針さんの映画レビュー・感想・評価

針

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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.8

個人的には手つきがやや直接的であまり好みじゃない、けど感動的でした。最後は泣いちゃった。
映像はあいかわらず素晴らしくて、画面を観てるだけでかなりの満足感がありました。しかも今回は絵面が禍々しいところ
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.5

小島にある高級レストランを舞台にしたスリラー。個人的には、気持ちは分からなくもないけど……という感じでした。やや極端すぎるような。自分がスリラー/サスペンスの良い視聴者ではないってのもあるかもしれませ>>続きを読む

アンネ・フランクと旅する日記(2021年製作の映画)

4.1

『アンネの日記』をやっと読み終わったので視聴(ちなみに原作のほうは日記文学の名作でした)。
西欧の絵本みたいな画風のアニメーションの弾みっぷりがとってもよかったです! それとここまで批評精神を前面に押
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ボーイ・ミーツ・ガール(1983年製作の映画)

3.8

倦怠感に溢れた都会の恋愛映画という感じでした。全体のトーンと細部の遊びがけっこう良くて、いい感じに洒落た映画だなーと。ちなみにモノクロ。

主人公アレックスがミレーユに話す内容の詩的で支離滅裂な感じと
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フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

4.1

見せ物サーカスを舞台にした恋愛ドラマ。実際の奇形者や障害者が多数出演していることで有名な映画です。

正直観る前は悪趣味なだけのしょうもない映画だったらどうしようと思ったのですが、まったくそういう作品
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アクト・オブ・キリング オリジナル全長版(2012年製作の映画)

4.1

非常に感想が難しい映画でしたがかなり面白く観ました。

インドネシアで1965年に起きた共産主義者(と見なされた人々)の大量虐殺について、その当事者=殺害した側の人々にインタビューしたドキュメンタリー
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TAKESHIS’(2005年製作の映画)

3.5

個人的に『みんな〜やってるか!』と『監督・ばんざい!』がかなりつらかったのでこれも不安でしたが、結果的には苦痛というほどではなくて普通に観れました(というかこれは、上の二作のような「ギャグ映画」ではな>>続きを読む

シリアル・ママ(1994年製作の映画)

3.8

ごく普通の家庭の主婦である主人公が「良識」に反する人たちに正義の鉄槌(=死)を下す、殺人ブラックコメディー。

とにかくヒドすぎるギャグが多くて笑えました。主人公の頭がどうなってるのかよく分からず。な
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Dolls ドールズ(2002年製作の映画)

3.5

人形浄瑠璃にインスパイアされた、3組の男女(+α)による恋愛群像劇。

面白かったかというと正直むずかしかったです。さまざまな喪失を抱えた男女が展開する恋愛模様が、まるで愛のおとぎ話みたいで、美しいっ
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北国の帝王(1973年製作の映画)

4.1

世界恐慌下のアメリカで、貧しさから“ホーボー”と呼ばれる放浪生活を選んだ男たちによる列車の無賃乗車チャレンジと、それを力づくで阻止しようとする冷徹な車掌との攻防を描いた作品。

ホーボーが無賃乗車に成
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去年マリエンバートで(1961年製作の映画)

3.5

噂通りの難物でした。
どこか地方にあるお城っぽいホテルに裕福な人たちが集まってひとときを過ごしているなか、主人公の男は去年逢引を繰り返したはずの女性を見つけて話しかけるが、相手は男を知らないと言う……
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昼顔(1967年製作の映画)

3.8

裕福な結婚生活を送っている若い人妻(カトリーヌ・ドヌーヴ)がある理由から昼間だけ娼婦として働くようになり、明るいうちだけの娼婦なので“昼顔”と名づけられる……。

ルイス・ブニュエルは『アンダルシアの
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アリス(1988年製作の映画)

3.8

ルイス・キャロルの『アリス』を、独特の世界観でもって“翻案”した映画。

猥雑な小物の集合がかもしだすグロテスクな雰囲気がすばらしく、特に序盤は最高でした。アリスの部屋がそのまま外に繋がっていて土っ原
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母なる証明(2009年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます


序盤はまあふつうかなーと思って観てたら、中盤以降がけっこう面白かったです。変則社会派ミステリーという感じで、ツイストの効き具合と部分同士の響き合いがすごいと思いました。ただし細かい部分を理解できてる
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ぼくらのよあけ(2022年製作の映画)

3.8

AI×ロケットの優しいファースト・コンタクトものでよかったです。見終えたあとの気持ちよさ。宇宙のロマンは尽きないですねー。あとでマンガ版も読もうかな。

それと余談ながら、ちょっと前に公開された『雨を
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浮雲(1955年製作の映画)

