久しぶりのカウリスマキ監督。
シュールさな面白さに、より拍車がかかっていたように感じた。
それと、今回は個人的に好みな感じの曲が多かった。
これからの作品も楽しみ。
この脚本家さんやデザイナーさんは、きっと『AKIRA』なんかが大好きなんだろうな。
色んなSF系の映画やアニメの影響を受けているんじゃないだろうかという印象を強く受けた。
で、ストーリーは王道の展開だ>>続きを読む
この監督が、なんで『PERFECT DAYS』を撮影できたのか、少し分かった気がする。
以前にも一度観たが、『PERFECT DAYS』を観たあとで、何か変わるかなと思ったが。
これはこれで好きだが、個人的にアダム・ドライバーが好きなことによるところが大きい気がした。
イタリアンマフィアが出てくるところなんかも、よくあるクライムアクションの設定だが、やはりなぜかこのシリーズは全く陳腐に感じることなく、楽しめる。
デンゼル・ワシントン様様なのか。
楽しめました。
『ボーン』シリーズなんかと似た、クライムアクションものではよくある設定かもしれないが、飽きることもなく、楽しく観られた。
ただ単純に、CIAのエージェントって、あんな激強な人がいるんだろうか?
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これまでのシリーズ作と比べて、やや平板に感じたのはなぜか…。
個人的には、映画の構成上としては、前半一時間ぐらいのパートはあんまりいらないんじゃないかという気がした。
真田広之さんたちとの大阪シーンは>>続きを読む
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すばらしい、大好きな作品。
きっと、これからふとした時に観たくなって、繰り返し観ることになると思う。
「清貧」というのとはちょっと違うかもしれないけど、暮らし向きは良くなくとも、日常の中にあるささや>>続きを読む
うーーーん、非常に何とも難しいというか。
自分も役所さんが演じた三上と似て、どこか自分が正しいとか許せないとか思ったことに対して、瞬間湯沸かし器的に動いてしまうことがあるので、非常に気持ちが分かるとい>>続きを読む
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前作もとても素晴らしい作品だった、ルーカス・ドン監督作。
この監督は、年を重ねると忘れてしまいがちな、思春期の心の機微みたいなものを丁寧に描くのがとても上手だと思う。
日本で育った自分も、きっと中学ぐ>>続きを読む
ドキュメンタリー、という感じより、作り的にはメイキングに近いのかも。
といった理屈くさいことは抜きにして、曲ができていく過程だったり。
20年近く経ってから、また再び一緒になれた3人のことだったり。>>続きを読む
全く面白くなかった。
画作りは面白いとは思ったけど、そのテーマ・メッセージ性を伝えるのに相応しかったのか甚だ疑問だし、とっ散らかっているように感じられただけで、正直観続けるのが苦痛だった。
お正月なんかには持ってこいの映画。
最初から最後まで、飽きさせないストーリー展開は流石。
しかしワイスピの最新作もそうだったけど、続編ありきの映画が増えていくのだろうか。
何ともムナクソ悪い話。
アメリカ史実に基づいているということだったが。
ディカプリオ演じるアーネストが、事が公になった後で、デ・ニーロ演じるヘイルの家に戻った時の、集まった人たちの顔ぶれの悪さよ。
ア>>続きを読む
香港を味わいたくてレンタル鑑賞。
良くも悪くも、綺麗な映像とストーリーがスルスルーと流れていって、あまり心に留まらなかったというのが正直なところ。
よくある設定、よくある教訓、よくある感情、という感じ>>続きを読む
香港を代表する監督たちによるオムニバス映画。
香港好きとしては、いろんなテイストで香港を感じられて良かったが、いかんせん15分程度のショート作品がほとんどとあって、内容的にはやや淡白なものが多かった。
決して嫌いじゃないけど、よくあるパターンで期待値がちょっと高かっただけに、そこまでかなーという。
