わたぬきさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

わたぬき

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HOW TO HAVE SEX(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

元処女として、処女を描いた映画でこれほど的確な描写が出来ている映画は少ない、いやないかも。。
キャラクターの描き方がすごいし、タラがいなくなった…って時のベランダを挟んだ話し合いのカットバックの不穏な
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ルックバック(2024年製作の映画)

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河合優美はやっぱりすごい

普段ならシネフィルじい達と年配夫婦と正体のわからない人たちでひっそりと成り立っている、平日の映画館が若者やサラリーマンでいっぱいになっててそれだけでなんかよかった。
幼い頃
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クラブゼロ(2023年製作の映画)

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映画との向き合い方はデビュー作のほうが断然好き

シリアスな風刺ホラーをここまでポップに観られるように仕向けたのはすごい

観るのがキツいシーンあり

Lovely Rita ラブリー・リタ(2001年製作の映画)

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たしか蓮實重彦の本でラブリーリタを知ったんじゃないっけ?だとしたら守備範囲すごいな

この作品、カメラマンが友達で、ビデオカメラ📹でずっと撮ってたかのような画面でなんだか自分にも撮れる気がしてくる
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夜の第三部分(1972年製作の映画)

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自己すぎる
カットつなぎやモンタージュ、割と多用してた。デビュー作だからかも

四季~ユートピアノ(1979年製作の映画)

5.0

行動の一つ一つが生きることと繋がっている。だから生きる悦びや儚さも知っている。私たちは知らない。奇跡のドラマ

向こう側から(2002年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

中立であろうとするアケルマンの眼差しが心地よい
塀と渋滞のワンカットが、検問所を通らずにメキシコに戻っていく時、強いメッセージを感じた

リンダとイリナ(2023年製作の映画)

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だから、バカンスを撮るんです、という根幹の部分が映っている気がする
まあ寝たんやけども

左手に気をつけろ(2023年製作の映画)

2.7

こういった、お馴染みの場所やキャストで撮り続ける監督はいるし、面白い試みでもあるのだけど、観客にとってここである必要はないし、映画におけるテーマ的なものが自己から離れきっていない気がする

子供が取り
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Playback(2012年製作の映画)

4.3

夜明けのすべてで三宅唱のヤバさに気づいた鈍感野郎なので、学生当時から観ている数多くの友達みんなすげえ(誘ってくれい)

うわ!良い終わり方だ〜!って4回くらい思って終わらず、全然よく分かんないところで
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密使と番人(2017年製作の映画)

3.9

ほわ〜〜、地味〜〜〜!
地味でカッコい〜〜!!

ショットと動きが抜群に上手い、ほんとに
だからこの映画の世界は、現実世界を更生している一部なのではないかと錯覚するほどのリアリズムがある(実質そうなの
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バティモン5 望まれざる者(2023年製作の映画)

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世界を作り上げる技術、すごすぎる…
ドキュメンタリーと言われても信じる
信頼してる映画好きの方が逃せない1本と言っていたので観た

これは、この世に本当は存在しなくてもよかった争い、が生まれるまでをみ
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関心領域(2023年製作の映画)

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もちろん面白いけど予告編の印象のまま、それ以上でも以下でもない

庭の残酷さや花の写し方、赤色のオーバーラップは、ヴァルダ『幸福』でよいですか?ですよね、あれ一見平和に見える不気味さだもんね

映画で
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あとのまつり(2009年製作の映画)

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なにこれ!?なにこれ!?
瀬田なつき監督、なんとな〜くそつなくこなす、俳優を瑞々しく撮るのが得意な監督なのかなという印象だったけども!

瑞々しさ✖️身体性✖️映画であること
がバチコンと合わさった作
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日没の印象(1975年製作の映画)

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感情を撮ることってすぐに出来るんだよなあとイメージフォーラムに教えてもらっている
カメラがあったから始まったこと

シルバー・グローブ/銀の惑星(1987年製作の映画)

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久々にこんなに観るのが苦痛の映画を観た
訳もわからず映画を量で観ていたあの日々が思い出される

ストーリーが一言で語れる訳ない代物だとは聞いていたけど、驚いたのは撮影…!あんだけ金もかけて人も集めて莫
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HEAVEN-6-BOX(1996年製作の映画)

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日常を生きていて、「あ、今、いい。残しておきたいかもしれん」って時ありませんか?
私はあるのですが、それです。

美しき仕事 4Kレストア版(1999年製作の映画)

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ぜ〜んぶ美しい…
美しいってそれぞれの価値観だけど、共有出来ることがうれしい(何言ってる?)

あと、映画館で観る映画だこれは!って言う人あんまり好きじゃないんだけど、これはそう、音が

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

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ULTIRA様でみた🙏🏻

え…怒りのデスロードから…9年…!?

あの頃の、イモータンジョーべつに悪いやつじゃなくない?の直感ふつうに正しかったんだなあ……
「キャラクターを描く」ということの重要さ
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フーガの技法(2001年製作の映画)

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バッハの曲にインスピレーションを受けて映画を撮った人を前にも観たことがあるので、バッハって面白いんだなあとおもった
これはもはや曲そのもの(視覚)を目指している

コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

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おもろーーーい
殺し屋コンビが生きる素晴らしさを語るのはもうコントなのよ、タブーの逆説

カウリスマキ、映画観まくってるし映画を愛していることが伝わるからすき

ラストシーン、カウリスマキ以外に出来る
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違国日記(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

不在の人物を、お互いの関係から辿っていく物語。「あなたのお母さん」であり「槙生ちゃんのお姉ちゃん」が全く違う人物であるかのように、人間は多面的で、分かり合えないことも絶対にある。
だけれども、寄り添う
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M/OTHER(1999年製作の映画)

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ずーーーっと心の中で殴ってました❕
併映で観たUN loved は分かりやすくモラハラ男で笑えたんだけど、この映画の三浦友和はやばい。
自分が配慮出来てると思ってる、このくらいは彼女にやってほしいな〜
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UNloved(2002年製作の映画)

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付き合う、別れる、の中で、人は人に影響されて生きていくけど、
最終的に残るものってなんなのだろう

ラスト、劇的な音楽と共に熱い抱擁があって一見希望…?で終わるけども、これってよいのか…?みたいな
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HAND SOAP(2008年製作の映画)

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写真などのテクスチャから作り上げていく独特な絵が特徴的だけど、ラストの雪の振り方や動きを見て、写実的な描写(動き奥行きや色すべて)の才能もエグいんだろうなあと思った
作家が世界をどう観ているのかがもの
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阿賀に生きる(1992年製作の映画)

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本来、人間はこう生きていた
同じ年代のおじいおばあが集まって、やんや言い合いながら支え合って
都会のお年寄りの孤独を思うとつらい
そりゃ認知症にもなるよ

なぜそう撮ったのか。とらねばならなかったのか
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