olnさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ナイトブレーカーズ(2021年製作の映画)

3.5

光がなければ人は生きていけない。

“クワイエット・プレイス“のような仕掛けで、最後までハラハラさせてくれました。

アノニマス・アニマルズ 動物の惑星(2020年製作の映画)

3.0

人は家畜でペットで狩られる存在。

変な映画でした。
セリフが無いので妙に集中力が必要で、想像が捗ります。手っ取り早い概要としては、人と動物が逆転した世界という感じです。

動物の立場に人間が立つこと
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ブッチャーズヒル:甘い罠(2008年製作の映画)

3.5

たいへんわろたでございます。
8歳のシャラメは、一体どうなってしまうのか!

小さい頃って、甘ければ何でも美味しいですよね。落雁好きでした。

マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ウェアウルフ・バイ・ナイト(2022年製作の映画)

3.2

苦手なあえて白黒作品でしたが、あえてチープな感じの演出を入れ込んでみたり、あえてフィルムチェンジマークを入れたり、あえて画面にアナログフィルム感を出してみたり、そこまで細かいことをやってくれるなら良し>>続きを読む

四畳半タイムマシンブルース(2022年製作の映画)

3.8

今年の夏はひときわ茹だるようだった

コーラは涼しさを連れ去って
サイダーはゲップだけを連れてきて
ラムネを飲み干す君に僕は見惚れていた

この時がずっと止まってさえいればいいのに
人は過去を妬んで未
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.2

ニュースではいつも人が死んでばかりだ
知りもしない誰かの死を押し付けて
何もできない私にどうしろと言うのだろう
どうってことない日常は輪廻みたいに繰り返す

日常は当たり前の連続で
チャットみたいな速
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アバター:ジェームズ・キャメロン3Dリマスター(2022年製作の映画)

5.0

皆さん”アバター”って映画知ってます?めちゃめちゃ面白いですよ!!(遅)なんだこれ、凄く面白いぞ。こんなに面白かったっけ?という所感です。

13年前の公開当時は映画に興味など無く、公開から随分年月が
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ワイルド・スタイル(1982年製作の映画)

3.0

筋書きがあるドキュメンタリー作品といった感じです。

HIP HOP黎明期のグラフィティーライター・ラッパー・DJ・ブレイクダンサーが、どのようなメンタリティだったのかを切り取った作品なので、興味がな
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.5

この日は、1日に5本映画館で鑑賞する日だったんです。午前中に1本観て、15:00過ぎからインターバル10分ずつで4本連続鑑賞だったんです。
全体の4本目、連続鑑賞3本目にあたる本作を鑑賞しているときに
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よだかの片想い(2022年製作の映画)

3.2

私の人生は一本の映画になるかもしれない

けれど、可哀相だとか酷いとか
そんなことはよく知らない誰かの幻想で
誰かの憐れみを背負う気なんてこれっぽっちもない

わたしはいつだって前を向いている
このア
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

3.7

何をすればいい?
いつになったって正しいことは判らない
誰かに答えを求めたって誰も答えをくれない
人は間違ったことを考えては忘れて
間違えて歪みあって絆を育むみたいだ

壁にぶつけたい泣き顔も
言い訳
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.8

幸せは授かるもの
決して奪い取ってはならない
理から外れた母は母と向かい合い
逸した父は父と対峙する

アダは何処?
本質を見よ
道の途中で立ち止まり顧みよ
道から捨てられた者には答えが見えている
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ピノキオ(2022年製作の映画)

3.0

ちょこちょこアメリカっぽいテイストと、今の時代間にアップデートされている部分もありますが、大筋では皆様ご存じのピノキオでした。
時計を巡るなんだかんだもありましたが、あまりピンとくる解釈もできず、結果
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女は女である(1961年製作の映画)

3.0

先日ゴダールの訃報を知り、「え、ゴダールってまだ生きてたの?」と思った程度に、名前は知ってるけど作品に興味関心を抱かずに今まで生きてきました。せっかくなので何か観てみようと思い立ち、尺がそんなに長くな>>続きを読む

百花(2022年製作の映画)

3.5

人は思い出でいっぱいだ
美しい時間も
寂しい季節も
何でもない日常も
全部の思い出が今に繋がって
心残りが優しさになって
やるせなさはいつも憤る

忘れて行き場のなくなった感情は
誰かが忘れていた思い
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人質 韓国トップスター誘拐事件(2021年製作の映画)

3.8

ファン・ジョンミンのキャスティングが、絶妙な作品でした。ソン・ガンホだと軽すぎるし、コン・ユだったらギリギリ死にそうだし、ユ・アインだったら胃もたれしそうだし、マブリーだったら切り抜けちゃいそうだしで>>続きを読む

セルビアン・フィルム(2010年製作の映画)

3.0

露悪的としか表現できない内容でした。
ギリギリの生活を送る元ポルノ男優の主人公が、家族との生活のため、多額を提示されたポルノ撮影のオファーを受けるが、事態は予想だにしない方向へ・・・という内容。ラスト
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2046 4Kレストア版(2004年製作の映画)

3.0

全ての記憶は涙で濡れている

湿った話を乾かすような速度で未来へ向かう
2046を出た列車の中で
僕はアンドロイドに恋をした

1224 - 1225
1000時間だって一瞬に感じる時間の中
君を想い
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食人雪男(2020年製作の映画)

