お望月さんさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

お望月さん

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サメストーカー ビギニング(2017年製作の映画)

2.7

ティーン向けストーカー映画の最初と最後にサメを付け加えたもの。シナリオや演出は平均点なので苦もなく観れる。ストーカーは特にサメデター能力を駆使したりはしないので、第1作が前日譚に格下げされたのであろう>>続きを読む

君が落とした青空(2022年製作の映画)

1.5

すたみな太郎コラボ映画なのにヒロインがメシを食べない。初手のカレーをスルーをしている。弁当も映画館のポップコーンも食べない。おかしい。きっと何か意味があるのだと信じて最後まで見ても食わない。すたみな太>>続きを読む

直撃地獄拳 大逆転(1974年製作の映画)

2.0

危なかった。丹波哲郎のチャーミングなウィンクがなければ懲役(※反省するまで映画を見るのを禁止する)が発生するところだった。

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.4

「じゃあ、物語をたたみます!」以降の思い切りの良さデミー賞。マリグナント太郎が出現してからの大解放骨折、大盤振る舞いの爽快感たるや。
前半できつく束ねた輪ゴムが一気に逆回転する解放感は、ホラーの枠組み
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イーグル vs シャーク(2007年製作の映画)

3.5

不条理で理不尽なヒューマンドラマ。あいつは人間性の最後のタガまで外れた冴えない男だが、彼は「イーグル」を目指す男であることを彼女だけは知っていた。決して交わらないはずの円が僅かに重なり合う予感を示すエ>>続きを読む

デイ・シフト(2022年製作の映画)

3.7

質の高いアクションをテンポよくバリエーション豊かに見せてくれる。若い吸血鬼はゾンビよりも柔軟性がありウケがうまいのも飽きさせない良い工夫だと思う。
反面、物語は典型的な「仕事がうまくいけば家庭もうまく
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グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告(2020年製作の映画)

2.8

戦争は好悪ではなく利害で発生するということを描いた児童向け作品。しかし、戦争当事国双方は非侵略者である。なぜかというと独裁者である母国が振り分けた領土境界線に十分な配慮がされていないためだ。
このため
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コマンドー 怒りの逆襲(2022年製作の映画)

2.5

凄腕麻薬捜査官が引越した家はギャングの埋蔵金が眠っていた。ギャングはどのように埋蔵金を取り戻すのか、という展開になるかと思いきや肝心の捜査官(MJW)は旅に出てしまい留守にするし、無から被害者パリピが>>続きを読む

クリスマス・ ウォーズ(2020年製作の映画)

3.6

クソガキによるサンタクロース殺害指令が奇妙な殺し屋に下された、という良くある展開ながら、殺し屋がサンタの居場所を特定する姿にサスペンスがあり、国境を2回超えるドライブを定点撮影することで殺し屋くんに親>>続きを読む

僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション(2021年製作の映画)

2.3

凄みのあるアクション、限界を超えた作画、テーマのない戦闘、ヒーロー病、多すぎる人数(後期プリキュア問題)

ゾンビ・プレジデント(2020年製作の映画)

1.3

プロレスx国会xゾンビ。素材の時点で面白そうなやつには気をつけろ。

リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い(2003年製作の映画)

3.1

超人紳士連盟(ダークユニバース)参集せよ!本編のほとんどの時間を全裸で過ごした、透明人間さんをほめてあげてほしい。

いとみち(2020年製作の映画)

3.4

都会に出た青森人がコミュニケーションに苦労するデフォルメされた物語ではなく、地元ですらコミュニケーションに苦労している女子高生の奮闘を描くグラデーションの風合いが良い作品。

彼女は寡黙でごじょっぱり
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ザ・メッセージ/アイ・スティル・シー・ユー(2018年製作の映画)

4.1

大変良いホラーミステリ。レコードのように同じ行動を繰り返す死者の残像「残存者」が残る町。彼らはなぜ出現し続けるのか。そして、あり得ないはずの残存者の変化はなぜ起こるのか。

少しずつ真相に迫りグイッと
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トゥームレイダーファースト・ミッション(2018年製作の映画)

2.8

ぶら下がりシーンが異常に多く、ぶら下がり界隈にオススメ。
平均75点くらいのスキルを持つ女子が、それぞれを活かして活躍するというコンセプトは悪くなかったと思うが、原作ゲーム再現らしきシーンのテンポが興
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セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記(2021年製作の映画)

3.0

物語の源流を辿り新たな地平を切り拓くことで次代へ繋ぐというプロットの足腰はしっかりしてるけど、それに頼りすぎると将来的に膝をやると思う。(やってる)

なんか95人連続で自己紹介してるときにおばあちゃ
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ヤクザプリンセス(2021年製作の映画)

2.9

ブラジルにはヤクザの隠れ里が存在した! 祖父の死をきっかけにヤクザ村を訪れたアケミは己のルーツに隠されたヤクザ真実を知る、というような話をしているようです。
タケシからシロへの仁義継承や殺陣フェイタリ
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CUBE(1997年製作の映画)

