ucandoitさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

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復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

4.0

1979年 今村昌平

西口彰連続殺人事件を描いた佐々隆三の小説を実写化したフィルムノワール。

狡賢くで性欲が強く嫉妬深く殺人になんの痛痒も感じない非情なモンスターを緒形拳が見事に演じ切ります。何処
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サイダーハウス・ルール(1999年製作の映画)

5.0

1999年 ラッセ・ハルストレム監督

「ガープの世界」の作者で現代アメリカ文学の代表的作家の一人ジョン・アーヴィングが自らの小説を脚本化した。久しぶりに鑑賞。名作だと思います。
牧歌的な雰囲気で展開
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マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

4.5

Being John Malkovich 1999 チャーリー・カウフマン脚本、スパイク・ジョーンズ監督のシュールなファンタジック・コメディ。
難しい事なしのエンタメとして予想外の展開を楽しみました。
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幸福なラザロ(2018年製作の映画)

4.5

2018年 アリーチェ・ロルヴァケル監督・脚本

強欲な公爵夫人(ニコレッタ・ブラスキも流石に老けました)の下、山間でタバコを生産する小さな村は貧困に喘いでいる。実は村人の無知を良い事に公爵夫人や悪徳
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イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

-

1976年 デヴィッド・リンチ自主制作

印刷工で消しゴム頭男のヘンリーを巡る奇妙な話。
現実と夢が混濁し理解できないので採点・感想無し。メモを取りながら観ているとそれなりに引き込まれた。リンチにもリ
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

2019 タイカ・ワイティティ監督・脚本

ナチ少年のジョジョが人種偏見や戦争の馬鹿馬鹿しさを学んでいく成長物語。
母親のスカーレット・ヨハンセンは隠れ反ナチ運動家。靴と靴紐。
「足跡はかき消して」の
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スケアクロウ(1973年製作の映画)

4.5

1973年 ジェリー・シャッツバーグ監督

ジーン・ハックマンとアル・パチーノの友情ロードムービー。
刑期を終え洗車業を始めるためピッツバーグに向かうマックス(ハックマン)。とっつき難く喧嘩早い大男。
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レイジング・ブル(1980年製作の映画)

4.0

1980年 スコセッシ監督

「タクシー・ドライバー」「ケープ・ファイア」「キング・オブ・コメディ」「グッド・フェラズ」などと並ぶスコセッシが描くヤバいデ・ニーロを堪能。体重にも驚いたが表現力演技力に
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CURE キュア(1997年製作の映画)

4.0

1997年 黒沢清 脚本・監督

黒沢さん初見。ポン・ジュノのお勧めです。

どこに連れて行かれるのかわからない感じが最後にスーッと収束するところが気持ち良い。
サイコ・サスペンス。
誰もが抱える心の
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反撥(1964年製作の映画)

3.5

Repulsion 1964年 ロマン・ポランスキー 脚本・監督

我らがカトリーヌ・ドヌーブ。
21歳の美少女。
50年以上前、高校生のとき観たモノクロ映画。
そうだ、フランス映画ではなくポランスキ
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マンディンゴ(1975年製作の映画)

5.0

1975年 リチャード・フライシャー監督

黒人奴隷繁殖牧場。
終始目が離せない。
天晴れというほどの狂いっぷりです。
あっという間の127分でした。
マディー・ウォーターズ!

シャーロック・ホームズ(2009年製作の映画)

3.5

2009 ガイ・リッチー 脚本・監督

ガイ・リッチー3連投

シャーロック・ホームズと言えば渋い謎解きのイメージですがこれは派手。映画サイズのエンタメだとそうなります。

ロバート・ダウニーJr に
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スナッチ(2000年製作の映画)

4.4

2020年 ガイ・リッチー 脚本・監督

登場人物が多くて、しかも皆さんキャラが濃くて混乱しつつも楽しめました。
最後にかけての疾走感が気持ち良いです。
犯罪コメディ群像劇でタランティーノっぽい気もし
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狼たちの午後(1975年製作の映画)

4.5

Dog day afternoon
1975年 シドニー・ルメット監督

大好物のパチーノですが、これは観てなかった。実際の事件を下敷きにした作品。
35歳ですが若作りのアル・パチーノが初々しくこの
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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

4.0

デヴィッド・リンチ2作目。2001年。

若いナオミ・ワッツが複雑な役どころを素晴らしく好演しています。初々しい少女と裏ぶれた現実。
大体のところは理解できる気がしますが、それでも謎の人物たち、謎のシ
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アリスのままで(2014年製作の映画)

4.0

Still Alice リチャード・グラッツァー脚本・監督
監督は難病患者だったとか。

家族性若年性アルツハイマーというなかなかに厳しい話です。
現在「アルツハイマー征服」という本を読んでいます。
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エレファント・マン(1980年製作の映画)

