キタコーヘイさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

パターソン(2016年製作の映画)

2.5

淡々とつづられる詩、淡々と描かれる日常。
淡々と詠まれる詩、淡々と流れる日々。
淡々と淡々と淡々と…
うーーー、眠い!!!
んっ⁉︎永瀬正敏出てたよね?出てたよね!
とりあえずオレは最後まで見たらしい
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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

3.0

現実からちょっとズレてる奇妙さに、絶妙な異星感を感じる。
何だかずっと不思議。このパーティは怪しいけど、何だか魅了されちゃうかもな。

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.5

若く未熟だった頃の苦く恥ずかしく思い出したくない経験。蓋をして脳みその片隅に押しやって思い出さないようにしてたのに、主人公ヨシカを見てるとひとつひとつひっぱり出されて蓋を開けられ強制的に思い出さされて>>続きを読む

ムタフカズ(2016年製作の映画)

3.0

監督の西見さんとは知り合いで、作品の完成とそこからの公開までの苦労を会う度に聞いていたので、公開本当におめでとうございます!

シンプルながら一癖のあるキャラクターデザインが魅力的で、そこに密度たっぷ
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パーフェクト・レボリューション(2017年製作の映画)

3.0

まずアバンがかっこいい!静かな雰囲気の中に、「革命」の始まりを予感させる。
クマとミツの出会い。理屈思考の人を感性型の人が動かす。そこにはすごくリアリティを感じた。
だがミツの生い立ちや脇役の設定など
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アーロと少年(2015年製作の映画)

4.0

何をやっても駄目だけど心に一つ芯がある男の子が、優秀な相棒の助けにより成長していく。この構図ってのび太とドラえもんじゃない⁉︎
「のび太〜、じゃなくてアーロ頑張れ〜」ってドラえもん映画を観て育った自分
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.0

主人公はじめ登場人物の多くが歪。
誰にも感情移入出来ない。唯一署長だけ「やっかいな一件に巻き込まれたな」と同情もある。
そしてこれは看板をSNSに置き換えると、誰しも起こりうる案外身近なテーマではない
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アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(2015年製作の映画)

4.0

何が起こったかもわからずはるか上空から撃ち殺されるなんて、もはや神の裁きだ。
しかしそれを行うのが神でなく人間である以上、決行する側も同時に裁かれているのではないか?「やるしかなかった」とこれからずっ
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

4.5

洋館×ハイブリッド恐竜というファンタジー要素ある設定。クローンの命の重さというテーマなど、今作はシリーズの中では異色な内容でしたが、いやーそれでも面白い!
感想をあれこれ書くよりも、ただただ続編が楽し
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.5

終わって直ぐに「もう一度見たい!」
前半隣の人がクスクス笑っててどこが面白いんだろう?と思ったけど、なるほどリピーターだったんだ。そりゃリピートしたくなるわ。
自分も何度も声出して笑って他のお客さんも
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未来のミライ(2018年製作の映画)

2.0

主人公くうちゃんが産まれたばかりの妹を見て一言、「不思議」。そんなこと幼児が言います⁉︎序盤のその一言で冷めてしまい、そこから物語に入り込むことなく終わってしまった。
現実とパラレルの行って戻ってを繰
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PARKS パークス(2016年製作の映画)

3.0

隣街の三鷹に10年住んでいたので、吉祥寺も良く行ってました。
「毎年、井之頭公園で花見したな」「よくサンロードで買い物してたな」「吉祥寺だと主人公の住んでるあの部屋、結構家賃高くない?」「こんな遊園地
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ボン・ボヤージュ 家族旅行は大暴走(2016年製作の映画)

3.0

ブレーキ効かない車が事故るんじゃないか⁉︎っていうハラハラ以上に、お母さんを義理のお父さんが怒らせるんじゃないか⁉︎って方がよっぽどハラハラしたよ。
フランスと日本の笑いのポイントの違いも感じた。フラ
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ザ・フライ(1986年製作の映画)

3.5

トラウマ級のグロさと気持ち悪さ!
それをCGが(おそらく)無い時代に、表現できていることが凄い。仕事で「こんなのできないっすよ」とか言えないな。
また登場人物はほとんど3人で展開するが、各キャラの感情
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オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

