正直、どう捉えていいのかよくわからなかったけど(笑)人はさみしい生き物で、でもみんなちょっとずつ依存してて。
2006年ってあんな感じだったけなぁ、と振り返ってみたりも。
教授の音楽も、ボウイの音楽もずっと聴いてきているのに、観ていなかった本作。
言葉で説明できない空気感をびっちり敷き詰めてあるというか...。
決して難しい話じゃない、ただ、平常心を持ちえない、命の捉>>続きを読む
当時話題になったらしい、というにわかな情報だけで見た映画。
90年代後半でこのレトロ感、それだけでちょっと笑ってしまう、真っ直ぐなハートフルコメディ。
一方で、この時代ならではの消失感みたいなものも同>>続きを読む
教授のことを語るうえでは情報はわりとコンパクトではあるけど、(というかすべて語りきるのはとてもじゃないけど無理だけど)教授の素顔が垣間見れてとてもよかった。
曲作りの過程や、お家の様子、五線譜と鉛筆、>>続きを読む
はじめてのイラン映画。
話としてよくできてるけど、なにより「信仰心」を含めた「信じる」ということそのもののきめ細やかなグラデーションが今までにない新しい感覚で、とても興味深かった。
細野晴臣さんがこの映画の音楽をべた褒めしていたので鑑賞。
絵面に引っ張られて意識できなかったであろう映画音楽を体験できたのは、時代劇?に馴染みも思い入れもないからかも。笑
でもそれはそれでよかった。>>続きを読む
映画の見方、触れ方、感じ方が一変した。
映画の音楽以外の音に耳を澄ましてみよう。
ライヴドキュメンタリー。
今まで見てきたレニングラード・カウボーイズ作品を回想しつつ、ライブ会場にいる観客と化しつつ。
歌詞の和訳があったらよかったなぁ。
そして、音楽(演奏も歌も)や踊り(ファッショ>>続きを読む
サイケデリックムーブメントの父。
ここまで大きな影響を与えた人とは知らなかった。
時代背景も大きいだろうけど、彼の常識を打ち破る力に加え、シンプルに強い探究心・好奇心が彼の原動力なんだろうと思った。>>続きを読む
無条件にいい作品だった、と言える。
人が生活する、ということはこういうことだ。
額縁の中の額縁の中の...。
どこからどこまでがフィクションなのか自分でもわからなくなってしまう、飛び出す絵本のような、ジェットコースターのような、楽しい迷路。
スピード感についていけない、感性の法則>>続きを読む
題材は前に見た作品たちと似てたかな。
笠智衆さんが隠し味の如く出演してるのも憎い。
最近見まくっていたアキ・カウリスマキ監督は本当に小津監督をリスペクトしてるんだなぁ、としみじみ思った。
このレビューはネタバレを含みます
過去、孤独、自由、変化、女性。
これらの亡霊に取り囲まれながら、少しずつ会話を重ねていくことで心の奥の方のカケラが見え隠れする。
どの絵を切り取ってもため息がでるほど、やさしい。
特に「空」を切り取>>続きを読む
4DXで鑑賞。
表裏のないド直球の映画。
映画、というか、アトラクション。
誰が見ても同じ景色、わかりやすい伏線。
唯一観客に委ねられたシーンは、「目」の部分だけかな?