今活躍中の俳優たちの若いことよ。
大人の男となった彼ら現在と高校生らしい初々しい姿のギャップを思うと、月日の流れと、俳優として培ってきた実力の凄さを感じずにはいられなかった。
しかし林さんは目がキラキ>>続きを読む
ほぼ同じ時期に公開された今作と『月』。
脚本もほぼ同じ時期に書いていたとのことだが。
いやはや、すばらしい。
明暗、陰陽という意味では全く対照的な作品だが、どちらも、ざっくりいえば人間愛のようなことが>>続きを読む
これは必ずしもネガティブな意味ではなく、タイトルから想像していたものとはちょっと違った。
どんな形であれ、ある一定の状況から進んだ先にある未来は、元々決まっている幸せの総量の中で、構成する者たちにどん>>続きを読む
うーーん、良くも悪くも読後感は悪い作品、テーマ的に当たり前かもしれないけど。
形は違えど、今の時代でも十分同様のことが起こりえると思うし、諦観という訳ではないけど、きっと今後も無くならないんだろうなと>>続きを読む
尺が短いこともあるが、全体的にフワッとしていて、自分の母が言った「女優」という言葉を軸に描くのであれば、もうちょっと深掘りして欲しかったというのが正直なところ。
うーーーん、物語としては、ちょっと…。
時系列が複雑に行き来しているので、割と感情が乗っかってきたな、というところでプツッと切られるところが多かったのと。
やや全体的にシーンそれぞれが中途半端に感じら>>続きを読む
ちょっと前半がテンポ悪く感じたが、それはいわゆる欧米風なドキュメンタリーの作りに近付けようとしているためのような印象を受けた。
人間の「欲」が、科学を進歩させてきた根源だと思うが、それがどこにまで及>>続きを読む
すごかった、真っ正面から火の玉ストレート。
あの事件が起きてから、見て見ぬフリ、考えないフリをしてきた人が多かったと思うが、そこにバッサリ切り込んでいる。
不条理や矛盾や善悪といった価値観がものすご>>続きを読む
基本は当日ドキュメントで良いと思うが、恐らく多くのインタビューはいわゆる街録的な、その場にいた人をつかまえたものだったと思われるがゆえに、ストレートニュースで聞いているものと大差なく、全編を通して響く>>続きを読む
最後まで観終わると面白かったと思えたが、途中、若かりし頃への振り返りだったり、後半、ルーブルでの話が大体終えた後でのご先祖様話など、「このボリューム感のある話がここでか」というしんどさは若干あった。>>続きを読む
面白かった。
実に難しい判断を迫られる局面が次々と襲い掛かり。
それに対する由宇子の判断の是非が問われるこの作品。
大局的に見ると、ドキュメンタリー制作のことも、萌のことも、間違っていないような気もす>>続きを読む
相変わらずどこかシュールさが漂うこの監督作。
「なんでアイツと」とか、「家族の距離感が」と、三部作ならではの味わいがあった。
水での表現が好きなんでしょうか。
よくある話と言えばそうだし、よくある展開と言えばそう。
ただ丁寧に話を進めていっていたし、主人公の彼女が良かった。
巡り合わせとはこのこと。
いつからだって変われるし、あきらめないこと。
主題歌を聴きたいがために観た、という理由だったのだが。
ほとんどディズニーアニメを観たことが無かったが、さすが、王道ストーリーとして良くできてるなと思った。
気持ち、もう少し展開があっても、とは思った>>続きを読む
体当たり演技が凄い、という評判は聞いていたが。
確かに凄いと言えば凄かったが、それよりも二人の演技が良かったな。
柄本さんの、あの飄々としてるけど、従兄で、元恋人だからこその距離感だったり。
瀧内さん>>続きを読む
この監督はやっぱりあまり台詞が多くないんだろうか。
その空気感が心地良かった。
どこかとてもシュールな笑いのようなところもあり。
面白かった。
全体的に終始抑えたトーンで、映像もキレイで、いかにもSFチックな世界観は好きだったが、最後の方がやや「んなアホな!」という奇跡な展開で、やや興醒めした。
映像は本当にキレイで良くできてるなと思ったけど、AIモノのストーリー展開や結末としてはありふれた感じがして、新鮮さが感じられなかったのが正直なところ。