アンダーシャフトさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

アンダーシャフト

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ヘンゼル&グレーテル(2013年製作の映画)

3.5

「ヘンデルとグレーテル」を元にしたダークファンタジーアクション。

ダブル主人公のジェレミー▪レナーとジェマ▪アタートンが恋人同士にしか見えないところはおいといて、けっこうグロい&激しいアクションシー
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アクアマン(2018年製作の映画)

2.8

劇場で観て、再度DVDで復習。

ファンタジーの要素が強いストーリーのせいか、特に海中のシーンが派手な絵本を見ているようで、全体的に薄っぺらく感じるのは自分だけ?
衣装や乗り物の美術的センスはさておき
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セブン(1995年製作の映画)

4.0

初めて観た時、モノクロに近い事件現場の画作りと、家族の団欒の普通に暖かい描写がいいコントラストを生んで、最後のシーンの衝撃の余韻に繋がったことをよく覚えている。
何となく最後が読めてしまったのはおいと
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必殺4 恨みはらします(1987年製作の映画)

3.9

国民的時代劇シリーズの一つである必殺シリーズの深作欣二版。
どうしても所々に笑える要素が入りがちなこのシリーズですが、深作版は、さすがダーク&シリアスなストーリー展開と、「仁義なき戦い」「バトル▪ロワ
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アンノウン・ボディーズ(2017年製作の映画)

2.0

題名にいささか胡散臭さを感じつつ、ベルギー発のサスペンスというので観てみた。もちろん原作は未読。

う~ん…無意識に「特捜部Q」みたいな作品を期待してたからかなぁ…観終わったあと、分からない(=はっき
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バッドボーイズ(1995年製作の映画)

3.5

リッチでカッコいい&モテモテ(最近は死語?)のマイクと、家族持ちでどこか抜けてるおしゃべりマーカス。この凸凹コンビが活躍するバディームービーで、監督マイケル▪ベイの長編映画デビュー作。
元々CMやMV
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Mr.&Mrs. スミス(2005年製作の映画)

4.0

劇場で観た後、何度も観た超ド派手な夫婦ゲンカ作品。

とにかく主演の2人が超魅力的。カッコいい+コミカルでオーバーアクションでも嫌味じゃない少年のようなブラピ。セクシー&ツンデレ+可愛さ満点のアンジー
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Mr.インクレディブル(2004年製作の映画)

4.2

ピクサーのスーパーファミリーストーリー。今見ても十分楽しめるクオリティは、すごいの一言。もちろん自分も大好き。
どこにでもある夫婦&親子のゴタゴタ+家族全員エスパーであるがゆえのトラブルで、家の中は崩
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来る(2018年製作の映画)

3.5

謎の現象に関わる人達の裏の顔を巧みに見せながら、迫り来る得体のしれない恐怖を描いた作品。
自己中クズ夫の妻夫木、壊れながら破綻し女の部分を増していく黒木華、トラウマと自分の弱さを無気力さで覆い隠す岡田
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THE QUAKE ザ・クエイク(2018年製作の映画)

3.3

ザ▪ウェイブという前作があったのを後で知ったのはご愛嬌ということで…

ノルウェー発のディザスタームービー。

ハリウッドでままある、入りでまず掴みのハラドキがあり、主人公が動きながらの状況説明、主人
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キングスマン(2015年製作の映画)

2.5

高スコア&好レビューが多いようですが、自分は一度観ればいいかな。
自分には、目新しい展開もなく、イングランドスーツに身を包んだ登場人物たちが出てくる割には、ノスタルジックさとハイテクの中途半端感が気に
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シャイニング(1980年製作の映画)

4.3

ドクター▪スリープ公開ということで、?回目の視聴。

雪に閉ざされた古いホテル。管理人としてやって来た家族。ホテルにまつわる過去の惨劇。ホテルに満ちる怨念(?)だか悪霊(?)だかが家族を侵蝕し始め、そ
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

4.0

女性の肖像画を恋の対象として生きてきた凄腕鑑定士が、奇妙な依頼をきっかけに扉の向こうに閉じ籠る女性と出会い、彼女とのやりとりの中で愛に目覚め…っていう切ないラブロマンスじゃない。
女性に翻弄されながら
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.8

アリシア演じるエヴァを見て、一瞬「スター▪ウォーズ帝国の逆襲」に出てたジョン▪ホリスのロボットを思い出した。
アリシアのエヴァは、ジョン▪ホリスの無機質プラスエロい。その上、だんだん普通に人っぽく見え
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クリムゾン・ピーク(2015年製作の映画)

3.9

ゴシックホラーの良作で、好きな作品の一つ。
ホラーと言っても、意図して怖がらせようとする感じではなく、ストーリーと屋敷が醸し出す重厚な空気で濃密な物語を描き出している。
画作りはホントに綺麗で、デルト
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忍びの国(2017年製作の映画)

2.0

和田竜ファンとして、特にこの映画の原作が凄く好きなゆえに、正直残念。
平兵衛が言い放つ「おのれらは人ではない!!」の言葉通り、ここで描かれる伊賀者は金に汚く、利のためなら卑怯▪残忍▪無慈悲▪狡猾何でも
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万能鑑定士Q モナ・リザの瞳(2014年製作の映画)

2.1

原作を読んでいないのが幸か不幸か…ミステリー?サスペンス?全体的に中途半端感が否めないのが残念。突っ込み所も多く、お金をかけたTVの2時間ドラマっぽい感じだった。
綾瀬はるかの一見賢そうに見えない演技
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ルパン三世 ルパンVS複製人間(1978年製作の映画)

4.0

大人アニメの代表作のような映画。
最初に観たのは中学生の頃か、その時は、TVシリーズのルパンとは印象が違ってて、面白さも中ぐらいだった覚えがある。
その後、この作品を観る度に、セリフまわしのカッコ良さ
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ブルーベルベット(1986年製作の映画)

