マチェッティのバディパックさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

マチェッティのバディパック

マチェッティのバディパック

憐れみの3章(2024年製作の映画)

3.3

珍妙な3つの短編。

【第一章、R.M.Fの死】
大富豪のもとで全ての言う事を聞いてきた男が初めて指令を拒みクビになる。

監督にしては比較的マイルドで、オチもちゃんとわかりやすい。
ブロンコ!(『カ
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サウンド・オブ・フリーダム(2023年製作の映画)

4.2

途中で挟まる実際の映像から伝わる悲惨さが凄い。
映画として見ても、潜入おとり捜査のヒリヒリとしたサスペンスフルな展開が面白かった。

エンドロール後のメッセージの通り、この映画を多くの人が見ることが人
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ビートルジュース(1988年製作の映画)

3.6

霊界や幽霊の設定のガバガバさは無視できないが、ティム・バートンの世界観や造形は楽しめる。

顔の皮膚が剥がれたり、目玉が落ちたりとグロい描写ながらもコミカルさがあり、ちゃんと子供向けにできている。
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

4.0

視聴前のイメージ…あみ子がどこかおかしくて、周りが振り回されていくホラー?

視聴中…この家族を救えるのはあみ子しかいない!

視聴後…く、苦しすぎる。

リング(1998年製作の映画)

3.3

しっかり観るのは初めて。子供の頃は酷く怯えていた気がしたが、いつの間にかホラー耐性がついていたみたい。

意外にも序章なことが驚き。当時同時上映の『らせん』と合わせて一本の作品になるってこと?

ブラ
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ソウ ザ・ファイナル 3D(2010年製作の映画)

3.5

いつの間にかジョンが出ないと満足できない体にされてしまっていた。
原題では完結と銘打ってはいないが、ファイナルというだけあって区切りをつけようとホフマン大暴れ。だいぶ強引に感じた。

ゴア描写はなかな
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侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

4.1

面白い。ありがちな設定で予想通りの時代錯誤リアクションでもしっかり笑えた。
キャリアのある山口馬木也の演技力と顔面力は流石で、スローモーションでも絵が持つし、点描でさえグッときた。

後半からはある事
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ポライト・ソサエティ(2023年製作の映画)

2.8

巨悪と対峙する正義のJKかとワクワクしてたのに、自己中なムカつくヒロインで全然応援できなかった。
アクションも素人という設定とはいえ、キレがなく、即席のダンスの方が上手いってなに?

顔のアップで効果
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ぼくの家族と祖国の戦争(2023年製作の映画)

3.6

ドイツ国民が迫害を受けた事実もあったんだな。今まで考えもしなかった新しい視点を得られた。

デンマークが自国の闇を描いたのはすごいこと。日本でいう『福田村事件』のような。

東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

3.7

3人がそれぞれ家族というものに後悔や憧憬を抱いていて、信念が垣間見える。普通なら出会うこともないような3人が三者三様でありながら絆があって、掛け合いも面白い。
後半のアクションはテンポが良く見応えがあ
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ソウ6(2009年製作の映画)

4.1

面白い!5は物足りなかったけど、これよこれ!しっかりどんでん返しもある。
保険業という設定が、命の取捨選択という展開とハマっているし、人間の醜さもシリーズイチ色濃く出ている。

ホフマンの詰めの甘さが
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ノロイ(2005年製作の映画)

3.4

だいぶ怖いと聞いていて身構えたが、ミステリー要素が強めで案外大丈夫だった。

ファウンド・フッテージ形式で『コワすぎ!』シリーズの土台になってると思うが、100%シリアスでエンタメ性がないのが明確な差
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犯罪都市(2017年製作の映画)

3.2

マ・ドンソクが大暴れしてると聞いて視聴。思ったほど無茶してなかった。あと見た目に反して面倒見が良い。
2以降でもっとハジケていくのか。吹き替えで見たせいで迫力が充分に伝わってこなかったのもある。

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ソウ5(2008年製作の映画)

3.4

これまでの5作の中で一番どんでん返し要素がなく驚きが薄い。(2〜4のダーレン・リン・バウズマン監督から新しい監督に代わったことも関係あり?)
遺品の中身も明かされず、次なる展開への助走といったところか
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おもひでぽろぽろ(1991年製作の映画)

3.4

恥ずかしながら今更鑑賞。
これがリアルな日常を描くことを目指した高畑勲のアニメーションか。硬いパイナップルを食べたときの渋い表情がたまらん笑

田舎生活に憧れつつも、その甘さを自覚している無知の知。主
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エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

4.3

しっかり怖くて、ちゃんと面白い!一難去ってまた一難で、ダレることなく山場が続く。
1を踏襲しつつ新しいこともやっていて?(1,2しか観ていないので違うのかも)でもこちらを突き放しすぎない、そのバランス
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ソウ4(2007年製作の映画)

3.7

いろんなことが起こりすぎ。
これまでの3作の繋がりが一層強く頭がこんがらがってきた。90分と短いものの、停止して整理しながら見ていたら時間がかかったし、面白いは面白いがまあ疲れた。
時系列トリックも予
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ソウ3(2006年製作の映画)

3.9

1,2と比べて、ジグソウ側と被害者側の構図が表面的で単純なストーリーになっているなと油断していたが、やはり最後に驚かされた。
グロさはこれまでの3本の中で一番。

ジグソウの手の平の上すぎ。どれだけ天
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アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)

