うめさんの映画レビュー・感想・評価 - 37ページ目

見えない目撃者(2015年製作の映画)

3.6

珍しく日本版の方が良い仕上がりだったようですね。
こちらがオリジナルになるのでしょうか?


目の見えなくなった元女性警官。
忍び寄る連続女性失踪事件の犯人。
もう1人の目撃者。
設定はなかなか悪くな
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ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

4.0

今回も
「潜水艦モノ」にハズレなしの記録は更新されました。
むしろ
地上にまで映画としてのフィールドを広げたことでスケール感は増した気さえする。

潜水艦
特殊部隊
そして
国さえも超えたプロフェショ
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パッチギ!(2004年製作の映画)

4.1

あの残念な事件があり
久しぶりに観てみた

今観ても
煮えたぎった
爆発するような
凶暴なそのパワーは
何も変わってはいなかった

これだけの面子が集まっていることに
改めて驚く
そして
出演者の中に
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パディントン 2(2017年製作の映画)

3.7

めっきり寒くなってきた今日この頃
ほんわかしたいと思ったところで
奥さんは忙しいし
子供たちもいまや自分のペースがあるわけで
でも
何となく温もりも欲しいわけで
そんな時
目に入ったのはモフモフなアイ
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.4

愛し合って結ばれた2人
出産
仕事
環境
身の回りが変化することで
「好き」という気持ちも少しずつだけど
その在り方が違っていく

こんなにも
相手の良いところを知っているのに
こんなにも
たくさんの
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一人っ子の国(2019年製作の映画)

-

アメリカに渡った女性が自身の出産を機に制作された「一人っ子政策」を巡るドキュメンタリー

字面だけで知ったつもりになっていた現実がまた一つ
あまりにも
あまりにもショッキングです

はたして
どうする
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アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

3.7

自信を持つ大切さ
自分を好きでいる難しさ
前に踏み出す時の怖さ
それが
ラストの感動に繋がる。

しかし…
魔法がかかってからのレネーの行動がね〜
ちょっと過剰じゃなかろうか。
クリーニング店とか
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狼の死刑宣告(2007年製作の映画)

3.8

これは
2人の復讐の物語だ

家族の為に
鬼となる父親
そして
標的となるギャングのビリー
しかし
彼もずっと愛を与えてくれなかった
父に復讐していたのではないだろうか

探せばいくらでも粗があるんだ
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未来を花束にして(2015年製作の映画)

3.9

本当は
ただの野原で
普通に
咲いていたい
か細い吹けば折れそうな私

でも
邪険にされたり
へし折られたり
踏みつけられたりしても
あえて
華々しく
咲いてみせる

だって
そうすることでしか送れな
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アリス(1988年製作の映画)

3.4

不思議のアリスを
こんな解釈するとは…
この監督ただものじゃない。

暗くて
不条理でありながら
実写とストップモーションの不思議な美しさに目を奪われる。
しかし
後半から
同じような展開に飽きてきて
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哀しき獣(2010年製作の映画)

3.9

人は
道徳
義理
常識
纏った衣を剥がしてしまえば誰しも獣だ
しかし
上から何かを着ることさえ許されない
獣になることでしか生き残れない
そんな場所がこの世にはある


刃物で繰り広げられる血まみれの
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

4.1

こんな

職場でも

家庭でも

必要とされない

ダメなオヤジ

君もそう思ってるんだって感じていた

あの鋭い眼差し

だけど

その奥にあった

真っ直ぐな強い思いが

僕の背中を押す

前へ前
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鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

4.0

我思う。
「ゴールデンスランバー」
「鍵泥棒のメソッド」
堺雅人は強いキャラよりもヘタレてなんぼだと。

香川照之も相変わらず上手い。
若干ドヤ顔感に見えてしまうんだから、実力があり過ぎるのも難しいも
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

4.0

ウディ・ハレルソン
ジェシー・アイゼンバーグ
エマ・ストーン
アビゲイル・ブレスリン
さらに
ゾーイ・ドゥイッチ
ロザリオ・ドーソン
そして
御大のあの方…

ここまでのキャストで
下品で
グロくて
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LUCK-KEY/ラッキー(2016年製作の映画)

3.8

皆さんのレビューで知りました…
これって
「鍵泥棒のメソッド」のリメイクなんですね〜
オリジナルもまだ観ていないのですが
なかなかに面白かったです。

ユ・ヘジンが良い。
「コンフィデンシャル」でも見
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凶悪(2013年製作の映画)

3.7

リリー・フランキー
そして
ピエール瀧
どんどん転がり
むしろ
それを楽しんでいる
彼等の演じる凶悪さ


山田孝之
追いかけ
踏み込んだ場所は
もう戻れない一本道
足掻き苦しむ


凄いとは思いつつ
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ブルゴーニュで会いましょう(2015年製作の映画)

3.7

ワイン造りにやる気をなくした父
離婚して観光ガイドをしている母
束縛を嫌いワイン評論家となった息子
地元に残りながらシェフとなった娘

ばらばらになった家族が危機を迎えたワイナリーに集まる

はっきり
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チェイサー(2008年製作の映画)

3.8

怒り
優しさ
苦しみ
後悔
愛情
正も負も
全ての感情が爆発する
これぞ韓国映画の真骨頂

偶然であっても
引き金をひいてしまった事に苛まされる主人公がひたすら追う
チェイサー
まさしくタイトルどおり
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暗黒街(2015年製作の映画)

