を得て興味があってみてみたのでした。

BIUTIFUL ビューティフル(2010年製作の映画)

4.5

善意で行ったことがことごとく間違ってしまう男。タイトルの綴りが「biutiful」なのは自分の子どもに「beautiful」を間違って教えたことに由来しているのだと思います。
父親から子どもへの愛情に
>>続きを読む

ヘイル、シーザー!(2016年製作の映画)

3.0

コーエン兄弟によるハリウッド黄金期を再現したコメディ。
キリストの扱いをどうするかでカトリック、プロテスタント、ユダヤ教、正教の神父や牧師を読んで議論させるシーンが滑稽でした。

カルテット!人生のオペラハウス(2012年製作の映画)

3.5

引退した音楽家が身を寄せる施設が閉鎖の危機になり、かつては伝説だった因縁の男女がカルテットを組もうとする。
じんわり、よいお話でした。

秘密と嘘(1996年製作の映画)

4.0

養子として育てられた女性が実の母を探していく中で明かされる秘密と嘘。
真実が語られたときに人はゆるすことができるのでしょうか。

大勢で食事をするシーンがあって複数の人が同時に話すのですが、それがすご
>>続きを読む

さよなら、僕のマンハッタン(2017年製作の映画)

4.0

最初悩める少年のお話でどこに着地するかと思いながら観ていたのですが、ラスト数十分の展開が見事で、結末には涙してしまいました。
サイモン&ガーファンクルの表題曲も印象に残りましたが、ルー・リードの「Pe
>>続きを読む

ワンダーストラック(2017年製作の映画)

3.0

1927年と1977年の物語が交互に語られてやがてひとつになるのですが、それぞれ当時の時代背景を丁寧に描いていて素敵でした。
ED曲のLagley schools music projectが歌うデビ
>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.5

ひたすらな怒りがあることをきっかけにどんどん赦されていくのですが、自分はこの映画で描かれているような赦しに涙腺がついつい緩んでしまうのです。

ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)

3.5

本当にすべてストップモーションアニメなのかと疑うくらいとても丁寧で、とてもやさしいお話でした。

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

3.5

カナダの有名な画家、モード・ルイスが夫と出会って手に入れた幸せを描いたお話。
モード・ルイスも夫も不器用で、不器用だからこそお互いを補い合い、認め合う関係性がとても素敵でした。

裁き(2014年製作の映画)

4.0

法律上ではカースト制が廃止されたとはいえ、カーストが人々の暮らしに根深く残るインドが舞台。
1件の裁判を通して淡々と描かれるカーストごとの社会と人間模様に、インドの複雑さを垣間見た気がします。

アニー・ホール(1977年製作の映画)

4.0

午前十時の映画祭で鑑賞。
ユーモアのある会話を主に男女の出会いと別れを描いていきます。
別れた恋人と現在の恋人を比較したりするシーンがなんとも言えず滑稽でせつないのです。

ハロルドとリリアン ハリウッド・ラブストーリー(2015年製作の映画)

3.5

ハロルドの絵コンテ力もすごかったのですが、リリアンのが妥協なきリサーチ力を支えていたのは好奇心以外のなにものでもなくて、ものづくりをする上でとても興味深い内容でした。

パターソン(2016年製作の映画)

4.0

何気ない毎日に幸や不幸を交えながらも、だんだんと現在を歩んでいく様子がじんわりと幸せでよい映画でした。

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

5.0

リバイバルで鑑賞。
異国の地、日本で出会ったおじさんと若い女性のひととき。
とてもせつなくて、とてもよい映画でした。大好きな映画のひとつです。
Phoenixの「too young」が印象的に使われて
>>続きを読む

SOMEWHERE(2010年製作の映画)

4.0

リバイバルで鑑賞。
ひとつひとつの描写が繊細で、親子って素敵だなあと思える素敵な映画でした。
最後のシーンで目が潤んでしまいました。
ED曲、ブライアン・フェリーの「smoke gets in you
>>続きを読む

ブランカとギター弾き(2015年製作の映画)