3.0

陽光の日常から混沌のダークサイドヘ…理解するというより感じる映画。
デビット▪リンチはこうした魔性的画作りに特異な才能を発揮するけど、この作品は自分のなかに残らなかった。何となく、観るタイミングや観る
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アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.8

東西冷戦下での虚々実々が絡み合うエージェントストーリー。緊張感の高いこの手の映画が好きな自分としては、けっこう楽しめた。
シャーリーズ▪セロンは、男も女も惚れるいい歳の重ね方をしてるように見える。若い
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ダークナイト(2008年製作の映画)

5.0

ヒース▪レジャーの絶対悪ぶりがこの映画の肝。一見コミカルに見える動きですら強烈な悪意を感じさせる演技は、唯一無二だ。
いろいろな映画で、仲間(下っ端)をあっさり撃ち殺す悪党がたくさん出てるけど、冷酷、
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ディアボロス 悪魔の扉(1997年製作の映画)

4.0

人は結局“業”から逃れられないのか…と考えさせられる作品。

でも、何だかんだ言ってもアル▪パチーノの発するオーラに尽きる映画です。何気ない目配りや僅かな指の動きですら不気味で悪魔的。ホントはまり役と
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娼年(2018年製作の映画)

3.0

多くの声にあるように、松坂桃李が頑張って新境地を見せてくれた作品だけど、いい悪いでは語りにくい内容になってます。

決して高尚な作りとは言えないだろうし、ただのエロ映画と言っても間違ってないと思う。人
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

4.2

キレキレのルーニー▪マーラ、冴えないおじさん(でも、やっぱし格好いい)のダニエル▪クレイグ。内容は謎が謎を呼ぶ正統派サスペンスで、最後生ぬるいロマンスになってないところも◎
「セブン」もそうだけど、デ
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十二人の死にたい子どもたち(2019年製作の映画)

2.1

入りはいい感じ…だけど、見事失速っていうのが正直な感想。
死にたい人たちが集まっての展開の割に、切迫感もサスペンス感もミステリー感もぬるかった。エンディングも想定内というおまけ付きだし。
若手俳優陣が
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ミッドナイト・エクスプレス(1978年製作の映画)

3.5

若い頃劇場で観て、その後思い出したようにVHSやDVDで何度か観た。
軽い気持ちの葉っぱの密輸で逮捕、留置場から地獄的に過酷&不衛生な刑務所での生活、出所の延期…狂気が加速する中必死に生きる主人公…恋
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死霊館(2013年製作の映画)

4.2

完成度の高いホラー映画だと思う。ジェームズ▪ワンの手掛けるホラー作品の中で1番好きですね。怖さの盛り上げ方に、作り手のセンスを感じます。
ハリウッドのホラーは観る側を怖がらそうとする過剰で強引な演出に
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コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

4.0

元々、イギリスの諜報部員が活躍するあの物語に対抗するべく製作された(間違ってたら心よりお詫び致します)アメリカのスパイが活躍するTVシリーズを、ガイ▪リッチーがリメイク。

東西冷戦下で、アメリカとソ
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キング・アーサー(2016年製作の映画)

4.5

アーサー王の伝説をモチーフに作られたアクションファンタジーで、ドラマチックな展開とメリハリ&テンポの良さは、さすがガイ▪リッチーって感じ。音楽も良くて、DVD+サントラ買ってしまった。
紆余曲折しなが
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ウォンテッド(2008年製作の映画)

3.7

織り目に仕込まれた暗号、クラシカル&個性的フォルムの銃の数々、分解しながら超長距離を飛ぶライフル弾、曲がる弾丸、短時間であらゆる怪我を治す風呂…オリジナリティ、展開、全体的に薄汚れたダークな画作りは自>>続きを読む

ミラーマスク(2005年製作の映画)

3.6

ストーリーはファンタジーとしてありがちと言えばありがちだけど、なぜか時々観たくなる作品。
万人向けの楽しい映画ではないと思うけど、この世界観は嫌いじゃない。ダークレトロな画の作り方も自分好みで、話の進
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ブレードランナー(1982年製作の映画)

5.0

唯一無二の傑作。
スターウォーズがその後の多くのクリエイターに多大な影響を与えたように…というか、それ以上に、世界中の映画ファンとその後のSF映画に計り知れない影響を与えた映画。この映画を超えるSF映
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移動都市/モータル・エンジン(2018年製作の映画)

2.3

劇場で観て、「う~む…」と思い、DVDで改めて観た。でも、やっぱし「ん~…」って感じ。
最終戦争後の弱肉強食の世界…という割に、殺伐感が今一つ。ローテク感とハイテク感のバランスも…主人公側の飛行機に比
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アマデウス(1984年製作の映画)

4.8

ミロス▪フォアマンの作品は、これと「カッコーの巣の上で」しか知らない。両方ともオスカーを受賞しているし、どちらも素晴らしい映画だけど、個人的にはこっちが好き。何回観たか思い出せないくらい観た。
自分の
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スカーフェイス(1983年製作の映画)

4.3

たぶん、この映画の10年くらい前に、アル▪ パチーノはゴッドファーザーでマフィアのドンになった。同じマフィア物でも、10年後に作られたこっちの作品は、哀愁とか絆とは無縁の、剥き出しの欲と暴力の物語。ア>>続きを読む

狼たちの午後(1975年製作の映画)

4.2

1960年代から70年代のアメリカといえば、(間違ってたらごめんなさいだけど)ヒッピー、ドラッグ、公民権運動、サイケ、そしてベトナム。どこか退廃的で、混沌とした自由が流行してて、気が抜けてるようでエネ>>続きを読む