joyさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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パラサイト 禁断の島(2019年製作の映画)

2.2

面白くなりそうな舞台の割には、もやもやする展開。

更生プログラムで無人島に放置ってさすがに無茶なような。

せっかくラブロマンスにもっていったんなら、彼女の2面性を生かして、ドラマを作り出すこともで
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ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

じんわりとくるいい映画だと思う。

肩透かしを食らう感じもあるが、兄弟に感情移入いていたので、むしろ無事に済んでよかったと思った。

デコボコの兄弟って確かにこんな感じ。

四人対提督勢力の必死の展開
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

胸くそ悪い映画。

観てると気分が悪くなる。

しかし時に展開を楽しんでいる自分もいることに、映画というものの恐さを感じる。

特に始めのほうはそれを意図して作っていたのかもしれない。

いやな映画で
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ナポリの隣人(2017年製作の映画)

3.5

これを観ると仲のいい親子は本当に幸福なのだなと思う。

しかし軋轢のある親子でも、心のどこかでは仲良くなりたいと思っていたりするのだろうか。

それもきっかけがなければ実現しないのだろう。

この親子
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.0

評価を悩ませる映画。

まず寝不足の状態で観ないほうが良い。

なぜなら眠気を誘いやすい映画といっていいから。

しかしそこを乗り越えれば、見たことのない不思議な世界へ連れて行ってくれる。

映画内の
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誰もがそれを知っている(2018年製作の映画)

3.8

アスガー・ファルハディ、濃密な家族ドラマを見せてくれることに関しては信頼していいと思う。

真実の告白、という点が一番印象深い。

何もなければ言わなくて済んだ事実を、ある事をきっかけにして露わになる
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ピアッシング(2018年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

原作はよく知らないが、原作を知っていたらもっと楽しめたのだろうか、いや知らないからこそ楽しめる部分もあったと思う。

どのくらい忠実に作られているとか、どこがアレンジされているとかは分からないが、謎の
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ベン・イズ・バック(2018年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

母親の息子に対する立場は最初から一貫して変わっていない。

しかしそれ以外の立場からの視点を、ほかの家族が提供してくれている。

家族みんなが助けようとしていない設定が、とても重要な視点を与えてくれる
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レプリカズ(2018年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

どうもこの主人公にはついていけない。

やっていることはあまりに非倫理的なのに、どうしてそこまで悩む。

ここまでのことが出来るなら、もっと狂っているべきでは。

どう考えてもバッドエンディングにしか
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アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場(2017年製作の映画)

2.7

最近は対テロ戦を舞台にした、戦場の映画が多い印象があるが、こういった本格派の戦争映画も無くなってほしくはない。

国のため、家族のため戦った人たちを忘れないための映画。

ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)

2.8

周りの状況が不明確なだけに、不安が広がる。

反対に映画としては危機がどの程度迫っているかが明確でない。

銃声との距離感がもう少しあれば良かった。

死がすぐそこにあるという緊迫感は、状況の割には薄
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

4.1

事実をもとに、ではなく現実の当事者のインタビューを交えながら、描いている。

これがドラマ以上により深刻に響いてくる。

これがケイパームービーでないのは明らか。

現実に生まれる罪と罰の重みを感じさ
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少女Aの殺人 容疑者ドロレスは、本当にカミラを殺したのか?(2018年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

これはどう観ればいいのだろうか。

映画自体が観る側をミスリードしているようにも思える。

主人公が無実で、真犯人が見つかるなら、この映画は彼女の無実を肯定しているとはっきり分かるが、真犯人は見つから
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魂のゆくえ(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

なかなかの曲者。

是非は別として、ものすごく強烈なメッセージ性を含んでいる。

映画自体は静かに淡々と、しかし確実にじわじわと不穏さを増してゆく。

作り手としてはおそらく、これ以外ないという理由で
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ハロウィン(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

