序盤はダラダラしている印象があり、人物関係がはっきりしなかった。一方で中盤以降では人物同士のつながりがはっきりし、面白さが出てきた。初期のタランティーノ作品のようでもあった。
本作は「ルーム」を脱出してからのパートが長いんですよね。その理由は脱出してからも人生は続くからで
ラストシーンは冬のアメリカで昔の「ルーム」から離れて画面の奥に消えていく親子。未来は厳しいだろうが、過>>続きを読む
会話シーンでのジャンプカットがYouTube動画のようだし、主人公の友達は気遣いできないし、セリフはベタだし、好きじゃないです
この監督の作品はどれもセリフが聞き取りづらいのが欠点だが、本作もそう
現実でも聞き取りやすい環境とは限らないことを作品に反映させたのかもしれないが。それと無駄に英語にこだわるところはやめてほしい
文>>続きを読む
生き方が定まらない思春期の話
そんな時期に来る台風は非日常の象徴
水着の女子中学生の股間が画面のカメラの中央に来るわ、溺れさせるわ、レイプはあるわ、中学生の男女を全裸にさせるわ、大人の声優を使ってアニ>>続きを読む
前半は殺人計画が実行できるかできないかでハラハラし、後半は隠蔽工作がバレるかバレないかでハラハラする。
レイ・ミランドの警察への言い訳のタイミングや中身を考える際の顔芸が見物
鑑賞中にいびきが聞こえてきたが、たしかに眠たい部分はある。
だが映像業界で働く人、特に演出に関わる人にとっては教科書みたいなものではないか。
章を区切る際に謎の女性が登場するのだが、これはモンター>>続きを読む
オープニングや音楽がヒッチコックみたいだと感じたんだけど、本作はサスペンス要素あったっけ。イマジナリーフレンドならぬイマジナリーキングと会話する主人公はホラーみたいだという演技はあるけれど
対立を厭>>続きを読む
主役の彼の演技がとても酷い訳ではないのだが、ヒロインなどの周囲の声優の演技が上手いために下手さが目立つ
とは言え、3Dアニメーションは美しく。日光の当たり具合も調整されていて嬉しい
男性主人公ではあ>>続きを読む
ウィキペディア情報だが、本作の興行収入は製作費の半分しかない。一般的に製作側の取り分は興行収入の3割程度なので、本作はかなり厳しい
ケイト・ブランシェットの演技が鬱状態から元気を取り戻す時まで幅が広>>続きを読む
IMAX版で鑑賞。アクション映画としては長時間だが、あまり気にならなかった。
大阪の描写がブラック・レインを現代にした感じであること以外は気になるところは無い。地下鉄のウイスキーの車内広告に「飛沫」と>>続きを読む
ミステリーとしては謎解きの部分があっさりしているような気もするが、監督はポワロの苦悩を優先的に描きたいのだろう。
原作でもポワロは第一次世界大戦のせいでイギリスに逃げたベルギー人という設定。ケネス・>>続きを読む
リバイバル上映で鑑賞。
鑑賞前にモギリの会話が聞こえてきたが、土曜日の夜のせいか50人以上の客がいたらしい。この劇場では大作でもない限り、このくらいの人数になることはあまりないと思う
良く良く考える>>続きを読む
主人公である門脇麦演じる妻は身勝手だし、利口とは言えない行動があるのだが、それでも彼女に感情移入してしまう。気遣いが多いようで、高圧的である夫の存在と門脇麦の演技がそうさせているのだろう
彼女の車(>>続きを読む
IMAX版で鑑賞
レースだけでなく、首都高での走行シーンさえ楽しい
本作は主人公の努力や才能の開花が概ねなされている時点から始まるので、成長物語としては薄いかもしれない。
しかし、カメラの寄り引きが>>続きを読む
ラストの初恋の人設定は気持ち悪いかな
全体的な対立軸や目標が分かりづらいかな
下ネタもちょいちょい入るが、300館公開の作品でやるべきことではないのでは…
リバイバル上映で鑑賞
セリフがなくとも、なんとなく伝わるのがすごい。
同じサイレントからトーキーへの移行期を描いたバビロンみたいになるのかとハラハラした
ペットを飼った経験がないので分からないのだ>>続きを読む
リバイバル上映で鑑賞
認知症を患って、ヨボヨボな晩年と野心に溢れていて、堂々とした政治家としての時期の落差が凄まじい。
これをメリル・ストリープがほぼ1人で演じていることがすごい。しかも、アメリカ人>>続きを読む
正解を選ぶのも不正解を選ぶのも時の運でしかないみたいな話。よくよく考えると努力してどうにかなったわけでもない
ポップさと寂しさ。大人たちは何かを失っているし、宇宙人で湧いた観光業もすぐに駄目になるし。
インド映画をIMAXで鑑賞したのは初めて。
ミッション・インポッシブルシリーズや007、特に女王陛下の007あたりやMCU(ファルコンとかブラックウィドウとか)のオマージュが強いなあと
ヒッチコックのめまいのよう。あちらは高所恐怖症だが、こちらは閉所恐怖症。
あちらは幻想しか愛せない男と幻想でしか愛されない女の話だが、こちらでは…
なんというか、白目が映らないような撮影や不安を煽る>>続きを読む
クラシックやっている人からしたらツッコミどころの多そうな映画かも
まずは依頼者が謝るのがスジだし、いくらなんでも出生の秘密を言うのもなんだし。でも、ラストの展開が良かった
色々投げっぱなしな設定が多いような気がするが、「人間が痛覚を失ったときにどうなるか」という要素は面白かった
いくら痛覚や感染症対策をしても、外科手術は出血多量による死が隣り合わせにあるわけで、麻酔な>>続きを読む
劇中では描かれないが、主人公のエリザベートの息子が女性と心中し、親戚が皇太子となって、その皇太子がサラエボ事件で暗殺されて、第一次世界大戦が起きて、この帝国は滅亡する。
つまり、本作は帝国崩壊の一世代>>続きを読む
知ってたけれど、ブルース・リーがほとんど出てない。しかし、タン・ロンのアクションは悪くない
メイキングも観てみたけれども、カメラマンが大変だよなあ。それに役者の一人が小道具も兼ねるあたりが低予算映画らしくて良い。
登場人物たちの物分りが良かったり、「世界線」という言葉が何度か出てきたり、タ>>続きを読む
監督が勤務していた2010年まではこんな感じだったんだろう。刑務官の母親に認められたくて、選んだのが海兵隊というのが何とも
書き忘れてたので追記
LAの日系アメリカ人博物館での展示を思い出した。アメ>>続きを読む
ツッコミどころだらけだけれども、それが楽しい一本。ロッテンマイヤー登場シーンで笑ってしまった
菊地凛子のための映画。終盤の長い独白も主演の見せ場として必要なんだろう。
こういう中年もいるよなあと思ったり、一方でわざとらしいようにも感じて、(序盤の方で)もっとどうにかならなかったのかあとも思っ>>続きを読む
天気、クローズアップ、照明、仕草たちが言葉によらない表現を支えてくれている作品
中盤までは「彼女と別れた直後だと、一人のベッドが大きく感じて、寂しくなって」みたいな話かと思っていたのだが…
ただし、>>続きを読む
冒頭のロシアの潜水艦の名前がセヴァストポリで笑った。これは終盤に少しだけ触れられているように、数年前にロシアが不法占拠したクリミア半島の軍港の名前に由来する。昔からロシア海軍がウクライナから当地を借り>>続きを読む