マチェッティのバディパックさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

マチェッティのバディパック

マチェッティのバディパック

フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

3.4

これをホラーと言ってしまうのはあまりにもあんまりじゃないか?


障がい者の方を実際に起用するのは、冒頭のナレーションにあったように相当な覚悟を持っていたように見られるが、当時はどういう状況だったのだ
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LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

3.8

ヒュー・ジャックマンも老いてきて、いよいよシリーズも幕引きか。そんな中での『デッド・プール3』に登場だからこの盛り上がりも頷ける。

2029年はミュータントたちが全滅してて、新しくも生まれなくなった
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.7

タイカ・ワイティティの作るコメディの雰囲気が南国のマインドとあっている。

4週間という短さに対戦相手も別に強くないので、練習!レベルアップ!ジャイアントキリング!うおー!という感じではなかったが、監
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フンパヨン 呪物に隠れた闇(2023年製作の映画)

3.3

ロケーションや土着信仰の得体の知れなさは『女神の継承』を彷彿とさせる。ドキッとする瞬間は2箇所ほどあったが、全体的に暗闇が明るめなので怖さは控えめ。

誰が呪いをかけているのか、最後に明かされていくミ
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ルックバック(2024年製作の映画)

3.9

原作の内容を忘れていたので新鮮に楽しめた。原作を読んだ時はあまり印象に残らなかったが、アニメーションになって音楽の力で泣かされそうになった。(小学生パートきっつー)
机に向かってひたすら描くその背中を
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範馬刃牙VSケンガンアシュラ(2024年製作の映画)

2.7

ケンガンアシュラは未読、未視聴。
わかってはいたけど、両者に忖度した内容と結果。

バキの面白さは、ナレーションの独特な描写の切り取りとそれを語るワードセンスなのに、それもなく。

X-MEN:アポカリプス(2016年製作の映画)

3.3

やってることは他の作品と同じで、やっぱり一度死んだデップーを、復活させるためにやり直しただけなんだなと思ってしまう。

ザ・ウォッチャーズ(2024年製作の映画)

2.5

話に無理がありすぎる。

冒頭がちゃんと怖かったので、それだけの短編にしとけば良かったのに。無駄に展開をつけようとして、説明のつかない強引さが目に余った。
最後のカットの、これをやりたかった!という意
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男女残酷物語/サソリ決戦(1969年製作の映画)

4.1

芸術性に溢れた見事な変態性。
どんな残酷な絵が見れるのかと思っていたが、血はほとんど流れない。が、鋭い未来観と性思想で、品と狂気の狭間のバランスに惹きつけられた。性的シンボルの見せ方も上手かった。
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朽ちないサクラ(2024年製作の映画)

3.6

ミステリを見慣れてない自分にとっては、状況を整理しながら見るのに疲れた。誰があの日何をしてて、それがあの人を動かして……。だいぶ集中力がいる映画。

気づくか気づかないか絶妙なラインの伏線も散りばめら
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みなに幸あれ(2023年製作の映画)

4.0

気色悪さMAX!凄まじい狂展開に声を出して笑った。
怖さというよりも、異常さが可笑しい。長すぎる無言の間の使い方も不気味さを助長してる。
こんなにも"ユア・ストーリーオチ"を願った作品はない(笑)
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X-MEN:フューチャー&パスト(2014年製作の映画)

2.7

これはない。
なんでわざわざ死んだと思われてたチャールズを出して、エリックとの共闘からの決裂というもう何度目かの同じことをやるのか。新キャラを人気キャラに育てることを諦めて、好き勝手にやってまたやり直
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

3.8

2023年、『スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース』と肩を並べるアニメーションとの声も聞く作品。クレイアニメ感のある画風に効果も加わって、確かに見応えのあるアニメーション。(それでもスパイダ>>続きを読む

ウルヴァリン: SAMURAI(2013年製作の映画)

3.2

まさにスピンオフという感じ。X-MENを追うにあたって別に見なくても大丈夫そう。
これじゃあ日本人は喜ばないし、アメリカ本国での評価が気になる。

エンド・クレジットの次作『フューチャー・パスト』への
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X-MEN:ファースト・ジェネレーション(2011年製作の映画)

4.1

さすがマシュー・ヴォーンと思える面白さ。ウルヴァリンも出ないし見なくてもいいかと思っていたが、ここまでのシリーズ1面白かった。

本編に繋がる部分と、一見繋がらないが話が進んで繋がってくる展開にワクワ
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.2

評判通り面白い。証言の詳細が少しずつ見えてくるに連れて、どんどん引き込まれていった。
カメラは会議室から出ないのに、事件現場の絵がちゃんと見えてくる巧い作り。

議論が長引いて、冷静さを欠いた発言が自
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ウルヴァリン:X-MEN ZERO(2009年製作の映画)

3.7

ライアン・レイノルズだ!
デッドプールシリーズとだいぶ違うけど、今後あるらしい(?)歴史改変展開でやり直すってこと?便利だよまったく。


戦友が敵という設定、ローガンの見せ場、王道のアツい展開。結構
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X-MEN:ファイナル ディシジョン(2006年製作の映画)

