Carpe Diem, seize the day, 今を生きる
高校の頃、卒業前の最後の国語の授業を思い出した。おばちゃん先生が黒板に書いた一編の句。
冬菊のまとふはおのがひかりのみ
その先生>>続きを読む
この、やさしくて、あったかい、せかい
さかなクンの自伝的映画。「人と違う」は「個性」であり、伸ばせば伸ばすほど、どこまでも伸びていく。けど、それは「普通の社会」だとあまりにも困難だ。この映画では、ど>>続きを読む
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“名前を言ってはいけないあの人”も真っ青の闇•ハリーポッター(もっと言えば炎のゴブレット)。
金持ちってなんていけ好かないんだ、なんで努力している人間が報われないんだ。
…そう、思っていた。「すす>>続きを読む
面白くもないし、残酷で救いもない、この「素晴らしき世界」
「シャブ打ったみてえだ!」はキラーワード。奥行きのあるリリーさんや極妻も良かった。
正直既視感のある展開も、お約束の「それそれ!」もいっぱいあるんだけど…トム・クルーズが走ってるだけで胸熱5億点なんだよなぁ。
バッとなって、グワーってきて、ゴゴゴ…って感じ。言い表せないから見てほしい。
映画体験、ここに極まれり。という印象。アニメ映画の可動域、表現域をまたも広げてきた。シンクロする音楽、ディテール・書き込>>続きを読む
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物事を一つの面だけ切り取って見せる。いや、一面でしか見せられないのが映画であり、人間なのかもしれない。
ものすごく分厚い物語だった。
不協和音に聞こえた金管楽器のノイズが、あんな風に色を持つなんて。>>続きを読む
結構読めてしまう展開だったけど、ボーズマンの遺作、シモンズのおじきに敬意を拝して加点。
生と死、性と老い、私とあなた
パリに生きる通訳として働くシングルマザーの日常、と言えばそれまでだけど、あまりに普遍的な人生が描かれる。レア•セドゥ、相手役、父親役が印象的だが、娘もまたいい味出してい>>続きを読む
先の展開は誰にも読めないっ!…って煽るにも程があるだろ!(ホメ言葉)
サスペンスホラーであり、SFであり、西部劇であり…。E.T.もあるし、AKIRAも出てくるし、エヴァもいる…。でもって、「見るも>>続きを読む
“靴はただの靴だ。誰が履くかに意味がある”
ただのバッシュの域を超え、文化を築いた「エア•ジョーダン」の誕生に迫る物語。
やはり、マット・デイモンとベン・アフレックのコンビは裏切らない。さらに久々>>続きを読む
俺たちが戦う街は、生まれ育った故郷だった
油断を許さない緊迫感、隣り合わせの死をにじませながらも、そこは彼らが生まれ育った街“だった”(もはや現状は瓦礫と砂埃の場所と化している)ことを、言葉の端々や>>続きを読む
誰が悪者?誰が善い者?
スタイリッシュな台詞回しに画作りがいいね。しかし、全体的にスッキリとあえてさせない展開、脚本もまたいい。
異論は認める。
対話こそが武器である。問答無用にミサイルをぶっ放すことは映画では痛快であっても、現実には妄動に過ぎない。
表音文字と表文文字、過去と未来、3次元と4次元、科学軽視と軍事偏重…
彼らにとって時間は円>>続きを読む
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文字通り、少女の自立の物語
サスペンスの王道展開。もう一捻り欲しいところだった感はある。母の背中の傷の謎が知りたい。彼女もまた幼少期に虐待を受けたとかなのかな。
タイムリープコメディ、ながら達観する主人公も、正攻法で挑むヒロインも、斬新な印象でよかった。J.K.シモンズの笑顔好き。
“身分”と“自由”。
単なる違いによる対立として描かず、共鳴を描くところがいい。石橋静河、良かった。
不器用、でも、まっすぐ
ボクシングってこんなに色んな音とリズムがあるんだ。
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青春。その一瞬はかくも短く、かくも尊い。
原作の大ファンとは言えないまでも、同じ時代を生きてきた、いちファンとして「なるほどそーくるか!」と驚き。しかし、試合の時間経過に織り交ぜ、湘北の面々、あの名>>続きを読む
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「生まれてきてくれてありがとう」。当たり前のように響く一言なのに、置かれた境遇、運命は一人一人異なる。
決して何かを押し付けるではない、じっくりと“家族”“親子”を考えさせる物語。
個人的にはヘジン>>続きを読む
リアルとフィクションのせめぎ合いは賛否両論呼ぶところだろう。個人的には広く言われている通り、やはりコックピットシーンのリアルさは抜群に素晴らしい。乗っている感覚になれる。ストーリーの粗(先制攻撃の正当>>続きを読む