hさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.0

つまらないことに微塵も愛想笑いしない、泣きたくなるほど冷静な女の子が大好きだし、松岡茉優ちゃんが「は?」って言うたびに場内で笑いが起きてた。
名前を呼ぶ行為に対して無性に愛を感じてしまうのでイチに「名
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新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

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漫画を読み直したので劇場版も観てみた。めちゃめちゃかっこいい映像。
エヴァは大好きなんだけど、根が深すぎて分かりようもない。
漫画とは違って終盤にカヲルくんが出てくる展開は胸熱。

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

2.0

画面上のすべてが色彩豊か。
オレンジ色の壁を背景にみずたまオレンジのワンピースを着たマドレーヌが一番綺麗だった。
ずっと流れてる音楽も台詞回しも耳触りは良かったけど、話は退屈。
2年待つどころか9ヶ月
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

4.5

めちゃめちゃ良くて底抜けにしんどかったよ!

15歳頃に一度原作を読んでいるんだけど、その時は大した感慨も抱かず、海で泳ぐシーンと父親の持て余した性欲しか覚えてなかった。
いま観るとこんなに脱力してし
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駆込み女と駆出し男(2015年製作の映画)

3.0

「素敵」はやっつけ的な褒め言葉だと感じるのであまり使わないようにしているんだけど、「素晴らしくて敵わない」という由来を聞くと印象がすっきりする。

普段は戸田恵梨香呼びのわたしも、彼女のキスシーンでは
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ガタカ(1997年製作の映画)

5.0

夢を見られない世界で、夢を叶えようとするイーサン・ホークの姿。
懸命な姿には何もかも巻き込まれる。
「体を貸す代わりに、夢をもらった」
人間には運命がある、だけどそれは限界ではないということ。
ジュー
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.0

ジョニデはすっかり年をとったな〜って印象。
次々と事件が起こったり謎が判明する割に、話の大半退屈してた、正直。
本当はもっと面白いんだろうなーあんまり納得がいかないと原作も読んでみなきゃという気になり
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追憶と、踊りながら(2014年製作の映画)

4.0

はあ…ベン・ウィショー…好き…どうしてこうも掻き立てられる……考え込む時にひげをずっと触ってるのもかわいい…堪えきれずに嗚咽する演技には潰されそうだった。

カイを演じた男性も、明らかに西欧の血が入っ
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マジック・イン・ムーンライト(2014年製作の映画)

2.0

どうしてコリン・ファースさまは礼服ですらズボンがだっるだるなんだろうって気になってた。そういうもの?この年代のもの?かわいいから一向に構わないけど。
南仏の景観と屋敷のガーデニングが綺麗なこと、エマ・
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メイジーの瞳(2012年製作の映画)

5.0

すごく好きな話!
さかな柄のワンピースを着たメイジーがリンカーンとじゃれ合う場面、幸せな午後の象徴として讃えたい。

メイジーが人懐こい女の子で幸いだねと思っていたけど、それも環境によるところが大きい
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キャロル(2015年製作の映画)

3.5

「会いたいの たまらなく」の原文が「I miss you,I miss you.」で、それが印象深かった。
ルーニー・マーラの裸体が本当に綺麗、水蜜桃、ロココの絵画、天の産物。
原作も読んでみようかと
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

こわ、怖かった!!!面白かった!!!
途中まで彼らがどういうつもりなのか分からなかったので「これは笑ってもいいブラックジョーク?」という警戒心というか、強張りというか、ヒヤヒヤしながら観てました。色々
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

4.0

「馬鹿になっても普通の子供の生活を送ってほしい」にはヒヤッとした。馬鹿になっても、って究極。
ずっと気になってことが一つあって、フランクはメアリーに普通の子供になって欲しかったなら、どうして数学の専門
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永い言い訳(2016年製作の映画)

4.0

久々に映画を観て泣いた。
あ〜!!むりだ!!!って叫びたくなることが日常に多すぎるんだけど、その気持ちをぐんっと踏み込まれて泣かされた。
池松くんがもっくんをずるずる引きずる場面はあんまりに珍妙で、そ
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危険なプロット(2012年製作の映画)

3.0

奇妙な話。
先生の叱咤も奥さんの言葉を拝借しているだけだし、クロードも結局"中産階級"の女に夢中になってしまって。
「普通の家庭」に憧れたクロードが「普通の家庭」の母親に入れ込み、結末Bでラファ父子を
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