3.8

高齢者の肩身の狭さを皮肉でもなくもろに描いている。
ジョージAロメロ監督と聞いて期待していたようなグロさはなかったが、ラストの語りにあるように、若いうちに行動しろというメッセージは強く響いた。

ヒットマン(2023年製作の映画)

3.8

グレン・パウエルの仮装大会を見れるお得感。依頼者との対話だけでも引き込まれた。
中盤からアチチな恋愛パートが始まり、大丈夫か?と不安になったが、正体を隠し続けたためにあとに引けない展開になり、笑えてヒ
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#スージー・サーチ(2022年製作の映画)

3.6

話の仕掛け自体は面白いが、強引さや都合の良さは多少感じる。

このまま終わっちゃうのか〜と思ったところでの最後の一言、ゾクッときた。

デビルクイーン(1974年製作の映画)

3.5

中盤までわりと凪。眠たかった。
オープニングこそ毒々しい色使いや奇抜さが良かったが、本編でももっと見たかった。

後半は怒涛の殺し合いで面白かった。ギャングらしい最後もgood。
拷問を楽しむデビルの
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ソウ2(2005年製作の映画)

4.0

1同様まさかのどんでん返し。驚きすぎて呆気にとられた。驚きを煽る曲も最高。

ジグソウの大胆かつ計算された計画はハンニバル・レクター並の天才すぎないか?
あの女が3以降何をしてくるのか、楽しみ。

ソウ(2004年製作の映画)

4.1

ホラーというよりがっつりミステリ。
部屋の端と端で物を投げてやり取りするその距離感によって、協力しつつも互いに情報を隠せたり、秘密を抱えていたり、それが徐々に明かされていくミステリ展開が良い。
密室で
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ニューノーマル(2023年製作の映画)

3.7

ソウルで3日間のうちに起きる複数の殺人事件。オムニバスでありつつ実は少しだけ繋がっているという韓国版『ヒトコワ』
と思っていたらエンドロールに、「BASED ON 日本テレビシリーズ『トリハダ』」とあ
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愛に乱暴(2024年製作の映画)

3.9

無関心な夫や義母との微妙な壁、ゴミ捨て場が汚れても自分しか掃除しないとか、唯一の癒しの野良猫すら姿を見せないなど、専業主婦の孤独を多くを語らせずに示したり、手元の所作で夫への不満や子どもへの未練という>>続きを読む

きみの色(2024年製作の映画)

3.6

人が纏う色が見えることによる鮮やかな色彩と、それを得意とするSCIENCE SARUの相性が良すぎる。アニメーションも非常に繊細で、ところどころSARUらしいクセが見えたのも嬉しかった。
『トットちゃ
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サユリ(2024年製作の映画)

3.8

こんなにも白石晃士監督と親和性が高い原作漫画があったんだな。
『怖すぎ!』シリーズを観てたので、中盤以降のパワフル展開にキタコレ!と興奮。初めて触れる人は大分困惑させられるかと思う。
ジメッとしたJホ
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怪物の木こり(2023年製作の映画)

4.3

面白い!
たった一つの特殊な設定だけで、主人公も犯人も周囲の人も事件に上手く絡んだ一味違うドラマを生んでいる。単なるサイコスラッシャーではなく、動機にちゃんと説得力がある良い脚本。

バカ昔ばなし(2011年製作の映画)

2.8

ナレーションベースでツッコミもなくゆっくりしたテンポ感で笑いを生み出すのはやはり難しいのだと感じる。

ガンダムとナウシカ、キャプテン翼の走り方のとこだけ笑った。

SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

4.2

男って…。はぁ…。世界共通かよ。

チャットのやり取りだけではなく、ビデオ通話に、更には実際に会うという果敢さで、児童性犯罪の闇が見えてくる。ひっきりなしに通話相手が変わる編集もあって、こんなにも気持
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モンキーマン(2024年製作の映画)

3.5

幼少の恨みをおっさんになった今このタイミングで復讐に動き出す動機づけが甘い気がした。地下格闘技と地上での企てもあまりリンクしていない。
ジョーダン・ピールがプロデューサーに入っているので期待していたが
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このろくでもない世界で(2023年製作の映画)

3.6

悪の道に突き進んだアニキと、同じ道を行くのか罪悪感に苛まれながら選択を迫られる主人公。苦しみがひしひしと伝わってきた。
義理の妹にあそこまでやってあげられる動機不足と、事態悪化のスッキリしないエンディ
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ロイヤルホテル(2023年製作の映画)

3.3

パブという酒の場で絶妙に咎めづらい不快な言動。客の地雷と沸点が分からないのが不気味でヒリつく。

最後のリベンジは矛先を間違えていないか?終盤は特に自衛できる部分もあったと思うし、彼女らに100%同情
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箱男(2024年製作の映画)

3.5

メタ視点も絡むような理解不能な部分も多い変態的映画だったが、意外と激しめの動きも多く、漫画のようなキャラクターアクションが楽しめた。

あの箱に入って中腰で動き回るのは絶対辛いはずだが、なかなかのスピ
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さよならの朝に約束の花をかざろう(2018年製作の映画)

3.6

感動のストーリーだったが、思っていたより人生の前半に絞ったストーリーで、不可抗力ではない本人が決断した別れという部分で、泣くまでには至らなかった。

キャラが呼ぶ名前が聞き取りづらく、名前を呼ぶたびに
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