うるぐすさんの映画レビュー・感想・評価

うるぐす

うるぐす

誰よりもアツい文章で好きな映画を褒めたい。

映画(181)
ドラマ(8)

台風家族(2019年製作の映画)

4.3

クズ野郎でゲス野郎な父親が娘が触ろうとした扇風機を蹴り飛ばす。そんな不器用な愛が、不器用な草彅剛がたまらなかった。


実家で見苦しい遺産相続争いを繰り広げる草彅剛、MEGUMI、新井浩文の3人がとて
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ウィーアーリトルゾンビーズ(2019年製作の映画)

4.1

同じ日に親の火葬が行われたことで出会った4人の少年少女の逃避行。
4人それぞれが抱える日常の閉塞感。生きづらさ。葛藤。
それを打破するために行き着いたバンド。
大人から認められる必要なんてない。パンク
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天気の子(2019年製作の映画)

4.7

僕たちが世界を変えてしまったんだ、という周りから見れば過剰な自意識。しかし、自分ごととしてはそれが罪の意識でもあり、絶対的な現実感でもある。

自分と世界は常に対比であり、それが入り混じる美しさ。
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.1

【#アルキメデスの大戦】
三田紀房の原作を山崎貴監督×主演・菅田将暉で実写化。
山本五十六(舘ひろし)は、大型戦艦ではなく航空機での戦争が中心になると考えたが、軍部の中で戦艦派と対立。その対立に勝つた
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SING/シング(2016年製作の映画)

4.0

群像劇としての見せ方が秀逸。
それぞれのキャラの現状抱える課題や葛藤、背景をキャラごとにテンポよく見せながら、同時に進めてそれをうまく混ぜて仕上げる。

吹き替え版で観たのですが、トレンディエンジェル
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凪待ち(2019年製作の映画)

4.9

この映画は間違いなく日本映画史に残る。
白石和彌の最高傑作だと言える。
そして、この映画の主役を演じた香取慎吾がとにかく素晴らしかった。

あらすじ
毎日をふらふらと無為に過ごしていたギャンブル好きの
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キングダム(2019年製作の映画)

4.0

次回作が楽しみで仕方ない!!!!!


原作は途中まで読んだことがある、くらいなのですが、実写化にありがちなチープさはなく、この先日本映画の顔になりうる作品なのではないか、と思いました。

でも、これ
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

4.7

一生浜辺美波を推す所存です。

クラスの人気者の女の子が、余命わずかな病気にかかっていることを知ってしまったひとりぼっちの主人公が、そのヒロインの女の子に振り回されていく。

すごい。浜辺美波。よくよ
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コンフィデンスマンJP(2019年製作の映画)

4.2

「計算され尽くされた物語の中で観客はただただ手のひらで踊ることしかできない」

コンゲームつまりは信用詐欺師の物語。
ドラマで視聴者を翻弄し続けた作品がスクリーンへ登場。

長澤まさみ、東出昌大、小日
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パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

4.3

呪縛としか言いようのない既存の価値観を信念によって破壊して、世界を幸福に導く。これは英雄の物語。素晴らしかった。

TBS系列の日曜劇場が好きな人には間違いなくおすすめ。池井戸潤好きにも。


途上国
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

4.7

かつて誰かがそうありたいと願ったどぶネズミみたいな美しさに溢れた映画。

見終わった時に、主人公と同様に見逃していた幾多もの愛が繋がっていき、魂を揺さぶられてしまって仕方ない。

こんな愛はみたことな
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東京喰種 トーキョーグール(2017年製作の映画)

4.0

窪田くんの素晴らしさ。そして、清水富美加もまた素晴らしいのである。
しかして、佐々木希の出代があれだけってのはおかしな話だよな。

「人間中心主義によってのみ語られる生態系」というアンチテーゼをはらん
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

3.8

80歳の身体で生まれ、0歳の身体で死んでいく。
60歳の身体で20歳の精神。
20歳の身体で60歳の精神。

正直、20歳の身体で60歳の大人な中身があったら、モテて仕方ないんじゃないかと思ったりして
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

5.0

平成の最後に爆誕した恋愛映画の大傑作。

恋愛に何の苦労もしたことない人は、観ても何も感じないかもしれません。
でも、恋愛に必ずと言っていいほどについて回る、ありとあらゆる「うまくいかなさ」「はがゆさ
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.7

家で映画観るときに3時間近いとどうしても敬遠してしまう。
それでもう3年くらい敬遠してきた。
それにSFそんなに好きでもないし。

と思ってたのですが。

なにこれ。

ここに写ってる世界が本当かどう
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

4.1

片田舎で、貧しく生きる二人の兄妹。
足に障害を抱える兄と、知的障害者の妹。
仕事をリストラされ、どん底にまで落ち、明日の命まで見えない日々。
限界を超えてしまった兄は、
障害を持つ妹を連れて男に尋ねる
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.3

【観客を映画監督として参加させるこの映画すごい】


舞台は緊急ダイアル室のみ。
この映画に外見ごと登場する人物はこの緊急ダイアル室にいる人間のみ。

ワンシチュエーションもの、ということでいいんです
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半世界(2018年製作の映画)

