とりももさんの映画レビュー・感想・評価

とりもも

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あのこと(2021年製作の映画)

3.8

あの事で現在も苦しむ女性は世界中に存在する。堕胎が犯罪であった頃のフランス。日々が過ぎてゆくにつれ大きくなる体の変化と不安。相手の男の態度!まるで他人事!このあたりも世界中、今も昔も変わらないのかも。>>続きを読む

アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー(2014年製作の映画)

3.6

存在感たっぷりのファションに身を包む95歳。決してファションに負けていないその姿に惚れ惚れ。ド派手だけれども彼女に似合っているしセンスの良さが溢れる。但しこれは若い頃から磨いてきたからこそ。ハイブラン>>続きを読む

パラレル・マザーズ(2021年製作の映画)

3.8

どうしてあの時直ぐに行動しなかったんだろう?最初から違和感を感じてたからこそ、直ぐに検査を受けたのだろうし。連絡を取れない様に真逆の行動を取るのは何故?そこから思わぬ展開で追い詰められて行く姿にちょっ>>続きを読む

流浪の月(2022年製作の映画)

3.4

誘拐事件の被害者と犯人の二人だけにしか分からない過去の繋がり。世間を騒がせた誘拐事件の被害者として「可哀想」を背をわされて生きてきた更紗と、事件から身を隠す様にひっそりと日々を送る佐伯文が偶然に再会す>>続きを読む

レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.0

結構前に見たのに感想書いてなかった。
東映創立70周年記念作品というビックプロジェクト。制作費をかなり注ぎ込んだ様です。まずは木村拓哉の若さ!この人ほんと若くてビックリ!綾瀬はるかの身体能力にウットリ
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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.8


子どもの行方が分からなくなるという不安に、見ていても焦りが伝わってくる。親の知らない子どもの真の姿が見えてくる所は切ない。弟!娘に何してくれてんねん!!ってなりますね。雨降ってくれて良かった!

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

4.0

夫や恋人に嫌気がさした女性2人の痛快ロードムービー!のはずが、とんでもない事件に巻き込まれ、そこから雪だるま式に…。あそこでの抑えきれない衝動は、ルイーズの過去の傷の大きさを物語る。途中現れる紳士的強>>続きを読む

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.6

かのGUCCIのこんな実話を映画化してしまっていいのか?と心配になりましたけど、既に経営者の中に一族の人は誰も居ないという事でOKなんでしょうか。
金と愛と権利と老舗一族のゴッタゴタ。出演者が豪華です
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世界で一番美しい少年(2021年製作の映画)

3.5

世界で一番美しいという形容が当てはまるのは、やはり間違いなくビョルン・アンドレセンでしょう。オーディションに現れた時点ですでに完成形の美しさで驚く。大抵の場合見つけられた時点から磨かれてゆくものでしょ>>続きを読む

トムボーイ(2011年製作の映画)

3.8

10歳の夏休み。ロールは引越し先でできた友達にミカエルと名乗り、男の子として認知される。子供の頃に感じる自分の性別、性自認とはどんな仕組みになっているのだろう。夏休みが終わって学校が始まると、どうして>>続きを読む

オートクチュール(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

引ったくりをした相手がディオール オートクチュールの引退間近かのお針子さんで、指先の器用さを見出され人生が開けてゆくシンデレラ的ストーリー。手に職は重要ですね。そこへ導いてくれる人の存在も。ディオール>>続きを読む

カモン カモン(2021年製作の映画)

3.8

それ程頻繁会っていたわけではない甥っ子の面倒を見る事になり、対応に戸惑たりコミュニケーションに問題が起こったり。子育てのマニュアルは完全スマホなんだなー。子どもたちにインタビューを行っていて慣れている>>続きを読む

クレッシェンド 音楽の架け橋(2019年製作の映画)

3.4

音楽は世界共通の言語。音楽が世界を繋ぐ。音楽=平和…だったら良いのに。
世界は、人々の想いは、何世代と繋がりとても複雑。この映画を理解するのに、イスラエルやパレスチナ、宗教、歴史等、私の知識不足を感じ
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旅立つ息子へ(2020年製作の映画)

3.6

障がいを持つ息子の将来を考え、父親と母親の意見が対立。息子の事を愛しているのはまちがいないが、父親は息子から離れられず自分の収入すらままならない。愛と言いながら、これは息子の自立を阻害してる。親離れ子>>続きを読む

マイ・ニューヨーク・ダイアリー(2020年製作の映画)

3.4

今もサリンジャーは読まれているのでしょうか?私も一時期サリンジャーを一気に読んでいた時期がありました。何がこんなにも惹きつけるのでしょうか。また読んでみようかな。
サリンジャー宛の熱烈ファンレターをシ
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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

4.2

恐ろしくて悍ましい復讐劇。何故自分が標的にされているのか全く身に覚えがない。
すっかり忘れてしまっていた事。自分の中ではそんなに重要ではない事として忘れ去っていた事が、人の運命を大きく変えていた。ここ
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アモーレス・ペロス(1999年製作の映画)

3.5

映画が始まった途端から見たことを後悔。何度も離脱しそうになる。あのわんこ達は大丈夫なんだろうか?あまりにもリアルでそればかりが気になってしまう。床下に入ってしまったわんこは早く救出してあげましょう。

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

昔見た様な気もするけど内容をすっかり忘れたと思っていたら、ケビン・スペイシーの登場で一気に内容を思い出す。
ケビン・スペイシーの怪しさが半端ない。これ初見の時には騙されたんだろうか?
警察はケビン・ス
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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.5

