次男さんの映画レビュー・感想・評価

次男

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❽ ❽

映画(1305)
ドラマ(0)

セトウツミ(2016年製作の映画)

3.9

出来上がったもんを観て面白いと言うのは簡単だし、ローカロリーで作られたことが露わな作品だからすごく楽して勝ちに行ってるような印象になりかねないけど、じゃあいざ作るとなると、発明と度胸と技術が尋常じゃな>>続きを読む

薬指の標本(2004年製作の映画)

3.8

僕は悲しくも単純なほど直線的な人間なので、耽美でミステリアスなこの空気に溶けるような思いを抱くことはなく。辛うじて、物語として理解するのがせいぜい。でもだからこそ、この世界を想像した人間と創造した人間>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.5

「もう世間の高評価聞き飽きたしうるせえ!」って思って観に行った天邪鬼僕ですが、笑って泣いて最後はこっそり拍手までしちゃって、どうしよこれ批判したくてもできないっすよ!最高に面白かった。

ぎちぎちの劇
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ばしゃ馬さんとビッグマウス(2013年製作の映画)

3.7

書いた・作ったものを否定される気持ちは、経験者にしかわからないと思う。心無い無責任な言葉になじられて、放り出されて、「それでも立つならご自由に」って。「表す」ってそれ自体がめっちゃ恥ずいし、こんなにも>>続きを読む

スウィート・ノベンバー(2001年製作の映画)

4.2

クーラーをがんがんにつけた偽秋な室内で毛布にくるまって、11月に観るべき映画で夏から逃げる。

いやすごくよかったなどうしよう?すごくよかったし、ラストの話で女子会したいな?僕女子じゃないけどな?
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マーヴェリックス 波に魅せられた男たち(2012年製作の映画)

3.6

ジェイくんっていう伝説的サーファーのトゥルーストーリーなんです。ジェイくん、すごいんですよ、誠実で努力家で才能もあって勇気があって。15-16歳にして最恐の波に挑戦しようとしたりね、その目標にまっすぐ>>続きを読む

コーチ・カーター(2005年製作の映画)

4.3

良い映画すぎて動揺してる。
極端な感情移入もなければ、心惹かれ胸踊るセンスフルな映像でもないし、大好きな俳優が出てるわけでもない。好みとしてなんの贔屓もしてないのに、この映画の純粋な良さに、ため息でる
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悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

3.9

大興奮したりガッカリしたりなんだか忙しかったし、面白かったのか面白くなかったかもよくわからないし、でも「どうだった?」と聞かれたら「超凄かった」と答えてしまう。超凄かった。

◆◆

・「『オールドボ
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.2

この映画が武器だとして、残念ながら対僕用の武器ではないから、特殊効果を除いたその鈍器としての性質だけでガンガンと殴られた感じなんですけど、それでも十分痛かったんす、変な角が当たる感じあるし、がむしゃら>>続きを読む

Mr.インクレディブル(2004年製作の映画)

3.5

開始10分での情報整理は本当に名人芸だなあ。毎度毎度、ピクサーの作品観るたびにかかさず舌巻いてる気がする。

いろいろ楽しく観れたはずなんだけど快作を観たときの弾け感はなく、観たものよりも、観たかった
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パーフェクト ストーム(2000年製作の映画)

3.5

パニック映画のようなタイトルだけど、骨太な男のロマン映画。荒れ狂う天候・水との戦いが終わり、テレビをつけてみると豪雨のニュース。絶句してしまう。

◆◆

第一次産業への憧れがあるから、「漁師になりた
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.4

映画館を出たとき、瞼腫れてた。
この映画、ずーーっと僕の琴線をべたべたべたべた触ってくんの。登場人物みんなの、それぞれの立場からの気持ちがどばどばと僕の中に入ってきて、その全部なかなか効くのだけど、と
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パンク侍、斬られて候(2018年製作の映画)

4.2

「パンク」って言葉に思い入れも肩入れもなく、なんだったら反骨さみたいなものを掲げつつ「パンク」という言葉の括りに甘んじるという自己矛盾に一抹の寒さすら覚えるし、商業ベースで語られる「パンク」なんてそう>>続きを読む

青空エール(2016年製作の映画)

3.2

(おっさんの目線で青春を揶揄するのはもう本当にいとも簡単なことだからするべきではない・しちゃいけない、として。)

青春映画というものの作りを考え込んでしまう。この映画は頭からつま先まですべて感動に矛
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.5

僕が客として映画を観るときにとても警戒してしまうのは、ドラマの暴力性です。ドラマは暴力で、僕は簡単にほだされて、信じている正しいことーーそれがあるとするならだけどーーは揺るがされます。人を殺した、その>>続きを読む

バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

3.8

なんかこう、ほんとあれなんだけど、もうこの映画が「すごく人のもの」な感じがして、すっごく愛されてるじゃないですか、絶叫上映だなんだって、だから乗り切れなかったってのもあんのかなー。こういうのんは、なん>>続きを読む

亜人(2017年製作の映画)

3.4

アクションは言うまでもなく素晴らしいけど、それ以外の要素、こんなに捨ててたのね…!

