Laut01さんの映画レビュー・感想・評価 - 19ページ目

Laut01

Laut01

映画(935)
ドラマ(3)
アニメ(0)

10 クローバーフィールド・レーン(2016年製作の映画)

4.0

『モンスターは見たくないけどモンスターを体感したいあなたへ』
前作は徹底的なPOVでの表現力、そして本作はほぼ画面に映らないという表現力…クローバーフィールドシリーズ=モンスター映画の新たな映像表現を
>>続きを読む

クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

4.2

『気味悪さという快感を知りたいあなたへ』
決して面白いという感想は持たないけども、よくここまで不快感を募らせたなと感心。エンタメに寄り過ぎない構成がぴったり。本当に面白くはないけど、気味悪さに劇場が飲
>>続きを読む

クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

4.0

『突然、学校がなくなればいいなと思っているあなたへ』
臨場感の凄み。
惹きつける映像の作り方を熟知してるさすが、エイブラムス。
この形式でゴジラ作って欲しい。 以上!

インデペンデンス・デイ(1996年製作の映画)

3.5

『滅亡阻止のデキレースを見たいあなたへ』
よくも悪くも古い。
ウィルスミスかっこいい。
破壊最高。
実はファンタジー。 以上!

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.9

『人工知能に恋をしたいあなたへ』
主人公と同じ気持ちでチューリングテスト(機械を知的かどうか判断する実験)をしている感覚に陥る体験型SF。
見終わってからジワジワ人工知能に観客の心さえ操られていたので
>>続きを読む

デッドプール(2016年製作の映画)

4.0

『ヒーロー界のドナルド・トランプ的な!』
きちんと正義を貫く真面目なX-MENたちにこの映画を見た感想を聞きたい!

新鮮味とマシンガントークがこの映画の面白さ。ようするにパンフを衝動買いする映画とい
>>続きを読む

ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

3.8

『"欲望"を探している私たちへ』
暴力ばかりの柳楽君がかっこよく見えてしまう。観客を倫理から突き放しかかるけど、まさに自分たちが心のどこかで常に探している何かを表現した映画。

音楽、圧倒的な暴力表現
>>続きを読む

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.8

『ノンフィクション?かと思わせる殺人鬼の素顔』
誰もが被害者になりうるという恐怖。そして、誰もが殺人鬼たななりうるという恐怖。悲しささえ感じさせる、見事な心情表現。

森田剛はじめ、ムロツヨシなどキャ
>>続きを読む

モールス(2010年製作の映画)

3.0

『どっちつかずのジャンル映画』
どっちつかずというのはサスペンスなのかファンタジーなのか?

クロエちゃんの謎を楽しむべきでもないし、恋愛としてみても難しいし雰囲気はいいけど楽しむポイントが終始謎でし
>>続きを読む

恋の罪(2011年製作の映画)

4.5

『人が思っていても表現できない"言葉"がある映画』
評論よりも感想を述べたくなる。
正直彼女たちは狂ってない。むしろ、誰もが薄々感じていることを拾って具現化した監督に感謝。
そして、あの詩をチョイスし
>>続きを読む

ひそひそ星(2015年製作の映画)

3.7

『静かな静かなタイムカプセル』
園子温の美的センスを垣間見た。
福島の被災地でのロケは映像的な意味と今を生きる人に本当の"今"を思い出させる意義を感じる。
未来に伝えるべき映像が詰まったSF。

世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)

3.3

『世界から映画が消えたなら』
設定が弱いし甘い。

結局回想ばっかりムービー。

でも映画愛が詰まってるとこと結末と伝えたいことは好き。

ズートピア(2016年製作の映画)

4.8

『現代社会をオブラートに包む天才たちがディズニーにはいる』
最高に優れている要素は脚本でしょう!
特に主人公を通して観客にさりげなくかつ、確実に諸問題に気づかせる構成が見事。監督が『シュガー・ラッシュ
>>続きを読む

ヴィクトリア(2015年製作の映画)

4.2

『140分ワンカットの唯一無二のドラマ体験』
これほど動きあり、赤ちゃんも出てくるわ、発砲シーンもあるわ…なのにワンカット。驚嘆するしかない。
2時間でこれほど価値観が変わるのかと、主人公の感情がその
>>続きを読む

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.0

『生死と共存を説く画力』
(冒頭)美しい自然の映像だ
→(襲撃シーン)見渡せるような不思議な感覚だ
→(vs熊)デケェ、怖い、息遣いでカメラ曇ってる⁈

といった風な映像体験がどしんと心に響く映画でし
>>続きを読む

ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.8

『主人公の緊張感と繋がる臨場感』
構成しかり、脚本しかり、アクションしかりまさに主人公と同様謎だらけのまま戦争に放り込まされる感覚を作り出している。
ただ終盤、主人公のその感覚から置いてけぼり感を感じ
>>続きを読む

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

4.5

『これが本当のヒーロー大戦』
最後までぶつかり合ったことがよかった。
敵という敵がいない異色作であり考えさせられるところもあれば理屈なしに楽しめる大乱闘もあるという…大満足。
あとキャプテン好きとして
>>続きを読む

スキャナー 記憶のカケラをよむ男(2016年製作の映画)

3.5

『感動狙いが空回りの古沢脚本』
金子修介×古沢良太という私的に日本エンタメを支える2人による作品でかなり期待しちゃった感はありましたが…
ミステリとしてはギリ楽しめたけど、共感できるポイントもなければ
>>続きを読む

