YAZさんの映画レビュー・感想・評価 - 34ページ目

YAZ

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つぐない(2007年製作の映画)

3.4

古本屋で購入したままの文庫が原作だった

物語を語り時間がゆっくり流れる大河ドラマ風は
古くからの英国の伝統ではないのかな。
この作品もそのタイプかと
その長〜い時間があまり感じられなかったのが
やや
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望み(2020年製作の映画)

3.6

清原果耶目当てで観る
予想以上にファミリードラマ色がとても強い

建築士の父自慢の我が家を顧客に紹介する
オープニング。幸せそうな家族四人。

失踪した息子が被害者か加害者か
父、母、妹三者三様の反応
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ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ(2019年製作の映画)

4.9

とても良かったしとても好き

サンフランシスコで暮らす二人の青年の日常
らしきものを撮ってるドキュメント風であり
ながら、記録を残すという硬い感じがなくて
彼らに対する視線が優しくて心地良い

サンフ
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ワイルド・ギャンブル(2015年製作の映画)

3.8

ゲリーとカーティス
ロードムービー風のギャンブラー映画

二人の出会いと別れが自然でとても好き
ギャンブルで人生壊れかけてるゲリー
生活感ゼロ、何者かもあやふやなカーティス

カーティスはギャンブラー
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ミケランジェロ・プロジェクト(2013年製作の映画)

2.9

良いキャスティングなのに残念

美術品に思い入れが無いので取り戻した
ところでそれほどテンション上がらず
それはそれとして奪還するのが簡単過ぎない?
事実そうだとしても映画的に盛り上げて
欲しかったな
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ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

3.5

巨匠が撮っただけに大作感満載。
石油王の孫が誘拐された事件をほぼ忠実に
映画化している。

誘拐事件の敵は犯人のはずが身内に居る
とこがユニーク。
嫁VS石油王

ややぽっちゃりしたミシェル・ウィリア
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鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

3.5

予告が良さそうだったので観る

すご〜く評判いいんですけど?
映像にシャープさが欠けるせいか
非日常感を感じられなかった。
メルヴィル的なのを期待したんだけどな
そのせいか何だか乗り切れないまま進み
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ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

3.8

久しぶりに観る
分かり易いトコだけ

精神障害抱える高校生
表層的な正しさに閉じこもる偽善的な
大人たちへの反抗
大人でなく当時の社会なのかも

冒頭、88年大統領選の話題が出る
ハーバードに進むイン
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ブロードウェイのダニー・ローズ(1984年製作の映画)

4.5

大好きなアレン作をまた観る

ダニー・ローズは売れない芸人を
抱えるマネージャー
早口でまくし立てるこの男を演じる
のはもちろんアレンです
そのダニーが主役のようでそうでも
ないのがこの作品のミソで好
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オン・ザ・ロック(2020年製作の映画)

4.3

ソフィア・コッポラがNYに帰って来た

「ロスト・イン・トランスレーション」
以来でビル・マーレイとのコンビも復活
生活の危機(On The Rocks)に直面する
娘を救う父親頑張るの物語

コメデ
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七小福(1988年製作の映画)

3.9

60年代香港
京劇役者の養成学校の物語
それぐらいの予備知識で観たのですが
鑑賞後に裏事情を知って驚いた。
有名な話なのかな?

少年から青年へ
西洋化が進む香港での京劇の存在意義
無邪気な子供時代か
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ウィルソン(2017年製作の映画)

3.3

人との距離を置く(コロナ前から)社会に適応
出来ずに変り者扱いされてしまう孤独な男の物語
タイトル(原題も)どおり一人の男にフィーチャーしてる
コメディではないけど重くもない。

現実なら相当にウザイ
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凱里ブルース(2015年製作の映画)

4.4

評判のビー・ガン観る

失われた時間を求めて旅に出る男の物語
リアルな現実と失った時間を埋めるリアル
でないだろう現実が交錯する

好きな人はメチャメチャ好き
ウケつけない人は全くダメ
そういった典型
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インフォーマント!(2009年製作の映画)

3.8

実在の人物らしい。
好感は持てないけどんな人なんだろうって興味は湧く。

エリートであるのに会社の不正をFBIに
告発、正義感のようがとんでもない。
嘘を嘘で固めていくがそう上手くいくわけもない。
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サイドカーに犬(2007年製作の映画)

-

大好きな映画
どうしても今日観たく観る

ヨーコさんと内向的な少女のひと夏の冒険

麦チョコをカゴに放り込むヨーコさん
くわえ煙草で太宰を読むヨーコさん
ケーキを頬張り涙ぐむヨーコさん

サイクリング
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マイ・ブラザー(2009年製作の映画)

3.8

賢兄愚弟
美しい妻、可愛い娘に恵まれ皆の尊敬を受ける
兄は母国のため戦場へ
おそらく荒んだ暮らしを続けた孤独な
弟は仮釈放で家に戻る

性格そのままで弟が戦場へ向かい兄と
同じ目に合ったらどうだろうな
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タロットカード殺人事件(2006年製作の映画)

4.0

また観る

「マッチポイント」で意気投合した
アレンとスカーレットが再共演した
少しビターなラブミステリー

ジャーナリスト志望のスカーレットが
軽〜い女を楽しそうに演じてる。
ちなみにあちらも相当に
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ハースメル(2018年製作の映画)

3.5

絶望と葛藤と救いの物語。と宣伝コピーに。
主人公は誰も信用せずワガママ放題の
女性ヴォーカリスト。
話としては相当にベタで普通に始まり普通に
終る。そんな感じですか。