これは複数の友人と、ワイワイやりながら見ると、楽しい映画かもしれない。

テンションが上がるポイントがいくつか用意されてるし、親子三代の家族ドラマとしても観ることができる。

しかし、一番の恐怖を与え
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バイス(2018年製作の映画)

2.5

テンポがいい、それは確か。

しかし面白いかどうかは・・・

事実をもとにして個人の実像をシニカルに見せるというのは、どうもしっくりこない。

肌が合わないといったほうがいいかもしれない。

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.0

映画的な演出のために、リアリティが無視されている部分が無いではない。

しかし、ほとんど電話の会話劇のみでここまで惹きつけるのは、称賛に値する。

内容だけを見れば、もっと人物造形が加えられた、もっと
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マスターズ・オブ・ホラー(2018年製作の映画)

2.2

オムニバス形式のホラー映画。

内容が粒ぞろいならオムニバスの意味があるが、はたしてこれはどうか。

興味深く見れたのは最後の一作のみ。

相当コアでなければ、それぞれに魅力を見出すのは難しい。

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.1

時代的な要請だとか、実話ベースだとか、評価の方法はいろいろあれど、この作品の何が一番面白くさせているかというと、結局キャラクターが魅力的なことに尽きる。

この2人のキャラクターは、性格も人種も違えど
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ある少年の告白(2018年製作の映画)

4.0

多くの人に勇気を与える内容。

必ずしもLGBTに限らず、理不尽な拘束を感じている人には、そこから飛び出す勇気を与える。

同じような内容で興味があるなら、クロエ・グレース・モレッツの「ミスエデュケー
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ラ・ヨローナ~泣く女~(2019年製作の映画)

3.2

優等生的ホラー映画。

一つ一つのシーンにちゃんと意味があり、周到に練られて作られている。

霊にもいろんなタイプがいるが、こちらはかなりの実力行使タイプ。

観る分には楽しいが、怖さを助長させること
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

イデオロギーの主張が強い。

映画自体がある方向に導いているのに気付いてしまうと、どうしても冷めてしまう部分がある。

特に最後のほう。

こういった映画があってもいいが、印象としては薄く感じた。
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蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

4.3

確かな信頼を与えられたシリーズ。

ハイテクを駆使した描写が新鮮。

黒人魚(2018年製作の映画)

3.6

曲を使った演出がほどんどなく静寂、典型的なホラー演出もあり、少し安っぽいイメージを抱きつつも、案外重要なポイントでは曲を効果的に使っている。

総合するとまともなホラー映画である印象が残った。

マイ
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ジュリアン(2017年製作の映画)

3.7

このようなことは世界で頻繁に起きているんだろうな、描かれる日常が決してオーバーでもなく、誇張されてもいない。

ありふれているからこそ身近に感じる。

無音のエンドロールがこれが現実と言っているように
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ガルヴェストン(2018年製作の映画)

4.0

日の当たらない社会の影の部分で生きる人間を、生々しく描いている。

怒りの感情が前面に押し出されているようで、実は中心には純粋な愛の感情、やさしさが貫かれている。

男の誓いのようなものを語らずして描
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マローボーン家の掟(2017年製作の映画)

4.1

ミステリーとして非常に物語の推進力が強い。

謎が多数用意されているため、最後まで興味が持続する。

なかなかの秀作ではあると思う。

しかし最後にややキャラクターの行動が理解しづらい部分もある。
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バックアウト・ロード アメリカで最も呪われた通り(2017年製作の映画)

1.5

まったりとしたスピードで進んでいく為、要所要所寝ても全く問題はない。

何かを期待して観るべきではない。

変な演出やキャラクターの行動などにツッコミを入れながら、テキトーに観るくらいがちょうどいい。
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オーヴァーロード(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

途中からの展開についていけるかどうかで、この映画の評価は大きく変わる。
戦争という現実からの、荒唐無稽な世界への変化の落差が大きいため、「そういう映画か」という気付きが必要になってくる。
分かってしま
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