次男さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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CUBE(1997年製作の映画)

3.7

嗜虐的でゴアまみれかな〜と勝手にイメージを持っていたけど、クローネンバーグっぽいというか、観念的で刺激的で文化的な印象だったことに驚き!これがこのジャンルの始祖か〜とっても興味深かったです。

◆◆
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.4

Twitterをぽちぽちと見ていたら「ザ・ファブルが無料で読める!」と広告がでてきたので、アプリをダウンロードして、無料で数話読んだ。面白かったので、映画のほうも観てみるかと思った。休日だから、思いの>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.1

ああ、面白かった!
北野映画は映画館を出ると肩で風を切りたくなるけど、本作はそういった感覚とはすこし違って、なんというか、純粋に「面白かった」。本意気の極道モノでありながら、しっかりエンターテインメン
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フォーン・ブース(2002年製作の映画)

3.9

たしかに公衆電話にいて電話かかってきたら出てしまうかもだ!公衆電話にいたら電話かかって来てそのまま命狙われて「フォーンブース」から出られなくなったというワンシチュエーションサスペンス。

魅せるな〜!
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.4

本当にお疲れ様でしたという気持ち。また観て、冷静に感想を書こうと思う。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

4.0

罪と絶望のQ。
僕自身、ほんとうにまったくもって、14年という歳月を受け入れられなくて、寂しくて悲しくて虚無だった、から、みんながやめろと言っても抜いてしまうシンジくん、は、他人事ではないよね。

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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

4.2

「じゃないと世界が滅ぶ」なんて言葉が相手になるの、本当に本当に残酷すぎるよな!もう(年齢的に)大人である僕は、「シンジくん、気持ちはわかるけど、世界滅んじゃうみたいやし、さ」と、ちょっとなるんです。ゲ>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

4.1

「大好きだった4話のニュアンスがないな~」とか「エヴァが光っとるー」とか、無いもの探し・有るもの探しになってしまうのは、まあ、しようのないことだと自分に言い聞かせながら!

◆◆

概ねの流れがアニメ
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新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

4.5

・シンジが人類を代表するということは、それ自体はかいつまむとひどく突飛なようにも思えるのに、不思議と異論は皆無で、それは彼の人間性を、かなり誇張こそされてるものの、ほとんど理解できるからです。

・ヒ
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激突!(1971年製作の映画)

4.0

なんなん、これ、こわ!!!! なんか漠然と「トラックに追いかけられる話」としか知らなかったけど、まさか完璧にそのまんまとは思わんかったわ。トラックに追っかけられる話。

◆◆

不快感とスリルと予感を
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.3

「完璧だよ〜完璧だよ〜」って悶えた。完璧なんて言葉使いたくないけど完璧だもの…。完璧の方向性としては、『レオン』とかに近い感じの、完璧にして無敵って感じの。芸術作品に完璧とか言いたくないのに本当にそう>>続きを読む

The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.6

「おもしろい!」と「おもしろくない!」が両方あって、その差がすごかったなあ!

◆◆

おもしろい!編

・キムダミさんは本当にかわいい!かわいくないのに、かわいい!

・お友達の彼女は、スウィートホ
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希望のかなた(2017年製作の映画)

4.2

アキ・カウリスマキの映画の感想をメモしようとすると、いつも同じような言葉が並ぶのだけど、今回もそうなりそうで、僕はそれが本当に嬉しく、嬉しくと言うか、安心なのかもしれない、ああアキカウリスマキだと、夜>>続きを読む

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.5

アニメシリーズを観て、美麗さに感動して、原作漫画を手にとり、最後手前ぐらいまで読んだという、流行乗っかりマンです。だから、こんな流行ってなければ映画館で観てたか微妙なところだったなあ、と自白。というか>>続きを読む

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.2

子供のころに観てたらきっと、「何言ってるかわからん」か、もしくは「なんか言い訳されてる気がするわ」な感想になってそうだなあ。けけけ、後者、そう思うよ現在の僕も。ただ泣くんだよ、人類の、大人の、98%ぐ>>続きを読む

しゃぼん玉(2016年製作の映画)

4.3

正しく生きていたいなあと心底、心底、思ったよ。常識から外れた・破天荒な・規格外の、そんな特別感に憧れる頃もあったけど、僕はいま、正しく誠実に生きている人をとても美しく思うし、この映画を観ていたら改めて>>続きを読む

ドラゴンクエスト ユア・ストーリー(2019年製作の映画)

2.2

僕はドラクエもFFも、というかテレビゲームをほとんどやらずに大人になってしまったので、ずっと憧れを持ってたんですよね、ドラクエ。で、いま、アプリでもリメイクされてるからって、もうすっかり大人ですけどね>>続きを読む

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.3

ノア・バームバックは、大好きな監督のひとりだけど、この人が描く結婚の物語と聞いて、正直僕はとてもびびって、観るのにずいぶんかかってしまったな。えい、と再生ボタンを押して数分、多幸感に満ち溢れ、ああ素晴>>続きを読む

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.2

こんなところでしか言わないことだけど、歳を重ねても僕の中の価値基準は相変わらず「かっこいいかどうか」しかなくて、そのかっこよさの種類とか方向性とかの柔軟性が変容しただけで、在りし日のある日から、「かっ>>続きを読む

