このレビューはネタバレを含みます
日常生活が崩壊した時、ただ運だけで「もつもの」となった人達のなれのはて。
得たものは働きに比して "平等に" 分配、その平等制はあくまでマンションという社会の中で。自分と他人の区別をした途端に序列はで>>続きを読む
AIがいつか人間を超越するのではないか…そんな恐れは、テクノロジーの進歩と共に、そして裏返しで浮かんでくる。 ChatGPTだったり、生成AIだったり。それがまだ体を持たなかったり、ただの模倣だったり>>続きを読む
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まとまらない感想をつらつらと…パターン。携帯メモ帳、思いつくたび書きたしたから重複あるはず
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先送りにしてきた映画…あってはならない事件。そもそも殺人自体がそう。対象が、“障害者” という>>続きを読む
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市子自ら、自分の境遇を語った相手はいなかった。バレそうになると逃げてしまう。逃げなくて良いんだよ、と言ってくれるだけに彼女を思う人がいること。それは本当に素晴らしいし、羨まれることだと思うのだけれど。>>続きを読む
優しかったからだよ、
だから死んでしまったんだよ、には涙
戦死してしまったら残された家族に孤児に。どう生きていくか
生き残ったとしても、身体の傷だけでなく、ずっと心の傷が残る。
必ずしも皆が皆そ>>続きを読む
笑ってたと思ったら泣き出したり怒り出したり。彼と別れてからの彼女の動き。造船業の衰退と共に、捨ててしまった関係性。それに始まった、様々な喪失。現在と過去、現実と妄想、どんどん曖昧になっていく。主演の河>>続きを読む
ソルギョングが出てくるスパイもの、というくらいでチケット予約していたのだけれど、そこまで韓国映画たくさん見てる訳ではない私でもスクリーンで何度目かの再会がちらほら。女性陣はとにかくかっこいいーーー!>>続きを読む
ムッソリーニの時代、イタリアには同性愛はないがゆえに、それを裁く法律はない。なので教唆罪。もしも同性愛を裁く法律があったとしたら、もっと悲惨だったのか、そもそも彼らの間に恋は芽生えなかったのか…
エッ>>続きを読む
未だにまとまらない感想をつらつらと。
ふと周りを見渡して、日常生活を送っている人たちを見る。そこに映るのは、明日が来るのは当たり前、たぶんいちいち「楽しみ」とか思ってない人。「明日来なくても良いな>>続きを読む
訳あって、安アパートに暮らす人たち。なんだろう…そこが底辺かもしれない、とわかっているからこそ、不安になりそうで、実は落ち着く場所。それは外からそこを訪れる人も同じで。わからないけれど、きっと最後の優>>続きを読む
「2人の美しい少年が死んだー」という宣伝。加えて、事前に「蟻の王」を見ていたので、当時のイタリアの同性愛に対する恐怖だったり嫌悪だったりは認識の上、覚悟をして観に行った。…というのは、自らを悲観したふ>>続きを読む
痛快コメディとの宣伝を知り、見に行った。冤罪をまさか自分の罪としてしまい、それにより女性の地位向上までを訴えるとは。面白いっちゃ面白いのだけれど。「あんなに美人なのだから…」という感覚には女性の中での>>続きを読む
「愛する人に愛されたいと思うのは、愛ではなく虚栄心」
この引用として捉えられる“愛”はいくつかあった気がする。で、うーーむと考えを巡らせるのだけれど、途中少しまどろんでしまい… 最近ではすっかり残念な>>続きを読む
なんて愛らしいアニメだろうか。ほのぼの。コンシェルジュとして様々な動物、お客様に満足いただけるように奮闘する新人コンシェルジュ。お客様の動物達は、誰かを思って来店する人が多く、そういうもんかもしれない>>続きを読む
元射撃選手の主人公。当時、そう言った選手達はひとところに集められ訓練を受け、ナショナルチームに入ることが社会との繋がりだった。射撃による聴覚障害で選手生命を終えた後もその社会には残る。
射撃選手だっ>>続きを読む
映画館で観たのは大正解。
そもそもNetflixを契約していないのはあるけれど。配信前の劇場公開は機会を逃すとすぐに上映終了になってしまうので、思い立ってすぐに観に行ったのだけれども、世間に評判高く、>>続きを読む
東京国際映画祭にて。
冒頭、かなり若い男の子達が豚を淡々と解体していく。その裏では、豚が鳴き叫ぶ声が聞こえている。それは彼らにとってはお金を稼ぐための作業でしかない。人間同士の間にも暴力が、平然と、あ>>続きを読む
オセージ族。1920年代。石油の発掘。それが彼らの地ではなく、どこか違う場所から出てたら変わってたんだろうか。多分、そう。目が眩むだけの価値、それを自分 "達" でない、"目下" な彼らが持っていたら>>続きを読む
