YSKさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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Threads of Blue(2023年製作の映画)

3.9

お話から何から全く説明のしようがないのに、いや説明のしようがないからこそ恐い
いや恐いか恐くないかでいえば直接的な恐怖表現は全くないけども、主人公を取り巻く環境のひとつひとつがすべて薄気味悪く、分類す
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悪魔ジン デーモン召喚(2020年製作の映画)

1.9

どんな願い事でもかなえてくれる悪魔・ジンに、亡くなった父親を生き返らせてほしいと願った主人公だったが…ジンの本当の目的は…というお話

面白くはないけどもつまらないというほどでもない作品を撮り続けてい
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デッド・アゲイン(2020年製作の映画)

1.8

ソリッド・シチュエーション・ホラー界の面汚しともいうべき『スケアリー・アトラクション』の監督が贈る最酷ゾンビ映画それが『デッド・アゲイン』!

とはいうものの疑う余地もないくらいにZ級だった『スケアリ
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眠りの先(2016年製作の映画)

2.0

太陽が沈まない白夜の季節に北欧の凍原で方向感覚を失い死にかけるお話
北欧の地理がよくわからないのですが、『ミッドサマー』の舞台となったフィンランドをはじめ白夜という現象は夏に起きるのに凍原は凍ったまま
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ファニー・ページ(2022年製作の映画)

3.5

師と仰ぐ人物の死を目の当たりにしたことで、古くからの夢だったカートゥーン作家を目指し家を飛び出した少年のお話というあらすじを見て、『500ページの夢の束』みたいなお話を想像しながら見始めたわけですよ>>続きを読む

ボス・オブ・イット・オール(2006年製作の映画)

2.9

『エレメント・オブ・クライム』を見て以来のラース・フォン・トリアー監督作品
とある会社の社長が「ボス・オブ・イット・オール」という架空の社長を据えることで従業員や取引先からの煩わしい要求にクッションを
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ファブリック(2018年製作の映画)

3.9

怪しげなブティックで販売されている魅惑的な赤いドレスを身につけると、人智をこえた力によって死にいたってしまうお話…
そんなあらすじに間違いはないものの、でははたしてみどころがそこかといえば全く違う気も
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リトル・ジョー(2019年製作の映画)

3.6

葉の一枚もなくしゅっと伸びた茎に咲いた一輪の花を中心としたミステリ

表面的に事件は何も起きておらず、こちらから見ればおかしくなってしまった人々も一様に幸せそう
だけども真っ白いテーブルへ均等に並べら
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ビューティフル ドリーマー(2020年製作の映画)

2.5

『ビューティフルドリーマー』を見ていないどことか『うる星やつら』も原作とアニメをなぞった程度、それがどうして見てしまったかって?
「撮ろうとすると必ず恐ろしいことが起きるいわくつきのフィルム」というあ
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エレメント・オブ・クライム(1984年製作の映画)

2.8

残酷かつ異常な殺人事件を追う主人公の刑事が、催眠療法により自身と犯人の心理をシンクロさせ、追体験に近い方法で捜査を進めるも…というお話

夢と現の境目を曖昧にし、眩暈がしそうなカメラワークで翻弄し、安
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スライス(2018年製作の映画)

2.9

キングフィッシャーという町でピザの宅配ドライバーばかりが首を切り裂かれ殺害される事件が発生、被害者男性の恋人が犯人を捜すために立ち上がるのだが…というお話

この舞台となったキングフィッシャーという町
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その時… 上島が動いた(2007年製作の映画)

1.8

東北地方のとある村をひとりで見守る警察官を追ったテレビ番組に感銘を受けた上島が、彼と村民のために慰労ライブを企画し竜兵会を引き連れて訪問、ライブこそ成功するもそこは超凶悪暴走族が根城としていたのだった>>続きを読む

初恋スケッチ ~まいっちんぐマチコ先生~(2018年製作の映画)

2.4

「あのあらま学園が取り壊しになる」という報を受け急ぎ帰郷した、今は漫画家として生きるケンタは、懐かしの校舎でマチコ先生の面影を持つ元教師と知り合い…というお話

ほどほどにお色気があってノスタルジック
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帰ってきたバスジャック(2017年製作の映画)

1.6

高校生の自主製作映画よりも酷い仕上がりとなった『バスジャック』から3年、遠藤をはじめとした彼らが乗ったバスが向かうのは良作かそれとも駄作か?というお話

まあ良作になるはずもないんですけどね
世界のO
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モンスター・インサイド!アメリカ史上最恐のお化け屋敷(2023年製作の映画)

-

「世界一恐いお化け屋敷」こと「マッケイミー・マナー」の正体を追ったドキュメンタリ

例えば不敬な動画配信者が潜入取材を試みて死にそうな目に遭うモキュメンタリではなく、ガチで主催者のラス・マッケイミーや
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デッドゾーン -殲滅領域-(2022年製作の映画)

1.8

未知のウイルスが蔓延し人々がゾンビになってしまった←わかる
思う存分埒をあけるために放射能爆弾で一掃するぞ←わかる
爆破予定の場所にはワクチンを研究開発しているラボがあるじゃないか←わからない
爆弾を
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ベッキー、キレる(2023年製作の映画)

3.3

お前は前作でもキレ散らかしてたじゃないかと思わないでもありませんが、さらわれた愛犬と殺されたおばさんの敵を討つべく復讐をはたさんとする少女版ジョン・ウィック

これの感想を書くために前作の感想も読み直
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オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分(2013年製作の映画)

1.4

家庭や仕事そしてもうひとり、深夜のハイウェイで車を飛ばしながら主人公を頼り求めてくる電話に出るだけの86分
何も劇的ではなく何の物語性もなく何一つスペシャルでもない、そもそも彼の選択に興味を持てず共感
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スリップ・アンド・フォール(2010年製作の映画)

