お望月さんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

お望月さん

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非常宣言(2020年製作の映画)

2.9

かなり力(リキ)の入ったフライトパニックなんだけど、迫真カーチェイスや自衛隊ミサイルといったおかしなテンションが入り混じる。ワーッとなりやすい個人及び国民性や色々あって訴訟END等の韓国映画的な面映ゆ>>続きを読む

FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.9

Xスポーツの儀式性とホラー要素は相性が良いことが知られています。極限で削られていく人間性だけが生み出す「一線を越える」瞬間こそが作品に輝きをもたらします。
思いのほかしっかりとした動機、計算された時間
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次元大介(2023年製作の映画)

2.0

ありがとう、俺たちのヘレナリゾートいわき。いつもふわっとした映画を撮影してごめんね。

ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.4

1分ごとに最悪の事態の底が抜けていくのを眺めるしかなく……どうしろと……

HEX 地上4500m消失領域(2022年製作の映画)

2.5

意外とよくある「因習Xスポーツ怪談」ジャンルとしてかなり頑張っているが、怪異の大半は地上で起こるのでYOSANがアレな感じがする。エンディングテーマが「HEXのうた」で、みんなで歌えたら+0.5点だっ>>続きを読む

バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.2

尺に対して要素が多くなんかハミ出ている。強盗現場に居合わせたサンタクロース。良い子が人質になっているのを見過ごせるはずもなく‥‥というあらすじは超サイコー。

クルミを割りながら自己紹介するサンタもス
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キッチン・ストーリー(2003年製作の映画)

4.2

人間関係を物理的な高さで表現する「位置エネルギー映画」の秀作。無言の中に育まれる絆と「誰が見張りを見張るのか」の緊迫感。ゆるっとしているけどビシッ締まるラストカット。大好き。

アシュラ(2012年製作の映画)

2.5

「飢餓と人食い」の話を薄めるためか、要所要所に格闘シーンが挟み込まれ、アシュラvs松村(松明村人)はやりすぎておかしくなってる気がする。

ブラックアダム(2022年製作の映画)

3.8

劇場版「さようならドウェイもん」 JSA(ぼくら)が頑張らないと、安心してドウェイもんが眠れないんだ!!

セクシー・ビースト(2000年製作の映画)

3.7

最初の謎落石で物語の位置エネルギーを全消費してるだろ、バカ!
おもしろかったです。

マルリナの明日/殺人者マルリナ(2017年製作の映画)

4.4

社会不審や性差別に根差した「復讐」や「殺害」では何も変わらないというアンチカタルシスに満ちた傑作。社会や風土がスッキリした落着を許さないので、開始20分でリベンジ成功した後の(残り時間どうすんだよ)と>>続きを読む

酒蔵むすこと納豆むすめ(2022年製作の映画)

1.3

特に地域性や特殊性のない死亡確定ロマンスです。「酒造に納豆は禁忌」等のフックやロケーションを活かした展開、水戸黄門に関するウンチク等は披露されません。

スーパー30 アーナンド先生の教室(2019年製作の映画)

3.8

知識は誰かに教えれば増えるが、教えなければゼロだ。30人に教えれば100倍だ。わかるか、家族両親子孫で10億人だぞ。

プティ・カンカン(2014年製作の映画)

3.5

フランスのブラックユーモアを205分。けだしジュテームである。フランス北部の寒村で発生した不連続殺人事件を憲兵隊が調査する、という体でありながら、本格的にミステリーをやる気はない。雰囲気だけで終わって>>続きを読む

宝島(2018年製作の映画)

4.0

たのしいフランスリゾート島のランドスケープ。不法侵入デブとか禁止されてる橋からの飛び込みを見て雰囲気だけで飛び込んじゃうバカ等の微笑ましい光景が連続して飽きない。リゾート島が雷雨に襲われて静まり返る場>>続きを読む

復讐は私にまかせて(2021年製作の映画)

2.8

理不尽で不条理な物語である。観客が期待するであろう手を取り合った勃起不全の発展的解決や爽快なアクションがあるわけではなく、時代性のあるインドネシア社会全体の歪みが沁みだしている。
結果的に死ぬべき人は
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ロボフォース/鉄甲無敵マリア(1988年製作の映画)