3.8

カジノ建設を巡り
錯綜する悪党たち

腐敗した政治家
地元マフィアの2代目
アウトローに生きるジプシー
裏から街を仕切ってきた"サムライ"

教会
売春婦
そして
一般人

全てを巻きこみ
破滅へと突
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ドリームキャッチャー(2003年製作の映画)

3.4

なるほど…

スティーブン・キング原作で
少年時代からのくされ縁4人組
未知の脅威
それぞれの能力で立ち向かう
鉄板な設定ながら…
もったいないところが目につく。

‘奴ら’の造形の微妙なのはさておき
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.1

素晴らしい監督に
素晴らしい役者
とりたてて奇抜な話じゃなくても
この
高級なスーツに袖を通した瞬間のような
ゆったりとして
でも
身体にフィットする
これぞ上質


上映時間をあまりチェックしてなか
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ライセンス・トゥ・ウェディング(2007年製作の映画)

3.5

思わず頷いてしまうシーンはあるものの
あまりに力技なストーリー
そんな強引な着地も
ロビン・ウィリアムズの微笑みがあればこそ
全てを「まぁ、いいか」と思わせる安心感。
無邪気さと包容力。
彼を観る度に
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魔女と呼ばれた少女(2012年製作の映画)

3.8

私は「魔女」と呼ばれているの

見えなくていいものが見えてしまうから

本当は

自分も

今までのことも

この子のことも

全部

本当のことこそ

何もかも消してしまいたいのに

でも

私には
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ガリーボーイ(2018年製作の映画)

4.2

不可能だぜ

生まれで閉じ込めようとしても

親で縛ろうとしても

金で諦めさせようとしても

もう俺は手に入れちまったんだ

そんな檻

打ち砕くぜ

ビートで

そんな鎖

引き千切るぜ

リリッ
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ホテル・ハイビスカス(2002年製作の映画)

4.0

「ある〜ひんけつ〜
森のなかんちょう〜」

「赤チン塗っても治らない〜
黒チン塗ったら毛が生えた〜」

「ただいマンゴ〜」

私達
昭和の子供達には馴染みのあるフレーズが繰り返される
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監視者たち(2013年製作の映画)

3.7

頭脳派警察vs凄腕強奪犯

意外と…
スマートな映画でした!
多少のバイオレンスはあるが
韓国らしい重さや粘っこさはあまりなかったです。
しかし
テンポが良くて
展開もわかりやすい。
掘り下げは浅いも
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サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)

4.1

ずっと心に引っかかっていた
"sunny"のみんな
会いたい気持ちと
怖い気持ちがせめぎ合い
普段の生活の忙しさという言い訳で蓋をしてきた
でも
一度開いた蓋はもう閉められない
思いと共に溢れ出す
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ボディ・ハント(2012年製作の映画)

3.7

ジェニファー・ローレンスありき!
ひたすら彼女のボディラインを強調してきます。
見ようによっては「あれ?ジェフ・ブリッジスに似てる?」なんて思っちゃう笑顔とか雰囲気はまだ垢抜けていないものの…
すでに
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

4.0

デデンデンデデン
デデンデンデデン
チャララ〜チャララ〜…

もうね
遺伝子に刻まれてるんですわ。
この音楽が。
だから
もう
出来とか
辻褄とかは
私にとって
たいした問題じゃあない!

シュワちゃ
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あの頃、君を追いかけた(2011年製作の映画)

4.1

たくさんの分かれ道の中

ぼくがいる

この場所は

きみを追いかけたから

たどり着いたんだ

だから



誇りに思う

あの時の自分を

そして

ぼくの中で

輝き続けるだろう

がむしゃら
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殺し屋(2018年製作の映画)

3.8

歴戦の殺し屋
ロン・パールマン
荒々しくてパンチのある口当たり
だが
その味わいはとても繊細で
程よいスパイシーさと苦味が隠れた甘みを引き立てる

悩みながらも強く生きるバレエ講師
ファムケ・ヤンセン
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ハイテンション(2003年製作の映画)

3.5

わかるんですよ。
ゴア描写だけじゃなくて、良く出来ているのは。
なるほどね〜
伏線の張り方も上手いな〜
と感心はするのだけど…
なんか肌に合わなかった。
それは
決して過激な映像がじゃなくて
これでも
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ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)

4.1

改めて
考えさせられる
子供が
普通に成長する大事さを
持つべき責任
かけるべき愛情
の必要さを

この世の中には
たくさんの悪意があるけど
それを越える
善意はもっとある

だから
みんなが
こうい
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フリー・ファイヤー(2016年製作の映画)

3.2

劇場に行けず
「チクショウ」とか思いながら
DVDを待った訳ですが…
皆さんから聞こえてくる期待外れの声に
今さらながらの鑑賞となりました。


久しぶりでした。
実際よりも時間が長く感じた映画は。
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ババドック 暗闇の魔物(2014年製作の映画)

3.9

息子
職場

学校
善意も悪意も
私を取り囲む全てが
濁流となって
私を呑み込んでいく
つかの間の息継ぎをしたところで
また
押し潰され
すくい上げてくれる人も
掴まれる物もない
私は
何処へ流れて
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キング(2019年製作の映画)

4.0

孤独に

全てを抱え込み

苦しみ

叫び

のたうちまわる

こんな椅子に座るはずじゃなかった

望んだものほど

少しずつ零れ落ちていく

それでも

選んだのだ

自分で

だから

進むしかな
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