2.4

ともに暮らす祖母が怪しい訪問販売と契約したせいで学費をすべて使い切ってしまい退学の危機にさらされた主人公が、学内の階段に水をまき凍らせて滑って転んでケガをし保険金をせしめようとするお話

怪しい医師に
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マーズ・アタック!(1996年製作の映画)

3.8

あっという間に3000作目
4年と少しでこの数字ですから頭がおかしいとしか言いようがないですね

そしてそんな記念作品は、何気にまだ見たことがなかったティム・バートン作品
ある日突然火星からやってきた
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くまのプーさん(2011年製作の映画)

3.3

「プーさんが見たい」という娘たちのリクエストで
相変わらず100エーカーの森の住人たちは間が抜けているけれど、イライラしないギリギリの線をついていて素敵ですね

そして今回の実質的な主人公はなんとイー
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.8

その上映時間も相まって劇場で見るのは疲れそうだから行かないけど、非常に楽しみにしていたシリーズ最新作!

その見どころはなんといっても大阪を拠点にコンチネンタルを営むミスターサナダ!
の娘であるアキラ
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キル バード 森に潜む反逆者(2019年製作の映画)

2.2

森の中で車が故障し立ち往生してしまった主人公が助けを求めた山小屋の主が電波だった…というお話

だと思ったら電波じゃない…だと…?
主人公は主をCIAからの逃亡犯ではと疑い、
主は主人公を政府のエージ
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オファリング -悪魔の生贄-(2022年製作の映画)

2.6

事業の失敗を補填するために葬儀屋を営む父の家に無心に訪れた主人公、その晩運び込まれた死体によって身の毛もよだつ恐怖が襲いくるお話

とりあえずこのお話で一番悪いのは主人公です
簡単にいえば悪魔にとり憑
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悪魔のエンジェル(2017年製作の映画)

1.2

「見たらつまらなかった」は仕方ないけど、自分から好き好んで「つまらなそうだけど見る」や「つまらなさそうだと思ったら本当につまらなかった」作品を選んでしまうのはなぜでしょう、愚かだねえニンゲンは

ここ
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ファンタズム(2014年製作の映画)

3.3

愛する息子を喪った母親が縋ったのは降霊術だったお話

ジャンルとしてはホラーに分類されているものの、驚かせよう恐がらせようというシーンはほぼなく、実質的にはよくある悲劇的なお話といっていいでしょう
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地球防衛未亡人(2014年製作の映画)

1.7

富士山麓にオウムの鳴き声とともに現れた大怪獣を撃退すべく出動した地球防衛軍のダン隊員だったが、彼女にはとある秘密が隠されていて…というお話

U-NEXTで配信されている河崎実監督作品の1つ
言ってし
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JIGSAW ソリッド・ゲーム/生存者は見た(2010年製作の映画)

2.5

なぜ人はつまらない映画を作ってしまうのか、そしてなぜ人はつまらない映画を見てしまうのか…そんな永遠に答えの出ない問答に想いを馳せてしまうくらいには刺さりませんでした

とはいえとある事件の生き残りでも
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

3.4

むかーし上映した実写とは大きく変わり明るく楽しく激しく新しいティーンエイジャーのようなカメたちのお話

まるで『スパイダーバース』のようなアニメーションがグリグリ動くのは見ていてとても楽しく、今後こう
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切り裂きジャック 復活(2016年製作の映画)

1.2

「究極のホラー映画」なるコンペで最優秀シナリオ賞に輝き200万ポンドを獲得せんとする若い男女だったが、「切り裂きジャック」をテーマにすると決めたことから悲劇に襲われる…というお話

で、合っていました
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お茶の間トランスフォーメーション(2007年製作の映画)

-

作品ではあるかもしれないけれども、決して映画ではないなにか
宇宙空間で発生した超巨大エネルギーにより、どこのご家庭にもあるような家電製品たちが人知れず人型のロボットに変形するのだが…

本当の本当にた
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ロバマン(2019年製作の映画)

3.1

ここ最近の河崎実における吉田照美率の高さはいったいなんなのでしょう?
河崎実ユーザーの世代には特別刺さる…のか?

とある宇宙人の見間違いにより世直しヒーローロバマンへの変身能力を得た吉田照美は、身の
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アウトフィット(2022年製作の映画)

3.4

初老の仕立て屋が営むスーツ店を舞台に、追うマフィアと追われるマフィアが入れ違いすれ違いドタバタする会話劇

大きなアクションや銃撃戦もなく、若干の暴力や暴言だけをアクセントに繰り広げられる会話劇なので
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邪悪は宿る/セパレーション 魔物の棲む家(2021年製作の映画)

2.8

妻と離婚協議中の主人公はせめて娘の親権だけはと願うものの収入がないため劣勢、しかしそんな折に妻が交通事故で亡くなったためなし崩し的に娘とのふたり暮らしがはじまるも、とてつもなく恐ろしい事態が巻き起こる>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

2.8

かつての親友が自殺した報を聞いた主人公が、親友へ虐待を繰り返していた親元から遺骨を強奪し、学生時代に彼女が行きたがっていた海へ旅をするお話

主人公に依存していた親友と、それを時に疎ましく思いながらそ
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ブラステッド:俺ら vs エイリアン(2022年製作の映画)

2.6

ノルウェー産の映画ってなんか珍しいイメージ
もちろん実話がベースではないものの、山中で時折目撃される不審な光から着想を得て作られたらしいです

とりあえずこの作品で一番秀逸なのがタイトルの『俺らvsエ
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