4.0

幼馴染ロボが僕を暗殺にやってきた!親友の機転で幼馴染ロボを撃退した僕たちは彼女を再洗脳をして「ロボ子」として旅に出ることに。しかし、暗殺命令はキャンセルされていないので油断すると攻撃を仕掛けてくるぞ。>>続きを読む

スカイ・ハイ(1975年製作の映画)

4.5

香港から来た男が死と災厄をオーストラリアにもたらす。なんかストーリーがふわふわしてるけど、密室殺人トリックと楽曲と暴力の三拍子が揃っていてウルトラスーパーエンディングが加わればオールオッケーだ。

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デュアル(2022年製作の映画)

3.3

魅力的な設定に対するハズし方で評価が分かれそう。致死率十割病や誤射犬といったアラも目立つ。丁寧な描写の積み重ねや言外のコミュニケーション、殺人道場のセンセイ等の美点もあり評価は難しい。

ヤマドンガ(2007年製作の映画)

3.8

ずいぶんと暴力肯定的な怪盗コメディだと思っていたが、終盤に主人公が破滅するシーンが閻魔の陰謀と関係のない自業自得であるという点に結びつき、死を恐れぬ真の勇士として立ち上がる起爆剤となる構成に唸ってしま>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.5

素直で何の変哲もない仮面ライダーと呼ばれた男の物語だった。同じシーンでも角度によってロケ地が変わっている気がしたが、撮影協力のスタッフロールを見てそれを確信した。

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.6

仕事人間にとって「いまなにしてるんだっけ」となるのは世の常である。そんな心の陥穽につけこみ観客の不安感を煽りながらも「上申制度」というテコ入れによってポジティブに動かしていく手練れのストーリーテリング>>続きを読む

狐の呉れた赤ん坊(1945年製作の映画)

3.5

ダメ人間が狐に化かされて赤ん坊を拾い育ったことで父親の役割を得て成長する姿を描く人情物。笑わせどころと泣かせどころをわきまえており、クライマックスの光の演出は驚くべきものがある。

バッドガイズ(2022年製作の映画)

3.8

楽しく爽快な西海岸。小気味良く省略の効いたアクションと音楽に夢心地だ。
「バッドガイズじゃない方」はみんなだいすきなやつだと思う。

DC がんばれ!スーパーペット(2022年製作の映画)

4.0

タイニーなペットリーグと侮るなかれ。地獄のモルモット軍団がJLを全滅させて地球の危機を招く大活躍を見せるぞ。Dr.マンハッ犬の活躍も楽しみだ。

ハンクの肉球大決戦(2022年製作の映画)

2.9

「悪くはない」「こんなもんでしょ」をエンディングの「肉球侍ハンクのうた」で乗り越えていく。外国作品のスモーへの信頼が強すぎる。

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

3.5

壮絶。ユニバースごとの絵柄とシナリオの彩が完全に機能しており完全な勝利に辿り着いている。ミゲル・オハラはセクシーカワイイ大賞。

ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

4.3

殺し屋哲学映画のマスターピース(変な映画)
世紀末1999年。どのように死ぬかを模索していた時代の最後の一葉。変な映画!!!

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.5

とても変な映画!!でもキライじゃない。
活動2年目のルーキー自警団バットマンは耐久力を重視した育成方針で活動していたが、引き換えに知性や素早さは未育成だったので活動に苦労していた。重みのあるキャラ作り
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クリーン ある殺し屋の献身(2021年製作の映画)

2.5

なんとリアリティと展開の意外性がTwitterマンガくらいある。

マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.2

善意や公平性で仕組みを動かしたとしても歪みは生まれるということを露悪的ではなく描いている。
もっとも差別的ではない人はなにも知らない人である。あっけらかんと提案する「ふつう」の価値観が、彼らには普通で
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チリンの鈴(1978年製作の映画)

4.4

キッズ向け情操教育としてもダーク美青年剣士の復讐譚としてもニンジャ神話としても、いずれも高品質な愛と復讐の物語である。
「それをチリンであると知っていても、それとは認識できない」までに変質してしまった
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シュシュシュの娘(2021年製作の映画)

1.1

総理を忍者が暗殺する。こんな幼稚な映画が許されて良いのか?