豊島区民さんの映画レビュー・感想・評価

豊島区民

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我は神なり(2013年製作の映画)

3.7

『新感染』のヨン・サンホ監督作品。
神と悪魔をモチーフにした韓国映画という点で『哭声』に通ずるものを感じる。
目の前に突きつけられた現実と神の声、どちらを信じるのか。
親子の物語としては『新感染』とは
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GODZILLA 怪獣惑星(2017年製作の映画)

2.3

『ゴジラ』である必然性なし。この時点でアウト。
いつものポリゴン・ピクチュアズ作品であり、それ以上でもそれ以下でもない。怪獣映画ではなくただのSF映画。冒頭から序盤の流れ・背景設定などはシドニアの騎士
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.7

男と女の情愛、ドロドロの人間の本質が描かれていて良い。前半のゆったりとした展開から後半のサスペンス調に転調していく構成も面白い。ラストの筆舌に尽くしがたい後味の悪さが最高。阿部サダヲと蒼井優がとても素>>続きを読む

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

3.8

圧倒的画力。OPで既に優勝している。観客を作品の世界に引き込む力に溢れており、スタイリッシュでエッジが効いている。現実世界(過去)と本の世界の二重構造が上手くリンクしており、構成が見事。観客の想像力を>>続きを読む

予兆 散歩する侵略者 劇場版(2017年製作の映画)

3.8

スピンオフ作品だが、基本設定は同じで、別アプローチによるスタンス。とにかく東出昌大が気持ち悪くて最高。人間としてどこか重大な部分が欠落している様を見事に演じられていて驚嘆。人間とは何か、人間を構成する>>続きを読む

アナベル 死霊人形の誕生(2017年製作の映画)

3.8

シリーズ初見。
これほどまでの圧倒的な恐怖感を植えつけてくる感覚は中々味わうことができない。
映像による視覚的な訴えかけも然ることながら、視聴者に想像させることによる感覚的な恐怖感が実にリアルに感じら
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劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel I. presage flower(2017年製作の映画)

2.5

作画面を含めた見せ場はライダーvsアサシンのみ。
全体的にテンポが緩すぎ、終始退屈。桜に特段の思い入れがなければ正直厳しい内容。

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

超絶大傑作。
ギレルモ・デル・トロの集大成的作品。これまでの作品の良い所を活かしつつ、更なる新境地を開拓してしまった、完全に一つ上のステップに上がった印象。
作風は、官能的であり、情熱的であり、それで
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.7

良作。
人間が感じる恐怖をピエロという象徴を使って見事に描写出来ている。
現実と空想の微妙なラインを見事に突いており、恐怖感の増幅に一役かっている。
全体の構成も良く、適度に怖い。
ただ、劇伴での盛り
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マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

3.6

良作。
MCUにおけるソーというキャラクターが上手く深掘りされている印象。
過去3作の中では全体的にバランスの良い内容だけど、中盤のバトルロイヤルが退屈。
アクションもやや単調な感じだが流石の物量で魅
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セブン・シスターズ(2017年製作の映画)

3.6

人口問題を抱えた未来の管理社会を舞台としたSFスリラー。
SF設定自体に特段の目新しさはないものの、カレン・セットマン“達”に魅力がある。
ストーリーもテンポ良く進み、終盤の盛り上げ方も退屈しない。
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シンクロナイズドモンスター(2016年製作の映画)

3.2

ワンアイディアの勝利。
本筋としてはアン・ハサウェイの恋愛遍歴話だけど、そこに怪獣ロボット特撮要素というアイディアを盛り込むだけで、こうも面白く出来るのかと唸らされる。
アン・ハサウェイのダメ女っぷり
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HiGH&LOW THE MOVIE3 / FINAL MISSION(2017年製作の映画)

2.5

はっきり言って失望させられました。THE MOVIE 2(★4.3)の方が圧倒的に良かった。

HiGH&LOWという作品に一区切りをつけるという意味合いにおいては意味がある内容なのかもしれないが、映
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アトラクション -制圧-(2017年製作の映画)

2.8

至って凡庸なロシアSF。映像的には冒頭の宇宙船迎撃・墜落が一番の見せ場で、他は至って普通。強いて言うなら強化スーツくらい。
テーマとしても、人類に希望を見出した宇宙人と野蛮な地球人・大衆による対比構造
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SING/シング(2016年製作の映画)

3.8

癖のある個性的なキャラクター達が失敗を繰り返しながらもドン底から這い上がるサクセスストーリーという王道な内容ではあるものの、歌やダンスパフォーマンスが持つ力に持って行かれる。
幅広い世代(若い女性、主
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.9

人種に対する視点の持ち方に唸らされる。
ある一つのアイディアを十二分に活かす為のシナリオ構成、演出共に素晴らしい。
後半の展開は当初予想していたストーリーから見事に裏切られるが、日常から非日常へと移行
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

4.2

傑作。
画面から滲み出てくる日本的感覚の自然さが余りに見事であり、1本の物語として実に高い完成度を誇る。
ストップモーションとは思えない程の表現の豊かさ・繊細さにも驚嘆。劇中に出てくる折り紙の如く、命
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.3

