つやぴーさんの映画レビュー・感想・評価

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ドラマ(22)

TENET テネット(2020年製作の映画)

2.0

IMAX版。時間の逆行と順行が同居することで起きる矛盾の説明が一切ない上ビックリするぐらい人の心理も描こうとしてないので、これは単に話の整理が苦手な監督のごちゃごちゃした画遊びとしか思えない。

ポネット(1996年製作の映画)

3.4

4K レストア版。母の帰りを待ち続ける健気さよりも、実はもう戻ってくることはないと分かりきってる現実をあの手この手で周りが伝えようとする残酷さが際立って見てて胸が締め付けられるほど苦しい。ラストに少し>>続きを読む

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

4.9

大切な人を想い続ける気持ち思いやりの行動は誰かの優しさを呼び起こしやがてその小さな波紋が少しずつ広がってヴァイオレットの表情もどんどん溶けてくのがとても美しい。心地よい涙。

ミッドウェイ(2019年製作の映画)

2.3

戦争をヒーロー物語として盛り上げないよう、実際の戦闘とは関係ないところでのミスを敢えてカッコ悪く描いたりして全体のバランスをとってる感じがしたけど、そもそもなぜ人と人が攻撃し合っているのかが分からない>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

3.0

正直にものを言い過ぎると相手が傷つくから本当のことは言わない…というのは分かるけど、あまりに自分を取り繕って「ウソをつく」人ばかり出てきて共感しづらい。娘はどういう気持ちであの道目指してたんだろう。

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

3.7

起伏ある展開は存在せず(行って帰ってくるだけ)、背景もずっと砂と岩ばかりなのにそれでも飽きさせない脚本と演出が凄い。名前を明かすのがまるで自分が人であるのを思い出したかのよう。

バーレスク(2010年製作の映画)

4.6

最高にきらびやかでパワフルでセクシー。夢もお金もどちらも素敵だけどこれは有名への階段を上り詰めるというよりも、自分が自分らしく居られる家、互いを想い心を許し合える仲間との居場所を見つけるまでの物語。

事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

3.7

案じてくれる人の大切さ。売れたい一心でやってたわけではないはずなのに徐々にやりたかったことから遠ざかっていく姿が切なくて、家族でも何でもない奈緒が必死に止めようとしてくるとこがまた二重に切ない。

海の上のピアニスト 4Kデジタル修復版(1998年製作の映画)

3.6

自由と多すぎる選択肢の狭間。エンニオ・モリコーネの音楽と叙情的な語り口そのどちらも美しく引き込まれるが、女の子にそれをしてはいけないだろうと思うところが一箇所あってどうしてもそこが引っかかる。

インセプション(2010年製作の映画)

2.4

長い上映時間の割に全員が没個性どころか何処住みとか何の職業の人なのかすら描こうとしない潔さ。眠りが深くなる度に体感時間が長くなる設定で更に間延び。エレン・ペイジをチームに引き入れるシーンだけ良かった。

もののけ姫(1997年製作の映画)

4.9

「分かってはいるけどそうするほかない」と、憎しみと哀しみの連鎖に流されてしまってる人の心に「本当にそうだろうか?」と問いを投げかける傑作。生きている限り必ず道は開ける。道案内するコダマのお尻が可愛い。

はちどり(2018年製作の映画)

4.9

自分の身の回りのことが世界の全てではないのに、自分の身の回りのことこそが世界の全て。どうしようもなくやるせなくて、抜け出せなくて、理不尽で。それでも誰かと出会い、なにかを分かち合う瞬間は確かに存在する>>続きを読む

ジョーンの秘密(2018年製作の映画)

3.8

後世に守られた場所で平和を唱えるのでなく身の危険に晒されてる時代に行動に移せる、信念を具現化できる人間がどれほどいるのか。人の境遇は本人にしか分からないものなのだから、せめてそっとしておく思いやりを。

カサノバ ~最期の恋~(2019年製作の映画)

2.0

女性を「見定める」男というのが、まるで上から「見下してる」ようで苦手すぎる。最初の方に倫理的に見せるべきでない激ヤバなエグいシーンがあって、その後のストーリーがほとんど頭に入って来なかった。

人体のサバイバル!(2020年製作の映画)

3.0

「前例がないからやるんじゃないか!」下手したら命を奪ってしまうかもしれないにもかかわらず、軽く引き受けてしまう無責任で無謀な計画だけど、医療の真髄を「心」と説く姿勢は嫌いじゃない。排泄は大事。

スプリンパン まえへすすもう!(2020年製作の映画)

2.3

「世界がどう見えるかはあなた次第」楽曲のクオリティが高く台詞もすごく真っ当なことを言ってるのに、旅が始まった瞬間に「もうすぐこの旅も終わり」と締めくくるところが草。

がんばれいわ!!ロボコン ウララ〜!恋する汁なしタンタンメン!!の巻(2020年製作の映画)

4.1

「私のことナメてんじゃないわよ!」と憧れの女の子に罵倒され「舐めた〜い」って長いベロ出してくるとこに意思疎通できない者の哀しさと軽い狂気を感じる。

もち(2019年製作の映画)

4.4

「努力しないと忘れてしまうものなんてなんだか本物じゃないみたい」深い。努力し続けないと実感できないものはあると思う。おばあちゃんにおじいちゃんベタ惚れだったんだなって微笑ましくなるとても素敵なラブスト>>続きを読む

映画ドラえもん のび太の新恐竜(2020年製作の映画)