3.0

オダギリジョー霞むくらいの、蒼井優ショーだね。劇中踊らせたらこの人の右に出る人はいるのか?
登場人物の背景が今ひとつ見えず、痛々しい印象だけが残った。

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

4.0

主演の浜辺美波さんの八重歯&えくぼから溢れる魅力に引き込まれてしまった。歳を重ねてもずっと綺麗な女優さんに成るんじゃないか?
小説は読んでないけど、実写化にあたってもう少しリアリティを求めて作った方が
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シンクロナイズドモンスター(2016年製作の映画)

3.5

何にも成れず地方で歳を重ねた男の哀れさがモンスター級。
怪獣とロボットが出てくる設定なのに、身近な人間関係を描いてる所が新鮮。

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.0

ゲーマーやオタクだったら「あのキャラだ!」「あのシーンだ!」と、興奮ポイントが山程あるんだろうけど。
それ程詳しくない人には、本筋以外のネタがてんこ盛り過ぎ&映像が本当すご過ぎて、もう疲れちゃったよ。
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

怪しげな雰囲気を随所にちりばめながら、終盤まで全然展開が読めない。特に印象的なのはお手伝いさんの女性。ほんと凄く不気味!絶妙な女優さん、起用してるな。
そして明かされる予想外の結末に、異様な設定の一部
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

3.0

主人公2人の台詞がやたらと文学的でやや棒読み感がありそれが印象に残ったが、同名の詩集が原作ということで妙に納得。
全体通して静かで説明し過ぎない演出に、詩的な雰囲気を感じる。
タバコの火のアップから夜
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ザ・サークル(2017年製作の映画)

3.5

かなりリアリティのある、そしてそう遠くない未来を予習した気分。
今でさえ次々出てくる新技術に全然ついて行けてないのに、もし作中のような社会になったらオレはサークルに加入するのだろうか?
この後、物語は
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忍びの国(2017年製作の映画)

2.5

普段殆ど小説を読まないけど、この原作は確か3回は読んだ。監督を務める中村さんの映画は、いくつも好きな作品がある。
これは面白くなるかもと期待したけど、ハズレだ〜
いろいろがっかりポイントはあるけど、特
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(2017年製作の映画)

3.5

日差し、夕日。日々の風景が、丁寧に美しく描かれる程に、見れなくなる事の悲しみがより際立つ。
会社の人々、街、公園。日常が静かに穏やかに描かれる程に、無愛想な中森の抑えきれない程の無念さがまた際立つ。
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美しい星(2017年製作の映画)

3.0

怒涛のカットバックと音楽の相乗効果で〝覚醒〟するまでは、とても引き込まれた。だがそれ以降は、奇妙な世界観に急激に突き放された感じ。
結局、誰が宇宙人だったの?
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神様メール(2015年製作の映画)

3.0

余命115分を費やし鑑賞しましたが、難解でした…
キリスト教のこと、もっと知っていれば楽しめたのかな?
パンを落とした時は、この映画を思い出すことでしょう。

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.0

「ちゃんと墓参りに行こう」って、まさか文化の違う海外の作品を見て思うとは!
現世と死者の国との関係性の、設定の面白さ。色彩豊かな死者の国の、美しいデザイン。そして世代を超えた家族愛の描写は、大人なら必
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ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。(2016年製作の映画)

4.0

もう何だよー。ずっとキュンキュンしちゃうよ。リンちゃんが可愛いすぎるって。
「俺も台湾行こうかな?」って、そりゃ、なるな。

箱入り息子の恋(2013年製作の映画)

3.0

前半は2人の恋がとても初々しくて微笑ましかったのに、どんどん拗らせてストーカーみたいになっていくとは。
前半が良かっただけに、ツッコミ所抑えてキュンとしたまま、終わらせて欲しかったな。

おとぎ話みたい(2014年製作の映画)

2.5

良かったところは、スカートの丈の長さくらい。
ちょっと俳優陣の芝居が、棒読み過ぎやしないか?
ただ主演の女の子は、ただならぬポテンシャルを秘めてる気がする。

三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.0

んっ?結局、真実がどうだったのか読み取れなかったが、そこは見る人に委ねる作品なのか?

是枝さんは、自然な空気感を撮る達人だな。弁護事務所の4人のシーンとか、女性スタッフの感じが絶妙なんだよな。そして
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