すぎさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

すぎ

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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.0

アトランタ五輪爆破テロ事件の第一発見者であり英雄扱いされた警備員が不当に容疑者扱いされ戦う物語。

冤罪ものは本当に腹立たしくなるし胸が痛くなる。でもそれは全てを知ってるからで、もし現実に同じような事
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.3

娘をレイプされて殺された母親が捜査の進まない警察に広告で不満を訴えることから生じる悲劇の連鎖。

脚本がほんとにすごい。
誰に感情移入していいのかわからない…。本来はみんな優しいはずなのに復讐の連鎖で
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タイタンズを忘れない(2000年製作の映画)

4.5

1970年代の黒人と白人合同のフットボールチームの絆を描いた映画。

映画の前半は黒人への偏見が酷く、また黒人も白人に対して偏見を持っているようにも見えた。それがスポーツを通して解消されていくのはとて
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.8

ダンケルクからの脱出を複数の視点から描いた映画。

会話がほとんどない分、空爆の音や銃声、悲鳴が際立って終始緊張感が張り詰めていた。

いまを生きる(1989年製作の映画)

3.9

新任の先生が「いまを生きる」ことの大事さを説いて生徒たちの人生に影響を与える様子を描いた映画。

こういう映画って強い決心したあとはトントン拍子に状況が好転していくものが多いけど、そうならないところが
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アルマゲドン(1998年製作の映画)

3.8

切削のプロたちが地球を守るために小惑星に穴を掘る話。

有名だけどちゃんと見たことなかった。父娘の関係に感動した。

せっかく全米からプロを招集したのにそれぞれの技術的な個性が描かれてなかったのが残念
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.1

上品で紳士的なキャラクターとユーモラスで過激なエロとバイオレンスのギャップが好き。

マーリンのカントリーロード感動したし、ウイスキーの戦闘シーンかっこ良すぎる。ロマンが詰まった映画だった。

マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

3.6

相変わらずアクションとCGが凄かった。

ストーリーを追うのが大変で途中で集中力が切れてしまった。解説を読んで納得。

マトリックス(1999年製作の映画)

4.0

大迫力のアクションとCGに引き込まれる。
設定も面白い。

PK(2014年製作の映画)

4.3

宇宙人のPKが客観的に地球を観察しながら自分の星に帰るため奮闘する物語。

これがインドで放映されたのが信じられないくらい宗教への皮肉がすごい。宗教を信じ込むことで救われてる人もいるのでは?という疑問
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

3.7

一人一人の個性が強くバラバラだった家族がワゴンでの旅を経て結束するロードムービー。

お兄ちゃんのオリーブへの静かな愛が素敵。お兄ちゃんと叔父の除け者同士の友情みたいなものも胸が熱くなる。

幸せのちから(2006年製作の映画)

3.7

ウィルスミスが地下鉄のトイレで息子を抱きながら号泣するシーンは堪えた、、。

息子のために頑張るお父さんはかっこいい。

顔のないヒトラーたち(2014年製作の映画)

4.5

若い検事がこれまで一般に認知されていなかったアウシュビッツでのナチスの酷薄な行いを裁く話。

戦後間もないドイツではアウシュビッツ自体が一般に認識されていなかったことが驚きだった。

「あの時代は誰も
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アイヒマン・ショー/歴史を写した男たち(2015年製作の映画)

4.5

アイヒマン裁判をテレビで放送するために奔走した男たちの物語。

この映画で終始テーマになっているのが誰しもがファシズムになりうるということ。監督のレイがアイヒマンの人間らしさを撮ろうとし、映像で悪の凡
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アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男(2015年製作の映画)

3.7

アイヒマンがどのような経緯で拘束されたのかがよくわかる映画。

メインのアイヒマンの追求だけでなくあの時代の同性愛者の生きづらさも描かれている。戦後もナチス党員がまだ要職に残っていたのが驚きだった。

スペース カウボーイ(2000年製作の映画)

3.6

個性豊かなお爺ちゃんたちが衛生修理のため宇宙に行く話。

壮大な話のはずなのに演出があっさりしていて物足りなさを感じた。良く言えばテンポはかなりよかった。
キャラクター一人一人の心理描写も踏み込まず淡
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ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

4.0

幼馴染三人が経験した幼少期の事件がより大きな事件に波及する…

たった一つの出来事が人生を大きく変えるというのがよくわかる。特に今作では事件が三人及ぼした精神的な影響が象徴的に三人の人生に現れていてと
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許されざる者(1992年製作の映画)

4.0

残酷な人殺しから改心した農夫が友人の死をきっかけに人殺しに再度目覚める。

こういう映画って躊躇いなく次々と人を殺していくものだけどこの映画は違う。人を殺すことによる罪の意識がどこまでも強調されており
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七人の侍(1954年製作の映画)