ミッドナイト・ランナー(2017年製作の映画)

4.1

とても面白かった!!コミカル×シリアス×成長、やりたいことの塩梅が的確すぎて、いくらでも乗れるわ。エンタメとしてめちゃくちゃ面白い、面白いし、悔しいなあ、これを日本で作れないことが。

◆◆

主役ふ
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.5

『インターステラー』観たときに、最初の感想は「ノーランは五次元の住人なの?」でしたけど、その言葉はこの映画まで取っておくべきでした。正確には四次元の住人、か。

◆◆

目的とか結果とか理由とかそうい
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ホリデイ(2006年製作の映画)

3.7

僕らにも起こり得る規模の悲劇から始まって、僕らにはなかなか起こり得ない激甘の奇跡が重なって、再び立ち上がって、しあわせなラストカット。映画だなあ〜。これぞ映画だ。

◆◆

大きなところで語りたいこと
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湾生回家(2015年製作の映画)

4.0

湾生=戦前、台湾で生まれた日本人。湾生の方々が、故郷・台湾をたずね、ルーツをさぐるドキュメンタリー。とても、とても丁寧で、とても実直で、意義深く、そして、誰かのためになっている映画だった。素晴らしいで>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.2

僕おっさんですけどいまだにモラトリアムなのでこのジャンルを逃すわけにはいかんのですよ。さいきんこまめな映画チェックできてなかったから、有名俳優が出てるわけでも積極的な宣伝展開がされてるわけでもない本作>>続きを読む

2分の1の魔法(2020年製作の映画)

4.0

スタート地点の既視感と、全体的にチャイルディッシュな展開には、「おお、ひさしぶりに乗れないかも」と不安になったものだけど、さいごに用意されていた、小さな「予想外の展開」、これにもうすべてやられまして、>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.2

え、いやめちゃくちゃ、面白いな!?
このクオリティの作品が身の回りにたくさんあれば、そうすれば、毎晩幸せに楽しいですよ。安定供給してくれんか?

◆◆

すごいんが、45分ぐらいで「え…?じゃあ後はな
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釣りバカ日誌(1988年製作の映画)

3.7

えーもう超良いですよ、浜ちゃん、スーさん、みちこさん、会社の面々、個々がとかじゃなくてそのユニゾン感と空気感、超良いですよ!本当に良いんですよ〜。敬語使うスーさん、スーさんを愛おしむ浜ちゃんとみちこさ>>続きを読む

十二人の死にたい子どもたち(2019年製作の映画)

3.1

なんにも誇大広告などしていないのに、なんでか「おいなんだよこれ、メニューに載ってた写真と違うじゃねえかよ!」的な文句を言いたくなる。なにも嘘なんてつかれてないのにね!ただちょっと、そんなに面白くなかっ>>続きを読む

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

4.1

あれ!?DCなのにイケてる!イケてる!面白かった!戸惑う!

カッコよくて・イケてて・面白い、以外のことが無いのが素晴らしい!友情、無い。深いテーマ、無い。メッセージ性、無い。女性がどうとか悪がどうと
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キングダム(2019年製作の映画)

4.0

すげ〜〜〜!!
超すごいな!本当に、堂々たる日本映画最高峰。根本は少年漫画的だけど、アプローチやビジュアルはアダルト、結果みんな楽しめるのでは!

◆◆

キャスト、噂通りよいですね〜。(山崎賢人さん
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.8

「これが三谷幸喜か?」と考えると、「三谷幸喜はこんなもんじゃない!」って何様なことを言いたくなるけど、そのあと、「でも三谷幸喜じゃなきゃ実現してないと思う」と付け足したくなるし、あと、「あったかくて面>>続きを読む

真実の行方(1996年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

10年ぶりに観て、アーロンとロイのことすら忘れてたくらい忘れきってて、でも大オチだけは覚えてて、そんな感じで観たけど、やっぱり驚嘆するよねー。

◆◆

・大オチを知ってるからこそ、観客の思考の導き方
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ブラック校則(2019年製作の映画)

4.0

ジャニーズが出てるからって王道じゃない。これは確実に、マイノリティの叫びだった。すごく良い。

小気味いい言葉遊びや伏線遊び、斜な具合に設定されたキャラクターたち、そういう随所に感じる「捻くれ」に、「
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若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

4.1

一本の映画を観たというより1クールのアニメをドサっと観たような、比較的散らかった所感はあるけど、キャラクターもエピソードもどれをとっても善良で良い話で、涙がすごく出る。出た。

個人的には、「なんでも
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時をかける少女(2006年製作の映画)

4.3

「終わらないでー!!!」ってめっちゃ思ったよね。こんなに終わらないでーって思うことけっこう久しぶりだなあ。彼ら彼女らのいる世界にずっといたい、って気持ちは、テーマにも、マコトさんの涙にも、主題歌にもリ>>続きを読む

平成狸合戦ぽんぽこ(1994年製作の映画)

3.5

そういえばきちんと観たことがなかった本作。子供向けかなーって思ってたけど、テーマは深刻、アプローチは伝統芸能、死ぬ殺すが身近にあるシリアス、金玉がメインウェポン、がっつりアダルトですね。たぶん僕もまだ>>続きを読む