面白かった。
作中の黒人、女性、男性、都市、職業、理性、感性、など色々散りばめられた要素は、ところどころでそれぞれが重なり合っては思わせぶりなシーンを作りだす。作者が描き出したかった社会的な主張みたい>>続きを読む
同性愛の話でもあるけど、間に入っているソフィの存在感と堕胎の物語が、シスターフッド感を出していると思った。
顔を観察しているときのなめ回すように長く近いカメラの視点、可憐な衣装、服を投げ出して海に入る>>続きを読む
能登半島地震チャリティの無料配信枠にて鑑賞。
(https://note.com/kokoroiyasu_mov/n/n000ce318bc24?sub_rt=share_b)
心理ケアの専門職者が>>続きを読む
水の大いなる流れの中から、インディオの人々の征服、近年ではピノチェトクーデター政権による虐殺を描こうとする作品だが、前作『光のノスタルジア』に比べるとパワーダウンの印象。前作がクーデター政権にピントを>>続きを読む
天文学と遺骨捜索(と考古学)を抽象化したときに見える共通点を参照しながら、同じような行為にこれだけの違いが現れるのだということを描き出す。主な力点はクーデター政権による市民の虐殺だが、ところどころで出>>続きを読む
荒れていた場末のモーテルが外部の来訪者によって癒やされていくストーリー、という理解がきれいで幸せな受け取り方だと思う。
一方で、吹き溜まるように集まってきたはぐれもの達と困窮する家族の一時の寄り合いな>>続きを読む
オスマン・センベーヌ作品だからセネガルが舞台かと思えば、どうやらブルキナ辺りがモデルのよう。
シナリオ展開が長いな〜と思ってたら最後急に話がまとまる感じ、なんか頭から作ってたら最後詰まっちゃったみたい>>続きを読む
ストーリー自体は概ね肯定だけど、映画作品としてはまあ...という感じ。
しかも奥さまはサヨロの死後ブリュッセル移ってて(まあ家族いたからだと思うけど)、ほんとにこの村を許したかっていうとそんな単純では>>続きを読む
良い話とも言えるし、感動ポルノめいてるとも言える。
一番嫌なやつなのはジャスティンの親。
特段映画たる映像美は感じなかった。
最後にパッション・ピット流れてきてうおえ?ってなった。
都市と地方、独立と家督、要領と愚直、みたいなレイヤーで鑑賞しました。
地方の草食系でいわゆる「いい人」止まりの男性が搾取されているという見え方が強かった。
香川照之の途中のサイコみがある演技は不気味だ>>続きを読む
男性パートナー側の理解があっても、先行世代の意識とそれによって固定化された社会規範が現役世代女性の固有の人生を縛っているのかという問題が露見していて、どうしたものかということを考えてしまった。
なかなかしんどいが見ごたえのある2hだった。
転び公妨と呼ばれるらしい、警察の逮捕のための口実作りが映像に残り、あっという間に釈放の材料となるところが収められていることにジャーナリズム的な価値がある。>>続きを読む
途中までは、タイトルと絡めて水挽町の人間にも東京の人間にも各々の人生にレイヤーがあって、それは時にネガティブにもポジティブにも表出するものだから(善)悪は存在しない、ということかな...?と勘繰りなが>>続きを読む
すごーい、リファレンス過剰摂取。
虚構と現実の混淆という、アニメでしか表現出来ないという説得力。
今敏に及ぶべくもないまでも、これくらいに尖ったものを自分も持ちたいな。
題材はオッペンハイマーという非凡な人間ではあるが、不貞を働いたり、家庭の不和を起こしたり、仕事が上手く行ったりいかなかったりと、描いているのは人間の普遍的な人生の喜びやら葛藤やらなんじゃないだろうか、>>続きを読む
反戦の意思や経済的困窮といったところから陰りを感じてしまうけど、ワンちゃんの名前がチャップリンだからこれは喜劇。
平山(役所)が妹を抱きしめた後に1人泣くあの一幕だけでそれ以外の日常を肯定しづらい。変わり映えのない日々を新しく慎ましく生きていることを美しく肯定しているとしても。
それとは別に役所広司の演技は素晴ら>>続きを読む
ドタバタラブコメであるはずの原作を用いて、ここまでダークでサスペンスなものが作れるのか...という驚き。
文化祭の前日という特別な日がいつまでも終わらなければいいのに、と大人になって懐古することはしば>>続きを読む
突然生き甲斐であった音楽とパートナーとの暮らしが失われて、焦燥と苛つきが止まらないルーベンへの感情移入を促すリズ・アハメッドの名演技。
元の世界に戻ってみれば、音をノイズのようにしか認識できず、これま>>続きを読む
C’est la vie.
カトリーヌ・ドヌーヴよりもマドレーヌ役の人の方が好きだな。
あと節回しが長いおかげで単語が聴き取りやすいので仏語の教材にもいいなと思う。
民主主義と自然科学が理想とする世界って感じだな〜。
人間が集まって話し合う時に起きる、いつの間にか話が変な方向へ行っちゃう様子なんかもきちんといれつつ、あくまで理知的にwhyを突き詰め続ける様子が心地>>続きを読む
現代のYouTube配信事情と人類補完計画を掛け合わせましたみたいな脚本(GOLDと同じ人か~。。。)と、浮きまくってるウタの歌(歌唱自体の上手さはわかる)が全編通してキツかった。。。ここまで壮大で複>>続きを読む
ジャンプカットや早回しを使ったドタバタコメディ。効果音から俳優達の動きまでもろもろが楽しい。
ザジの目線から見た大人達のしょーもなさもいい具合に含んで、最後の乱痴気騒ぎには撮影クルーも写ってますよとい>>続きを読む
劇伴と効果音がやばい!
有名作を後追いしているわけで順序が逆かもしれないが坂本慎太郎やオウガの大きな参照点なのでは?と思うようなサイケデリック・ロック感。アラン・ゴラゲールというジャズ・ピアニストが劇>>続きを読む
でんぶは海のものと紹介するところと、小児麻痺でみなと同じように散歩に行くことを躊躇う泰明ちゃんのために図書館を用意するところには目頭が熱くなった。
小林校長はリトミック教育の先駆者とのことだが、作中で>>続きを読む
視聴者参加型を見る際の注意点:インターネットの接続が良好な環境で見ること。
(ここぞ!ってとこでブツブツとローディングされて完全に没入し損ねた。。)