4.1

初・成瀬巳喜男。林芙美子の原作もすげえ面白かったのですが、映画版もかなりよかったです。どうしようもない男女の生々しさが凄い。どちらかというと女性の視点から男のどうしようもなさを描いてるけど、そんな男に>>続きを読む

雨月物語(1953年製作の映画)

3.5

初・溝口健二。難しすぎたらどうしようかと思いましたが、セリフも場面もすべて明瞭で何が起こってるかも全部分かるし、無駄なシーンもないタイトな映画でした。しかし楽しめたかというとむずかしいところです……。>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.1

植民地時代のインドを舞台に、目的の違うふたりの男の友情と葛藤を描いた王道エンタメで面白かったです! 場面によって使い分けられてるスローモーション&早回しが楽しい。『バーフバリ』同様、相変わらずの無茶な>>続きを読む

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

-

女の子ふたりのかわいらしいお話でした。ただもうちょいストーリー展開がほしかったです……。

ブリキの太鼓(1979年製作の映画)

3.8

大人の世界に嫌気がさしたことで3歳のときに自ら成長を止めた少年オスカルを主人公に、ドイツ領ダンツィヒの街が経験した第二次世界大戦前後の空気を描く。

ストーリーよりもディティールとトーンで見せてくタイ
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回路(2000年製作の映画)

4.1

ふつうにめっちゃ怖かった……。夜中にひとりでパソコンで観るのには最悪の映画でした。画面に映る影/陰という影/陰が怖くてたまんなかったです……。

展開的にはちょっと行きすぎな感もあり。素人目から見ると
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不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

3.8

ドイツに住む初老の女性がふとしたきっかけで知り合ったモロッコ人の若者と恋に落ち、一緒に暮らし始めるけど……というお話。
外国人との歳の差婚に浴びせられる周囲からの悪罵がつらすぎる映画でした。こんなの誰
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ベロニカ・フォスのあこがれ(1982年製作の映画)

3.8

かつては名優だったが今は落ち目となりつつある壮年の女優を、彼女に惹かれる新聞記者の視点から眺めたスリラー調の人間ドラマ。初ファスビンダーです。

モノクロ映像の白と黒とのコントラストが素晴らしく美しか
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ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

3.5

T-レックスとベロキラプトルのシーンは迫力&緊迫感があって良かったです。ストーリーと展開はふつうかなぁ。パーク建設を夢見るお金持ちのお爺さんがスピルバーグに見えました。
しかしこれは子供のうちに見とき
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殺人狂時代(1967年製作の映画)

3.8

仲代達矢演じるとぼけた犯罪心理学講師が突然殺し屋に命を狙われ、その理由を探っていく、というお話なのですが、テンションが妙に緩くて笑えるシーンがいっぱいあるヘンな映画。ナンセンス・コメディー・スリラーと>>続きを読む

クラッシュ(1996年製作の映画)

3.8

衝突事故の衝撃とセックスの快感を重ね合わせるという変態フェチズムに身を委ねる人々を描いた異色作。

J・G・バラードの原作を、モノローグを一切使わずシンプルかつ静的に映像化していて、これは成功作かなー
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.5

ふとしたきっかけでカーニバルの一員となった男が、読心術を習得したことでだんだん人生の淵に足を踏み入れていくというお話……。

個人的にはまずまずでした。
前半のカーニバル・パートが駆け足かなぁと思った
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シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)

4.1

リオデジャネイロの一画にある通称“神の街”と呼ばれるスラム街に住む青少年たちの、犯罪まみれの暮らしを描いたギャングもの。アメリカ・マフィアものともジャパニーズ・ヤクザものともやや感触が違うギャングもの>>続きを読む

ツィゴイネルワイゼン(1980年製作の映画)

3.8

再見したけど相変わらずよく分からず。性と死のいざないがテーマなのかなぁ。両者は対ではなく、どちらも危うく禍々しいものとして描かれてるように思いますが……。

聞きたい言葉は聞き取れないけど妙な音声は聞
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幻魔大戦(1983年製作の映画)

3.8

むかし観たのを思い出したので。
宇宙からやって来る幻魔という悪の種族に対抗するため、超能力に覚醒した人類が力を合わせて立ち向かう!

ストーリーはまぁ途中までという感じなのですが(原作漫画も打ち切りだ
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

4.1

ちょっと無茶なところもあるけど前作同様いい意味でのケレン味に溢れたエンターテイメントで面白かったです! スローモーションアクションが快感! ミュージカルシーンの飛翔っぷりもかなり良かったです。それに加>>続きを読む

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