3.3

のび太がエサあげてる姿をドアの隙間からソッと微笑みながら覗き込むドラえもん…押し入れの中にイケメン長身ドラえもんを隠しているドラえもん…何度も何度も缶詰を取り出すドラえもん…可愛い。

ステップ(2020年製作の映画)

3.6

抱っこのお話からケロ先生にラブな人の登場までがとても素敵な演出で一番好きな場面。父子家庭の大変さ寂しさを補って余りあるほど理解ある人たちに囲まれトントン拍子な気もするけど、人の優しさ見るのは気持ちがい>>続きを読む

君が世界のはじまり(2020年製作の映画)

2.8

全員高校生に見えない。その違和感がずっと物語の進行を邪魔していたように感じる。抽象的な描き方をしてる一方で急にほっこりする日常シーンを挟んだり飽きさせないが纏まりもない。琴子の高テンションは好き。

リトル・ジョー(2019年製作の映画)

3.4

長い物には巻かれた方が幸せ。大衆性を重んじるという点において独裁も民主主義も似たもの同士なのかもしれない。いつの間にか身近な人が身近でなくなる、仲良きが歯車が合わなくなる、静かなる恐怖を描いたホラー。

プラド美術館 驚異のコレクション(2019年製作の映画)

3.3

J・アイアンズの仰々しい解説が1周回ってクセになる。裸を描いた絵画を女性には閲覧禁止にして自分は鑑賞部屋を設けたり裸婦を描く口実として神話を利用したって話は男は昔からバカだなあって。

パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

3.8

妬まれることも奪われるものも何もない自由。だけどそれは人権すらない自由。そんな俺たちもまだここにちゃんと存在してるんだという叫び。いいね、映画はどんな時も社会的弱者の味方であってほしい。

グレース・オブ・ゴッド 告発の時(2018年製作の映画)

4.2

受けた心の傷に時効などあるわけない。公に声を上げることが必ずしも正と言えなくともこの作品が、あることを無かったことにされ続けた者たちの苦しみを少しでも和らげるきっかけになれば。

ラ・ヨローナ ~彷徨う女~(2018年製作の映画)

3.3

死霊館シリーズと同じモチーフを描いていながらも、景気良くガンガン驚かしながら物理攻撃を仕掛けてきたあちらとは違う種の恐怖。「糾弾されるべき側」からの視点なので全編に漂う異様な緊張感がある。

グッド・ワイフ(2018年製作の映画)

2.2

他人を見下すのは先天的?それとも後天的に植え付けられたもの?運良く一度手に入れてしまった地位や豪華な暮らしは、二度と手放すことはできないのだろうか?人は思いやりを無くすと本当の意味で笑えない気がする。

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

2.2

確かに高圧的ではあるけれど、本人の意志を尊重するし話し合いの場を設けるし自らも練習に付き合うし試合も必ず見に来てくれる。とても良い父親だと思う。すぐに苛立ち話を聞かず人を傷付けてるのは息子の方。

バルーン 奇蹟の脱出飛行(2018年製作の映画)

3.8

人目についてはいけない事なのにあれほど巨大な物でしかも夜の闇に灯りを灯して飛び立つ姿に「いやいやめっちゃ目立つやん」とあんぐり口を開けながらもこれが意外とハラハラドキドキの面白さ。実話凄い。

アンティークの祝祭(2019年製作の映画)

2.7

美しいものに囲まれた生活が人生をより豊かにする。見てるだけで楽しい小道具や家具の数々。ぼんやりしてると過去か今か分からなくなる危うさ。煙草はもうドヌーヴぐらいの貫禄がないと吸ってはいけないと思う。

その手に触れるまで(2019年製作の映画)

4.4

人の心を解かすもの。根底にあるもの。ダルデンヌ兄弟の映画は役者が全然演技をしていないように見えるぐらいリアリズムに徹してるのに、まるでミュージカルのようなリズム感に溢れてるのが毎回凄いって思う。

透明人間(2019年製作の映画)

3.6

なかなか正体を現さない演出とか人が倒れるときに一緒に倒れ込むカメラワークとか今までにない透明化の仕組みとか鼓膜の奥が沈んでくような効果音とかどれもカッコいいんだけど、1人の女性に執着する男の心理が雑す>>続きを読む

東京の恋人(2019年製作の映画)

2.1

自己憐憫のようでいて、けど俺の姿サマになってない?みたいな。クズな男の妄想ダダ漏れな台詞や逆光多用の映像、カッコ悪すぎるテロップ全部わざとやってるんだろうけど正直むず痒かった。もう一回観たら印象変わる>>続きを読む

アングスト/不安(1983年製作の映画)

3.2

いわゆる「異常」とされてる人間が、冷静に自分語りしているせいか不気味さとか薄気味悪さが殆どなくて意外とあっさり。胴体から下の部分が無いみたいに感じるカメラワークが秀逸。あと、ロケーションの勝利。

のぼる小寺さん(2020年製作の映画)

4.8

一生懸命頑張ること。目の前のことをまずはやってみること。「誰かに褒めてもらうため」じゃなくても何かに打ち込んでる姿は必ず誰かが見てくれるしやがて周囲の空気も変わってくる。ヘアゴムのエピソード可愛い。

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

4.4

生まれ育った環境や受けた教育によってその人の生きる世界は違ってくるけれど、別に他の世界に入ったり出たりは、きみの自由にしてもいいんだよ、と言われてるような開放感。映画のマジック。

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