lptsさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ(2022年製作の映画)

4.3

内容と表現ともにかなり攻めた映画で純粋に驚いた。実写、アニメ、CGが混在する完全にカオスな世界観にまず目を奪われる。この世界に一定程度の説得力を持たせているのはディズニーの映像技術がとてつもなく秀でて>>続きを読む

グレイマン(2022年製作の映画)

5.0

大人気役者と制作費をかき集めたネットフリックス作品は今一つと感じるものが多いが、本作に関しては手放しで絶賛できる作品だった。配信で鑑賞するのは余りにももったいないので、近場で劇場公開しているのであれば>>続きを読む

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

4.0

「制約」

MCUの新作は前後のつながりを作らなければならず、脚本の自由度が低くなってしまうという制約がある。この役目を大きく担わせられる格好となった本作は、制約の中で四苦八苦する制作陣の苦悩が少し垣
>>続きを読む

犬王(2021年製作の映画)

3.8

伝統芸能と現代のロックという一見水と油な両者を、本作では見事に織り交ぜていた。この魔改造を施した奇怪な伝統芸能は見ていてなぜだかとても心地が良かった。本作で描かれている演目を現実に起こすのは難易度が高>>続きを読む

MIND GAME マインド・ゲーム(2004年製作の映画)

4.3

本作は人によって合う合わないあるが、監督のセンスが唯一無二であることは一目瞭然でわかると思う。自分は完全にくらってしまった側で、こんなにドラッギーでぶっ飛んだアニメが存在していたことに驚いた。いつか絶>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト(1968年製作の映画)

4.3

50年前に撮影された映画にも関わらず、カメラの構図がキレキレ過ぎて古臭さを感じさせない驚異的な作品だった。そして、これでもかと贅沢に間を使ってる映画なのだが、映像の一コマ一コマが余りにも格好良いので、>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.3

世界のエンターテインメントをアメリカが牽引してきた理由がよくわかる作品だった。内容はあってないようなシンプルな土台にブチ上がる要素をこれでもかと積み上げていく。このような観客が否応なしに興奮してしまう>>続きを読む

殺しが静かにやって来る(1968年製作の映画)

4.0

西部劇は暑苦しい荒野のイメージが強いが、この作品は雪にまみれたユタが舞台の少し珍しい映画だった。本作は、舞台だけが異色なのではなくストーリー脚本も変化球な一本になっている。特に、作品全体に漂う冷たい空>>続きを読む

ザ・レポート(2019年製作の映画)

3.8

本作にはCIAが実際に行っていた拷問の内容が描写されている。21世紀のアメリカ国内で平然と拷問が行われていたことに驚いた。そして、自分たちの国に都合が悪いことは改ざん隠蔽してしまうのは万国共通なのだと>>続きを読む

バイス(2018年製作の映画)

3.8

表面的な所だけ見れば笑えるが、少し深く考えると背筋が凍ってしまう、そんなコメディ映画を撮るのがアメリカという国はとても上手い。本作も、一流アメリカ俳優達がノリノリでブッシュ政権下の政治家たちを面白おか>>続きを読む

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

4.3

なぜ今までずっとスルーしていたのかと自分に怒りたくなるくらい完成度の高い三部作だった。シリーズを通して、人間が何度も何度も繰り返してきた目を背けたくなるような業を、猿と人間の話という寓話に落としこんで>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.8

自分が村上春樹の著作を一冊たりとも読んだことがない文学音痴だからなのか、本作の良さはよく理解できなかった。しかしながら、出ている役者陣の演技が輝いていたことはよくわかった。映画館で邦画をじっくりと見る>>続きを読む

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.3

「遊び」

MCUの新作は全世界のファンが大いなる期待を持って劇場に足を運ぶのが当たり前になっているので、制作陣にかかるプレッシャーは毎回とんでもないことになっているに違いない。そんな状況で制作されて
>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.8

予想通りのことが起きて、予想通りに終わったというのが一番の感想で、オリジナル作品である"エール!"を見た記憶を消して鑑賞したかったと強く感じた。本作には映画史においても超ド級の飛び道具が使われている。>>続きを読む

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.0

最後のオチが一歩踏み込んだものだったら確実に満点をつけた映画だった。仮想現実を舞台にしたアメリカの娯楽大作はいつももう一歩の所で足を引っ込めてしまうので毎回もどかしい気持ちになってしまう。

ザ・ビートルズ:Get Back(2021年製作の映画)

5.0

「奇跡」

本作には人類の音楽史に間違いなく残る奇跡の瞬間と、その奇跡が結実する過程が収められている。

「魔法」

50年前に撮影された膨大なドキュメンタリー資料を、鮮明な映像とクリアな音声で蘇らせ
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