海辺のダフ屋さんの映画レビュー・感想・評価

海辺のダフ屋

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MIND GAME マインド・ゲーム(2004年製作の映画)

3.8

目黒シネマでまさかの上映!

公開当時のインタビューとか、制作秘話とかを読み漁りたくなった。構想から完成まで、やりきったのがすごい。

前科者(2022年製作の映画)

3.8

アマプラのドラマ版を6話一気見から、即劇場版の鑑賞へ。

ドラマ版よりも犯した罪のテーマがドドッと大きくなる中で、耐え難い負の連鎖に何度も胸が苦しくなった。2時間弱のストーリーの中で見事に繋がる相関図
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.9

卓越したストーリーを...というより、ウェス・アンダーソンを満喫するための作品。

オムニバス形式で進むストーリーを彩る世界観、美術、そしてウェス・アンダーソンギャグ(笑)は、長く待ちわびた時間を無駄
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.9

ストーリーはシンプルなホラー。でも、そこに60年代のロンドンの魅力と恐ろしさを甘美な世界観で加えることで恐怖感は倍増。色っぽくて、艶っぽくて、ゾクゾクっとする演出がエロかっこいい。終始アニャ・テイラー>>続きを読む

偶然と想像(2021年製作の映画)

4.3

3つの物語からなる短編映画。


会話劇をとことん突き詰めたストーリーと演出は、長台詞でも見ていて飽きない。それほどまでに一言ひとことが研ぎ澄まされていて、心にずんとのしかかるかと思いきや気を抜いたら
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Summer of 85(2020年製作の映画)

3.7

文学的で、官能的。
美しい海や風景と、ひと夏の切ない事件のコントラストに胸が締め付けられた。

同性愛を描く作品となると、どうしても『君の名前で僕を呼んで』の存在が頭をよぎってしまうが、個人的に本作は
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子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

3.8

延期を経て待ちに待った一本。
原作好きとして、見ないはずがない。

結果、純度100%の青春物語ではないはずなのに、この清涼感は何だ!最高の一本だ!

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.1

設定、世界観、キャラクターの全てが最高!

『トゥルーマン・ショー』を見た時の感覚に似てるかもと個人的には思った。


いろんなゲームの小ネタ?があるようなので、ゲーム好きな人はもっと楽しめるのかも。
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.8

前作よりバイオレンス感満載。
鈴木亮平の存在感は圧巻。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

静かで雄弁。大傑作。

原作である村上春樹の世界観が一切損なわれず、映像化されることでよりリアリティに吸収できる。

なーーーがいけど、無駄なシーンがひとつもないってすごい。

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.8

甘酸っぱい殺陣。
伊藤万理華は、これから先もずっと活躍する女優さんなんだなと感じた。

サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

3.7

俳句、歯の矯正、レコード...などなど、ストーリーを形成する色んな要素がてんこ盛りで、拠り所を見失う。これ、なんの話だっけ。みたいな。


しかし、そんな擦れた見方をしてる自分が情けなくなるほど、最後
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.5

きっかけは些細なもので、そのチャンスをいかにして掴むかが大事ということを教えてくれる作品。

敏腕映画プロデューサーのポンポさんの元で働くジーンは、15秒の映画予告CMの制作を命じられ、そのチャンスを
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デジモンアドベンチャー(1999年製作の映画)

3.8

細田監督作品を振り返り。懐かしさと、デジモンにどっぷりハマっていた幼少期の思い出が一気にフラッシュバック。ほとんど記憶から消えていたけど、これがこの名作アニメシリーズの原点なんだよなぁ。

モンスター
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東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

3.6

大ハマり中の原作漫画の流れから、実写版も鑑賞。どこまで映画に納められているのかなと思ったけど、アニメ版で描かれているのもこのあたりなのかな?さすがに細かいところまでは描き切れていない印象。

ただ、激
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.9

デジタルと現実が交差する世界で起こる、痛々しくも優しい物語。

『サマーウォーズ』同様、仮想世界の設定が本当に良くて、アニメーションも美しい。田舎の風景とデジタル空間っていう結びにくい対比に不思議なス
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ファーザー(2020年製作の映画)

3.8

ロンドンで1人暮らす81歳のアンソニー(アンソニー・ホプキンス)の物語。

老いによる認知症(ですよね?)が進行し次第に記憶が失われていく中で、現実と幻想が曖昧になっていく。そのアンソニーが見ている世
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くれなずめ(2021年製作の映画)

4.0

高校の同級生である6人の仲間が、友人の結婚式で5年ぶりに再開。その目的は、結婚式の余興を成功させること。そして二次会へと向かう途中の数時間、6人の高校時代の懐かしい記憶に思いを巡らすが、物語は意外な展>>続きを読む

オクトパスの神秘: 海の賢者は語る(2020年製作の映画)

3.8

心が荒み、日常に絶望を感じていたひとりの男が、海に潜り運命的に出会った「タコ」に魅せられていく時間を切り取った、ドキュメンタリー作品。


もはやラブストーリー。ふたりが手と手を取り合う瞬間には鳥肌が
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ホムンクルス(2021年製作の映画)

3.4

4月2日の公開からこんなに早く配信されるとは!