「少女は卒業しない」を年初に観て、初見だったけれど河合優実さんと同じくらいに魅了されたのが中井友望さん。彼女の主演作の噂を聞いてから楽しみにしていた本作。眩しい程に夜空を照らすサーチライト。その下で夜>>続きを読む
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岩井俊二監督作、ラストレターしか見たことがなくて、でもその名前はよく聞くし、映画館で予告みるたびアイナジエンドの歌に惹かれ観に行った…けど。。まっっっったく合わなかった…!監督ファンの人には申し訳ない>>続きを読む
おもしろっ
実は誕生月クーポンで一本見られる、というのでそこまでの期待をせず安藤さくら目的くらいに観に行った。
最初の方はこってこての関西弁が少し聞き取れなかったり、安藤さくらの関西弁に少し違和感感じ>>続きを読む
「人を分かるってどついうことですか?」
リリーフランキーが演じる探偵の問いかけ。それが発せられてから、ぐるぐると、ぶくぶくと。水底に落ちていく。私自身も。
近くにいる人ほど、それが当たり前になれば>>続きを読む
政治に関するドキュメンタリーを見るようになったのは、同監督作「なぜ君は総理大臣になれないのか」を観て、こんなにも熱く、人として面白い議員がいるんだ…!という驚きから。なので、彼の撮る政治系ドキュメンタ>>続きを読む
ボクサーの社会人としての寿命…という書き方をしてしまうと良くないけれど。輝ける活躍を果たせるのは、ほんの一握りのボクサーで。ボクシングジムに居場所を求めるボクサー達の出自だとか、その後だとか。"リング>>続きを読む
カーアクション映画は数多あれど、実はイマイチハマらず。そんな中でまだ数年前、「フォード vs フェラーリ」で圧倒的に魅了されたのは。実話に基づくレース裏側の浪漫、その後にいざレースシーンとなった時の高>>続きを読む
たった83分の上映時間、その緊迫感ずっと張り詰めた時間が、実際の事件とほぼ同時間とわかり、愕然とした。
緊急通報装置での音声記録や、目撃者達の映像資料が残っていたから明るみに出たものの、もしそれがなか>>続きを読む
前作はもう完全なる、どエンタメ作として楽しんだけれど、マルサの女2 は、"悪" が大きい…というか。巨悪…、スパッと気持ちよく終わらない。社会を捉えて将来を危惧してたのかしら。地上げの話なんかは、賃金>>続きを読む
「沈黙のレジスタンス」を以前見て、マルソーの生い立ちから、ユダヤ人孤児たちを逃す時のホラーとまで言わんばかりの緊迫感…その最後に映る本物のマルソーのパフォーマンス。その続きが見たいなあと思ったのを、ド>>続きを読む
インドの3大カーンのうち、シャールクカーンの主演作だけは見たことがなく。初めて見るのは、御年57歳の彼…という。
初見だったのもあるだろうけど、さすがにアクション大変そうに見えてしまったり、映画見る時>>続きを読む
完全な無声映画って初めて見たかもしれない。
字幕を追わなくてもわかる面白さ、そしてキートンのおかしみも持ちながら計算しつくされた場面場面!すごいなぁ。体は小さいけれど、身体能力もえげつない。
年初に見>>続きを読む
福田村事件を観て、それが森達也監督の劇映画一作目、さらには「i 新聞記者」を撮ったドキュメンタリー監督とわかり、過去作を観てみたいと思っていたところで。
フリーの映画監督として、それこそ駆け出しの頃に>>続きを読む
山崎努に宮本信子のタッグはやっぱり良い。メインは2人がラーメン屋を無事繁盛させるまでを撮るけど、サイドストーリーとして時たまCMのように出てくる俳優陣も豪華!
白スーツで痩せていたので役所広司とは名前>>続きを読む
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「簡単に殺せるのは、死が怖くないから」
「あんまり死ぬの怖がっちゃうとな、死にたくなっちゃうんだよ」
そんな台詞があったと思う。
組の集会に乗り込む時はまだ、死が怖くなかったのだとすれば、想定外に>>続きを読む
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割と近い時期にみた「CLOSE」とも少し近い内容はあれど、一夏の淡いつながりであった彼と彼女、彼がいなくなってもきっと立ち直るし強く生きていける彼女…そんなことが邪魔して。さらには一夏の成長譚を期待し>>続きを読む
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なんとなく、広告のカラフルさに惹かれて見に行った。なんならその、パルコの広告のような、鮮やかな画面だけ見れれば、内容に関しては概念的な内容でもなんでも良いや、くらいの期待だったのだけど。
はあ〜…好>>続きを読む
きつい。…きつい。沖縄市のコザ。17歳でキャバクラ勤め。それは彼女だけではない。最悪な夫に裏切られながら、幼い子供を育てつつ。どんどん貧困の蟻地獄にはまっていくけれど、そこへの侵入はどうも彼女らが始ま>>続きを読む