mokuさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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ホワイト・ストーム(2019年製作の映画)

4.0

3時間以上かけて描いても良さそうな内容をまあよく90分代で納めたよね。
もうちょっとキャラクターに思い入れさせてくれよ…とか思うものの、銃撃戦とカーチェイスの景気の良さが半端無く、終盤は凄すぎて笑っち
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熱愛者(1961年製作の映画)

4.2

雨戸開けながら、台所で…キラキラひらひらとスカートをたなびかせる茉莉子さま。
6人会のメンバーに眉毛上下させながら、芥川との生活を語る茉莉子さま。
姉役、音羽信子と同居するようになってからの落差。
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.0

俳優陣の演技だけでも見る価値は十分あったし面白かったけど、スピルバーグが監督してくれてたら大傑作になってたんじゃ?とかは思ってしまった。
それぞれ良かった俳優陣だけど、ジェレミー・ストロング最高だった
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七人樂隊(2021年製作の映画)

4.0

香港映画、七人の監督によるオムニバス。
誰の作品か始まって直ぐに分かるの凄い!
個人的にはパトリック・タム作品だけあまりピンと来なかったけど、あとはしんみりしたり、泣いたり、笑ったり、忙しかったな。
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逃げた女(2019年製作の映画)

4.5

一見口当たり良く感じられるけど、キム・ミニのあまりの寂しさと空虚さにやられてしまった。
ホン・サンス、恐ろしい。
確認したい事もあるんで公開されたらまた観る。

<東京フィルメックス >

ストレイ・ドッグ(2018年製作の映画)

4.2

骨太なハードボイルド。渋いなー。
まさに"野良犬"の様なニコール・キッドマン。
最初に見た光景が違ったものに見える、ミステリとしての仕掛けも巧い。

悪人伝(2018年製作の映画)

4.0

極道と刑事 VS 殺人鬼。
それぞれのキャラの立ち方がいいよね。
刑事役のキム・ムヨル、好き⭐︎
マ・ドンソクのどんだけ強いの!?な説得力!
実際に起きた事件をベースに一級のエンタメに作り上げちゃう韓
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追龍(2017年製作の映画)

4.0

麻薬王にのし上がった男(ドニー)とエリート汚職警官(アンディ)を描いた、香港ノワール。

啓徳空港があった頃の香港、頭上低く轟音上げて行く飛行機だけでも上がる。
九龍城砦での迷路の様な道での逃亡劇、高
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挽歌(1976年製作の映画)

3.8

ゴショヘー版好きなんだけど、こちらも悪くなかった。なんかホント…ありのままの久美子。

秋吉久美子が仲代達矢に「芝居のチケット買って〜」とかいうシーンで「無名塾 塾長に…!」とか思って無駄にドキドキし
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スパイの妻(2020年製作の映画)

4.0

基本的にこういう恋愛ミステリっぽい話は好きなんだよな。ゼメキスの「マリアンヌ」とか。

主演二人が映画館で「河内山宗俊」を観た帰りの路面電車(?)シーンのこの世ならざる感じとか、満洲での記録フィルムの
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.8

夫役のコン・ユが絶妙過ぎて震えた。
評価は、安易に感じるラストをどう捉えるか次第なのかな…と思うけど、あの取ってつけた感は逆に怖いよね。

オン・ザ・ロック(2020年製作の映画)

4.0

ソフィアさん…こういう映画も撮れるんかーい!
とても面白かったです。

タッカー(1988年製作の映画)

4.5

4Kデジタルリマスター。
映画は公開時以来かな…。
ザ・アメリカ映画!な満足感☆
テンポの良さ、ジョー・ジャクソンの音楽、撮影ストラーロの色彩、カメラ移動、構図の取り方の決まり具合…堪能。。
主役のジ
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ある画家の数奇な運命(2018年製作の映画)

4.1

とても面白かった!
リヒターを知らない人も、それなりに知ってる人も楽しめる作りだと思う。
映画化するにあたってリヒターが出した条件が、名前を変える事と何が事実で何が事実で無いかを明かさない事…だったそ
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血観音(2017年製作の映画)

3.8

「GF*BF」のヤン・ヤーチェ監督作。
これもずっと観たかったやつ。

台北金馬で脚本賞も取ってる脚本は上手く纏めてるんだと思うんだけど、90年代の台湾をベースにして登場人物も多く一度観ただけではちょ
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停車(原題)(2008年製作の映画)

4.2

チョン・モンホンは面白いな。
こういう展開かな…と予想してもいつも絶対そうはならないの。
二重駐車されて車を動かせなくなった男に降りかかるトラブル。
独特のブラックユーモアに、印象に残る映像。適材適所
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バナナ・パラダイス(1989年製作の映画)

3.8

ニウ・チェンザー演じる主人公のキャラもあってさほど深刻にならずに観ていられるけど、重い話だよね。

終盤の箸を落とすシーンからのもの凄い時間のジャンプにはビックリ。
この奥さんは謎だなーとずっと思って
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ジョニーは行方不明/台北暮色(2017年製作の映画)

4.2

2017のフィルメックスで見逃してその後も観る機会はありつつなかなかタイミングが合わなかった作品をようやく☆

台北に暮らす3人の登場人物。他人と関わる事に不器用な3人の距離感と交差。その描き方が素晴
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マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

4.0

「たかが世界の終わり」「ジョン・F・ドノヴァン〜」があまりピンと来なかったドラン作だけど今作は良かった。
(「Mommy/マミー」以前のドラン監督作は全て好きよ)

故郷のケベックを舞台に、原点回帰と
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鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

3.0

監督の好きな事、影響受けた事、やりたい事の全部盛り?みたいな感じが、観ててちょっと気恥ずかしくて、同じ感覚で観たターセム・シンの「ザ・セル」「落下の王国」と同じ箱に入れました。
終わり方は嫌いじゃない
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ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)

4.3

洗練のされ具合がただ事じゃなくて心底感心しながら観てたのだけど、見終わってあれこれ思い返してしまうのは「オールド・ジョイ」の事なんだよなぁ。

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

4.5

ウィル・オールダム演じるカートにかなり感情移入をしてしまった。
男二人の間にかつて何かあったのかも…と感ぐってしまったけど、ティーチインでの監督の話からはそういう事でもないような…。そうなると逆にます
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マーティン・エデン(2019年製作の映画)

4.0

「アルジャーノンに花束を」を連想しつつ、今観るのにちょっとしんどさもあったけど、とても良かった。
スーパー16mmでの撮影が記録映像と違和感なく繋がれ、映像も美しかったな。

幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

4.0

心温まるいい話ではあるんだけど、トム・ハンクス演じる主人公のキャラもあって、一筋縄ではいかない不穏さがあるのが凄く面白いよね。
そして改めて思う…トム・ハンクスって凄い俳優さんですね。

Some Freaks(原題)(2016年製作の映画)

2.3

最初のシーンの手持ちカメラのグラッとする感じから苦手な感じかも…と。
そこまで言っちゃダメ〜な事を散々言う主人公はコンプレックスに甘え過ぎ。単に性格悪いだけだろ…と言う気持ちにしかなれないよ。

<サ
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マイアミ・ブルース(1990年製作の映画)

4.5

終盤ジェニファー・ジェイソン・リーが淡々と言う「彼にもいい所があったのよ…」に続く台詞にやっぱぐっときちゃうんだ。

<サム・フリークスvol.9>