SF作品としては最高傑作級の出来栄え。私の好きな、観たかったSF。科学技術の発展の先にある、人間の定義とは何か?人間の在り方とはどうあるべきか?という問いかけに対して真摯に向き合っている姿勢は評価に値>>続きを読む

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.4

見せたい映像や聴かせたい音楽を優先するあまり、作品全体としてのバランスが悪い印象。
回想していくという構成からしてそうなんだけど、カット毎に良いシーンがあったとしても、流れの中で意味あるものじゃないか
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バリー・シール/アメリカをはめた男(2016年製作の映画)

3.0

アメリカを嵌めたつもりがアメリカに嵌められていた男の顛末話。
事実を基にしていながらどことなく現実感もなく、舞台設定の割には激しいアクションやスリリングな展開で魅せるといった工夫もなく、全体的に起伏な
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.4

傑作。
米国銃規制強化法案をめぐるロビー活動の攻防戦が、息つく暇もないテンポの良い会話劇で繰り広げられる。
大幅ではないにしろ、時間軸を弄ることで、先の展開を期待させる構成が見事。伏線の張り方も秀逸で
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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

3.4

前半部分の冗長さ、盛り上がらなくてはいけないはずの終盤にある見せ場のやっつけ仕事感・チグハグさにやや不満が残る。
何より、全編通して人間側の行動がいちいち稚拙でツッコミ所満載なので観ていて萎える。
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.6

ベタベタな動物感動モノだけど、動物を取り巻くシビアな環境描写も盛り込まれている。
ただ、わんこがひたすらポシディブに全力で犬生を生きていくので、観ていて勇気付けられる。
何より、人と動物との関わり、人
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アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

3.5

全員暴走のキャッチコピーの通り、やりたいことをキッチリとやり尽くしているので、割とアッサリした後味。
シリーズを通して、バイオレンスと仁義、そしてちょっとした笑いというテーマにおいて、北野武の映画に対
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.0

人種や性別なんてクソ食らえ!とでも言うかのように、超個性的な登場人物が数字やプログラミング能力を武器に、差別社会と闘っていく様を痛快に描く。
ただ重いテーマとは裏腹にポップでオシャレな60年代カルチャ
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ソウル・ステーション パンデミック(2016年製作の映画)

3.4

韓国色が色濃く出ている作品。
経済格差や貧困といった現代韓国社会の負の側面を随所に描きつつ、『新感染』の前日譚であるゾンビ映画としても充分に満足できる出来栄え。
ダークで救いのないストーリーとも相まっ
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ユリゴコロ(2017年製作の映画)

4.0

超絶大傑作。
人が生きていくための拠り所となるもの、自己と他者との関係性といった哲学的側面を垣間見せながら、ミステリー的要素でも楽しませてくれる見事な作品。
構成が見事でパズルのように全体像が形成され
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亜人(2017年製作の映画)

3.4

アニメ版よりアクションに特化した実写版。
人間関係やキャラ描写をバッサリと切った見返りとして、スピード感とテンポの良い画面作りになっている。
亜人の特性を活かしたアクション、IBMのCGは頑張っていた
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あさひなぐ(2017年製作の映画)

3.3

原作既読。キャストは適材適所で原作キャラの雰囲気を活かしている。ただ、ギャグシーンの抜け具合が非常に微妙で、世界観を壊している。肝心の薙刀シーンも中途半端で、何故か劇伴もシーンと合っていない為、盛り上>>続きを読む

エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

3.4

SF設定やデザインは秀逸だけど、それを活かす為の脚本面で物足りなさが。後半の盛り上がりがイマイチで、ブツ切りな展開に最後まで乗り切れなかった。
体の奥底から込み上げてくる怖さがやや弱く、ホラー物として
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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

3.6

SFのアイディアとしては既視感あったけど、ネタなのかマジなのか、その微妙なラインが上手く画面に醸し出されることによって成立した作品。
終始演者の好演で適度な良い緊張感が保たれていて、特に高杉真宙と垣松
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.9

響く人にはめちゃくちゃ響きまくると思うこの作品。

人生とは人との出会い。他の誰でもない自分と君。運命という言葉で簡単に片付けてしまうには余りにも苦しい出会いと別れ。他者という存在を認識することで初め
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.9

家族や社会の時代性を鏡のように映し出す是枝作品らしいんだけど、本作はそうした作家性を突き詰めた究極系。
視聴者側の倫理観や解釈、見方を変えることで如何様にも受け取り方が様変わりする万華鏡のような作品。
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.3

超絶大傑作。
ゾンビ映画としては勿論、家族愛をテーマとした作品としても相当完成度が高い。
極限状態に置かれた時に人間の見せる真理が見事に描かれている。
定番ではあるものの、ストーリー全体の流れが愚直な
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傷物語Ⅲ 冷血篇(2017年製作の映画)

3.6

相変わらずエゲツない位の作画のリッチさだった傷物語。

無限の住人(2017年製作の映画)

3.0

原作未読。長い。冒頭一連のシーンでグッと引き込まれるのに、中盤がダラダラしてテンポが悪く、今ひとつ乗り切れない感じ。
後半の殺陣はそれなりに力が入っていたけど、何か平凡でしたね。
木村拓哉の演技は良く
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