マッチョが本物のマッチョだった。あの母親が手を焼いて手放したと言うから、どんなハードな息子が登場するのかと思ったら、素直な良い子で逆に幼さすら感じるくらい。イーストウッドのご高齢を感じましたが、動きが>>続きを読む

悪魔のような女(1955年製作の映画)

3.6

裕福な子ども達が通う小じんまりとした寄宿学校。そこで校長とその妻と愛人が一緒に過ごしているという居心地最悪の学校。この校長が最悪な男で、愛人も妻も一体この男のどこに惚れたのか?疑問過ぎるのに、事件はこ>>続きを読む

君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

3.5

大学生の色々考えたりぐだぐだダラダラとした生活だったり、この時期にしか得られない大切な時間。それぞれ悩みを抱えて、それを話せる友人にも結構巡り合える時期なのかも。知られないように隠している事に気付く事>>続きを読む

幸せの答え合わせ(2019年製作の映画)

3.6

間違った電車に乗ったと気づいたら早く降りましょう。邦題から幸せ感じる映画かと思ったら全然違った。映画開始から妻の責め立てる様子にイライラしてしまう。あまりにも自分本位。夫がそれでも電車を降りなかったの>>続きを読む

ファミリー・ツリー(2011年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

昏睡状態になってしまった妻が可哀想でならない。夫が妻に関心がなかったのは明らかで、娘の対応に困るから目を覚まして欲しいと。こんな状況で発覚する妻の浮気。友達が言っていたように、彼女は何も反論できない。>>続きを読む

トガニ 幼き瞳の告発(2011年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

辛い。この映画に出演している子ども達の事も心配になる程なのに、これが実際に起きた事件とは。双子の校長の不気味さ。あんな卑劣な犯罪を犯し、決定的な証拠を突き付けても罪が軽いだなんて、そりゃ復讐したくなる>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.4

なかなか見る覚悟が出来なくて放置してたのをようやく見る。確かに上林(鈴木亮平)は怖いんだけど、暴力団の抗争というよりは狂った奴1人が暴走してる感じ。あの殺人現場から容疑者に繋がる物が何も出ないのは無理>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

3.8

親の意向で自分の家庭より経済的に裕福な層が通う高校に進学したレディ・ハードの日々。経済的な事で卑屈になったり、彼氏の問題だったり進学の問題だったり、この年頃の子の問題はやはりどこでも共通。娘を愛してい>>続きを読む

アメリカン・ハッスル(2013年製作の映画)

3.5

手間のかかるユニークなヘアスタイルとぶよんとでっぱったおなかの中年詐欺師はなぜだか不思議な魅力がある。実際の事件がベースになっているらしいけど、これFBIは大丈夫なの?市長さん達はトバッチリで、結局一>>続きを読む

ニューオーリンズ・トライアル(2003年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

銃乱射事件の責任を銃製造会社に問うという難しい裁判。被告側は裁判に勝つために陪審員に工作を仕掛ける。裁判の内容より陪審員の過半数を押さえる事が重要という事で、手っ取り早く陪審員の弱みを握る作戦。無くな>>続きを読む

名もなき歌(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ペルーで実際に起こった出来事らしい。出産の費用もままならない貧しい妊婦を、出産費用無料と騙し産まれた赤ちゃんを奪い秘密裏に海外へ養子として渡してしまう闇の組織。
出産直前まで働き一人で陣痛の中バスで移
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クリーチャー・デザイナーズ ハリウッド特殊効果の魔術師たち(2015年製作の映画)

3.6

実際には存在しないものを創造し映画の中で当然のように動き出し世界感を作り出すクリエイターの才能。映画の中で初めて見る宇宙人や怪物や恐竜、その造形や動きにワクワクして来たので見ていて楽しい。この分野の進>>続きを読む

バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

タイトルだけは知っていた作品。荒々しい内容だと勝手に思っていたのは、バッファローに引っ張られていたせいですね。バッファローは地名でした。刑務所を出所した男がその足で向かう場所と、その途中で巻き込まれる>>続きを読む

ディナー・イン・アメリカ(2020年製作の映画)

3.5

始まった途端、最後まで見終える自信がなくなる。少し我慢して見続けてみる…と、どんどん印象が変わってくる。最悪主人公がそんなに悪い奴ではないのかも?実は良い奴?バスに乗ってるだけで酷い言葉で罵倒しまくっ>>続きを読む

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.6

結婚と共に誰もが羨む生活を手に入れたはずだったけれど彼女の存在は蔑ろにされ続ける。新婚なのにこの状況って一体どういうきっかけで結婚する事になったのやら。妊娠後彼女は奇妙な行動が止められなくなる。異食症>>続きを読む

パコ・デ・ルシア 灼熱のギタリスト(2014年製作の映画)

3.5

ギタリストとして名前は知っていて、サブスクで曲を聞いたりしていたパコ・デ・ルシア。フラメンコギタリストとしての彼が新しいフラメンコを切り拓き旧世界から拒否されるのは、アルゼンチンタンゴとして認められな>>続きを読む

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.7

1,2作を見たなら、やはりキングスマンの始まりを見ておかねば。非暴力主義で過保護なくらい一人息子を危険から遠ざけようとする父親と、それに反発する息子。息子パートと父親パートがありハラハラと辛さと乗り越>>続きを読む

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.8

1作目で姿が消えてしまったガラハッド/コリン・ファースがこの2作目ポスターにしっかり存在しているので、どんな風に蘇ってくるのか期待。またもやハラハラドキドキ。やっぱりコリン・ファースのスーツ姿最強。エ>>続きを読む

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