よいとまけさんの映画レビュー・感想・評価

よいとまけ

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人生フルーツ(2016年製作の映画)

5.0

映画館で2回見た。一度目は今年の夏だったか?その記憶が忘れられずに二度目の鑑賞となったが、改めて面白い。

資本主義の否定やパターナリズムなど、時代の真逆を生きる老夫婦の物語だったが、日本版ファイトク
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.9

公開初日に鑑賞。残念ながら2Dで鑑賞。

銃弾の飛び交う音や降り注ぐ爆撃音など、交感神経が1時間40分休まる暇がなかった。
途中イギリス兵たちが配給の湿気たジャムパンを頬張るティータイムがなかったら、
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打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

3.6

原作未読で鑑賞してきた。
少しネタバレに近いレビューかもしれない。

一言で言うなら、この映画はゴリゴリの「童貞賛歌」だと感じた。
流石は「モテキ」の大根仁さん脚本だけあって、そこのさじ加減は痛々しい
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

3.5

ゼルダの伝説 風のタクトみたいな爽快感溢れる海の冒険物。

主役だけあって海がきれい!
子供の頃から遊んでいたPS2からPS3に買い換えた時の感動を1500円(もっと大人の人は1800円)で味わえる。
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.6

最近マイブームのアジア映画鑑賞。
韓国の映画は別に詳しくないですが、俺の偏見として「猟奇的な」恋愛や殺人を描くのが得意なお国柄なのかな?


韓国の片田舎。
見知らぬ日本人がやってきた事を境に連続殺人
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.0

女優を目指すが一向に芽が出ないヒロインと、ジャズ再興を目指す頑固なピアニストの恋の行方を描くミュージカル映画。

前評判がとても良いことと、セッションの監督だという事で公開を楽しみに待っていた。
調べ
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ボーイ・ミーツ・ガール(1983年製作の映画)

2.5

レオス・カラックス監督は
数年前「ホーリー・モーターズ」を見て以来ご無沙汰だった。
その時も難解な作品でイマイチ理解出来なかったのだが、それはこの監督の持ち味なのだと今回再確認するハメになった。

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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.8

名作と呼ばれる映画は沢山ある。
時代を超えて普遍的なテーマを扱ったもの
や、当時の人々の生活を知る貴重な映像資料にもなる映画など、後世の僕達の血となり肉となって今なお色褪せない。
しかしこの「ファイト
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.4

中野量太監督の演劇ワークショップに参加するための予習として、以前から気になっていたが見に行けてなかった本作を鑑賞。

主人公の双葉お母さんは「優しい」母親だった。だらしない夫に振り回されても半ば諦めて
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シックス・センス(1999年製作の映画)

3.2

ストーリーに隠された「ある秘密」を暴いてやろうと躍起になりすぎて、ストーリーを詳しくおぼえてない笑

①秘密を暴くミステリー作品として見る
②ホラー映画として見る
③心に一物ある少年と精神科医の交流、
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

3.5

ハンデを背負って生まれた少年が、運命のいたずらか社会的に成功していく様を描いた人生譚。

主人公フォレストが欲しかったのは何か?
彼は「普通の人生」を送りたかっただけなのだろう。
学校で友達を作り、好
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.6

自分の街が世界の全てだった少年時代の、小さな冒険活劇。

近所の怖い犬や2ドルを分け合って食べるバーガーなど、少し低い視線で見る世界に懐かしさとハラハラ感を感じた。

僕自身も子供の頃の思い出すことが
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

4.5

歳をとる事に若返る主人公と、幼馴染みのヒロインとのラブストーリー。

第一次世界大戦で戦死した息子を思う時計職人の呪い?みたいなオカルト要素が含まれているが、
老人として生まれ、徐々に若返っていく主人
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アメリ(2001年製作の映画)

4.4

内気で空想家な少女が勇気を出して恋愛に挑戦する映画。
人間観察がテーマでもあると感じた。

フランスらしい芸術的な世界観で好きな人は好きだと思う。
アメリもいい意味で子供っぽく、ジブリっぽい空想や悪戯
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

3.5

鎖国下の江戸時代で布教活動したイエズス会の宣教師と日本人教徒の物語

私は神に誓って無神論者なので、踏み絵に対する教徒の抵抗感や宣教師たちの使命感を100%理解することは出来なかった。

ともすれば「
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ガタカ(1997年製作の映画)

4.3

遺伝子操作により優れた遺伝子の人間のみが優遇される近未来。
主人公は劣った遺伝子を持ちながらも、宇宙飛行士を目指すという話。

努力は才能を超越する!だから頑張れ!
というダイレクトなメッセージが伝わ
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大統領の料理人(2012年製作の映画)

4.0

大統領の料理人として働いていたひとりの女性の物語。

元々気の強い、自分の信念を持った「芸術家」肌の人なのだろう。
料理を芸術品と呼ぶ場面もあった。
そのため今までも対人関係で揉めたこともあっただろう
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ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

4.9

MX4D版を見た。
初めての4D映画だったので、子供の頃よくビデオで見たカリオストロの城はおあつらえ向きだったのかも知れない。

水が出たり、崖から落ちる場面では風が頬を掠めたり…
ただ車酔いしやすい
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死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

4.0

白黒映画を久しぶりに見た。
やっぱり女優さんが皺一つなく綺麗に見えるのが白黒のいいとこだなぁ!
あとは自分で色を想像できるところ…
昔のフランスのカフェテリアはこんなお洒落だったろーな。花屋はツツジや
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.8

どこまでが本当で
どこまでが嘘なのか。

答えはないので
「ここまで本当だとしたら?」
「これが全部嘘なら?」
「この部分だけ嘘なら?」と自分で真相を作りながら何度でも楽しめる映画だと思う。

自分が
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エグザム(2009年製作の映画)

2.5

採用試験を受けにきた8人の男女。
試験問題は開けてびっくり何も書いてない白紙の紙だった!
あなたはどうする?
という映画。

設定はとても面白そうでしたが、案外スタートはのんびり協力プレイでスリリング
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.5

まず第一に、この映画が「戦争の悲惨さ」だけを描いた作品ではない、と感じた。

主人公はどこか抜けているけど憎めないキャラクター。前半はそんな主人公の幼少期や呉に嫁いだエピソードなど戦争と全く関係ないお
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