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

4.0

『ドラマではなく仕事を描いた物語』
非常にシンプル。そして、キャラたちの強い動機もなく上司の指示で始まる物語。ドラマチックさなくともなぜか最後まで見入ってしまう不思議な魅力。
そんなところに賞をとった
>>続きを読む

蜜のあわれ(2016年製作の映画)

3.3

『二階堂ふみのセリフに惚れた』
文学的な物語でほとんど理解はできなかったものの『あたい』という一人称がとても素敵だと初めて気づいた。
金魚になりきった二階堂ふみの妖艶さにうっとりする映画です。

フィフス・ウェイブ(2016年製作の映画)

3.0

『SFパニックからティーン向けムービーへの超絶変化』
途中からあれ?と首を傾ぎ、終わってみたら「あれ?こんな甘い恋愛映画見てたの?」と思ったことがこの映画の全て。ダイバージェントの悲劇再び…

このス
>>続きを読む

アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

4.0

『ゾキュンテーマパーク開園』
ザ・アトラクションムービー。
想像以上にグロい!
アクションのスピード感が凄い!
大泉洋に普通の男やらせたら完璧!
の3つに過ぎる。
前半の町中パニックのシーンは必見です
>>続きを読む

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016年製作の映画)

3.8

『お祭り映画としてみよう』
満足度が低いのはおそらく思ってたような深い内容ではなかったからだろう。
だけど、スーパーマンとバットマンの共演と前半のウェインがみたスーパーマンの破壊映像だったりお祭り映画
>>続きを読む

ルーム(2015年製作の映画)

3.8

『世界を超える理想の親子の関係性』
いい意味で予想以上に親子のドラマ。
事件よりも事件後に焦点を当ててる新鮮味、子の話であって親の話でもある切り替え、リアルな子どもの行動心理が観客の涙を引き出す。
>>続きを読む

ロブスター(2015年製作の映画)

3.0

『設定以上にシュールな人物達』
見終わったあとにこんなに疲れるとは思わなかった。
2部構成なのはピタッとハマってたもののやっぱりここまでの残酷さとキャラの異様さにちょっとついていけず。あのキャラを好き
>>続きを読む

シェル・コレクター(2015年製作の映画)

2.5

『破綻しそうなときにに貝について語っても許されない』
難解の一言にすぎる。
多かったのはリリーフランキーの貝についての語り。一回、二回なら物語上ハマってたものの後半は何か不思議なことがあると語りだすも
>>続きを読む

あやしい彼女(2016年製作の映画)

3.5

『オリジナル版の価値を再認識』
なんのために作ったんだろうかという印象。
オリジナルを見てなかったら十分に楽しめるエンタメではあるもののやっぱりキャストが弱い。
ヘビーユーザーは韓国版に満足して見ない
>>続きを読む

ガメラ3 邪神<イリス>覚醒(1999年製作の映画)

4.9

3回目を見て感想変更。
『ワクワクがずっと続く完結編』
見るたびに好きになる。なんでこんなワクワクするんだろう。8割リアルで2割がファンタジーが自分の中ではベストムービー。それを最近忘れてた。
ラスト
>>続きを読む

ガメラ2 レギオン襲来(1996年製作の映画)

5.0

『札幌がこんなにも美しく壊れていく世界』
スクリーンでは初。
1と比べて合成がまったく気にならなかったこと、そして札幌の地下鉄サスペンスと大規模なミニチュア。当時、仙台はやりすぎだろと好きになれなかっ
>>続きを読む

ガメラ 大怪獣空中決戦(1995年製作の映画)

5.0

『リアルを追求した物語と特撮技術』
スクリーンで見たのは初めて。
平成ゴジラと比べ決定的に優れてるのは、リアリティ。だからガメラは面白い。

劇場版 ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン(2016年製作の映画)

4.0

『ウルトラマンの良さを再認識できた質の高いシンプルさ』
こっそりと近年は毎年劇場版が作られるウルトラマンシリーズ。
最近はテレビ版のついでのようにお金を稼ぐだけに作ってるような作品ばかりだったけども…
>>続きを読む

俳優 亀岡拓次(2016年製作の映画)

3.5

『もっと見たい麻生久美子の飲み屋』
全編通してリアルさをもちつつノスタルジックさあるセリフが沁みる。
特に麻生久美子演じる安曇の飲み屋に安田さんが来るシーン。もっとここに尺を割いてくれたら評価は全然変
>>続きを読む

X-ミッション(2015年製作の映画)

3.3

『考えさせられたアクションの定義』
やってることは凄いと分かる。けども、物語上意味のないアクションで、キャラも必要なし、ハラハラ感が気薄でプロモーションビデオのようだった。
結果、興奮度は少なめ…
>>続きを読む

オデッセイ(2015年製作の映画)

3.5

『宇宙で生きるためのhow to movie』
全編通して、誰がよりもどうやって?よりが中心に描かれててのめり込めなかった…
予告編の枠を出ることなく、インターステラーのようかサプライズがあればよかっ
>>続きを読む

ラスト5イヤーズ(2014年製作の映画)

3.2

『アナケンに小細工は必要なし』
この映画の特徴は男は出会ったところから進み、女は分かれるところから戻るという構成をとっているということだったが…まったく意味がなかった。ただ、難しくしただけ。
アナケン
>>続きを読む

殺されたミンジュ(2014年製作の映画)

3.8

『キムギドクの社会論』
劇場でキムギドグを見るのもR18を見るのも初めてだったが、観客を離しすぎず考える余力をあてていることを評価。
群像劇という手法、細かい動機を無視し彼らをストレートに描いている点
>>続きを読む