うめこさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

犬王(2021年製作の映画)

4.3

元々古川日出男が好きで原作を読んでいて、監督・湯浅政明、脚本・野木亜紀子、キャラデザ・松本大洋、音楽・大友良英。
楽しみしかない布陣で、発表からずっと公開を待ちわびていた。
原作の文体のライド感をその
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

4.0

死刑にいたる阿部サダヲの目が凍てつくような狂気を帯びていてとても良かった。
サイコキラーの冤罪を大学生が調査する話と思いきやそれは表層で、洗脳すること他人を操ることを題材とした映画だった。

鳩の撃退法(2021年製作の映画)

3.2

フィクションとノンフィクションの境目はどこなのか。
原作を読みたくなった。

ぼくは明日、昨日のきみとデートする(2016年製作の映画)

3.6

若者ラブストーリーは普段なかなか観ないけれど、SF設定が面白そうで見始めたら引き込まれた。
切ない。

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.8

重い。
生活保護士側にもそれぞれの事情や正義があるというのも理解はできるので、つらく切ない。
犯人の悔しさや悲しみもまた理解はできるが、犯行に至るまでが想像できない。

夏への扉 ―キミのいる未来へ―(2021年製作の映画)

3.2

ハインラインの原作を昔読んだので鑑賞。
清原果耶さんの瑞々しい演技がよかった。

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

2.5

演者はみな熱演でとても素晴らしい。
確かに「愛」に溢れた人ではあるのだろうけど時折毒親に見えて仕方ない。
その「熱い」想いが全て良きこととすんなりされているのがこわい。
あと、教室の下着シーンの必要性
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.0

女子高生2人が送る、部屋とケーキと殺し、みたいな。
キュートさとアクションのギャップ。
好き。

百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

3.6

はっきりものが言えない、友達がいない、前科持ちの21歳を演じる蒼井優の困ったような笑顔が絶妙。

哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

3.3

前半ラブコメ、ブラックコメディからの後半サスペンスの落差よ。
みんなどこかおかしい。
特に子役の演技がすごい。
ラストは現実なのか非現実なのか。

Arc アーク(2021年製作の映画)

3.5

「オールド」を観た後に、今度は老いない世界。
ボディワークスのシーンや美術が美しい。そして白黒演出。
原作を読んでみたい。

オールド(2021年製作の映画)

4.0

子どもは成長し大人になりそして老いる、当たり前のことなのに、ぎゅっと濃縮して短時間で見せつけられるとおそろしい。
クローズドサークルでミステリ的な見せ方がよかった。

俺俺(2013年製作の映画)

3.2

大怪獣よりも、"俺"の周辺における世にも奇妙な不条理感の訳わからなさこそが三木聡ワールド。

裏窓(1954年製作の映画)

4.0

「鳥」を観て少し鳥が苦手になったという亡き母がヒッチコック映画の中では「裏窓」が好きだと言っていた。やっと観た。
覗き×動けない主人公×殺人、ワンシチュエーション。この設定だけでもうわくわくする。
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.0

太平洋戦争、大和、数学をからめてよくできてる。
おじさまたちの濃い会議シーンとラストがよい。
敗戦に向かう表情がなんとも言えない。

散歩する侵略者(2017年製作の映画)

3.7

概念を奪い地球侵略する宇宙人の話…って滑稽だけど、松田龍平の能面棒台詞がはまっていて、この映画の温度とテンションの要になっている。
長澤まさみの杉村春子風「やんなっちゃうなァ」、好き。
あと、女子高生
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前科者(2022年製作の映画)

3.6

森田剛の不器用で弟想いな男の演技がよかった。
ミステリ要素はエンタメ味付けのヒューマン映画。
保護司が無償とは知らなかった。

さがす(2022年製作の映画)

4.0

娘が父親を探す話と思って見ていたら、そうきたか!の展開の連続。コミカル控えめの佐藤二朗よかった。
「さがす」というタイトルはダブルミーニングにも取れる。

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.0

ディカプリオはとても良いおっさんになったよなあ。
究極のディストピアなブラックコメディ。コロナの世の猛烈な風刺。
ドントルックアップVSルックアップ、どちらが正しいって結局無いのだ。
言えるのは、人間
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サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

4.2

最高にサイコでゴアなB級SF映画。
サイコゴアマンちょっとかわいいし、ミミちゃんの生意気さが突き抜けていていっそ気持ちいい。
作り物感満載なゴア描写や流血、好き。
宇宙のテンプル騎士団はどうゆう世界設
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.4

YouTubeで少し観た「ラストナイトインソーホー」公開記念番組で、イギリスを日本に置き換えた説明「静岡の県境辺りの霊感持った女の子が東京モード学園入学で伊東ゆかり等60年代のレコードを持って上京、新>>続きを読む

空白(2021年製作の映画)

4.0

重い……
それぞれの事情と想い、そしてエゴ。
店長が壊れていく様や寺島しのぶのおばちゃんぶりが秀逸。

「他人に迷惑かけずに独りで死ね」…それはそうなんだが難しいよなあ。

水曜日が消えた(2020年製作の映画)

3.7

曜日ごとの人格、おもしろい設定。
エンドロール好き。

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.3

前半がちょい退屈、中盤からだんだんと盛り上がり、2周目がおもしろい。
ミステリとしては微妙。

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.3

おもしろかった!
モブキャラたちが結束する様にとても胸熱。

オデッセイ(2015年製作の映画)

3.8

芋を作ったり昔の通信機とかとてもわくわく、ここをずっと観てたいくらい。
マット・デイモンは火星でも大変にタフ。
知識と強メンタルはだいじ。

マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

4.0

「マリグナント」→ジェームズワン監督繋がりで「死霊館エンフィールド事件」→死霊館の妻役のつながりで「エスター」を再鑑賞→エスター役イザベルファーマン見たさに「セル」→セルの主人公役を調べたら「マルコヴ>>続きを読む

セル(2015年製作の映画)

2.7

エスターのイザベル・ファーマン見たさに。

死霊館 エンフィールド事件(2016年製作の映画)

3.8

さすがのジェームス・ワン、ずっと飽きさせない。
「本当なのに信じてもらえない」シチュエーションが苦手なので少しつらかった。

キャラクター(2021年製作の映画)

3.6

Fukaseさんのサイコパスみがよかった。
警察が無能映画。



ラストの視線は誰のもの?

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.8

アクション、クリーチャー、ゴア、ミステリてんこ盛りテンション高めホラー。
最高に狂暴な悪夢だった。
結末の斜め上さも好き。

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.7

IMAX巨大スクリーンにて鑑賞。
視界すべてが砂の世界、ど迫力。音もよい。
ストーリーはさておいて、この鑑賞体験ができてよかった。

ロスト・ボディ(2012年製作の映画)

4.0

だんだんと真実がわかっていくにつれハラハラ。
これは良いサスペンス。