4.2

「お前のことは、お前よりも知ってる」
と言ってもらえる人生に勝るものなんてないと思うんです。
あと、夜の海に毛布を持って行って一緒にくるまってお酒を飲む。
これ以上に美しい瞬間があるだろうか?
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七つの会議(2018年製作の映画)

3.9

TBS日曜劇場祭り。
半沢直樹以降の
池井戸潤原作
福澤克雄監督
作品を彩った役者陣の演技バトル。
これでもか、と言わんばかりの。
逆にこの作品で始めて見る顔は、
今後の日曜劇場に出てくるのかなあと
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.6

チョコレートドーナツ

絶望と怒り
ほら見たことか!とどれだけ叫んだってスッキリすることなんてない。
「ハッピーエンド」を待ちわびた少年。
その「ハッピーエンド」というフレーズが映画を観終わった今もず
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.5

この映画が現実のできごとから生まれたということが、どれだけ最後に大きな感動へとつながることか。
オープニングで散々「地球」の広大さ、遠さ、果てしなさを見せ、
主人公サルーの生活環境の貧しさ、家族特に兄
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

3.6

美しい映画が、いい映画が、
面白い映画であるとは限らない。

美しいです。
すべて計算され尽くした構図による映像は美しい。
なぜ白黒だったのだろうか未だに咀嚼できてないのですが。

内容もいい。
現在
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

4.2

キャスティングにも、
登場人物をカメラの真ん中真正面に配置する撮り方も、
テンポの良さも、
全てがHEROの良いところを
そのまま活かしていて、
そこに東野圭吾の人気原作をはめこんでるわけですから、
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.9

全てがこの映画に詰まってる。

愛も優しさも怒りも悲しみも。

おしゃれで豊かで美しくて。

帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.8

気付いた時には、もう遅かった…

ヒトラーがもしも現代に蘇ったら
という設定の面白さ
ブラックユーモアの面白さ


見終わって10日以上経って、

それでもなお、

今、まだ、あのラストが

ふっと頭
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

Queenのこと、あまり知らないしと思ってこの映画を観るか悩んでたのですが、全然問題なく観ることができました。

とてつもなく深い愛の物語と、
究極の才能の物語。

フレディの苦悩が、
「天才が故の苦
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

4.4

生きてるだけで、愛。
生きるってことは、疲れるってことで、
この人と疲れてもいいって思う、
そこに愛があるのではないのかな。

多くの人にこの映画をオススメしようとは思わないけどさ、なんか、途中からビ
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スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

3.8

この映画を見終わって、映画館にスマホを落とす人0人説。

間違いなく立証されますでしょうな。

初日に観てきました。
2時間飽きることなく楽しむことができました。北川景子大好きマンとして、ハッとしたの
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.7

アイデアによる一点突破だけじゃない!

102分間すべてパソコン画面。
このありそうでなかったアイデア。
それだけでキャッチーで関心を集める。
間違いない。

でも、見終わってみると、それだけではなか
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ピンポン(2002年製作の映画)

4.3

エンドロールを眺めながら、
「あ、これ、クドカンだったのか」
と思って、松尾スズキや荒川良々、近藤公園の顔を思い浮かべた。
染谷将太じゃね?と思ったあの子は染谷将太だった。
染谷将太×クドカン見てみた
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

4.6

ずっと観ないといけないな、と思って数年経った。ようやく観れた。
この映画を観て、2回泣いた。
1回は絶望に。
1回は希望に。

誰しもが善意を持っていて、
それと同時に悪意を持っている。
で、みんなそ
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.0

この作品を「タイ映画」のジャンルに入れるのは不適切なような気がした。タイ映画を観たことないから知らないんだけど、カットも映像もクセがあるわけでもなく、スピーディでおもしろくてダイナミック。普段目にする>>続きを読む

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

4.7

リアリティってなんなんだろう。
世の中で女優もしくは男優と偶然出会って恋愛するなんて99.99%の人間は経験しない。でも、この作品のキャラクターに共感したり、ふたりの動向をずっと見てられる。
「こんな
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打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993年製作の映画)

3.9

見た人すべてを魅了する。
それを、魅力と呼ぶか、
それとも魔力と呼ぶか。

それだけの圧倒的な力が、この作品に映る奥菜恵にはある。
それを引き出す岩井俊二マジックはやはり素晴らしい。

いつだって男は
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響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

4.3

主人公・鮎喰響は紛れもなく怪物で、その異物感は、アイドル界、いや平成の芸能界最後に現れた怪物・平手友梨奈のそれと完全に重なる。
サイレントマジョリティーの頃は、オーラと表現力がずば抜けていると称された
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累 かさね(2018年製作の映画)

4.0

「べっぴんさん」の芳根京子。
「まれ」の土屋太鳳。
「表参道高校合唱部」の芳根京子。
「チアダン」の土屋太鳳。
上の二つはNHKの朝ドラ。
下の二つはTBSの金10枠。

そう、このヒロイン二人、本
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