TOT

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2015年からの鑑賞記録。スコア5.0:オールタイムベスト/4.5:大好き/4.0:好きor良い/3.5:面白いor友達におススメ/3.0:そこそこ/2.5:まあまあ/2.0:だ…

アメリカから来たモーリス(2016年製作の映画)

3.4

アメリカからドイツの街ハイデルベルクに移住して来た父子家庭の黒人少年モーリス。
唾棄したくなるほどステレオタイプな差別と無理解に、ヒップホップ版シング・ストリートのような恋と音楽の相関。
でもメンター
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Kicks(原題)(2016年製作の映画)

3.4

サイドキックのスニーカーを盗まれた15歳の少年ブランドン怒りの追走劇。
イーストベイに住む少年にとっていかにスニーカーが(しかもエア・ジョーダン1。多分偽物だけど)彼をクールに武装させてくれる、勇気を
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キングス・オブ・サマー(2013年製作の映画)

4.1

好き。めっちゃ好き。
うるさい親から離れ、森に行く少年3人のひと夏の冒険譚。
まだ似合わない髭を整えて仲間と作るマイハウス、マイルール。
ストII、森の中のドラムや剣遊び、ゲームサウンドっぽい劇伴、ピ
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.7

‪もうこれ以上iPodが存在感を放つ映画を観ることはない気がする。
脚本とカメラ編集の妙による音ハメ半端なく、青春と犯罪を音楽が結びつけてチャーミング。
(ただ、いちいち画をキメてこようとするので、も
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いつも心はジャイアント(2016年製作の映画)

3.2

あなたが思うより私の世界は広く、私は幸せ。
難病と差別、スポーツを通じた仲間との連帯をただの感動ものに落とし込まず、ドキュメンタリータッチな現実と、ファンタジックな空想世界を共存させる。
現実より空想
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草原に黄色い花を見つける(2015年製作の映画)

3.3

1980年代末のベトナムの自然豊かな村、情けなく繊細な兄と利発闊達で兄思いの弟を中心に、厳しい両親、ガキ大将、気になるあの娘との交流を優しく描いた作品。
弟いい子すぎるし、兄ちゃん抱き締めたい。
戦争
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キングのメッセージ(2016年製作の映画)

3.2

殺人率が世界一高い町、南アフリカのケープフラッツからLAへ妹を探しに来た、めちゃ強な兄ことチャドウィック・ボーズマン。
武器はチェーン!も少しツイストしてほしさある直線的なストーリーだけど、ヴェルツ監
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ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(2016年製作の映画)

3.5

レジスタンスによる暗殺計画と、その大きな代償。壮絶な拷問と銃撃戦、スーパー16mmで撮られたざらっと温かい映像の中で際立つキリアン・マーフィーの白い肌と青い瞳の美しさよ。
キリアンとジェイミーという甘
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スパイダーマン ホームカミング(2017年製作の映画)

3.8

‪OPとED曲最高。
学園青春もの×ヒーローアクションと、アメリカ映画の良いとこを掛け合わせたよう。(ジョン・ヒューズは偉大)
良いとこばかりで食い足りなさもあるけど、ピーターの成長とともに育ってくん
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少女ファニーと運命の旅(2016年製作の映画)

3.6

13歳のユダヤ人少女ファニーが妹と施設の仲間を率いて国境に向かう命懸けの旅。
実話をもとに、大人が始めた戦争の中で必死に生きる子供、子供を守る大人、子供を撃つ大人を、誠実に映し出すローラ・ドワイヨン監
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エブリシング(2017年製作の映画)

3.4

これは夢?と思うくらい(映画です)ロマンティックなYAもの。
血中ときめき濃度の上がりすぎて胸が苦しくなる。
とにかく主演の2人がかわいすぎてひどい。
アマンドラの丸みボディ美しすぎる。
ニック王子様
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静かなる情熱 エミリ・ディキンスン(2016年製作の映画)