3.5

能力を消す薬の奪い合い、やはり『ヒロアカ』っぽい。
ジーンがワンダにしか見えん。

どちらも後発ではあるが。

X-MEN2(2003年製作の映画)

3.3

この回のせいで、マグニートとプロフェッサーX、どっちが敵でどっちが味方か、薄い記憶の中でごちゃごちゃになったんだろうな。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.5

ウェス・アンダーソン全開。
劇中劇の中で役を降りたり、メタ発言を正当化する独特な世界感。
面白いかと言われると、よくわからない。
のどかな雰囲気の割に頭を使うので、個人的には『ヘンリー・シュガーのワン
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あんのこと(2023年製作の映画)

4.5

くらった。辛すぎ。大人が最後まで守ってあげないと。
コロナの影響がこういうところまで及んでいたとは、考えもしなかった。

今年は有名女優の重めな体当たり演技が多い印象だが、河合優奈はその中でも戦えるし
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ドライブアウェイ・ドールズ(2023年製作の映画)

3.3

下ネタ(物体)満載で幾度もくすっと笑えた。

レズビアン絡みシーンが多く、マフィアとの追いかけっこは案外少なくて、期待していたドタバタおバカコメディという感じではなかった。シュールさが際立つ変な映画と
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胸騒ぎ(2022年製作の映画)

3.9

だいぶローテンポで、終盤まではそこまで恐怖に直結するシーンがなく"胸騒ぎ"にも満たない展開だが、ラストがとにかくエグい。

隣人怖い系としては、ヨーロッパ各地の文化やお国柄やらに馴染みがない分ピンとこ
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告白 コンフェッション(2024年製作の映画)

4.0

ジャンプスケアの質が高く、毎度毎度驚かされた。脳筋の勢いだけはある狂気。それが良い。
韓国人と日本人という配役は、仲良くもなれるが一つのきっかけで簡単に崩れてしまうようなギリギリのバランスがこの展開に
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蛇の道(2024年製作の映画)

3.7

フランス映画の静かさと日本映画の煩い狂気がいい塩梅で融合していた。サヨコが何者なのか、終盤まで明かされず引っかかり続けるが、目の前で繰り広げられるリベンジでちゃんと間が持つ。

美人助手というイメージ
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シェラ・デ・コブレの幽霊(1964年製作の映画)

2.7

物語の核自体は面白いが、なにせ分かりづらい。
それがどこなのか、そのアイテムは何なのか。幽霊を信じてるのか信じてないのか、正反対の立場の発言をしたり。

この時代のホラー全般に当てはまるかもしれないが
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X-メン(2000年製作の映画)

3.3

『デップー3』に向けて、等々長いX-MENシリーズにも手を出す時が来た。


場面場面は覚えていたが、こういう話だったのね。だいぶ『僕のヒーローアカデミア』っぽい。影響を受けてたりするのやも。

爬虫
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.2

前作『FURY ROAD』に登場するフュリオサの過去の物語ではあるが、初見でも問題なく楽しめる作りになっている。本作の熱量に侵されて、鑑賞後すぐ『FURY ROAD』を観たくなること間違いなし。

8
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フリーキッチン(2013年製作の映画)

3.8

ゴア描写が少なくて少し物足りないかなと思って観ていたが、後半の母親の狂気具合が良かった。
見終わった直後に、ってことはあの人のあのセリフも……!?とハッとする仕掛けのオチが面白い。

母と息子だけにし
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武器人間(2013年製作の映画)

4.0

どうせB級だろうと高を括っていたら、ストーリーはしっかりしてるし、内臓丸見えのゴア描写に、フェイク・ドキュメンタリーとしてのスリルと恐怖もある。

武器人間のバリエーションも予想以上に豊富で、女型助手
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ライド・オン(2023年製作の映画)

3.8

馬との絆、親子愛、仕事への向き合い方。何度も泣かせにくる濃密な2時間。
予告で、馬とバイクのアクションな感じがあり、どうしても『RRR』を期待してしまった部分がある。意外とドラマ要素が強めで、予想との
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辰巳(2023年製作の映画)

3.7

殴られ投げられ髪を掴まれて罵りあって、ここまで体を張れる女優はなかなか居ない。敵役の弟リョウジも凶悪でイカれた良い顔をしていた。
暴力や人体破壊もしっかり描かれているし、罵倒の迫力も凄かった。

生意
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関心領域(2023年製作の映画)

3.3

一方からの視点しか描かないことで、見たくないものは見てないことにする人間のエゴを体感させられ、幸せな日常を見ているとそこが迫害の中心地であることをつい忘れてしまう。しかしそれをふと思い出させる音が聞こ>>続きを読む

ブルーベルベット(1986年製作の映画)

2.7

愛に溺れた狂った世界。
変態的な言動も、盲目的に突き進む恋も、何が登場人物をあのように突き動かすのか、自分には理解できない領域だった。彼氏持ちに近づいて、人妻の魅惑に溺れて、性欲に負けた男って感じで許
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.4

激オモロ!
やってることは1 〜3と変わらず車の追いかけっこで同じなのだが、ずば抜けて凄い。
とにかく絵面がキマりすぎてる。黄色い砂漠と青空、赤い砂嵐に青白い夜霧。寄りの絵も引きの絵もいちいちポスター
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