豊島区民さんの映画レビュー・感想・評価

豊島区民

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あさひなぐ(2017年製作の映画)

3.3

原作既読。キャストは適材適所で原作キャラの雰囲気を活かしている。ただ、ギャグシーンの抜け具合が非常に微妙で、世界観を壊している。肝心の薙刀シーンも中途半端で、何故か劇伴もシーンと合っていない為、盛り上>>続きを読む

エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

3.4

SF設定やデザインは秀逸だけど、それを活かす為の脚本面で物足りなさが。後半の盛り上がりがイマイチで、ブツ切りな展開に最後まで乗り切れなかった。
体の奥底から込み上げてくる怖さがやや弱く、ホラー物として
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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

3.6

SFのアイディアとしては既視感あったけど、ネタなのかマジなのか、その微妙なラインが上手く画面に醸し出されることによって成立した作品。
終始演者の好演で適度な良い緊張感が保たれていて、特に高杉真宙と垣松
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.9

響く人にはめちゃくちゃ響きまくると思うこの作品。

人生とは人との出会い。他の誰でもない自分と君。運命という言葉で簡単に片付けてしまうには余りにも苦しい出会いと別れ。他者という存在を認識することで初め
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.9

家族や社会の時代性を鏡のように映し出す是枝作品らしいんだけど、本作はそうした作家性を突き詰めた究極系。
視聴者側の倫理観や解釈、見方を変えることで如何様にも受け取り方が様変わりする万華鏡のような作品。
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.3

超絶大傑作。
ゾンビ映画としては勿論、家族愛をテーマとした作品としても相当完成度が高い。
極限状態に置かれた時に人間の見せる真理が見事に描かれている。
定番ではあるものの、ストーリー全体の流れが愚直な
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傷物語Ⅲ 冷血篇(2017年製作の映画)

3.6

相変わらずエゲツない位の作画のリッチさだった傷物語。

無限の住人(2017年製作の映画)

3.0

原作未読。長い。冒頭一連のシーンでグッと引き込まれるのに、中盤がダラダラしてテンポが悪く、今ひとつ乗り切れない感じ。
後半の殺陣はそれなりに力が入っていたけど、何か平凡でしたね。
木村拓哉の演技は良く
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スプリット(2017年製作の映画)

3.5

多重人格をテーマとしたサスペンス・スリラー。多数の人格を見事に演じてみせたジェームズ・マカヴォイの好演が素晴らしい。若干単調なシナリオではあるものの、それでいて予断を許さない展開はM・ナイト・シャマラ>>続きを読む

ワイルド・スピード ICE BREAK(2017年製作の映画)

3.9

ハイレベルのアクションの洪水が怒涛のように押し寄せてくる感触。理屈なんて必要のない快楽の世界。シリーズのテーマである家族を様々な視点からより深く描いている。
今作のMVPは間違いなくジェイソン・ステイ
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トランスフォーマー/最後の騎士王(2017年製作の映画)

3.6

ロストエイジのモヤモヤした感触を吹き飛ばすかのようにシンプルな作りを徹底している印象。
ストーリーが纏まっており、アクションの醍醐味をより純粋に楽しませる演出効果を生んでいる。
ただ、安定して疑問符が
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ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

3.5

攻殻機動隊シリーズの良い所取りをしている感。上手く纏めたなと思う反面、突っ込みたい設定や展開が多々あるのは事実。世界観をベースにした1本の実写作品として観て、アリかナシかと言えばアリ。良く言えば単純明>>続きを読む

スパイダーマン ホームカミング(2017年製作の映画)

3.7

MCU作品の中でもそれなりに“らしい”作品に仕上がっていて、安定して楽しめた。
ヒーローとヴィラン、大人と子供の対比構造が端的に描かれていて分かり易い。
全体的にやや軽い印象も受けるが、キャラ造形が作
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パターソン(2016年製作の映画)

4.0

作中で読まれる詩の数々と同様、本編自体が詩的な構造を持った作品。
一見いつもの毎日と同じ様に何気なく過ぎ去ってゆく日々や出来事にもそれぞれ意味があって、それを堪らなく愛おしく大切にしたいと思いたくなる
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.5

IMAX全国一斉特別試写会(T・ジョイPRINCE品川)

これまでのクリストファー・ノーラン作品と一線を画する作品という印象。
緻密に作り上げられたスペクタクル作品という意味でノーラン作品らしい一方
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エル ELLE(2016年製作の映画)

3.8

『ELLE』
サスペンス物としてしっかりとした作品である以上に1人の女性、人間の尊厳や矜持の物語として楽しむ。
ジェンダー論やフェミニズム論という既成概念的な枠組みを乗り越えてくる感覚があって、受け止
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ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章(2017年製作の映画)

