うめさんの映画レビュー・感想・評価 - 36ページ目

デンジャラス・ビューティー(2001年製作の映画)

3.8

公開当時
単館映画ばっかり観てカッコつけてた私は見向きもしなかった
でも
今の私からすれば言ってあげたい
「こういうのも面白いよ」って


やさぐれたり
ヤンチャだったり
ダサかったり
そんなキャラも
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記者たち~衝撃と畏怖の真実~(2017年製作の映画)

4.0

たまった下書きを消化③

監督のロブ・ライナーを含め
集まった錚々たるメンバー
それは
この事実をもっとたくさんの人に伝えなければいけない
これ以上は繰り返してはいけない
という思いがあったんだろう
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幸せのレシピ(2007年製作の映画)

3.8

たまった下書きを消化②

完璧主義者なのに
不器用で
素直になれなくて
だから
余計につっぱってしまう
そんな
一流シェフを演じるは…
ハマり役ですね!
キャサリン・ゼタ・ジョーンズです♪
ちょっとし
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ザ・レポート(2019年製作の映画)

3.8

たまった下書きを消化①

9.11以降
テロリストと戦うアメリカ
しかし
その方法に問題はなかったのか?
上院議員の指示の下で、CIAに調査のメスを入れるアダム・ドライバー
望まれない
報われない
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.3

想えば
想うほどに
走る足は空を切り
息は絶え絶えになる
そして
ただ
ただ
沈んでいくのだ

それでも
一緒に呑み込まれていくとしても
彼等は
強く手を握る
苦しくても
身体を抱きしめ合う

そんな
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.0

割と個性派なキャストを揃えながらも
監督の力なのだろうか?
それほどビックリする展開はないものの
テンポの良さ
伏線の巧みさ
と相まってとても見やすい作品になっています。
ちょっとピリッとしたアクセン
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すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

4.2

監督や俳優のように
華々しく宣伝されることはなくても
あなた達の紡いだ音は
見た人の心を織り込みながら
映画という大きな作品を作り上げている

音楽は感情の潤滑油
観て
聴いて
滑らかに流れ落ちる涙
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ワン チャンス(2013年製作の映画)

3.8

子供の時からずっと自信を持てない
大人になってからも
仕事
恋愛
そして
大好きな歌でさえ
でも
諦める勇気もなくて
小さな町で足踏みしていたポールを
キャメロンが手を引く
優しく
強く
やっと感じら
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.0

分かちゃいたけど…
やっぱり映画館で観るべき作品だったな〜

とはいえ
家のTVの画面からも充分に衝撃は伝わった。
こんな斬新なアイデアやストーリーが受け止められるのも
スパイダーマンという枠のおかげ
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ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

4.3

妥協しなかったのは

強かったからじゃない

強くなければいけなかった

誰よりも

高く

美しく

跳ばなければ

自分をこの世界に繋ぎ止めておけなかった

もうそれしか残されていないから

だか
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ポゼッション(1981年製作の映画)

4.0

いつなんだろう

壊れてしまったのは

気がつけば

目の前は歪み

言葉もただ遠くに聞こえるだけ

鏡に映る私は本当に自分なのだろうか

そう

いつかなんて今となっては意味はない

私は

いや私
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スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.8

地上波で放送していたので
久しぶりに配信にて再鑑賞。

ダニー・ボイルらしい
テンポの良さ
オシャレな展開
そこに落ちる陰

…………
あれから
インドを始め
中東、アフリカ、南米…
あんなに楽しいと
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ハロウィン(2018年製作の映画)

3.7

わたし
昔はホラー苦手だったので…
オリジナルは観ておりません。
そして
今回の初ハロウィン


古き良きホラーといった感じでした。
凝った構成や
人間の機微や
オシャレな演出など
今風さはまるであり
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私がクマにキレた理由(わけ)(2007年製作の映画)

3.8

わかっているのに
いろいろなものが邪魔をして
無理矢理に
目を閉じて
眠ったふりをしてきた
見えてない
知らないって
でも
ただのナニーだと思ったあの娘が
私を揺り動かす
目を覚まして
あなたは誰なの
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パドマーワト 女神の誕生(2018年製作の映画)

3.8

絶世の美女パドマーワトを巡り二人の王がぶつかり合う。
私が期待した「バーフバリ」のような娯楽作とは違い
豪華絢爛で奥行きのある
良く言えば上品なインド映画でした。
しかし
もっとインドらしいエモーショ
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親切なクムジャさん(2005年製作の映画)

3.7

いつだ…
いつ度肝を抜いてくるんだ…
うん?
あれ?
あ…
終わった…

つまらないとは言いません。
イ・ヨンエは確かに味があるし
チェ・ミンシクも存在感ある。
オ・ダルスも好きだし
え?
ソン・ガン
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メイド・イン・ホンコン/香港製造 デジタル・リマスター版(1997年製作の映画)

4.0

素朴で懐かしい甘さ
それは
いつまでも執拗に主張するのではなく
そっと儚く消えていく
確かな輪郭と
鋭い痛みを残して

馬鹿で
ダサくて
真っ直ぐで
思い込みが激しくて
なのに
気がつけば
私の頬は濡
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プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命(2012年製作の映画)

4.0

一緒にいたい

本当のことを知りたい

真っ直ぐに生きたい

その想いが強ければ強いほどに
道は険しさを増す
歩く足は血が滲み
息は乱れる

何でだ
たった一つの願いさえも叶えられないのか
そんな
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