4.0

7人の侍が農民のために野武士から村を守る物語。

前半の仲間集めの流れは現代の少年漫画の王道のような展開でとてもわくわくした。

侍たちに比べると農民たちの振る舞いはとても幼稚で浅はかなようにも映るが
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ギター弾きの恋(1999年製作の映画)

3.7

天才ギタリストの切ない恋を描いた物語。

ラストでエメットが後悔して感情を爆発させる気持ちとてもよくわかる。ギターのメロディが相まって余計切ない、、。

ハッティの可憐な少女像が完璧で可愛かった。

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

3.8

ゲイのカップルが隣人のダウン症の少年の保護を巡って戦う物語。

ルディが法廷での立ち振る舞いはマルコへの愛が伝わってきてかっこよかった。マルコに接するときの母性溢れた優しい表情が印象的だった。

硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)

3.6

太平洋戦争の硫黄島での戦闘を日本側の視点から描いた作品。

「父親たちの星条旗」に続いての二部作目で元々は日本人監督を起用する予定だったが、イーストウッドが「日本兵も米兵も同じ思いを持ってる」と感じた
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父親たちの星条旗(2006年製作の映画)

3.7

たまたま星条旗を掲揚した兵士が英雄としてプロパガンダに利用される話。

戦争に勝つために資金を集めるという大義は理解してもあそこまでショービジネスのような扱いをすることには大きな違和感がある。

彼ら
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パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)

3.7

脱獄犯と誘拐された少年が逃走中に友情を育む物語。

かなりアウトローなやり方だけどフィリップのやりたかったことを叶えさせてくれるブッチの愛を感じた。

最後の展開は予測できただけに辛かった。

マディソン郡の橋(1995年製作の映画)

4.1

4日間だけの本気の不倫とその別れの切なさを描いた作品。

不倫はもちろん肯定できないけど「生涯に一度の確かな愛」を経験して確信できるのは羨ましい。そしてそれを諦めなければならないと悟った雨に打たれるイ
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スティング(1973年製作の映画)

4.3

詐欺師集団が仲間の敵討ちのためにギャングを騙す話。

作中何度も騙されました。あまりにも綺麗に騙されたので観賞後は感心しながら見返してました。笑

みんなのスーツやタキシードがかっこよかったのも印象的
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大脱走(1963年製作の映画)

4.6

第二次大戦中、連合国軍の捕虜たちが大脱走する物語。

かっこいいプロフェッショナルな男たちがたくさん出てくる。冒頭のシーンで移送されて早々、各自が独自の方法で脱走を試みるシーンはプロフェッショナルを感
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プラトーン(1986年製作の映画)

3.8

ベトナム戦争の過酷さ、過酷さから生じる暴力、虐殺、暴力に対抗する者たちの様子がよくわかる。

「地獄の黙示録」でも感じたけどベトナム戦争はアメリカ兵にとってもベトナム人にとっても地獄。ベトナムの農民に
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イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ(2010年製作の映画)

3.8

バンクシーを撮り続けた男のドキュメンタリー。

雑誌でバンクシー特集を読んで興味を持ったので鑑賞。ストリートアーティストたちの活動風景を見るのは単純に楽しい。今作の主人公のティエリーのキャラも光ってて
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ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007年製作の映画)

3.7

石油王の隆盛と凋落を描いた話。

誰とも関わらないでいいくらいの金を稼ぐというダニエルの夢を叶えたあとの彼の惨めさがとても印象的。

大事なものはお金じゃないと思わせてくれた。

インセプション(2010年製作の映画)

4.2

序盤のシーンは意味が全くわからなかったけど設定がわかってくると、どんどん引き込まれる。

最後の謎を残した終わり方も良かった。

トイレット(2010年製作の映画)

3.5

英語のわからないおばあちゃんがアメリカの孫の家で生活する話。

おばあちゃんほとんど喋らないのにすごい存在感。モーリーとの絡みは祖母愛に溢れてて感動した。

それにしても餃子が食べたくなる🥟

ライフ・オブ・デビッド・ゲイル(2003年製作の映画)

4.2

死刑制度という重たいテーマを扱いながらも、サスペンスとして好奇心を掻き立てられる情報の出し方をしてるので終始続きが気になり画面に釘付けでした。

一つ一つ情報が開示され、だんだん事件の真相がわかってい
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ターシャ・テューダー 静かな水の物語(2017年製作の映画)

4.7

91歳の絵本作家の女性のスローライフな日常を映したドキュメンタリー。

響かない人にはとても退屈だけど、響く人にはとても魅力的な映画だと思う。将来田舎に住みたいと思ってたから興味深く見れた。田舎暮らし
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