3.4

偉大な原作のことはこの際忘れよう。
前半が非常に冗長的で野暮ったいテンポで進むが、中盤以降スタンドが出てくると途端にスクリーンが引き締まって釘付けになる。
海外ロケのチグハグさは笑い所として、頑張って
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

3.6

DC作品の根底を成す神話性をある程度残しつつも、ヴィランの不在がヒーロー物としての物足りなさを感じさせる。
その分、映るだけで期待感を持たされてしまうガル・ガドットのビジュアル的インパクトが強烈に印象
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HiGH&LOW THE MOVIE2 / END OF SKY(2017年製作の映画)

4.3

超絶大傑作。
これまでのTV版や劇場版等を観ていなくても、冒頭で設定や登場人物を簡潔に説明してくれるので、初見でも充分に楽しめる作りになっている。
THE MOVIEからアクション増し増しで強烈な印象
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打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

3.2

岩井版と比較して端的に言えばくどい。岩井版が如何に絶妙なラインで収めているか。45分という尺に過不足なく、途轍もなく上手く物語として完結させているのか、その妙を感じざるをえない。

それに対して本作の
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.5

超絶大傑作。
エドガー・ライトはセンスの塊としか言いようがない。
全編において劇伴と映像が寸分の狂いもなく、精緻にそれでいて大胆に、鮮やかにそれでいて泥臭く、見事にハマり過ぎていて、冒頭から観ていて「
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ブレンダンとケルズの秘密(2009年製作の映画)

4.0

「ケルズの書」に代表されるアイルランドの古き良き伝統と自由で壮大なトム・ムーア監督のイマジネーションがアニメーションという形をとって見事に結実した作品。
絵本を読んでいるかのような感覚に囚われる、繊細
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ウィッチ(2015年製作の映画)

3.4

不思議な軽重というか質感を感じる。
あからさまな怖さのアピールをしてこない、ホラーとしてしっかりとした芯のある怖さを秘めた作品。
全体的に派手さはないが、一つ一つの積み上げを終盤まで上手く繋げている構
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カーズ/クロスロード(2017年製作の映画)

3.8

敢えて言うならカーズ3。
2を無かったことにするのかという程、1に対する正統なアンサーという位置付け。
途中まではありがちな世代交代ものかと思わせつつ、ラストまできっちりとまとめてくるのは流石ピクサー
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パワーレンジャー(2017年製作の映画)

3.5

『パワーレンジャー』
チーム結成までの過程が長いが、パワーレンジャーに選ばれたのに変身できない彼らなりの葛藤を捉えた心理描写が丁寧で好感が持てる。
バトルに関しては日本の戦隊ヒーローお馴染みの要素が削
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ライフ(2017年製作の映画)

3.5

SFホラーとしてはやや物足りなさを感じなくはないが、特別可もなく不可もなく、SF作品として普通に楽しめる、エイリアン+ゼロ・グラビティ。

カメラワークにやや窮屈感を感じたが、舞台となるISSの無重力
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メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

2.6

ストーリーが単調で観ていてつまらない。

ジブリを継承するという意気込みだけは良いが、過去のジブリ作品(特に魔女の宅急便)のパーツを切り貼って作った感、既視感に満ち満ちている。

レイアウトからキャラ
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.6

前編の正統進化系。
アクションに更に磨きが掛かっており、頭空っぽにして無心で楽しめる。
特に銃を使った近接戦闘が洗練されており圧巻。
ただ、前作でブギーマンに戻った理由がアホらしかった事と比較して今作
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美しい星(2017年製作の映画)

3.9

原作未読。SF的要素に富んだ設定を活かしながら、シュールな演出の数々を繰り出してくる切れ味が非常に抜群。

笑い自体が相当シュールなので、笑うところと笑うべきではないところの境界線が非常に微妙。

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ディストピア パンドラの少女(2016年製作の映画)

3.2

SF要素モリモリな点は好感が持てるが、ストーリー構成がイマイチ。

冒頭の掴みは面白いのに、後半の展開が物足りないし、他のゾンビ物と比較して目新しさに欠ける。

ゾンビ(ハングリーズ)の設定に若干疑問
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怪物はささやく(2016年製作の映画)

3.8

少年が見る夢と現実、そして4つの物語。

夢を単なる虚構としてではなく現実の表裏として捉え、思春期の少年が如何にして現実を受け入れこれと向き合っていくのか、その物語を紡いでいくアイディアがユニーク。
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リヴォルト(2017年製作の映画)

2.0

B級ならB級なりの作り方、攻め方があるはずなのに、全てが中途半端でつまらない。

突っ込みどころが多々ある上に、ストーリーも極めて凡庸で、はっきり言って何がしたいのか分からないまま終わってしまう。
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