もさんの映画レビュー・感想・評価

も

点数は気分で変動します
目安2.0〜4.0 1.0、5.0は好悪の別

映画(241)
ドラマ(3)

ニーベルンゲン/クリームヒルトの復讐(1924年製作の映画)

3.1

愛、憎しみ、あらゆることは自分だけのものである。誓いや忠誠というレトリックは虚しくただよい、ただ己の真実のみがそこにある。
それはニヒリズムではなく、無常の人間が分かり合えないことの悲劇的真理ではない
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PASSION(2008年製作の映画)

3.1

薄ら寒い「感情」演技に流されることなく、全員がうわごとのようにセリフを述べていく。表情が失われていくが、それがむしろ「本音」を浮き彫りにさせているのだ。
教室シーンの怖さはすごい。

「寝ても覚めても
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祇園の姉妹(1936年製作の映画)

3.3

風刺喜劇。面白い。

骨董屋での細かいクロースアップが気になった。

西鶴一代女(1952年製作の映画)

3.0

過去を懐かしむには歳をとりすぎた女の悲哀。回想されるのはすべて現在の己であり、それは栄華にしがみつこうとする老いの醜さにも見えるが、女の価値を自己決定せんという尊き自尊心のようにも思える。
いずれにせ
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天気の子(2019年製作の映画)

3.3

100%のプロモムービー!?

という冗談はさておき、どちらかというと川村元気が2010年代カルチャー総決算として打ち出した感じはする。

エンドは新海なりの皮肉か


ネタバレあり→ https:/
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未来のミライ(2018年製作の映画)

3.5

家族、出産、成長、青春、夏、子ども、獣、テクノロジー、時間。一家の歴史であると同時に細田守自身の歴史でもある。
時空間をモンタージュしない演出がシナリオと呼応している点はおもしろい。

社会、産業によ
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ミュウツーの逆襲 EVOLUTION(2019年製作の映画)

-

ややコンテやカメラワークに緩慢なところがあるが、3DCG向けのアップデートはきちんと果たしている。OPシークエンスが少しもたつく。

ただ、98年版を知っている人にとってはこれまでにないサービスだろう
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太陽の王子 ホルスの大冒険(1968年製作の映画)

3.5

ムラ的アニメーション。スチルの場面が非常に残念。

「着替え」を通じて少年から青年へと描かれるホルス。『アン』、引いては高畑諸作品に通底する成長のあらわれか。

キツネとウサギ(1973年製作の映画)

4.0

フレームインフレーム、寓話、語られるアニメーション

話の話(1979年製作の映画)

4.0

「いつかの夕方、畑で、太陽がすでに地平線の上に低くあるとき、私はコンバインの運転手たちをみました。彼らはついさっきまで小麦を収穫していたようで、今は立ってタバコを吸っていました。畑にはまだ日中の作業の>>続きを読む

クライング・ゲーム(1992年製作の映画)

3.0

愛の世界としての彼岸に渡れるのは「女」のみであり、「男」は此岸に監禁される。此岸の男はジェンダー的ヘテロセクシュアリティを拒絶し、ブロマンスをのみ渇望する。その根底にあるのは「性 sex/gender>>続きを読む

きみと、波にのれたら(2019年製作の映画)

2.0

脚本がひどい。波のように話が前後し、喪失も成長も、キャラクターもなにもかも伝わってこない。
歴半年でロング→ショート、技も決めれるという超人ぶりまでは目をつぶるとしても、廃ビルでのヨウコは目も当てられ
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プロメア(2019年製作の映画)

3.5

今石、中島のミソは「反復」であるので、まぁ2時間弱の映画で存分に味わうことはできないだろう。
が、それは作品内だけでなく作品間にも現れる。要はファン向け。

アニメーションはほぼサンジゲン。
それはそ
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海獣の子供(2018年製作の映画)

3.8

見つけられたいが故に見つけられないようにするというパラドックスは「第二次性徴」期特有のものである。見つけられたいがための光は見つけられたときに消滅する。本人には見えない瞳の中にこそ見えるものがあり、宇>>続きを読む

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