私達の住む世界は
こんなにも残酷で
こんなにも滑稽で
こんなにも容赦がない

どんなに小さかったとしても
幸せを手に握りしめ
その日を生きる家族
でも
大きな幸せを当たり前に持つ家族は
そんなこととは
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ヒストリー・オブ・バイオレンス(2005年製作の映画)

3.9

確かに
過激で暴力的だ
でも
重きを置かれているのは
あくまで歴史(ヒストリー)なのだ

積み上げたものを捨て
新たに積み上げたはずなのに
土台にあった過去はなくなってはいなかった
そしてそれは自分だ
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イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり(2019年製作の映画)

3.7

情熱を
後悔を
決意を
希望を
2人はたくさんの思いを乗せて
空へと向かう
それが
新たな人生を切り開くと信じて


フェリシティ・ジョーンズ
耐えて
耐えて
耐えて
明るさの裏にあるものから
過酷な
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

3.8

何で私にだけわかるんだろう

あの嫌な匂いが

私は普通じゃない

みんなとは違う

ずっと気づいていた

そう

私が立っていたのは境目だった

宙に浮いた心は

緑の森の中と造られた石の中

互い
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ブラックブック(2006年製作の映画)

4.0

容赦がない。
本当にヴァーフォーベンって人は妥協がない。
戦争はあくまできっかけで
あぶり出される人間の醜さこそがテーマ。
それをこれでもかと見せつけられる。
しかし、不思議とそのタッチはベタベタして
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神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)

4.0

韓国映画からだだ漏れる闇と熱

ハ・ジョンウがその沈んだ眼で
闇の深さを見せるならば

我らが兄貴
マ・ドンソクはその真っ直ぐな眼で
燃え盛る情熱を見せる


前作が
幅の広いわかりやすい人間の業だと
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神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

3.9

ソン・ガンホは外さない俳優だが
ハ・ジョンウも安定感ありますよね。
イケメン剣士
愛くるしい弁護士
2人の部下を引き連れ
コートを翻し
ビュンビュンと戦う地獄よりの使者って
けっこう似合ってるじゃん!
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スターダスト(2007年製作の映画)

3.7

デニーロも出てるし
割と重量級かと思ったら…
意外と軽量級でしたね♪

甘めなストーリーに
頭を撫でたくなるような微笑ましい2人
と油断させといてからの〜

ミシェル・ファイファー!
ド〜〜ン!!
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リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

4.2

逃げてきた故郷で

種を蒔き
育て
対話し
そして
その命をいただく

母と
キッコと
ユウタと
向き合い

そして
心に芽生えた思い
育てなきゃ
私の中でしっかりと力になってくれた
あのこ達の為に
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リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

4.1

気持ちが伝わる

訳もなくゆっくりゆっくり涙が流れた

鼻を通り抜ける
あの田んぼの泥の香り

舌に広がる
グミの実のエグさと甘み

知らないこともいっぱいあったけど
経験したこともある
年を取ると
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

4.0

やっぱり
熱くなった
泣けた
面白かった


………
しかし
それと共に思い知らされたのは
エピソード4.5.6が創り上げた世界観の地盤がいかに強固かという事だ
だから
どんなトッピングも
どんなアレ
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かぞくはじめました(2010年製作の映画)

3.8

親友夫婦の死で生まれて間もないソフィーを育てることになったメッサーとホリー。
最悪の初印象からいがみ合ってきた2人だったが…

このジャケに
このタイトル
甘々なラブコメだと思ったら…

メインの2人
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アジョシ(2010年製作の映画)

3.9

今にも堕ちていきそうな少女

過去を背負い【今】を生きるアジョシ


韓国らしいドス黒さよりは
ちょうどいい熱量と
涙腺を刺激する触れ合い
スタイリッシュなアクション
と観やすい作品となっていますね。
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

4.0

落ちた闇の底で
目も耳も塞ぎ
訪れる音に怯える
綾野剛


闇から抜け出したいと願いながら
がむしゃらにもがくことしか出来ない
その不器用な熱さ
菅田将暉


かつての温もりを抱えたまま
自分を闇に繫
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ヒックとドラゴン2(2014年製作の映画)

4.1

最近はあまり出会えない。
1を超える2に
まさか
アニメ作品でとは参りました。


よりスケールを増すストーリー。

成長したヒックが直面する立場
より凶悪になった敵
そして
思いもかけない展開が待ち
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ヒックとドラゴン(2010年製作の映画)

3.9

人間とドラゴンの間にある溝

落ちこぼれと見下すみんなの視線

親子の心に立ちはだかる壁

それに怯んでいた僕はもういない

飛び越えていくんだ

自分の力で

アイツの翼で



そんな王道中の王道
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ミニミニ大作戦(2003年製作の映画)

3.8

好きだ。

ニヒルに微笑むマーク・ウォルバーグ

胡散臭いエドワード・ノートン

軟派なジェイソン・ステイサム

惚れ惚れする声のドナルド・サザーランド

そして

いつもの逞しくてタフな表情ではなく
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ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

3.8

予告のまんまです。

ドウェイン・ジョンソン
ジェイソン・ステイサム
俺たちに
緻密なストーリーとか
繊細な演技が必要か?
いや
必要ない!
全てを
筋力と
馬鹿馬鹿しい笑いと
アクションで
ねじ伏せ
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