鑑賞者をトップガンクルーに見>>続きを読む
終始、奇妙であり、詩的である。
象徴の連続、でもそこには癒えることのない深い傷がある。
こんな手触り感の映画は他にないだろう。
寺山修司とDollsを思い出したけど、大きな勘違い、記憶違いかもしれな>>続きを読む
ちょっと長かったけど、らくだに乗って砂漠を歩くシーンを中心とした「移動時間」それ自体が、歴史の重みとしてずっしり感じられる作品だった。
ロングショットの集団で移動する姿は、一見、動物や鳥が大移動してい>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
じわじわと忍び寄る「真実」...。
精神医療系の話は、ここ数年とても特別な意味を持つようになったので非常に感慨深い。
ツインピークスの異次元感と、クリスチャンノーランの巻き戻り感。
こういうエッシャ>>続きを読む
まったく知らなかったトップガン。(恥)
今公開中のを見に行くための予習として。
80年代のハリウッド感満載でおなかいっぱい。
映像も音楽も最高。
こんな作品に出会えるなんて。
あまりによかったのですぐDVD買ったけど、真っ暗な映画館で集中して観るのが一番良さそう。
また、溶けに行きます。
一時的にネトフリ再開させて鑑賞。
日本のお笑いの歴史と時代感、匂いみたいなものがダイレクトに伝わってきてすごく面白かった。
笑い(ユーモア)は老若男女問わず、会話の潤滑油になるんだね。
にしてもた>>続きを読む
フェルメールのような光と影、
ヤンシュヴァンクマイエルのような動き、
マヤデレンのようなレイヤー、
ピーターグリーナウェイのようなループ、
未体験の構図の数々...。
音楽も素晴らしかった。
(覚悟は>>続きを読む
最後まで鑑賞できるか若干不安がありつつも、気づけばすっかりスクリーンの向こう側へ。
スイッチが入った瞬間がこんなにもはっきりしてるのは珍しいかも。
視点は終始変わらず、時代と作品が交差する、とてもユ>>続きを読む
アントニオーニの構図と間、モニカベッティの浮遊感と静かなる美。
今まで見てきた作品の方が好み。ちょっと期待しすぎちゃったかも?
まさに、青春のデンデケデケデケ!
香川の匂いもいいし、差し込まれる音楽も味があってよかった〜。(マッシュアップを思わすシーンに歓喜)
文化祭のドキドキソワソワ、バンド演奏したときの気持ちを鮮明に思い出>>続きを読む
ゆったりした気持ちで鑑賞。
リンチとは思えない正統なロードムービー、と思いきや、序盤の音楽と、個性豊かなで憎めないキャラクターはやっぱりリンチっぽい。
誰もが1人は必ず感情移入するんじゃないかなって思>>続きを読む
頑なに夢を諦めず、至って真面目に悩み続けている(んだと思う)男3人と、そこを横切る人たち。
アキカウリスマキの作品の中では珍しいラストのような気もしつつ、やはり場面ごとのユーモアと多幸感は相変わらず健>>続きを読む
ずっと気になってた本作。
細くてキラキラした糸がピンッと伸びたりたるんだり切れたり。
自分の内にこもる小さな泡のような想いを一生懸命掬いあげる姿はとてもかわいい。
そして、ああヴァカンスってこういうこ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
無駄に?ジュリーのヌードや女装姿が見れる、当時のファンの子たちはキャーキャー言ってたんだろうか。笑
話の軸自体は、究極に孤独で苦しく、社会が生み出した狂気とも言える内容。(現代もそれは変わらない、と>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
モノクロのアキ作品に少し物足りなさを感じつつ、モノクロだからこそ光る、それぞれのキャラクターの個性。
不器用な仲間たちの、くすっと笑える言葉少ななロードムービー。
ラスト、現実と妄想の狭間を行き来する>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
小技が散りばめられた作品。
ノーラの劇中劇(とまでは言わないかもだけど)にケイシーがぐっときて、かたや同居人のクリスタルがノーラの不審な行動から勘づく。
終盤のどんでん返しはぐいっと観客を引き込み(レ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
冒頭のアル中コックとやり合うシーンも、最後の空を見つめるシーンも、その対象はカメラに映らない。
喜怒哀楽が、表情の変化や言葉の抑揚を誘発しない。
その代わりに、色鮮やかな壁紙や家具、洋服、店の看板があ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「TED」のようなイントロ、語りと歌を交互に繋ぐ。
数曲しか知らなかったけど、どの楽曲もとっても素晴らしく、一曲一曲が終わるたびに感動した。名曲ばかり。
僕と君、あなたと私の2人の世界からぐいっと外へ>>続きを読む