poemさんの映画レビュー・感想・評価

poem

poem

映画ビギナーの映画備忘録
忘れっぽいため、自分なりに咀嚼して記憶を整理してまとめることに重点を置いてます。
そのため、評価やレビューは批評ではなく、個人的な一方通行の直感的感想です。的外れだと思いますが、一感想として悪しからず。

映画(64)
ドラマ(0)

ラッキー(2017年製作の映画)

4.6

この手の映画は本当にどタイプで、最高に面白かった。
他の方のレビューを拝見して、自分同様『パターソン』を想起した方が大勢いたことに、この映画の特徴が表されていると思う笑
周囲から煙たがれがちな毒の強い
>>続きを読む

エレファント・マン(1980年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

思わず目を瞑ってしまいそうなジョンへのひどい仕打ちのシーンが頻発していましたが、それでも一人の人間として生きていこうとする彼の強さに胸打たれた。
病院からサーカスに戻り、仲間たちが逃してくれるものの、
>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

4.4

戸籍を持てない家庭や、非嫡出子問題、養子を持つ家庭など…。現在社会的に関係を"証明"できない家族も増えている世の中を背景に、家族の繋がりが何かということを是枝監督なりに表現した熱血な作品だと思った。>>続きを読む

プロヴァンス物語/マルセルのお城(1990年製作の映画)

4.0

マルセルの夏はすっ飛ばしこちらから鑑賞。
爽やかな青春映画に家族愛や友情、恋愛がぎゅっと詰まっていて本当に私好みの設定であった。
些細なことから人生は転落し、些細なことから人生は立ち上がる。そんな盛り
>>続きを読む

その街のこども 劇場版(2010年製作の映画)

4.3

もう既に6回くらいは観ている作品。まるでドキュメンタリーのような繊細な作品。地震を経験した子どもが大人になって、あの体験を改めてどう思うか。どうあの体験を捉えて成長したか。そんなことを色々考えさせられ>>続きを読む

間違えられた男(1956年製作の映画)

3.7

実話を元にした作品ということで、ヒッチコックらしからぬ作品だったが、随所にゾッとするようないつものミステリーの雰囲気を漂わせていた。
ストーリーにあっと驚くような伏線やら何やらがあるわけではないが、妙
>>続きを読む

恐怖分子(1986年製作の映画)

4.5

夜中に眠気と戦いながら鑑賞したことも相俟って一度では全く理解できず連続で二回鑑賞。
この映画の魅力と本質に1/10も気づけてないと思うが、兎に角圧巻の一言に尽きる映画だった。お陰様でエドワード・ヤン作
>>続きを読む

ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!(2013年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

過去に縋った薬物中毒者が、その嘗ての過去の仲間を集結させ地元に戻り、思い出を辿るという設定まで本当に大好きだった。しかし、無論事態は思いもよらぬ方向に転がっていき、破茶滅茶な展開を迎えてから私の個人的>>続きを読む

ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

4.6

コメディーチックな点が十二分におしだされていて本当に面白かった。私の好みにドンピシャ。
ウェス・アンダーソンの作品のシンメトリーな構図は、現実とは一切関わりのない妄想のような印象を受ける。それに単に観
>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

3.5

笑い有り、涙有りの青春ヒューマンドラマ。ティーンエイジャーの恋愛、友情、親子愛、劣等感などなど…全てを凝縮した映画だと思った。設定はたいへん好きなのだが、いかんせん展開が早すぎるのが気になった。もっと>>続きを読む

ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.4

歪んだ性癖、愛を完璧に描き上げてるその作風は、日本の近代小説のような印象を抱いた。
おそらく意図的なのだろうが、ただ、このような歪曲されたストーリーとは相反して、カメラワークであったり脚本の構成が平凡
>>続きを読む

台北ストーリー(1985年製作の映画)

4.2

エドワード・ヤンの映画は、パーソナルな側面だけでなく、ソーシャルな部分も十二分にあり壮大に描いている印象を抱くので、観賞後常にパンクしてしまう自分がいる。笑
まず、恋愛表現はほぼ無いに等しいが、セリフ
>>続きを読む

春のソナタ(1989年製作の映画)

4.1

会話に重点を置いた脚本の進み方。客観的に見せる前半は対話シーンは2人をセットでカメラに収め、感情的になり各々の個性を露わにする後半では対話相手の視線として画を撮りキャラクターの心情をより親密に描こうと>>続きを読む

牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.5

思春期に差し掛かった若きティーンエイジャーの姿が非常に美しかった。心優しく臆病だった小四が、友情や恋愛や家族を通して、更に組の抗争を経て、繊細な心模様がぐらついていく様子が、大長編作なだけあり、丁寧に>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.7

半年間ほど、ずっと、ずっと公開を楽しみにしてたこの期待を裏切らない素晴らしすぎる作品だった。
まるで絵画作品のようなカメラワークの取り方がイタリアという場所に的確で繊細で美しくて、惜しみなく全キャラク
>>続きを読む

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.4

とにかく、最近のCG技術にひたすら驚嘆した。誰もが妄想する、現実世界から逃避した世界が最新技術によってきめ細やかに表現されていたと感じた。
ストーリーの起承転結もしっかりしており、全世代に楽しめる作品
>>続きを読む

彼の見つめる先に(2014年製作の映画)

