ピヨンセさんの映画レビュー・感想・評価

ピヨンセ

ピヨンセ

☆の数は、心の最大瞬間風速と、愛。
(2.5がふつーによかった、です)

富美子の足(2018年製作の映画)

3.0

 他人に押しつけられた役割を捨て、自分が認める価値を手に入れる物語だと思った。

 まず前提として、男が富美子の足のことをキレイとかエロいとか言って褒めそやしても、それは男にとっての価値であって、富美
>>続きを読む

悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

3.5

冒頭のFPSアクションと中盤のバイクチェイスが凄まじかっただけに、終盤の赤い部屋でこじんまり片を付けやがったら、スクリーンに椅子投げつけて帰ったるぞと思ってたんだけど、直後に主人公がペットボトルでアク>>続きを読む

犯人は生首に訊け(2015年製作の映画)

3.0

本編とはまったく関係ないことだけど、主人公が元奥さんとくんずほぐれつなるシーンで、自分もあんな風にどん底で抱きあってみたいもんやな、と思ってしまった。なんだろうね。

あとは看護婦さんのまったく本筋に
>>続きを読む

殺人者の記憶法:新しい記憶(2017年製作の映画)

2.5

認知症の殺人鬼が連続殺人事件を追うという物語そのものが目をひくし、主役二人の存在感が設定を裏打ちしてるし、そこだけ考えると面白いはずなのになんかモヤモヤするなー、と無印版を観て思っていたので、ひょっと>>続きを読む

殺人者の記憶法(2017年製作の映画)

2.5

時間が飛ぶ、場面が飛ぶ。
何が本当なのかわからなくなる。
それはきっと主人公の置かれた状況そのものだ。殺したのは自分なのか。あいつは殺していないのか。ところでさっきから話しているお前は誰だ。という混乱
>>続きを読む

消された女(2016年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

月並みな感想だけれども、自分が同じ目になったらと思うと本当に恐ろしい。
屈強な看護師たちに組み伏せられたなら、毎日のように薬品を注射されたなら、どんな意志だって折れるに違いない。
力の差とは絶対的なも
>>続きを読む

わたしたちの家(2017年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

二つの世界が交差する理由は最後まで説明されない。

主人公が記憶をなくした理由は何か、同居人が外で何をしているのか、謎の男の目的は何か、クリスマスツリーがどうして点灯したのか。いずれも説明されない。
>>続きを読む

ザ・ヴォイド(2016年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

終盤で△教団の教祖がよくわからない呪文を唱えだしたシーンで、

「キタキタキタキタ!!!!!!」

とテンション爆上がりした。
(逆に言うとそれまではかなり平常心だった。だって肝心の化け物も触手要素が
>>続きを読む

レディ・ガイ(2016年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

殺し屋の男が女に改造された!そんなん関係あるかい!女やと思ってなめてかかる奴は全員ぶちのめしたるで!!!

……という話ではないので注意。

男から女になったことによる変化。
・裏切った女を殺さなかっ
>>続きを読む

テイキング・オブ・デボラ・ローガン(2014年製作の映画)

2.5

おばあさんのほっそりした感じとか上品な感じとかが、うちの母にそっくりで他人事に思えなかったな。
ホラー展開うんぬんよりも、母が前後不覚になってしまったときに、自分はどう接すればよいかとか、そういうこと
>>続きを読む

グッド・ネイバー(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

実生活で自分がこういう先入観に囚われてないとは言い切れないな。女の子との問答で愛想がないのが悪なのか?って話があったけどもうそれがすべてだ。

自分もこのおじいさんみたいなことになりそう。かと言って抉
>>続きを読む

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

2.5

推理力がすごいというより情報収集力と記憶力がすごすぎて、

「Googleやん……」

て思いました。

それにしてもキャストも画面も華やかで年末年始って感じ。冬映画だしね。よかたよかた。

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

2.5

成功したけど失敗するのと、失敗したけど成功するのとでは、大違いだと思う。

前作で機器に八つ当たりするカイロ・レン君を見てから、彼がどれだけ恐ろしくなるのか(それとも反転するのか)にしか興味がないので
>>続きを読む

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

2.5

いや、もちろんペニーワイズという具体的な怪人との対決の物語ではあるんだけど、

地下室が怖かったり、
家にある絵が怖かったり、
事故の話を聞いて怖い想像をしてしまったり、

子供のときって色んなものを
>>続きを読む

花筐/HANAGATAMI(2017年製作の映画)

3.5

冒頭から「いつの時代の物語でもない」という注釈で普遍化を促されたものの、自分に近い視点を見つけられずなかなか叶わなかった(主人公に重ねたいところだけどちょっと浮世離れしすぎてて)。

ただしそれを差し
>>続きを読む

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

3.0

「人命に優先するものなんてないやろ」と若干冷めた目で観ていたんだけど、棄教したフェレイラ神父との会話で「日本人は”神”という概念を理解できない」という台詞が出てきてハッとした。

その後、浅野忠信演じ
>>続きを読む

(2016年製作の映画)

3.0

人の体は身を寄せあうようにできていないし、他人に口唇を寄せる行為は思いのほか幼く見える。という気づき。

自分はおそらく大森立嗣さんのファンなんだと思う。大森立嗣さんのフィルモグラフィにこの映画が並ぶ
>>続きを読む

ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

3.0

ゴッホがどうとかこうとか抜きにして、遺されたものたちの物語としてとても面白かった。手垢のついた言葉だけれど、死は完全な断絶で、遺されたものがその真意を確認することはできない(それはひょっとして、生きて>>続きを読む

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.5

映画を観たっていうかロックバンドのライブを観てきたみたいだ。それも小さなライブハウスで。ステージと距離が近い小箱で。柵にかじりつくようにして、マイクなしでも聴こえるツバ混じりの肉声を、体全部に浴びてい>>続きを読む

おじいちゃんはデブゴン(2016年製作の映画)

2.0

敵の骨が折れる様をCGで重ねることによりダメージを視覚化するこの演出って……、

X-rayバイオレンス!!!
『ロミオ・マスト・ダイ』のやつだ!!!懐かしい!!!

