うっちーさんの映画レビュー・感想・評価

うっちー

うっちー

パンとバスと2度目のハツコイ(2017年製作の映画)

3.8

 Amazonプライムにあるのを発見して即鑑賞。とても良かった。

 特段大きなことは起きず、美大出だがパン屋で働いているふみ、偶然出会った同級生ふたりを中心とした恋愛ものといった感じだけど、ふつうに
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.0

設定された世界観の意味などわからなくてもめちゃくちゃ面白いものは面白い。

意外とエグいシーンや下ネタ、なんか痛そう、、、などいくつかハードルはあれど、とにかく、作り手の半端ない熱を感じる作品。

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バッカス・レディ(2016年製作の映画)

3.5

 勧められて鑑賞。また、最優秀助演女優賞おめでとうございます。この作品、知りませんでした。

 高齢のコールガールという設定。周りにはトランスジェンダーの大家、身体障害者の青年と、弱者が肩を寄せ合って
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夏時間(2019年製作の映画)

4.0

 見慣れた顔が少ないのも奏功してか、とても新鮮な印象を受けた。予告も観ていなかったけれど、欧州では賞も取ったらしいし、もっと知られるべき作品ではないかと。とにかく個人的に刺さった。

 思春期だからと
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未成年(2019年製作の映画)

3.9

 面白かった。親たちの不始末や複雑さゆえに自分たちの身に降りかかる問題に、最初は感情的に反発しながらも、しだいに受け入れ、年齢にそぐわないほどの寛容さと実行力、連帯ができる未成年の女の子たち。不思議な>>続きを読む

ミナリ(2020年製作の映画)

4.0

 アジア系でアメリカに移民した家族のお話ということで、中華系の『フェアウェル』と比べられているみたいですが、あちらは主にその移民一家が中国に里帰りし、一族の真ん中に鎮座するグランマをめぐる親族たちとの>>続きを読む

世宗大王 星を追う者たち(2019年製作の映画)

3.8

 観たかった、ホントに観たかった作品。ソフト化を待ち侘びてついに鑑賞。やはり……感動してしまった。

 ハングル文字を考案したということでも有名な知的な名君、世宗の治世の物語。正確な時刻を示す時計の仕
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ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実(2019年製作の映画)

3.8

 ちょっと難しいタイトル、調べたら、リンカーン大統領が1863年に行ったゲティスバーグ演説の中で使われた言葉で、最後の死力を尽くした献身、とのこと。フル・ディポーションということか。ちょっと怖いが引力>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.6

 皆さんが騒いでるからなんとなく気になって。悪くない。よくできている方だと。だが、私にはあまり響かなかったなというか。別れのシーンで泣いてたお客さんいたけど、えっと思った。だって、お互いが選んで、ほぼ>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.5

 初めて劇場で観る西川作品。紹介されるたびに「女性監督」云々で、ご当人は意識せずとも持ち上げられているように見える日本映画界の現実。監督は何も悪くないのに。そんなわけで、ひねくれて避けていたのかも。ま>>続きを読む

KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

4.0

 正に必要至急な一本として雨かつ極寒に関わらず観に行きました。至近なれど初めていく館。帰りはバス停を探して劇中のキム部長のように雨の中右往左往。

 最初から最後まで漲る緊張感。やはり暗殺ものって、わ
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

4.2

 このポスターからしてなんか好みで気になっていた。ストーリーを聞いてますます惹かれて、遠くの館まで観に行きました。公開館少な過ぎる‼︎

 最初から好みの映像、色合い。有名な俳優さん、というか知ってる
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新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.0

 ホラーやアクションのわくを超え、人間の根源的倫理観に訴えかける大傑作だった前作から3年。期待も販路も広がったのでしょうが、広げ過ぎて焦点がずれ、コアの部分をおざなりにして、倫理観まで忘れてしまったの>>続きを読む

ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-(2020年製作の映画)

4.0

 原作ノンフィクションは、涙に咽びながら読んだ。泣かせようという話ではないけれど、あまりにも過酷な内容だから。だから映像化されることを知って、かなり期待していた。だけど、配信されてみると、なんだか全く>>続きを読む

八月のクリスマス(1998年製作の映画)

3.8

 いい。とってもいい。有名な映画だけど、タイトルからしてもっとわかりやすくロマンチックで、甘々な映画だと思ってたので余計に。

 韓国なのに、どこか北欧とかヨーロッパの小さな町みたいな舞台設定。主人公
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君の誕生日(2018年製作の映画)

3.9

 最初から最後まで、震災の遺族の方たちのドキュメンタリーを観ているような気分に。誇張するでもなく、かと言って淡々とでもなく、絶妙な配慮によって制作されたという感じのセウォル号事故遺族の話。

 近過去
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ザ・コール(2020年製作の映画)

3.8

 予告を観てかなりヤバそうだなと思って見始めたのだけど、たしかに怖いは怖いが、想像以上ではなかった。でもよくできているし、なんといってもチョン・ジョンソの怪演が凄い。一体何人殺すの?という。最初のイメ>>続きを読む

なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

4.3

 とても面白く、またつらい内容だった。最初、17年前から撮っていると聞き、監督はなぜ彼に興味をもったのかと思ったが、きっかけはシンプルなことだった。それでもこの小川さんを撮り続ける、追い続けるに足る魅>>続きを読む

わたしは金正男を殺してない(2020年製作の映画)

4.0

 まだ3年しか経っていないのだと驚く。マレーシア、クアラルンプールの空港で起きた金正男殺害事件。その不可解な真相に迫る、硬派かつ真摯なドキュメンタリー。
 突然国際的な犯罪者に祭り上げられたインドネシ
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プンサンケ/豊山犬(2011年製作の映画)

