オオハラメグさんの映画レビュー・感想・評価

オオハラメグ

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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.5

観た後とりあえず家に帰ってトイレ掃除した^_^

友人におすすめされていた石川さゆりの歌唱シーンに感動

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.8

漫画原作にしては起承転結は薄いが、実写なのに漫画での世界観空気感をそのまま再現してあり大満足

山崎賢人始めとする役者陣が豪華でビジュアルに華があるのがデカい気がする 
ただ主人公のマフラーが印刷感強
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

客観性を重視する裁判の様子とその中でも親との繋がりに向き合う子どもの心理描写の対比

主観と客観の狭間で親子の感情や関係性がぐちゃぐちゃになっていく 
裁判は社会の自浄作用としては当然必要なものだが、
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その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

4.3

たけし、全て格好良い 言動も容姿も全てが同じ解釈に収まる感じが素晴らしい

意志の表明として暴力を振るう人の、暴力に至るまでのプロセスや程度のさじ加減、今まで生活して本当にわからなかったけれどこれを観
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.4

全て哀れのようで全てが哀れではなかった
セットも衣装も撮影も美しかった

思考実験のような命題が次々と現れてはそれをあまりにも巧みに会話や演技に落とし込んでいるのはSFの醍醐味的な面白さがある

全て
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.0

結構興奮した。学生が三島に用意した議題の設定からセンスがあり面白いので、結局どう転んでも議論として大変面白い。こんなに面白く議論されるとその場にいた全員がどこか楽しんでいたのでは無いだろうか。確固とし>>続きを読む

(2023年製作の映画)

4.3

めっちゃ気味が良いアトラクションでスッキリしたし暫くは興奮してニヤニヤしちゃった。映画館で観て良かった。楽しいままあっという間に終わった。
秀吉たけしがビートたけし過ぎることもありバスターキートンのよ
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テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

3.9

修論期以来に観たけど最早リドリースコットの撮り方に懐かしさみたいな気持ちが湧き上がってくる

テルマの身長177、めちゃ高
雨のシーンが全部天気雨の土砂降り
かなり潔くアンチミソジニーに振り切る感じ、
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オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

4.2

素朴で変わったことなど何もないロードムービーなのにかなり心地良い残り方をする、凄く丁寧
ヨラテンゴのライブの後に観るとより気持ちがいいな、ルーシーは相変わらず絶好調犬

街と自然を繋ぐヨラテンゴの音楽
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

3.7

かなり久々に観た
わたしは一度観た映画を時間を置いて見返すのが好きなんだと思う

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.6

冒頭5分の臨場感と色を絞った構図の美しさが抜群に格好良かったと思う。けど数多のリファレンスを詰め込んで沢山のことをしようとしていた感が強過ぎる気がした。他のジブリの方が起承転結も世界観もスッキリしてる>>続きを読む

陽炎座(1981年製作の映画)

3.9

女の念や徒花のメタファーでかなり覆い尽くされているので、終始言葉や撮り方に惑わされて何を見ているのか不思議に思う感覚がある。
6割の理解のまま観進めていたら終わるような感じだが、セットが圧巻だし撮り方
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劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明(2020年製作の映画)

3.1

上昇負荷という大変面白い設定が便利に使われ過ぎてしまった感が少しだけある

ベスト・キッド(1984年製作の映画)

2.9

コブラ会を観てみたかったので先に元ネタを観ておこうと思い鑑賞したが、あまり面白いと思えなかった…でも確かにコブラ会をメインにしてオリジナルストーリーを作ったら面白そうだよねとは思った

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

3.7

後半の段々と張り詰めた緊張が爆発して抱えきれなくなる描写と、更にそれを浅くもとても大きい器のようなもので掬い上げる感じが良かった。

"うちに閉じ込めていた暗いものは、自分だけのものではあることは当然
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ブリジット・ジョーンズの日記(2001年製作の映画)

3.5

イギリス産のコテコテのラブコメを久々に観た気がする
嘘や勘違いに振り回される男女像、シェイクスピアの時代から延々と語られているが、ロミジュリにしても本作にしてもいつもどこか肩透かしを食らったような気分
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そんな彼なら捨てちゃえば?(2009年製作の映画)

2.8

10分観た時点で以前一度観たことに気付いた、記憶のカテゴリーがドラマだった感じ

タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.4

酷い頭痛で眠れなかったので久々に観た。
頭痛は和らがなかったが作品自体はいつでも美しくてとても格好が付いている。デニーロのマスキュリン厭世観に愛おしさを感じるなど
モヒカンが映ったシーンでなんとなくイ
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ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)

3.8

音楽やSEが凄く丁寧で心地良かった。
風にそよぐ粘土細工の髪がかわいい
暗い題材だけど優しいお話。脚本がセリーヌシアマだと観た後に知った。彼女の脚本にはいつも全体として綺麗に纏めあげるバランス感が卓越
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ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

3.4

数学者の映画を観ると大抵軍事利用の話になるけどどれぐらいリアリティのある(あった)相関関係なんだろう

統失のシーンでも光はどこか柔らかい
優しさで作られた伝記映画は温かみがあって良い

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

3.8

疲れる映画の後に観る一本としてめちゃくちゃ丁度良かった。脚本めっちゃ洒落てて綺麗だったし、会話のやり取りのテンポが心地良かった。時々観ながら少し涙ぐんでいた。
様々な二項対立要素と共通要素の中でデカい
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.3

筋書きとしてかなりよく出来ているし、演技もかなり良かったと思う、が、集中力を保てない疲れた時期に見るものではなく、観終わるのに3日掛かった、存外辛かったです^ ^

ジオストーム(2017年製作の映画)

2.9

アメリカ大統領ぐらいの権力を持つと人類滅ぼせるのか〜
設定は面白いのに単純に筋書きが面白くない。設定の美味しいところ、いくらでもあるような気がするのに全然活用出来てなかったような。もっと使って欲しかっ
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ベイビーティース(2019年製作の映画)

3.4

主人公が不治の病の設定なのに通院や服薬など目立った闘病のシーンが無く、髪が抜けたり吐き気あったりしても存外あっさりしているのがよかった。それだけに余命の短さにおける周りの感情描写が際立っていた気がする>>続きを読む

マイ・プレシャス・リスト(2016年製作の映画)

2.7

18歳大卒、ゆっくり考えられてうらやまし〜
そういう人で大学院行かないの日本では珍しいけどそれっていいね

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