4.0

よかった〜!
見た目と中身、大切なのはどっち?みたいなテーマは好まないけど、これはそういう話に付き物の不毛さが無くてとてもよかった!新鮮。
「どこで何を食べたか、メニューも覚えてるのにあの人の顔だけ思
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バレエボーイズ(2014年製作の映画)

3.0

道分かれの様子が細やかだった。
このドキュメンタリーが終わった後も、この子たちの人生が同次元で続いていくことが凄い。ドキュメンタリーは凄い。
公式ページで三人のその後を知り、ふおぉ…ってなりました。
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

3.0

小道具も大道具も衣装も何もかも完璧にかわいい調和!
半ズボンの綺麗な男の子たちがたくさん見れる。
わたしも隊員服を着てファーの帽子被ってカヌーで川下りしたい。
結末が読めて展開は少し退屈。

息もできない(2008年製作の映画)

4.0

身動きの取れないラスト。
今まであまり気に留めていなかった、子供の頃に見た暴力を思い出した。
血縁なんて絶対信じたくないという気持ちにもなった。タイトルそのまま、胸が詰まる。
あんまり言うもんだから韓
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ルーム(2015年製作の映画)

4.0

ジャックが死んだふりで納屋から脱出、本当の世界、ガラス越しでない空、初めて会う本物の人間、緊張した。
一ヶ月半離れただけで使っていた洗剤が店から無くなる世界で、7年も断絶させられたら外はもう宇宙じゃな
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ボウリング・フォー・コロンバイン(2002年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

感想というより記録。

姉にすすめられて観ました。
幽遊白書に出て来る殺人鬼が言った「オレの親も兄弟も公務員をしている。結局腐っていたのはオレだけ。誰のせいでもない、オレの脳だけだ」というのはずっと持
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きみはいい子(2014年製作の映画)

3.5

おとなも子どももたくさん間違えるということ。
息子に優しくしたらあの子も他の人に優しくできるんだよ〜は本当にその通りだと納得したしわたしが人にきみは悪くないよってたくさん伝えたいのはきみは悪くないって
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太陽に灼かれて(1994年製作の映画)

4.0

風景描写の美しさはチェーホフ的。
ロシア革命やスターリンに関する知識が皆無なのと映画自体の説明が少ないことで核心部に来るまで話の概要を掴めず、そのため最終局面のピースのはまり様には呆気に取られた。
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パロアルト・ストーリー(2013年製作の映画)

3.0

ジャック・キルマーがちょっとリヴァー・フェニックスぽくて格好良いんだよなあ。
それでもまあティーンエイジャー(の役)なので俗世に浸った汚らしさも滲んでおり、それもまた良かった。
「冷めてるのはそっち」
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ジンジャーの朝 〜さよなら、わたしが愛した世界(2012年製作の映画)

4.5

エルファニングがとてつもなく綺麗で光の当たり方によっては宗教画。外国の子が瞳と同じ色のセーターを着たりするの大好き。愛くるしくて。
凄く良かったのでまた観たいけど心痛がひどい。
誰かローランドとローザ
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コードギアス 反逆のルルーシュⅠ 興道(こうどう)(2017年製作の映画)

4.0

早速観てきた。ほぼ満席。
オープニングの音楽が最高。劇場で聴けるなんて。かつてのCLAMPが描く尖顎の人物絵が好きなので新規カットはどんな感じかな〜と思ってたけど凄く良かった。
ルルーシュとシャーリー
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草原の実験(2014年製作の映画)

5.0

これほど真剣に"映像"を観たのは初めての体験。
自然、荒野、どこを切っても絵になる映像、不世出の美少女が出てきます。
前情報も入れず、台詞による説明も一切なかったためひたすら「気にかかる」という感情と
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ハイキュー!! 才能とセンス(2017年製作の映画)

5.0

まさか合宿の場面から観られると思っていなかったので赤葦くんの唯一の台詞「木兎さんっ!」には大変興奮しました。あ〜〜かあし〜〜〜〜っ( ; _ ; )( ; _ ; )てなった。
青城の監督の好きだった
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

4.0

恐かった…ずっと体が強張ってた…胃がキリキリする…