3.4

 不思議な映画。脱北者の手助けをしたり物を運んだりしている、屈強かつ押し黙ったオトコ、ユン・ゲサン。目つきが悪いがすこぶるカッコいい。最近この人が気になってならない💦

 南に逃げた元高官が愛人を呼び
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スピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班(2017年製作の映画)

3.5

 いつのまにか公開され、ひっそり終わってた感ある作品。面白かったし、キャストが豪華な割になんか日陰感がある。なぜかな。

 ドラマで大活躍のコン・ヒョジンが主演だけど、役柄がなんか主体的でない感じ。彼
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悪の偶像(2017年製作の映画)

3.9

 夏に観に行こう思いながら、見逃していた作品。ふたりのスター俳優が出てるし、確か国際的な映画祭にも呼ばれてる系だけど興行的には大失敗だったらしい。でも最近のヒット作の傾向からは大分ちがう、いわゆる韓国>>続きを読む

ユンヒへ(2019年製作の映画)

3.8

 コリアン・シネマ・ウィークで鑑賞。中年の女性ふたりの同性愛がテーマという話だったが、生々しいものではなく、それが過去のものになり、韓国と日本でそれぞれ別れて暮らしているふたりの生活の描写を中心とした>>続きを読む

本気のしるし 劇場版(2020年製作の映画)

4.3

 どんどん公開館が減っていくなか、やっとの思いでふだんめったに行かない大森まで遠征。その甲斐がある映画だった。ほんとにめちゃくちゃ面白い❗️ 予算がでかいわけでもなく、スターがいるわけでもなく、大惨事>>続きを読む

霜花店(サンファジョム) 運命、その愛(2008年製作の映画)

3.3

 なんとなく見始めたら止まらなくなった。男性しか愛せない高麗の王と、幼い頃から王に仕え、愛人のように扱われてきた青年(近衛隊長みたいになっている)。王妃はいてもなんら関係がないから世継ぎもおらず、中国>>続きを読む

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.4

 原作はもちろん読んでいるので映像化は難しいだろうと思ったけれど、やはり。所々グッとくるシーンはあるものの、なにやら時間軸が整理されていないような感じでぐちゃぐちゃになっており、ジヨンの苦しみがどこか>>続きを読む

ブリング・ミー・ホーム 尋ね人(2018年製作の映画)

3.6

 春先から気になっていた作品。予告も観ておらず、公開も気がついてなかった💦 フォローしている方々のレビューでやっと気づく。よかった❗️
 
 久々の、らしい韓国映画。いろいろと噂は聞いていたけれど、残
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ジャズ喫茶ベイシー Swiftyの譚詩(2019年製作の映画)

3.7

 ジャズ、そしてジャズ・オーディオの世界をのぞく体験。冒頭、暗い店内でひとり静かにコーヒーを入れる本作主人公の菅原さんの姿が素晴らしい。引き込まれる。

 ジャズ好き、オーディオ好きには有名な岩手は一
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パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

3.3

 期待していたんだけど、うん、ちょっといまひとつかなぁ。出だしの街の風景とラップの組み合わせはよかったし、テーマ自体は素晴らしいのだけど。細部に残るバブリーなファンタジーがどうも。最後の解決の仕方もど>>続きを読む

悪人伝(2018年製作の映画)

3.8

 公開作品が少ないからか、こちらも地元の劇場で観ることができた。うれしい!
 
 いまや大人気のマ・ドンソク待望の主演作。『新感染』以降人気が右肩上がりだけど、『犯罪都市』以外はなんだかベタなB級作見
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マルモイ ことばあつめ(2018年製作の映画)

4.3

 ずっと観たかった作品。こんなかな、という予想を、いい意味で裏切らず、安定を超えたレベルの感動を残してくれる。

 予想していたのは、本作の監督が脚本を手がけていた『タクシー運転手 約束は海を越えて』
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はちどり(2018年製作の映画)

3.9

 大きな事件はあまり起きない、光を生かした美しい映像、家庭内の問題や嫌な空気の静かな描写、アンビエント的な音楽……途中で、不覚にも眠たくなってしまう。

 ウニの生きづらさ、寂しさはわかるけれど、なぜ
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SKIN/スキン(2019年製作の映画)

3.8

観てきた。とても衝撃的。単に差別のことだけでなく、人が自分の過ちに気づくこと、またそこから更生することの難しさと尊さを、まさに肌に刻みつける様に訴えてくる。間違いなく重要作。

マイ・ファーザー(2007年製作の映画)

3.4

 後に『トガニ』『怪しい彼女』などの秀作を作る監督の作品が観たい!と探していた。少しずつ観ようと思っていたが、どんどん引き込まれて最後まで一気見。後の三作の方が優れてるかもだが、今作も地味ながらしっか>>続きを読む

尚衣院 サンイウォン(2014年製作の映画)

3.9

 なんとなく、のつもりで見始めて最後まで一気見してしまった。おもしろい、とっても面白い。もちろん、ほかの方が仰っているようにアマデウス的な話なのだけど、やはりカルチャーが違う、朝鮮王朝が舞台だし、秀才>>続きを読む

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

3.5

 最初から雰囲気は良いが、何度か繰り返し観てその味わいが滲みてくる、そんなスルメ系の味わいがある映画。ただ、最初に観た時は細部に分かりにくい箇所があった(駅がそのまま家みたいなエリー宅とそのお父さんの>>続きを読む

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