うるぐすさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

うるぐす

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愛がなんだ(2018年製作の映画)

5.0

平成の最後に爆誕した恋愛映画の大傑作。

恋愛に何の苦労もしたことない人は、観ても何も感じないかもしれません。
でも、恋愛に必ずと言っていいほどについて回る、ありとあらゆる「うまくいかなさ」「はがゆさ
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.7

家で映画観るときに3時間近いとどうしても敬遠してしまう。
それでもう3年くらい敬遠してきた。
それにSFそんなに好きでもないし。

と思ってたのですが。

なにこれ。

ここに写ってる世界が本当かどう
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

4.1

片田舎で、貧しく生きる二人の兄妹。
足に障害を抱える兄と、知的障害者の妹。
仕事をリストラされ、どん底にまで落ち、明日の命まで見えない日々。
限界を超えてしまった兄は、
障害を持つ妹を連れて男に尋ねる
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.3

【観客を映画監督として参加させるこの映画すごい】


舞台は緊急ダイアル室のみ。
この映画に外見ごと登場する人物はこの緊急ダイアル室にいる人間のみ。

ワンシチュエーションもの、ということでいいんです
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半世界(2018年製作の映画)

4.2

「お前のことは、お前よりも知ってる」
と言ってもらえる人生に勝るものなんてないと思うんです。
あと、夜の海に毛布を持って行って一緒にくるまってお酒を飲む。
これ以上に美しい瞬間があるだろうか?
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七つの会議(2018年製作の映画)

3.9

TBS日曜劇場祭り。
半沢直樹以降の
池井戸潤原作
福澤克雄監督
作品を彩った役者陣の演技バトル。
これでもか、と言わんばかりの。
逆にこの作品で始めて見る顔は、
今後の日曜劇場に出てくるのかなあと
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.6

チョコレートドーナツ

絶望と怒り
ほら見たことか!とどれだけ叫んだってスッキリすることなんてない。
「ハッピーエンド」を待ちわびた少年。
その「ハッピーエンド」というフレーズが映画を観終わった今もず
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.5

この映画が現実のできごとから生まれたということが、どれだけ最後に大きな感動へとつながることか。
オープニングで散々「地球」の広大さ、遠さ、果てしなさを見せ、
主人公サルーの生活環境の貧しさ、家族特に兄
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

3.6

美しい映画が、いい映画が、
面白い映画であるとは限らない。

美しいです。
すべて計算され尽くした構図による映像は美しい。
なぜ白黒だったのだろうか未だに咀嚼できてないのですが。

内容もいい。
現在
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

4.2

キャスティングにも、
登場人物をカメラの真ん中真正面に配置する撮り方も、
テンポの良さも、
全てがHEROの良いところを
そのまま活かしていて、
そこに東野圭吾の人気原作をはめこんでるわけですから、
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.9

全てがこの映画に詰まってる。

愛も優しさも怒りも悲しみも。

おしゃれで豊かで美しくて。

帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.8

気付いた時には、もう遅かった…

ヒトラーがもしも現代に蘇ったら
という設定の面白さ
ブラックユーモアの面白さ


見終わって10日以上経って、

それでもなお、

今、まだ、あのラストが

ふっと頭
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

Queenのこと、あまり知らないしと思ってこの映画を観るか悩んでたのですが、全然問題なく観ることができました。

とてつもなく深い愛の物語と、
究極の才能の物語。

フレディの苦悩が、
「天才が故の苦
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

4.4

生きてるだけで、愛。
生きるってことは、疲れるってことで、
この人と疲れてもいいって思う、
そこに愛があるのではないのかな。

多くの人にこの映画をオススメしようとは思わないけどさ、なんか、途中からビ
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スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

3.8

この映画を見終わって、映画館にスマホを落とす人0人説。

間違いなく立証されますでしょうな。

初日に観てきました。
2時間飽きることなく楽しむことができました。北川景子大好きマンとして、ハッとしたの
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.7

アイデアによる一点突破だけじゃない!