……とまあ見どころはそんなところ
>>続きを読む

探偵はBARにいる3(2017年製作の映画)

3.0

「いやもうその回想シーン覚えとるから繰りかえさんでええで何回目やねん」

とか、

「スローと早送りで決めを見せる格闘シーン気に入ったんか知らんけどそんな長いことされたら飽きるわ」

とか。

色々好
>>続きを読む

狂覗(2017年製作の映画)

3.0

舞台は教室!持ち物検査!
明らかになる生徒の秘密と、
暴かれていく教師の正体!
ちょっとやらしいパッケージだけど、見どころは女子の脚ではなくて、どろっとした色調、厭な物語。そうミステリなんですよ。いわ
>>続きを読む

サラリーマン・バトル・ロワイアル(2016年製作の映画)

2.5

君にもできる!オフィスにあるあんな物やこんな物で殺人大博覧会!みたいなのを期待していたら意外と秩序だてて殺していくので「あ、そうですよね……」となった。

主人公が「善悪は状況によらない」と言っていた
>>続きを読む

HiGH&LOW THE RED RAIN(2016年製作の映画)

2.0

全体的に「拳は大切なものを守るために使うんじゃなかったんですかーーーーーー!?!?!?!?!?!?」という感じだった。

ゼロレンジコンバットが使えて近距離なら銃とも渡り合えるのに、オープンスペースに
>>続きを読む

HiGH&LOW THE MOVIE(2016年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

最終決戦を眺めながら「そういえば勝利条件なんだっけ?」と思ってたらまさかの「琥珀が落ちた!!!」で感動するシーンのはずなんだけどちょっと笑ってしまった。ギャルゲーかよ。

で、アクションがすごいすごい
>>続きを読む

ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ワンパンマンかよ!!!!!!

いや、誤字ではなくそういう漫画があって、どんな敵でもパンチ一発で倒してしまう強くなりすぎてしまったヒーロー=サイタマというやつが主人公で……(以下略)。

ワンダーウー
>>続きを読む

バリー・シール/アメリカをはめた男(2016年製作の映画)

2.5

なんか、生きるって大変だね。

リスクを冒して大金を手に入れたらねえ、それは、楽しい時間もあるんだろうけど、あとは綱渡り。落ちたら一巻の終わり。

かと言って、地面を這いつくばるような自分の生き方も、
>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

他人の脳を移植したなら私の意識もなくなりませんか?!?!?!
延髄にも私の意識があるということですか!?!?!?
それとも意識は脳ではなく体に宿るということですか?!?!?!

教えてください!!!
>>続きを読む

お嬢さん(2016年製作の映画)

3.5

みだらなのに、
いやらしいのに、
それでいてどこか滑稽なのに、

「でも、これって愛じゃん」

どこかの誰かに押しつけられたんじゃなく、二人が互いに求めあったなら、みだらでもいやらしくても、傍から見て
>>続きを読む

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

本当に大切なら手を離してはならない。それは彼が言ったことだ。だけど彼は結局、彼女の手を離してしまった。

それから二十年を経てあの小説である。

小説には手を離したことによる後悔がはっきりと記されてい
>>続きを読む

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

勝利を手にしたとき主人公の周りに誰もいなかったことが印象的だった。

ラストについて、他の方の感想で主人公の視線の先に誰かがいたように見えた、というものがあった。

待っていたとしたら誰なのか?ジェー
>>続きを読む

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

2.0

リストが盗まれた!やばい!

……て言ってるわりには敵も味方もだいぶのんびりしてるし主人公が全然優秀に見えないし、その上で感情移入もさせてくれないから、なんかもう勝手にしてくれ。君が格好いいし強いのは
>>続きを読む

マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「ああ、なんて幸せなんだろう」
「まるで夢みたいだ」

最初はベティが優しすぎてうまくいきすぎて「なんだよこいつ」とちょっと鼻についたけど、青い箱が開かれたあとは同じ夢破れし者として惨めな気持ちになっ
>>続きを読む

アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

2.5

今までのシリーズで見せてくれたような、アウトレイジって名前のとおりのリズム&暴力を期待していたんだけど、もうみんなおじいちゃんで途中からいたたまれなくなった。

木村の件の始末のつけ方とか、市川とのエ
>>続きを読む

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

2.0

延々と一人で何やってるんだろう、と冷めた目で見てしまった。
でもそれって自分の生活も似たようなもんなんだよな。

ガストロンジャーなので自分は自分の生活が悪いとは思わないけど、良いのかと問われればまあ
>>続きを読む

チャイナタウン(1974年製作の映画)

2.5

脚本の教書でこの映画が取りあげられていたので観てみることにした。たしかに描写に対する情報のコストパフォーマンスがすごい。だけど、心に刺さるかどうかはまた別問題なんだな。

>|