なんかこう、ほんと言い方悪いけど、頭悪い子が必死で賢ぶって作った話というか、そんな感じに見えちゃって。
第1話見逃
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アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

4.1

深く深くため息をつきたくなるような、まさに最終章だった。素晴らしかった。

最終章っていうか最新作って認識で観てた僕は、根本的に心構えが間違ってた。全員暴走とかそんな前作からのルールを踏襲したキャッチ
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デッドプール2(2018年製作の映画)

4.2

貯めて貯めてドカーンと面白さが炸裂というより、「ムフフ」って面白いのがずーっと続く2時間。ジョークの中でも、「これは覚えておきたいぜ」ってタイプの気に入っちゃうクラスのやつ、が乱打。積極的に笑いにいき>>続きを読む

鋼の錬金術師(2017年製作の映画)

2.9

外国人を日本人が演じるという無理・コスプレ大会・棒演技・原作の要素抽出による駄脚本・キャラ改悪、おおよそ「実写化」で非難されるすべてを網羅しちゃってるのは事実。ヒューズ大佐の出のシーン、エド、というか>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.0

頭のテロップの扱いからぶん殴られたみたいにオシャレ。ルックとしてあまりにもオシャレすぎて、「これはオシャレだ」というより「これをオシャレとする」みたいなレベルやもんなー。でも「アイディア一発!」じゃな>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

4.1

主観的にいえば、あなたとか僕が、完全なあなたとか僕になってるときなんてないと思うんですよ。くっせえ意味なつもりはないすけど、いつも「何か中」なんですたぶん。死ぬときとかに、演繹的に「自分はこういう人間>>続きを読む

HiGH&LOW THE MOVIE(2016年製作の映画)

3.4

全カットMVみたいで超かっこいい!俳優部はキメ顔かっけえし体術すごいし、撮影照明美術も超気合い入ってて美しいし、衣裳とヘアメイクは美し過ぎてディストピアに似合わないくらいツルツルだし、ほんとぼーっと観>>続きを読む

アイアンマン3(2013年製作の映画)

4.1

前回は「パラジウムにやられてやばい…」だったトニー氏、今回は「宇宙人トラウマでつらい…」。不眠症にパニック障害にアーマー依存症。なんだかシリーズのほとんどでトニー氏はメンタルぎりぎりやな!愛しい愛しい>>続きを読む

アイアンマン2(2010年製作の映画)

3.8

そろそろアイアンマン発祥以外の敵がみたいよ!!

毒に侵されトニー、自暴自棄ったり感傷ったり!ロシアのインテリ筋肉鳥好き男、トニーを逆恨んで選んだ武器はなぜか鞭!トニー恨んでるのは鳥男だけじゃない、ラ
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アイアンマン(2008年製作の映画)

4.1

やっぱりトニー・スタークという人物はほんとうに魅力的!
金持ちでVIPで武器商人、新技術を開発する天才でありながらプレイボーイ、アモラルなのに正義感強く、破天荒なのにクレバー。いろんな相対する個性を積
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奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(2017年製作の映画)

3.8

『「かっけえ」って最強に正義だよねー。かっけえと思ったものはもうすぐ取り込んじゃうもんね。『多田便利軒』観たあとはだらだら歩いて帰るのによ、『アウトレイジ』観たあとはバカヤロコノヤロで肩で風切って歩く>>続きを読む

シンクロナイズドモンスター(2016年製作の映画)

3.6

こんな邦画みたいな洋画はじめてだった。
細かく話し出したら良いところより悪いところの方がたくさんあるような映画なのに、なんでだろう?トータルにすると、好きなんだよなー。

よくない評判ばかり耳にするの
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思い出のマーニー(2014年製作の映画)

3.5

田舎に療養に行って、そこで生活が始まるところは虜になってた。田舎のおじちゃんとおばちゃんがいい人間すぎてなー。だのに、マーニーと出会ったくらいから気持ちが離れてしまった〜〜。脳みそで観てしまったからい>>続きを読む

ピクセル(2015年製作の映画)

3.5

ラブもヘイトもなく、心穏やかに鑑賞。笑えるところは多いから、ハッハ!ってわざと声に出して笑う。頭を使わない映画鑑賞もいい〜〜。

◆◆

オープニングの幼少期とか、現代への時間のまたぎ方はとても素敵だ
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レゴバットマン ザ・ムービー(2017年製作の映画)

4.1

全方面イジるスタイルなのに「お前良い奴だろ笑」って言いたくなっちゃう、この映画ぜったい良い奴!『レゴ・ザ・ムービー』といい、お勧めして回りたくなる良い奴感。

シリアスなバットマンではきっと超えられな
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.0

なんで裸の銅像が多いのか、わかった気がする。

衣類を着た状態が完成形な自分に対して、彼らはその身ひとつ、裸の状態が完成形のようだった。彼らはするりと衣類を捨てて、軽やかに躍動して、とてもネイキッドだ
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ロッキー(1976年製作の映画)

3.8

試合までのドラマの組み方も、練習の点描のスタイリッシュさも、試合の盛り上げ方も、きっと現代のボクシング映画の方がテクニカルだと思うし、なんだったらちょっと全体的に足りない気もするのに、なんで泣いてるの>>続きを読む

アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

4.3

自分の世界の外のことを創るって、偉業ですよ。世界の外と言っても、宇宙人の造形の物珍しさとか進歩した科学でできることとかそういうのは違くて、それらは往々にして僕らの世界の延長線上の概念だから、概念は跨い>>続きを読む

マッチポイント(2005年製作の映画)

3.9

昔観たのに、「ネットのどっち側に球が落ちたか」も忘れていて、冷や汗かきながら観ていた(当時残していた感想は「スカーレットがエロかった〜〜たまらん〜〜」だけというお粗末ぶり)。
じりじりと、淡々と進むそ
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いぬやしき(2018年製作の映画)

3.6

僕の隣に座っていたお年寄りは、木梨憲武さんよりずっと犬屋敷さんみたいな見た目だった。「どんな経緯でお一人でこの映画を観てるんだろう」って思った。画面の中で木梨さんの身体がロボになったとき、隣をチラと見>>続きを読む

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