2.0

万能薬が埋もれた白銀の世界へ
先人の手記だけを頼りに
それぞれの目的を胸に
目が眩んで先も見えない道の上に

人は死を恐れ
未知を求め
歩を進める
ゆっくりと前へ

Night of Yeti
進んで
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花様年華 4Kレストア版(2000年製作の映画)

3.0

最初はなんでもなかったはずなのに
会えない時間は人の気持ちを変えていく
見えていた景色も変わって
少し君をわかっていく

ため息をのせて
今夜もタバコをふかして
天井に溜まったあの煙のように
次第に想
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.2

最初から80点狙いタイプの作品だと高を括っていたので、そこまで期待外れでもなく、まぁこんなもんだろうという内容でした。それでも少し期待を下回ったように感じるのは、尺の問題でしょうね。
ブラピ主演なので
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スワンソング(2021年製作の映画)

3.4

このステージはもう少しで幕引きを迎える
漠然とした日々を折りたたんで
つまらない本でも読んで
気もしない誰かを待って
あの日の幻想を見るために煙を燻らせる

栄光はいつまでだって輝いて
色褪せることな
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地下室のヘンな穴(2022年製作の映画)

3.7

地下室には2階につづく穴が空いている
私たちは降りていく
下へ下へ下へ
未来へ降りて
過去へ降りていく

陽は落ちて
月が満ちて
日が変わって
光はまた昇る

繰り返しから外れた先へとリンゴは堕ちた
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エクスペンダブルズ(2010年製作の映画)

3.0

長らくマイリストに放り込みっぱなしだったのですが、“グリーンバレット“でオマージュが捧げられていたので、遂に重いマイリストの扉を開けて鑑賞しました。

内容はというと、イケイケのおっさんが悪いおっさん
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グリーンバレット(2022年製作の映画)

3.2

”最強殺し屋伝説国岡[完全版]”の続編です。
ということで、当然国岡は続投なのですが、開始早々に前作からあの人が出てきて、ついぞ正式に勝敗が決するので、国岡がレベルアップしているということも示唆されま
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Zolaゾラ(2021年製作の映画)

3.6

踊る夜
人生は儚く
瞬く間に過ぎていく
このステージの上は輝く

数時間後の色めき
偶然の出会いが鍵を開けて
抑えられなかった衝動が
予想もしなかった未来へと手を引く

私とこの子の話を聞きたい?
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.8

生きるには金が要る
夜を越えるには家が要る
明日に希望を抱くには自由が要る
寝て起きて腹が減る

街並みは刻一刻と変わっていく
先駆者の名前すら知らない世界に変わっていく
変わり続けていくことだけが変
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ブエノスアイレス 4Kレストア版(1997年製作の映画)

2.0

また道に迷ったよ
だからもう一度やり直そう
何度だってやり直そう
人生は長いのだから
僕たちは何度だって間違えて
何度だってやり直す

夏の終わり
君のとなり
夜の帳を水に流して





感想です。
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天使の涙 4Kレストア版(1995年製作の映画)

3.5

人はすれ違う
言葉はただ通り過ぎる
目線が合う
いつか君を知る

気づいたって気づかないふりをして
気づかないままそっとして
気づいてたよって後で話して
繰り返す

あのとき確かにここにいて
止まらな
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恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

3.5

この星の中で恋は巡っていく
今日と明日の主人公は違っていて
昨日はとっくに旅立っている

長いフライトになりそうです
食べきれない程の期限切れのパイン缶を溜めて
どうせ読まない手紙をあなたに残して
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リフレクション(2021年製作の映画)

3.7

銃弾は2014年から飛び交っている
大人たちが諦めた世界に
子供たちはカラフルな銃弾を撃ち込んだ

車窓から眺めた1シーンは
ほんの些細なことで見えなくなってしまう

反射した偽物の空を目指して羽ばた
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ヤング・ゼネレーション(1979年製作の映画)

3.5

俺たちは飛び込んだ
水の中
異国の文化
大人の世界
君の瞳の中
将来のこととか

俺たちはずっとここにいて
世界は目まぐるしく入れ替わっていって
瞬きをするほどの間に通り過ぎていく

俺たちがここにい
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ある用務員(2020年製作の映画)

3.3

そういえば鑑賞していなかった阪元監督作品。内容はいつもの感じで、なんとなく舞台設定して、殺し屋が闘う口実を作って、ファイッ!とやるだけですが、これ以前の作品と比べると、映画になったなぁという印象でした>>続きを読む

サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)(2021年製作の映画)

3.5

Back to 1969年夏
時代は変わる
人々は歌う
想いを繋ぐ

武器は捨てよう
負の連鎖を抜けよう
この熱を焚べよう
このステージで新しい世界の始まりを告げよう

よく晴れた美しい日に
クイーン
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

3.1

運命に導かれて、夏
君と出会ってカレンダーは始まる

この関係は暑さが増していく8月の天気みたい
身を焦がすような陽射しに唆されて
翳った空気は肺を重くする
空模様は君の気分次第

求めなければ手に入
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グレイマン(2022年製作の映画)

3.5

映画館に行ってばっかりで、あんまり家で映画を観てないよなと思って、NETFLIXを解約した直後に配信公開された本作。こんなに評判になるとも予想だにしておらず、県内の劇場公開も1週間で終わってしまったこ>>続きを読む