underfirejgさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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野獣暁に死す(1968年製作の映画)

2.7

仲代達矢が悪役演じるマカロニウエスタン。"荒野の七人"よりスケール小さい"荒野の五人"が善玉も、B・スペンサー以外全くキャラが立たず感情移入全く出来ず。主役も冴えないしなぁ。F ・ラヴァニーノのスコア>>続きを読む

逃げた女(2019年製作の映画)

2.7

長回しをベースにした会話で展開するドラマ。元々会話劇は苦手で、本作も当然得意分野には入らないのだが、時折ズームを使う手法は興味深く飽きはしない。が、内容にさほど惹かれる点もなく、役者のオーラもそれほど>>続きを読む

アイ・アム・キューブリック!(2005年製作の映画)

2.9

キューブリック監督名乗る詐欺師描くが、何でまあこんなに簡単に騙されるのか、というのが正直なところ。風貌も全然違うしな。その説得力に欠けけているのが痛い。J・マルコヴィッチは達者で、その点は評価に値。キ>>続きを読む

スラムドッグス(2023年製作の映画)

2.2

吹替版で観たが、この手の作品ならそれで問題なし。内容はお下劣主体で、親子で来ていた組もあったが、結構困ったのでは。動物喋りもので面白いものはないが、本作も例外とはならず。ノリいい歌バックの描写にはウン>>続きを読む

アメリ デジタルリマスター版(2001年製作の映画)

2.8

久々の再見。スタートからノレるものの途中からまだるっこくなり眠気が。結局睡魔は衰えず消化不良の鑑賞に。ただ確か前回もノリ切れない記憶あり、波長合わないのかも。独特なテンションなので観客を選ぶかもしれな>>続きを読む

7人の女たち(2021年製作の映画)

2.8

女同士の諍い、探り合いを軸に展開する密室ミステリー。短尺で気軽に観れるのは利点も、内容は深いようで浅い。女優陣の華のなさもマイナス点。密室ではあるが案外そこは活かされず、ネタ割れもそれ程の衝撃なし。し>>続きを読む

世界で一番美しい少年(2021年製作の映画)

3.4

「ベニスに死す」の美少年B・アンドレセン描くドキュメンタリー。恐らくは平坦ではない人生歩んだのではないかと勝手に想像していたが、まさかここまでとは。ヴィスコンティの傑作は彼故に成立したと思っているだけ>>続きを読む

マーベルズ(2023年製作の映画)

2.6

流石にCGフィルム食傷気味。それに加えてマーベルの混乱ぶりが作品に如実に表れるので、楽しめるはずがない。危機感まるでないし。クレジットのオチももはや、という感じ。これではB・ラーソン他俳優陣も浮かばれ>>続きを読む

クローネンバーグの ファイヤーボール(1978年製作の映画)

2.3

クローネンバーグ監督初期作品という事で臨むも、らしくない作りにノレず。同じ車を扱った「クラッシュ」の世界観とは真逆で、敢えてらしいと言えばクライマックスか。レース自体が迫力ないしね。資料的価値の位置付>>続きを読む

レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.1

久々で完全版は初。オープニングから引き寄せられ、全編オーラを放ちL・ベッソン絶頂期。レオン&マチルダにフォーカスした作りで広がりはないにも拘らず、高水準の仕上りとなたったある意味稀有な作品。G・オール>>続きを読む

モン・パリ(1973年製作の映画)

2.6

J・ドゥミ監督、ドヌーヴ&マストロヤンニのコメディ。男妊娠というキャッチーな題材ながら、工夫少なく意外に盛り上がらず。演出やルグランのスコアも冴えず、役者の存在感で何とか成立している感。子役も今一つ。>>続きを読む

人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした(2023年製作の映画)

2.3

実話らしいがかなり薄い内容でガッカリ。ホンがそもそも弱過ぎで、これで映像化とは恐れ入る。再生の過程がかなりいい加減。が、井浦新演じるササポンの思想は参考になり、その点は評価に値。

キューブリックに愛された男(2016年製作の映画)

3.2

キューブリックの専属ドライバー長く務めたエミリオ氏描くドキュメンタリー。もう少し掘り下げ欲しかったがまずまず楽しめる。キューブリックの人柄がよくわかる。ある意味偏執狂であり、人をなかなか信用できない人>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

2.3

やはりというか想定内というか、邦画の限界をまざまざと見せつけられた凡作。兎にも角にもあんな大事起きているのに危機感全く感じられないのが致命的。ドラマもほぼ想定通りの展開で意外性なし。ゴジラも魅力なし。>>続きを読む

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.4

W・アンダーソン監督の不思議フィルム。他のR・ダール原作映像化と同様のテイストで、本作の方が長さ故かより面白い。他作と同様の役者陣の奇妙かつ達者な演技も流石。セットとカメラ目線の妙。

キューブリックに魅せられた男(2017年製作の映画)

3.4

キューブリック関連で興味持ち臨んだが、キューブリックと共に永年仕事した本主役のレオンの事は全く知らなかった。舞台裏で力を注いだスタッフへのリスペクトフィルムでもあり、その点非常に意義あり。レオンに敬服>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

2.3

ひたすら長い割には感情の蓄積は全く実現しない凡作。熱い想いは何処へやら。殺しの流れももはや劇画を越え失笑。1作めのスタイリッシュさの欠片もなし。D・イェン、真田広之もステレオタイプの役柄から抜け出せず>>続きを読む

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.4

終始重苦しい雰囲気を携えながら展開する人間vsA.I.闘争。現実世界での戦争が激化するなか、本作の設定がダブって見えるが偶然か。今後このような題材が主流化していくのか。暗いシーン多いのは難点。G・チャ>>続きを読む

コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

3.4

A・カウリスマキ監督十八番の敗者描く展開。いつもの流れだが、殺し屋側の描写も細やかで印象的。セリフ極力排した省略の美学はさすがカウリスマキ。変な歌ももれなく付いてくる。J =P・レオ起用でグッと格上が>>続きを読む

フリードキン・アンカット(2018年製作の映画)

3.4

W・フリードキン監督描くドキュメンタリーで、最近「エクソシスト」「恐怖の報酬」観たので、より面白く観られた。大胆でチャレンジングな正に武闘派で。審査員嫌いね。もう少し紹介する作品の幅広げてほしかったが>>続きを読む

ドミノ(2023年製作の映画)

3.0

R・ロドリゲス監督の小気味良い才がどんどん消失しているのではと感じる作品。SFスリラーでどんでん返しを宣伝文句で強調しているが、歯切れ悪い。全くの非現実と感じるので切迫感なし。B・アフレックより無名俳>>続きを読む

ザ・ドライバー 4K レストア版(1978年製作の映画)

3.4

久々で劇場は初。お気に入りW・ヒル監督初期作で、渋さ満点のハードボイルドがらしい。B・ダーン演じる刑事以外ほとんど笑わない登場人物達、特にオニール、アジャーニの渋いこと。全編淡々としているので高揚感は>>続きを読む

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

3.7

久々再見。役者の質の高さと若さに驚嘆。派手さないが流石の存在感デップ、熟年前魅力のスティーンバーゲン、取巻きライリー、グローヴァー、そして真の驚嘆ディカプリオ!ニクヴィストの素晴らしい撮影効果もあり、>>続きを読む