underfirejgさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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2度目のはなればなれ(2023年製作の映画)

3.5

M・ケイン& G・ジャクソン主演のドラマ。小品であるが包含された内容は様々で、なかなか興味深い作品。短尺のためその多様性が消化不良起こしているところもあるが、真摯な作りに目を瞑れる範囲。戦争とは何ぞや>>続きを読む

アイズ・オン・ユー(2023年製作の映画)

3.5

A・ケンドリック監督・主演のサスペンス。事象が混在しながらの展開で、構成には疑問あるも、もどかしさ包含したサスペンスとしてはなかなか面白い。この題材をアナが料理したのは興味深く、自ら主演の意も力の入れ>>続きを読む

続・夕陽のガンマン/地獄の決斗 4K復元版(1966年製作の映画)

4.0

これが3度めで確かに長さは感じるが、クライマックスではやはりこの尺必要と思う次第。レオー&モリコーネ&イーストウッドに加え、クリーフ、そして実質主役と言っていいウォラック、見事に昇華してますな。"L'>>続きを読む

怒りの山河(1976年製作の映画)

3.3

R・コーマン製作、 J・デミ監督、P・フォンダ主演の正に邦題通りの怒りに満ちたドラマでまずまず。開発業者とそれに抵抗する地元民の対立図式はありがちなものだが、本作はそこだけに焦点あて、ブレないところが>>続きを読む

必殺マグナム(1986年製作の映画)

2.7

C・ブロンソン主演のアクションフィルムで、ある意味全然ブレない作りだが、捻りには乏しく水準には達せず。J・リー・トンプソン監督の演出も凡庸で特筆すべき点はなし。それにしてもかなりの死者出たな。小悪女子>>続きを読む

ループ(2020年製作の映画)

2.5

ピクサー短編アニメで、なかなか話さない女子とのカヌーでの出来事描くが、正直なかなかついていけなかった。コミュニケーションに苦労しつつもめげない男子の根気強さは大したものだが、面白さには繋がらず。カヌー>>続きを読む

ロンリー・プラネット(2024年製作の映画)

3.1

モロッコ舞台にした恋愛もの。予定調和のなか、まだるっこしさから抜け出せず、ありがちな出来上がりに。それでも何とか観れるのは、景色の美しさと主役2人の存在感。歳の差は見ていて流石に気になるが、L・ダーン>>続きを読む

シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

4.0

米国内線をプレスを軸に描く秀作。限定的空間での戦争模様、プレスの心意気を硬軟織り交ぜつつ描写。ハードシーンに重なる歌の微妙さが、内戦であることをより意識させる。大小の扱いも絶妙で、迫力も良し。経験積ん>>続きを読む

エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

3.1

想定通りのパターンで進むので意外性を感じることはなく、それでも終盤は何とか盛り上がりという感じ。それぞれがどこの位置かわからず困った。もう新規軸打ち出さないと新鮮味はないね。逆に「エイリアン」の偉大さ>>続きを読む

マルホランド・ドライブ 4Kレストア版(2001年製作の映画)

3.5

久々の再見。これぞカオスと言わんばかりの完全なるリンチワールドで、戸惑い超越してそのまま身を委ねるしかない。ハリウッドへのアイロニーがベースとは思うが、これまたそんなことでは済まないダークサイドへ。い>>続きを読む

悪魔と夜ふかし(2023年製作の映画)

3.6

全く予備知識なしで観たが、なかなか面白い仕立て。このパターンの作品は他にもあるが、リアリティのあり方いい感じで、視聴率競争の産物ということで70年代が巧く出ている。あれよあれよと展開していくなか緊張感>>続きを読む

時々、私は考える(2023年製作の映画)

3.0

D・リドリー主演の静かなドラマだが、静か過ぎて暫くなかなか入り込めず。リドリーのキャラの本質がわかりにくいのも要因の1つ。幻想、理想、現実、そこは理解できなくはないのだが、エンディングへの道程が何とも>>続きを読む

フェラーリ(2023年製作の映画)

2.8

M・マン監督のドラマだが、題材の割に特に前半は疾走感は感じられず眠気も。共感できぬフェラーリのキャラでは華々しい展開になるはずもない、と言ったところか。見せ場のあのシーンも作り物っぽく興醒め。S ・ウ>>続きを読む

リトル・ダンサー デジタルリマスター版(2000年製作の映画)

4.2

久々の再見だが、良く出来てるなと。最初の方で炭鉱ストライキ、家族状況等背景わからせる手際良さ。所々でセンスある演出見せるS・ダルドリーの才覚に感心。 J・ベル始め役者陣好演。父の姿には涙する。 J・ウ>>続きを読む

ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

4.2

A・ペイン監督の秀作。定番の展開ではあるが、閉塞感と開放感、事実の表出とアクセントの付け方が絶妙で、ホンの巧さが際立つ。そして役者も。老若男女、そして人種と多様性の面白さ。多面的に人生を描いた監督の手>>続きを読む

ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ(2024年製作の映画)

3.5

シリーズ第3弾だがこれまでと変わらぬテイストで、相変わらずゆるゆるシーンは乗れないが、キレッキレッのアクションシーンには今回ものめり込む。邦画の中で間違いなくトップクラスだ。池松壮亮はいい味。前田敦子>>続きを読む

ビートルジュース ビートルジュース(2024年製作の映画)

2.8

先日前作観たばかりなので障壁なく入れたが、何せホンが悪すぎで登場人物を巧く活かせずガッカリ。前作も活かせてないし。これも使うの!と音楽の使い方は相変わらず絶妙で、その点は評価に値。W・ライダーはやはり>>続きを読む

ザ・ラスト・ウェーブ(1977年製作の映画)

3.7

ようやく観れたP・ウィアー監督初期作。アボリジニが作品の主軸で、前々から関心があるので興味深く入り込めた。これぞ世紀末と言わんばかりに一貫したダークトーンで正直救いはないのだが、センスある演出が効き味>>続きを読む

ヒットマン(2023年製作の映画)

3.4

R・リンクレイター監督のブラックコメディ。同監督作品は語れるほど観ていないのが、常人とは違うアプローチに才感じる。 製作・脚本も兼ねるG・パウエルはほぼ出ずっぱりの活躍。人は変われるという事を、この貌>>続きを読む

ダークグラス(2021年製作の映画)

2.7

D・アルジェント監督のジャッロ新作は、ベース変わらない中でキレなくした仕上り。全く膨らみない展開はもはやご愛嬌。観ていて気恥ずかしくなるシーン少なくなく、もう少し頭を使えばと登場人物に言いたくなること>>続きを読む

スオミの話をしよう(2024年製作の映画)

3.2

三谷幸喜の良い点・悪い点混在のコメディ。セリフと配役の妙に面白さ感じる一方、面白さは舞台劇の範疇に留まり映像作品としての域には達せず。テクニックに頼ってるところが見え隠れするのも難だが、それでも許して>>続きを読む

ブルース・リーの生と死(1973年製作の映画)

3.2

リーの死後すぐに製作された作品とのこと。葬儀シーンで生立ちを挟むという構成で、ドキュメンタリーとしては偏りある出来も、作品の格闘シーンの凄まじさは何度観ても飽きはなく、不世出のカンフースターであること>>続きを読む

マミー(2024年製作の映画)

3.7

和歌山カレー事件の真相を探るドキュメンタリー。当時話題になった事件で冒頭から画面に見入る。死刑囚は獄中から無実訴え、家族は無実を信じ、監督は真相探ろうと奔走、それに加え関係者が多数顔を出し興味深い内容>>続きを読む

ビートルジュース(1988年製作の映画)

3.2

T・バートン監督のゴーストコメディ。低予算故の手作り感を良しとするか、否とするか。模型の設定は低予算を活かせてるし、頑張っているのではと思う。役者陣もなかなか豪華だし。"Day-O"が流れるシーンが最>>続きを読む

制作・出演陣が語るボーイズ・イン・ザ・バンド(2020年製作の映画)

3.4

「真夜中のパーティー」リメイク版に係った人達が語る「ボーイズ・イン・ザ・バンド」。興味深い作品。原作者マート・クロウリーが50年前に発表した当時の事を語る姿は貴重。フリードキン版しか観ていないので新作>>続きを読む

風に乗る(2019年製作の映画)

3.1

ファンタジックなピクサー短編アニメーション。現状打破のために、地道にある作業をやり続けるおばあちゃんと恐らくは孫。それ以外のシチュエーションは全く説明されないのでイマジネーション膨らませるしかないが、>>続きを読む

キングダム 大将軍の帰還(2024年製作の映画)

3.6

本作はこれまでに比べバランスが不安定だが、それがどうしたと言わんばかりの王騎将軍のオーラで引っ張る力作。これぞリーダー像と言えるキャラクターだった。それ程迄に大沢たかおの演技は迫力充分。そしてその前で>>続きを読む

ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)

3.9

幻の企画に終わった流れと顛末を詳細に振り返る優秀なドキュメンタリー。この後2回映像化された「DUNE」だが、本作観ると本当にホドロフスキー版が観たかったなと。キャストだけでも驚きものだし。後世に影響与>>続きを読む

デューン/砂の惑星 4Kリマスター版(1984年製作の映画)

2.7

初公開時以来の再見で、当時は醜悪趣味リンチワールドを喜んだものだが、リメイク版を見た後ではさすがに分が悪い。これだけの内容を2時間に収めているので無理があり、爽快感がまるで創出されない。TOTOのスコ>>続きを読む

アイリス(2001年製作の映画)

2.7

アルツハイマー病に冒された女流作家巡るドラマ。現在を J・デンチ、過去をK・ウィンスレットが演じその点の違和感ないのだが、その繋ぎを意識し過ぎて不自然になっているのが興醒め。奔放さを描ききれてなく、水>>続きを読む