3.8

ティーンエイジャーの美しさが繊細に描かれている映画だったと思う。
ただ、各々の感情を表現するのが時たま強引であったり、脚本の起承転結の配分に少し疑問を覚える点だけ気になった。
月食のシーンから始まるラ
>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.1

影で動作を表現したり、円形にフォーカスして画面を暗転させ場面を変えるなど、古いクラシック映画や演劇を意識したカメラワークのように感じた。
冒頭のミュージカルシーンも、いかなるシーンも、全てラストシーン
>>続きを読む

愛と追憶の日々(1983年製作の映画)

4.4

母子、夫婦、不倫相手、子供、友達、様々な人間と多様な愛を育んで行く話。

暗いストーリーの部分もあるにも関わらず、鑑賞後に一切悲しい気持ちを持たないのは、監督のストーリー構成の腕によるのだろうか…。
>>続きを読む

レオン/完全版(1994年製作の映画)

4.2

美しく面白い作品だと思った。
特徴的なサングラスのみ映すことで、顔もわからず現れぬレオンに、冒頭は誰しもが恐怖を覚えただろう。
しかし、蓋をあけてみれば、観葉植物にこまめに水をやり、牛乳を好み、大人で
>>続きを読む

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.8

こういう人間らしい、人間の作品、好き。
鑑賞者に、主人公を、周囲の視線と全く同じく「なんなんだコイツ…」という印象を抱かせて、徐々に、過去が明らかにされていく脚本も、綿密に練られていたと思う。
それで
>>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.1

ミュージカル映画というより、ミュージカルであった。
歌も踊りも壮大で素敵だが、映画において最重要なストーリーが個人的には好きではなかった。

名探偵コナン ゼロの執行人(2018年製作の映画)

3.6

原作コナンファン必見。
相棒かつコナンが大好きな私にとって、今作は完全にヒットした。
ミステリーとして、無理矢理すぎる伏線が多くあるのが残念だが、ストーリー構成も昨今の作品に比べて乱雑ではないし、とに
>>続きを読む

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

3.4

ストーリーの起承転結がしっかりしていて、スムーズに進んで行くわけでもなく、全年代誰でも楽しめる映画だと思う。
ピクサーらしいワクワクする世界観やキャラクターだけども、一方伏線的シーンも多々あることに驚
>>続きを読む

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

4.4

岩井俊二の作品は、どこか不思議で奇妙であるにも関わらず、ドキュメンタリーのような印象を受ける。私は無知識なために理由はわからないが、それがまた物語に不思議な力を働かせている気がする。
うまく言葉で表現
>>続きを読む

ゆれる人魚(2015年製作の映画)

3.4

人魚に妖艶なナイトクラブや不思議な曲調など、ファンタジーな世界観ながらも、家族愛に恋愛などがリアルに描かれている作品だった。
人間を捕食するか、人魚としてどう生き抜くか、など、生態系の弱肉強食を思い出
>>続きを読む

戦場にかける橋(1957年製作の映画)

4.3

所謂〝戦争〟らしい戦争の描写はない。捕虜収容所が舞台で、女性の出演が過小なことなど、『戦場のメリークリスマス』に影響を与えたのではないかと思った。
日本人(東洋)の武士道やハラキリなどの古臭いステレオ
>>続きを読む

ソウル・キッチン(2009年製作の映画)

3.7

いい意味でごちゃごちゃとした混沌たる設定だった。その構成がまさにソウルフルで、人間同士の本能、欲望、野望などの魂がぶつかりあうような印象を受けた。
ファティ・アキン監督の作品は、比較的短時間で表現した
>>続きを読む

アウトレイジ(2010年製作の映画)

3.8

それぞれのキャラクターの個性が立っていて、騙し騙されの絶対悪が見てて気持ちが良い。
上から俯瞰して撮る画やガラス越しに撮った画がユニークで、脚本だけでなく、監督北野武の技術が光っているように感じた。
>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.6

スリービルボードに端を発する人々の物語。被害者側も、警察側も、各々の感情全てが良く伝わってきて、人間らしい人間が描かれているように思えた。
頻出する暴行シーンは人間の抑圧できぬ衝動、憎悪、悲哀といった
>>続きを読む

名探偵コナン ベイカー街の亡霊(2002年製作の映画)

4.2

本当に何度見ても劇場版のコナン史上最も面白いと思う。何より脚本がいい!人工知能という未来に先駆けるテーマを以って過去に触れ行く少年少女達。また、ゲーム内と現実が交錯するミステリー仕様も兎に角面白い。愛>>続きを読む

セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

3.7

アルパチーノの演技にただひたすら脱帽。彼の光り輝く演技力が作品を大いに補強していると思う。
年齢を超越した友情物語の構造は、マーティン・ブレスト監督の十八番に違いない。フェラーリに試乗するシーンや、兄
>>続きを読む

麗しのサブリナ(1954年製作の映画)

3.7

サブリナが自殺しようとしてエンジンを入れた時にガスが環状にぽこぽこ音を立てて噴出されるとか、面白おかしいシーンも多くありながら、少女漫画のようなラブコメディ要素をふんだんに含んでおり、見るに飽きない内>>続きを読む

波止場(1954年製作の映画)

3.9

元プロボクサーで兄はマフィアのボスの側近、自身も活動に多少関与するも、港湾労働者として毎日を過ごす男。
これだけで魅せられる設定なのだが、マーロン・ブランドの過去や兄との関係などが、物語が進むにつれ徐
>>続きを読む

>|