3.2

チクタクチクタク同じ時を刻んだ兄妹、やがて遠くひとりになる私。
家族、シスターフッド、宗教観、南北戦争、淡い恋を交えて描かれる詩人エミリ・ディキンスンの生涯。
周囲との会話の応酬に彼女の知性を見て、あ
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夜明けの祈り(2016年製作の映画)

3.4

戦場の外で起こる魂の殺人。
忘れたくてもそうさせてくれない身体の変化。
変化から生まれる感情。
苛烈な現実と信仰の折り合いがつかないと言うマリアの「信仰は24時間の疑問と1分の希望」という台詞にハッと
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さよなら、ぼくのモンスター(2015年製作の映画)

3.8

少年が広い海に漕ぎ出す前の、夢と現実、淡い恋、カミングアウト、精神的親殺し。
第二のドラン的な評判を聞いてたけど元々そんな期待はせず見に行き、開始早々からドランじゃなくてひと安心。
とはいえ、ニール・
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俺たち ポップスター(2016年製作の映画)

3.2

とりあえず叫べ〜騒げ〜とばかりに、どこまでもアホで下らないのにちょっとしんみりしてしまうロンリー・アイランド記念アルバム映画。
ミュージシャン、俳優と色んなカメオに笑ったけど(皆んな達者だなぁ)なんか
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ブレンダンとケルズの秘密(2009年製作の映画)

3.5

曲線の愛らしさとリズミカルな動き、アガる音楽。シンプルなストーリーに、アニメーションの面白さがいっぱい。
3分割画面は最初、ほほ〜…て見てたけど後半効いてきて、うぉー!と高まりました。
『ソング・オブ
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リベリアの白い血(2015年製作の映画)

3.7

リベリアのゴム農園からニューヨークのタクシー運転手に。
祖国を離れ移民となっても変わらぬ過酷な労働、消えない内戦の傷。
信仰や仲間、家族との喜びも束の間、辛い現実に引き戻される。
それでも、ゴムがタ
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ブランカとギター弾き(2015年製作の映画)

3.1

少女ブランカと、盲目のギター弾きピーター。
フィリピンのストリートチルドレンの生活、スリ、人身売買など御伽噺のようにシンプルに描くも少し類型的。
中盤は少し魔法(演出)不足に思えたけど、カラフルな街並
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マイク・バービグリアのジョークの神様、ありがとう!(2017年製作の映画)

3.7

マイク・バービグリアのスマートさがよくわかるスタンダップコメディ。
『Sleepwalk with Me』で急遽30分の舞台に立つのに10分しかネタが無いと慌てていた彼演じるマットとは大違いの70分。
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スリープウォーク・ウィズ・ミー(2012年製作の映画)

4.0

マーク・バービグリアの半自伝的物語。
スタンダップコメディアンとしての成功を夢見て邁進する主人公マットと、彼とともに生きようとするもすれ違う彼女。
進む道の先に違う未来が見えている2人が共にいる不幸せ
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ジョージア(1995年製作の映画)

4.2

間違いなくジェニファー・ジェイソン・リーの代表作。
カントリーミュージック発祥の地と同じ名前を持ち、カントリーの人気歌手となる姉ジョージアとは対照的に、酒と薬に溺れながら場末の酒場で歌うロック歌手の妹
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ローサは密告された(2016年製作の映画)

4.0

飴やアイスと同じように小分けされる麻薬、道徳も愛も全てが紙幣に変えられる、警察も法律も守ってくれない、血の繋がりだけがセーフティネットの街。
ローサとその家族、スラムの人々、警察のやり取りを淡々と重ね
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ダイ・ビューティフル(2016年製作の映画)

3.5

死化粧の下にある、波乱万丈の人生。
思い出の詰まった箱をひっくり返したようにしっちゃかめっちゃかに振り返る演出は、楽しい笑いとともに悲しい出来事を乗り越えてきた彼女のカラフルな美しさを印象づける。
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ウィッチ(2015年製作の映画)