3.3

謎CUBE閉込事案なんですがクラス制の役割分担がしっかりしていて雰囲気だけじゃなくストーリーもしっかり駆動している。日本版にいた杏の役割がオミットされているのは残念。アウトします。

CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)

3.1

とてもモチーフがわかりやすい日本製CUBE。靴ヌンチャク(斎藤工)が無理やり牽引していなければ展開が破綻していたと思うのでよく頑張った。

冒頭、榎本時生の内蔵CUBE演出で(なるほど、この世界は血の
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コレクティブ 国家の嘘(2019年製作の映画)

4.4

いやいや、これで「ドキュメンタリー」はないっしょ。創作でもこんなに劇的な物語はないよ。実話なの? 実話だわ……。

「どうやって撮影させてもらえているのか」の謎は残るけど、あくまで事実を積み重ねてルー
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神々の山嶺(2021年製作の映画)

3.9

凄い山がある。そこに豆粒のような人間がしがみついている。この描写に関しては満点でありそれを目当てにしたのであれば満足できるだろう。

しかし、脚本に関しては凸凹した原作を綺麗に舗装してしまったため、い
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女子高生に殺されたい(2022年製作の映画)

2.8

(何を見てヨシって言ったんだろうな)

それはそれとして「女子高生」と「変態」は不可分になってしまったことがかなしい。変態じゃないのに。

ノー・シャーク(2022年製作の映画)

4.1

何度もクスクスさせられてしまったので負けを認めます。1時間49分、ほぼ「サメに食われたい女」の独白が続くものの、その自意識の高さと「チョロさ」が微笑ましく、だんだんとサメ女に感情移入(ストックホルム症>>続きを読む

必殺4 恨みはらします(1987年製作の映画)

4.1

激突の余波でおけら長屋を破壊しながら戦うゲスト対決や高笑いを上げながら薙刀を振り回すボス戦は完全に必殺の枠をはみ出している。

「映画版だしいけるとこまでいこうぜ」という志の高さを感じるバトル必殺。
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瞼の母(1962年製作の映画)

3.5

瞼を閉じると浮かぶ面影に理想の「母」を見出している博徒が江戸中の妙齢の女性に「もしかして貴女はおかあさん?」とアプローチをするなんだか不思議な物語。

実の母に出逢うも決別し「瞼の母」が消えてしまった
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眠狂四郎 殺法帖(1963年製作の映画)

3.7

この世の全てを憎む世捨て人、円月殺法の眠狂四郎 vs 加賀忍軍 vs 少林寺拳法。展開圧縮のダイナミクスや眠狂四郎の殺伐諦念ポエムの美しさは強い酒のようだ。

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.6

前途ある有望さを棒に振ることでしか復讐を成し得ることはできないと言う諦念。しかし、かすかな「これから」を残す後味の悪いエンディング。助演男優賞には優しい笑顔のジョーを推したい。

ショック・ドゥ・フューチャー(2019年製作の映画)

3.8

フランス電子音楽黎明期、巨大な仏壇シンセサイザーに没頭する《女性作曲家》の価値は誰にも認められていなかった。

物語は始まっても終わってもいないが、創作に突き動かされる熱情と交わされる友情に味わい深い
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ブライズ・スピリット 夫をシェアしたくはありません!(2020年製作の映画)

3.5

抑制の効いた非対称ラブコメ。スランプ作家の前に前妻の幽霊が現れ新作のミューズとなるのだが……という展開はほどほどの面白さだが、後半のツイスト以降は悲劇を通り越した喜劇となり気持ちよくホームランして終わ>>続きを読む

BAD CGI SHARKS 電脳鮫(2019年製作の映画)

1.5

映画おじさんがとにかく邪魔。「未完成サメ映画の台本を通じて兄弟の再生とCGサメの悲哀が描かれる話」だけに専念してくれれば面白い素材だったのに。くそ映画批評おじさんは何をやってもダメ。素材は良かったのに>>続きを読む

カイジ 動物世界/動物世界(2018年製作の映画)

3.2

思ったよりちゃんと『カイジ』してる。闘争心としてのバトルピエロも奇抜だが悪くない。続編へのヒキも期待できる。
とはいえ、序盤のカーチェイスの圧倒的無意味さが興を削ぐ。堕した、Netflix映画の枠に…
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BEST GUY ベストガイ(1990年製作の映画)

2.8

欠点だらけの主人公が少しだけ成長して、ライバルも少しだけ不良になる。妙なさわやかさがある。映画としての面白さとは別として、飛行機をかっこよく撮影しているのは美点。

犬王(2021年製作の映画)

3.7

開始0秒のANIPLEXサウンドロゴの音量に「こういうのやるぞ」という覚悟が伝わってきた。

この作品では全てのエンタメ元素はあらかじめ人々の営みの中にあったという文明素粒子仮説を描こうとしている。
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