3.5

マニラを舞台にした孤児の少女と盲目のギター弾きのお話。
少女が歌うシーンが印象的でした。
エミール・クストリッツァ監督に見出された長谷井宏紀監督のデビュー作で次回作が楽しみです。

ブレンダンとケルズの秘密(2009年製作の映画)

4.5

まだ印刷技術がなく手写本で聖書を複製していたころのアイルランドで、バイキングの脅威におびえながら世界で最も美しい本と言われるケルズの書を完成させるまでのお話。
字幕版、吹替版どちらも観たのですが、いろ
>>続きを読む

オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

3.0

日常に戦争が行われている世界で、たくさんの動物たちに助けられる寓話のようなお話。
ハヤブサやロバ、ヘビ、ひつじ、熊がとても愛おしく感じられました。

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.5

数学の天才的な才能を持った小さな子どもをどうやって育てていくかの葛藤の中で見つけていく幸せ。
会話のやりとりがいちいちおしゃれで笑えておもしろかったです。

二つの冠(2017年製作の映画)

3.5

アウシュビッツで自ら身代わりとなったコルベ神父の生涯を描いた半ドキュメンタリー。
アウシュビッツという極限の環境で他人をいたわる気持ちを保てたのは普段からの心がけなんだと思い知る、よい映画でした。

否定と肯定(2016年製作の映画)

3.5

歴史学者がホロコースト否定論者に名誉毀損で訴えられた実際の裁判を元にしています。
ホロコーストはなかったと主張する原告の根拠を、法廷でひとつひとつ客観的事実と照らし合わせて否定していく様子が興味深かっ
>>続きを読む

KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

4.0

字幕で観ました。
最初CGかと思ったくらいにすみずみまで妥協ない完成度で作り込まれたストップモーションアニメ。
ED曲の「while my guitar gently weeps」の三味線カバーも素晴
>>続きを読む

おクジラさま ふたつの正義の物語(2017年製作の映画)

4.5

和歌山県太地町の捕鯨を扱ったドキュメンタリー。
デリケートな題材ですが捕鯨の善悪を問うのではなく、異なる立場の意見を収集。その先に見えてくるのは太地町で暮らす人たちのゆるやかな暮らし。
鑑賞後に佐々木
>>続きを読む

ソニータ(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

アフガニスタンからイランに逃れて、環境的にも宗教的にもこの上なく制限された状況から、ラップの才能と運と努力とで夢をかなえていく少女のドキュメンタリー。
監督の粘り強い取材と、少女の才能と努力が運を呼び
>>続きを読む

ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

3.0

ゴッホの死の謎を追うミステリーを全編油絵のアニメーションで描きます。
誰もが一度は観たことのある絵画が油絵のまま動くのですが、肖像画で描かれた人がわざわざ絵画と同じポーズをして少し静止するところでにや
>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.0

画面もきれいで音楽もかわいくて、少し教訓もあって、寓話のような映画でした。

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

4.5

実際にあった事件を、実際に体験した人たちで再現。
普通の若者たちが導かれるようにその瞬間に出会い、導かれるようにその瞬間を成し遂げる様子に鳥肌が立ちました。

ローズの秘密の頁(ページ)(2016年製作の映画)

3.5

アイルランドを舞台に、自分の赤ん坊を殺したことで40年間を精神病院で過ごしていた老婆。
彼女が綴っていた日記の秘密を、精神科医が辿っていくことで明らかになる真実。
アイルランドの複雑な歴史がからんだ素
>>続きを読む

ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

3.5

主人公は誰よりも美しく、そして力強く生きていく。
劇中で使われていたアレサ・フランクリンの「(you make me feel like) a natural woman」が素敵でした。

ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)

4.5

音楽を通じて男女が心を通わせるラブストーリー。
ほとんどが手持ちのカメラで撮られていて、まるでドキュメンタリーのようにとある街角での出来事を切り取ったかのような素敵な映画でした。

馬を放つ(2017年製作の映画)

4.0

キルギスの伝統なのか遺伝子に残る記憶なのか。
馬と人間との結びつきを大切にする男の寓話のようなお話で、最後のシーンで思わず涙ぐんでしまいました。

|<