普通でないのはエリザベス・モス
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.4

戦争映画はいろいろな意味で鑑賞後に
良い気分にならないのでパスして来たけど
ノーラン未見を1本残すのも何なので観る。

戦争を題材にしているだけで、異空間の疑似体験
といういつものノーランで、もはやノ
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モンキー・ビジネス(1952年製作の映画)

4.1

また観る

おさるさんの好奇心が巻き起こす一騒動を
コンパクトにまとめたラブコメ。

コメはクレイジーなほどバカバカしさもあり
ラブは巻き込まれる倦怠期気味夫婦
オープニングとエンディングが似ている
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パーフェクト・センス(2011年製作の映画)

3.9

原因不明の感染症が拡がる話
人の五感を奪う感染症が

と言っても感染症自体でなく人間の話
五感を奪われた人がどのように対応するかって
ことをラブ・ストーリーを軸にして感情かなり抑えめ
にナレーションを
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シャレード(1963年製作の映画)

4.0

クラシックが観たくなりまた観る

別れるつもりの夫が事故死。
彼にとんでもない過去がありそれを受け継いでしまった
未亡人が大変なことになってしまうサスペンスフルで
ラブでコミカルな楽しい映画

オード
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

4.7

とても好きなのでまた観る

特別な何かになりたい、特別な何かに。
現実を見ろ!と大人は言うけどね

ある世代までは許されるこんな思いを抱えた
大学生4人組が起こす犯罪をドキュメントした。
予告でも明か
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.4

面白かった〜

クリストファー・ノーランは俯瞰で物事を見ている
んじゃないかな。なので時間の見方も全く違う。

凡人は時間を点で考えるけど、彼は線で考えてるよう
時空を超えるとして点だと自分の立ち位置
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今日、キミに会えたら(2011年製作の映画)

3.1

サンダンス映画祭グランプリ
インディーズ系アメリカ映画好きだし
アントン・イェルチンだしで観る

大西洋を越えた遠距離恋愛
手持ちカメラだったり、台詞無しで短い
カットをランダムに繋いだりのいかにも
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ブルージャスミン(2013年製作の映画)

3.5

何度目か観る
私的趣味丸出しの感想です

男に依存しないと生きてゆけない
姉妹の物語
アレン映画はとても好きなのですが
私が好きなアレン映画ではないな〜と
何度観ても思う

ケイト・ブランシェットが上
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

4.4

mid90sからスケボー繋がりで好評の
ドキュメンタリーを観る

月並みながら「一人で生きる」のは結局辛いのだと思う
一般的な尺度で言えば彼らが幸せとは思われ
ないだろうけど、荒んでるようにも思えない
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.3

ジョナ・ヒル初監督作観る

主人公がこの世代のアメリカ映画とは何か違うな。
画面がややざらついてるようで、照明の問題
なのか全体にキラキラせず落ち着いてる。
設定は90年代でも70〜80年代作の青春映
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ザ・ブック・オブ・ヘンリー(2017年製作の映画)

3.7

ほぼ内容知らずに観たのでこういう展開
なのね〜と楽しんで観れた

物語のイロイロな要素が良い感じで詰まってる。
楽しいこと、辛いこと、腹立たしいこと、耐えること等々
それでいてヘンリーの最後のナレーシ
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

4.6

また観る

どこまでが事実かはともかく
フィクションとしては相当に面白い。
一連のフィンチャー人気作とは
色合いはまるで違うけれどなかなか
スリリング。

若かりしザッカーバーグが良くも悪くも
友人や
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嘘を愛する女(2018年製作の映画)

2.5

配信で観るぶんにはあれだけど
劇場だとどんな気分になるのか
あまり考えたくない。
そんな感じです。

長澤まさみ云々でなく由加利が結構
な大人なのに人としてどうなの?
というのが目立った

教授のおかしな妄想殺人(2015年製作の映画)

4.0

また観る。

邦題がこんなですが笑える映画
ではないような。
シニカルな笑いすらかなり微妙で
一応ラブストーリーだしタッチも軽い
のだけどシリアス度高めかも。

好きかどうかと言えばかなり好き。
生き
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ファナティック ハリウッドの狂愛者(2019年製作の映画)

3.2

トラボルタの怪演がどんなものかと観る。

物語は特に捻りもなく90分弱と短めで
平凡と言えば平凡。
そこまで恐怖を煽るということもなく
さらっと観れました。

ムースの個性が独特かもしれない。
映画愛
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ハニーボーイ(2019年製作の映画)

4.5

どうだろ?って感じで観ましたが
とても良かった。

人気子役を経て成長した彼が回想する子役時代
の父との確執。
過去に縛られ苦しむ今の彼と過去がランダムに
流れるのは揺れる気持ちに沿ってるということ
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足跡はかき消して(2018年製作の映画)

5.0

また観る。

神秘的、閉鎖的な森を舞台に
した親子の物語。
社会不適合者の父親は二人だ
けの閉じられた空間で娘を
育てる。
やがて自我が芽生えた娘の
決断は。。。

語ることを控えながらも、過去、今、
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宇宙でいちばんあかるい屋根(2020年製作の映画)

4.3

悩むティーンエイジャーが経験から一歩進むって
アメリカ映画でよく見るタイプ
それをファンタジーとしてるのがミソかも。

悩む少女が大人と対峙しているとこがとても好き。
若い人だけの閉じられた世界の話で
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