当時、まだ小学生ぐらいだった自分には原作はなかなか刺激が強く恐怖を感じるものだった記憶がある。絵のタッチとかも含めて。

PG12となっているが、カル
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魚座どうし(2020年製作の映画)

3.8

『あみこ』との連続上映の山中監督作品をポレポレ東中野にて。

大人の歪んだ愛と、子どもの幼さと残酷さをマジマジと見せつけられたような。

ギリギリで保たれているバランス感が危うくて、すーっと張り詰めた
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あみこ(2017年製作の映画)

3.5

舞台挨拶で山中監督が本作を「自分のためにつくった映画」だとおっしゃっていて(とても控えめに)、それは自身が独学で初めて作り上げた長編であるがゆえでもありながら、クリエイターはこうあるべきなのかもなと感>>続きを読む

隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

3.9

Netflixで配信開始した、第93回アカデミー短編実写映画賞ノミネート作品。
愛犬が待つ自宅に戻ろうとする男性がタイムループに閉じ込められ、何度も警察官に殺される恐怖を繰り返す物語。

BLM(ブラ
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夏時間(2019年製作の映画)

3.8

父が事業に失敗したことをきっかけに、弟のドンジュ(パク・スンジュン)と父(ヤン・フンジュ)と共に広い庭のある祖父の家に引っ越すことになった10代の少女オクジュ(チェ・ジョンウン)。そこに離婚寸前の叔母>>続きを読む

街の上で(2019年製作の映画)

5.0

下北沢の古着屋で働く荒川青(若葉竜也)の日常と、ふと訪れる非日常の物語。

もはや約1年ぐらい?公開延期となり、待ちに待ちに待ちに待った今泉力弥監督の作品。もう、完璧すぎた。今泉監督の世界観の中で、と
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BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

3.7

ボクシングを誰よりも愛する瓜田(松山ケンイチ)は、そのボクシング愛とは裏腹に負け続きでうだつのあがらないボクサー。一方、ジムの後輩であり、初恋の相手である千佳(木村文乃)の恋人の小川(東出昌大)は抜群>>続きを読む

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.6

砂漠のリゾート地「パーム・スプリングス」。妹の結婚式に参列したサラ(クリスティン・ミリオティ)は、そこで出会ったお調子者のナイルズ(アンディ・サムバーグ)といい感じになるが、ナイルズは突如謎の老人の放>>続きを読む

ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)

4.0

ずっと観たかった名作をなんとか映画館で...と思っていたらチャンス到来!


少年ヤンヤンの夏の思い出を描いた...ではなく、彼の家族とその周囲の人間の人生模様を映し出した作品。


アジアの少しざら
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

3.7

監督の堀貴秀氏がほぼひとりで、7年の期間を費やして完成させた、まさに周年のストップモーションアニメ。

独特なSFの世界観で、悍ましさとキャラクターの愛おしさがぎゅっと詰まった作品。クリーチャーの気持
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.9

箱入り娘として何不自由なく成長した華子(門脇麦)と、学生時代に富山から上京し、学費を稼ぐために夜の世界で働くも中退し、なおも都会にしがみつく美紀(水原希子)。同じ東京で暮らしながら、出自も階層も違う2>>続きを読む

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.9

大手出版社「薫風社」ではかねてからの出版不況に加え、次期社長を巡る権力争いが勃発。そんな中、薫風社のお荷物雑誌とされていたカルチャー誌「トリニティ」の編集長に任命された速水(大泉洋)は、会社からの無理>>続きを読む

キンキーブーツ(2018年製作の映画)

4.0

まさか映画館で観れるなんて。
劇場鑑賞用のカメラワークも新鮮でとても良かった。名作ってこういうことを言うんだなと心から感じる。


そして改めて、三浦春馬演じるローラを観ることがもう叶わないことに、果
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野球少女(2019年製作の映画)

3.6

かつて"天才野球少女"と呼ばれたスイン(イ・ジュヨン)は、高校卒業を控えたタイミングでプロのトライアウトを受けようとするも、性別を理由にテストを受験させてもらうことができない。周囲からは現実と向き合う>>続きを読む

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