umekoさんの映画レビュー・感想・評価

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アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.3

レズの気がある女子高生・アデルと、青い髪のエマとの同性愛の話。エマ役のレア・セドゥの中性的な色気がとても魅力的だった。しっかり「自分」を持っているエマと、やりたいことも好きなこともはっきりとしないアデ>>続きを読む

パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト(2013年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

音楽は素敵だったけれど、ストーリーは展開が早く飛躍も多くて腑に落ちないところも。無名どころか弾けば馬鹿にされていたのに一瞬で有名バイオリニストになってしまうし、悪魔憑きと呼ばれて忌み嫌われるまでの経緯>>続きを読む

ドリアン・グレイ(2009年製作の映画)

3.2

耽美的・退廃的と言われるオスカー・ワイルドの真骨頂。ベン・バーンズが本当に美形。作品(肖像画)に魔力を与えたのが作者(画家)ではないというのは不思議な話だなぁという気がする。

アンチクライスト(2009年製作の映画)

3.0

問題作と呼ばれるだけのことはある。監督が鬱病にかかっていた頃に製作した「鬱三部作」のひとつと聞いて納得。グロテスクな生(性、痛み)と死を突きつけてくるような、暴力的な作品。後半は目を覆いたくなるような>>続きを読む

21グラム(2003年製作の映画)

3.5

人が死ぬと魂が抜けて21グラム軽くなる、というのは、真偽はどうであれ素敵な話。大切な人の心臓を受け継いだ人が目の前に現れたら、嬉しいような悔しいようななんとも複雑な心境になるだろうなぁと。失われた21>>続きを読む

マザー!(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ひたすら不気味な世界観だった。観ているとまるで自分のテリトリーやら所有物やらを蹂躙・強奪されているようで苛々してくる。ずっと話が読めなかったけれど最後の最後でようやく伏線が回収されて合点がいく(ような>>続きを読む

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.3

明るい気分でかるーく観られる作品。いつの時代でも人は「古き良き時代」に憧れてしまうものですよね。個人的には19世紀前半のパリへ行きたいなぁ。

永い言い訳(2016年製作の映画)

4.1

自分の身近な人が自然と心に浮かんでくる作品。誰かを長い間真っ直ぐに愛し続けるのは案外難しくて、大抵は時が経つにつれて愛情は薄れて、不純物が混じっていってしまうんじゃないかと思う。「失って初めてその人の>>続きを読む

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

2.0

思っていたよりもオカルト感が強かった。正直なところ何度も途中で観るのをやめようと思ったけれど、面白いと言っている人もわりといるので自分の好みには合わなかっただけかも。強いて良い点を挙げるとすれば、俳優>>続きを読む

美女と野獣(2017年製作の映画)

3.7

もともと『美女と野獣』のストーリーをほぼ知らなかったので新鮮な気持ちで観ることができた。ベタなロマンチックさとエマ・ワトソンの文句なしの可愛さを楽しむためだけの映画、だけど個人的にはわりと好きです。

デトロイト(2017年製作の映画)

3.7

暴力による支配は最も楽な方法だけれど、憎しみの連鎖しか生まない最も愚かな方法でもある。人種差別という言葉自体はいまやすっかり人口に膾炙しているとはいえ、個々の事件を知るとあまりに理不尽でやはり胸糞悪い>>続きを読む

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.2

自分にはあまり馴染みのないストーリーだったこともあり最初はテンポの速さに焦ったけれど、気付いたらあっという間に2時間が過ぎていた。睨まれたら石になってしまいそうなほどのスローンの迫力!スラスラスラスラ>>続きを読む

欲望という名の電車(1951年製作の映画)

3.0

昔英語の講義で原作を読みつつ鑑賞したのを思い出したので記録。とにかくブランチが哀れで痛々しかった印象。

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.2

テンポが良くて台詞も面白いけれど、これをただのコメディとはとても呼べない。現実と夢がごちゃ混ぜになったような世界観にどんどん引き込まれる。過去に「バードマン」を演じた男は今も文字通りバードマンに取り憑>>続きを読む

アーティスト(2011年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

無声映画からトーキーへの移行期を描いた作品ということで、「音」の使い方がとても上手い。特に中盤で突然トーキーが登場するシーンとラストシーンの演出には痺れた。
自分の美学とプライドに固執するアーティスト
>>続きを読む

キャロル(2015年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ケイト・ブランシェットの美しさとルーニー・マーラの可愛らしさだけでも2時間ずっと夢中で観ていられる……。同性愛の話だけれどそれが特に強調されるでもなく自然に描かれているところが良い。行ったり来たりしな>>続きを読む

誰も知らない(2004年製作の映画)

4.0

遣る瀬無いどんよりとした気持ちになる。実際の事件を基にしているというのがまた重い。それにしても、子供を産んでも中身が子供のままの母親を演じるYOUと、子供なのに子供らしく生きられない長男を演じる柳楽優>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

冒頭から最後まで独特の緊迫感と気味の悪さが漂っている。特に、俳優たちのなんとも言えない不気味な表情づくりが上手かった。途中から薄々展開は読めてくるけれど、主人公の出会う黒人たちに感じた違和感の理由は種>>続きを読む

タイタス(1999年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ずっと観たかった作品。
シェイクスピア作品の中でも最も残虐な悲劇と言われているだけあって、確かに血生臭い出来事が次から次へと起こる。けれど直接的なグロテスク描写はあまりないので思っていたよりは観やすか
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SHAME シェイム(2011年製作の映画)

3.0

それぞれ違う形で歪んでいる兄妹の物語。ふたりがこうなるに至った背景やそれまでの関係性なんかが一切描かれていないところにリアリティがあるのかなと思った。このふたりが際立って異質な存在というわけではなく、>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

4.3

初めから終わりまで徹底的に音楽的でリズミカルな作品。偉大な演奏家になってやろうと文字通り血の滲むような努力をする主人公の情熱と執念に圧倒される。挫折から一転、最後の数十分の熱い展開には興奮した。

インセプション(2010年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

先日同監督のダンケルクを観たため、こちらも鑑賞。設定が複雑でぱっと理解できない場面も多々あったが、後半にかけてどんどん勢いづいていく展開に目が離せなかった。何層もの夢と現実が次から次へと切り替わるシー>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

それぞれの夢を追う男女が出会い、恋に落ちて、夢のために別れ、成功したのちに奇跡的に再会する……思いっきりベタな展開だとは思うけれど、ベタなりの良さがあった。最後に描かれていた、もし2人がくっついていた>>続きを読む

メメント(2000年製作の映画)

4.1

すごく斬新なストーリー進行。場面のつなぎ方が上手いからか思ったよりこんがらがることもなかった。前向性健忘症の人間は永遠に過去の記憶の中で生き続けるしかない。自分の中の時は止まったままなのに肉体だけは確>>続きを読む

少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

人格は必ずしも親の育て方や環境によって形成されるものではないし、生まれつき邪悪な心を持っている人間はやはりいるのだろう。そういう子供に対して親はどう向き合ったらいいのか、育て方次第で矯正できるようなも>>続きを読む

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