3.3

不信、黒い生き物、良くないものは暗闇からやってくる。
全篇にわたる暗さの中アニヤ・テイラー=ジョイの金色の髪と肌の白さが際立つ。
悲しい物語のラストはちょっと気を吐きつつ(笑いも可)アニヤのアイドル的
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君はひとりじゃない(2015年製作の映画)

3.4

父、娘、セラピスト。
死体、摂食障害、スピリチュアル、それぞれの体への距離、人との距離。
日常の不和とオカルトがユニークなテンポで進み、あっと笑いと涙のラストに至る気持ち良さ。爽やか。
みんな良い顔
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市民(2016年製作の映画)

3.7

ハンガリーで市民権を求めるナイジェリアからの移民ウィルソン、難民キャンプから脱走したイラン人シリン、ウィルソンをサポートするマジャール人マリ。
三人の出会いにより、職場や隣人との日々の生活で建前に隠れ
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ぼくたちのチーム(2016年製作の映画)

3.8

マチズモが支配する閉鎖的な寄宿学校で出会う、主人公ネッドと転校生コナー。
友とスポーツと音楽、セクシュアリティに向き合い“自分”になる学園コメディ。
最近観た10代のカミングアウトとアウティングを描い
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(2014年製作の映画)

1.5

過剰さから空虚さに至るノーコントロールの不条理劇。
設定と役者の顔、冒頭の展開に良さがあるのはわかるが、それ以外は辛い。
丸でなく球である物体は、後半どんどん意味を失っていくのにビジュアルの質感があり
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ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

4.0

不世出の天才と、その家族の肖像。
才能、生まれた国、家族離散、時代、先生や友人との出会い、映し出される天才の「理由」に圧倒されながら、背景にあるソ連崩壊後のウクライナの経済状態について考えずにはいられ
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たぶん明日(2016年製作の映画)

3.0

ストレートの親友ジェスに密かに想いを寄せるレズビアンの女性アレックス。
互いの気持ちに向き合う過程をゆっくり追う。
ふたりと元カノのキュートな語らい、彼女たちのファッションも素敵。
マニラのLGBTQ
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ウーナ 13歳の欲動(2016年製作の映画)

3.5

私は愛されていたのか、それとも単にあなたの小児性愛の対象だったのか。
15年前を遡る男女によるHe Said, She Saidの会話劇。
実際に起きた事件からインスピレーションを受けたデヴィッド・ハ
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ハートストーン(2016年製作の映画)

3.4

北欧映画のずっしりした重さ。
性に目覚める時期の衝動と残酷さ。
羊は野犬に襲われ、カサゴは醜いと足蹴にされる。
誰にも明かすことができない苦しみを、部屋に篭って、または水に潜らなければ、叫ぶこともでき
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17歳にもなると(2016年製作の映画)

4.2

17歳の少年ふたり反発したり惹かれたり、それぞれの家庭の事情、母親の苦しみ、彼らを包む豊かな自然。
なんとなく先は読めるかな〜ってゆったり構えてると、え?っと意外なシーンやエピソード、あけすけな性描写
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マッド・メアリー(2016年製作の映画)

3.7

どうしても人を傷つけてしまう不器用なメアリーの生き辛さ、傷つきながら彼女を見守る周囲の人々の辛さ。
メアリーの文句ありげに下がった口角、睨むような目つき、安全地帯のベッドの惰眠、細かいカットの積み重ね
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迷い子たちの物語(2017年製作の映画)

3.5

‪台湾の医学生ジェリー、フィリピン人のアレックス。
人種も言語も異なる、ゲイとストレートの青年‬ふたりが友情を育みながら、彼らのアイデンティティの根幹、家族にまつわる苦しみが次第に明かされていく。
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キキ ―夜明けはまだ遠く―(2016年製作の映画)

3.7

80年代NYハーレム「ボール」のゲイカルチャーを描いた『パリ、夜は眠らない』から四半世紀を経て更に深刻化する若者の貧困、差別、HIV感染、そしてそれらに更に暗い影を落とす、来たる政治。
それでも変わら
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