3.8

見逃していました。
1981年 デヴィッド・リンチ作品

極端なフリークを目の前にして人間の本性や教養、品性というものが明らかになる。
人間として扱おうとしない偏見を持つ人々。
自分は本当に大丈夫だろ
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.5

Night on earthが原題

タクシードライバーと乗客の短い触れ合い。
ジャームッシュらしいコミカルだが淡々と心に沁みる5つのエピソード。物質文明と距離を置く裏通の人達。相変わらず地味です。
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ブラッド・シンプル(1984年製作の映画)

5.0

1984年 コーエン兄弟 脚本監督

コーエン兄弟デビュー作。
低予算なクライムサスペンスだがストーリーもカメラワークもとても完成度が高い。
天井のファン、床から見る洗面台のパイプと水滴。
小道具の美
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ア・フュー・グッドメン(1992年製作の映画)

4.0

1992 ロブ・ライナー監督の法廷サスペンス

途中で気がつきました。昔見た映画で最後の辺りは完全に記憶に残っていました。それだけインパクトのあるラストシーンです。

コード・レッドのお話。

トム・
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.5

じわじわと来るクライムサスペンス。
ポン・ジュノワールドを堪能しました。
迷宮入りの連続殺人事件。
犯人は普通の顔のおじさん。
怖いです。
アホな田舎刑事のソン・ガンホにイライラさせられたましたが、最
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パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

-

良くわかりません。従ってスコア無し。
冒頭で語り尽くされてるのか。

ジム・ジャームッシュのニューヨーク大学大学院卒業制作
漂流する若者
アール・ボスティック「up there in orbit」
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ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

4.0

韓国のダークな現代史の中で心優しい若者が軍隊、警察で弾圧する方に回り破滅して行く。
後戻りできない最悪の状況から過去の20年を逆行する電車と共に振り返る。
戻りたかった時代に人知れず涙を流すラストは印
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ファーゴ(1996年製作の映画)

5.0

1996年 コーエン兄弟

狂言誘拐がどんどん大事に。
実話を元にした映画らしいけどそこもフィクションですね。

ピーター・ストーメアの静かで北欧的な(ミネアポリスらしく)狂いっぷりの凶悪事件ですが全
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ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

4.5

1989年 ジム・ジャームッシュ 脚本監督

メンフィスのボロホテルに居合わせた3組の群像劇。

いつもながら何も起きないけど退屈しないジャームッシュです。キャスティングが良いですね。永瀬正敏(パター
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かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―(2018年製作の映画)

3.4

突飛な筋書きだが日本映画でアリアリの展開で有村架純の為の映画。可愛いですがw。


連れ子のいる旦那(青木崇高)が急死。アパートを追い出され旦那の実家(鹿児島)へ。
旦那の父親(國村)はローカル戦の運
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プラネット・テラー in グラインドハウス(2007年製作の映画)

3.5

2007ロバート・ロドリゲス 監督脚本

「マチエーテ」の予告編が後に本当に映画になったとか。「ダスク・ティル・ドウン」のダニー・トレホ。あの映画でセックスマシーン役のトム・サヴィーニは本編に登場しま
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フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年製作の映画)

3.7

From dusk till dawn 1996
タランティーノ脚本、ロバート・ロドリゲス監督

タランティーノ映画が後半急にゾンビ映画になってびっくりw。
なかなかよろしいB級感だと思います。

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ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

4.0

映画「ダウンバイロー」
1986 ジム・ジャームッシュ 自主制作 モノクロ

ジム・ジャームッシュ3作目。

「ストレンジャー・ザン・パラダイス」のようなデッド・パン・コメディと言うのでしょうか。
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ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

3.7

The Sisters Brothers 2018
フランス人のオーディアール監督

ならず者の兄弟が虚しさに気づき故郷に戻る話。その後が気になってしまいますが。
主役の2人ホアキンとジョンCライリー
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フォー・ルームス(1995年製作の映画)

3.5

ベルボーイのティムロスの大晦日。
第1話の魔女の儀式はイマイチ分からなかった。
露出しぱなっしのイヴ役はドノヴァンの娘らしい。マドンナもイマイチ勿体ない。

第2話の狂った亭主の話もイマイチ分からない
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ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

5.0

タランティーノにはいつも通り採点甘いです。

デス・プルーフ的なコメディースッキリサスペンスでしょうか。美女の素足がやたら出てくるとこも似てる。大金がたったの50万ドルというチープさも良いなー。

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シン・シティ(2005年製作の映画)

3.7

タランティーノもスペシャルゲスト監督、という事で観てみました。2005年作品。
マイケル・マドセン、ブルース・ウィルスも出演。

登場人物がやたら多いのでシリーズ感満載。
悪くないと思いますが付き合い
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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

5.0

最高の超B級バイオレンス・ホラー・コメディ。
タランティーノの3本立て映画館へのオマージュ。私も昔地元の小屋でたくさん映画を観ました。

序盤はタランティーノっぽい会話劇でどこに行くのかと思ったが、デ
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