102分間すべてパソコン画面。
このありそうでなかったアイデア。
それだけでキャッチーで関心を集める。
間違いない。

でも、見終わってみると、それだけではなか
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ピンポン(2002年製作の映画)

4.3

エンドロールを眺めながら、
「あ、これ、クドカンだったのか」
と思って、松尾スズキや荒川良々、近藤公園の顔を思い浮かべた。
染谷将太じゃね?と思ったあの子は染谷将太だった。
染谷将太×クドカン見てみた
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

4.6

ずっと観ないといけないな、と思って数年経った。ようやく観れた。
この映画を観て、2回泣いた。
1回は絶望に。
1回は希望に。

誰しもが善意を持っていて、
それと同時に悪意を持っている。
で、みんなそ
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.0

この作品を「タイ映画」のジャンルに入れるのは不適切なような気がした。タイ映画を観たことないから知らないんだけど、カットも映像もクセがあるわけでもなく、スピーディでおもしろくてダイナミック。普段目にする>>続きを読む

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

4.7

リアリティってなんなんだろう。
世の中で女優もしくは男優と偶然出会って恋愛するなんて99.99%の人間は経験しない。でも、この作品のキャラクターに共感したり、ふたりの動向をずっと見てられる。
「こんな
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打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993年製作の映画)

3.9

見た人すべてを魅了する。
それを、魅力と呼ぶか、
それとも魔力と呼ぶか。

それだけの圧倒的な力が、この作品に映る奥菜恵にはある。
それを引き出す岩井俊二マジックはやはり素晴らしい。

いつだって男は
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響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

4.3

主人公・鮎喰響は紛れもなく怪物で、その異物感は、アイドル界、いや平成の芸能界最後に現れた怪物・平手友梨奈のそれと完全に重なる。
サイレントマジョリティーの頃は、オーラと表現力がずば抜けていると称された
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累 かさね(2018年製作の映画)

4.0

「べっぴんさん」の芳根京子。
「まれ」の土屋太鳳。
「表参道高校合唱部」の芳根京子。
「チアダン」の土屋太鳳。
上の二つはNHKの朝ドラ。
下の二つはTBSの金10枠。

そう、このヒロイン二人、本
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ソーセージ・パーティー(2016年製作の映画)

4.1

くだらない。
別にこの映画は観てもみなくてもいいと思う。

でも、こんなに気楽に笑いながら観れる映画がある世の中は素敵だし、
この映画もまたすごく素敵。

言葉回しが上手いなと思ったし、
食材を擬人化
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ラヂオの時間(1997年製作の映画)

3.5

カメラを止めるな!で上田監督が影響受けた作品として挙げられるこの作品。
なるほど、確かに…
ってここに色々関連書いちゃうと、それはネタバレになるのか…など色々考えてしまうわけでございますので、、、
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二重生活(2016年製作の映画)

3.9

テーマがすごく好き。
尾行。理由もなく尾行すること。
たとえば、刑事は事件の真相を追求するため。犯人を捕まえるために尾行する。
ストーカーは己の欲求を満たすために尾行する。
たしかに、主人公のたまだっ
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検察側の罪人(2018年製作の映画)

4.4

「木村拓哉は終わらない」

木村拓哉が最高だった。
そして、この作品が今後、少なくとも10年は、木村拓哉が終わらないことを証明してしまった。そんな感想。
木村拓哉を作品に落とし込む時に、みんな見たこと
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サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)

3.9

良作。
大根監督によるリメイク作がそろそろ公開されるということで、鑑賞。
怪しい彼女の主役の子がまだ幼い感じで最初気づかなかった。
現在と過去のストーリーが追走しながら、物語は進む。どこへ向かうんだろ
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.8

なんの情報も入れずにこの映画を観る。
それだけで2018年のあなたの映画ライフは満たされる。
断言できる。
あなたはこの映画を好きになる。

だから、上映してる映画館だけを調べて、乗り込んでください。
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パンク侍、斬られて候(2018年製作の映画)

3.8

カタルシスなんていらない。
この映画をこれから観る…いや体感するすべての人に言いたいのです。
この映画を観て、なにかを、その〜…教訓的なもの、とやらを得ようとしないでください。
これはそういった類の作
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ニッポンの大家族 Saiko! The Large family 放送禁止 劇場版(2009年製作の映画)

3.6

Netflixにて。
見終わってから後でドラマ版があったことを知ったので、楽しみ方として半分でした。

見終わって、ネタバレサイトを見て、
より面白さが、発見が、
じわじわと。

そうか、あの半紙の意
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.9

「湯を沸かすほどの熱い愛」以来の大号泣。大傑作。

評価4.3とかついてたから、それなりに期待して、ハードル上げて観に行きました。
結果、そのハードル越えてきました。
めちゃくちゃ泣きました。

主人
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スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

4.3

観客それぞれが生きて来た道を、エンターテイメントの力で、全力で肯定してくれる。
その構造が素敵で、なるほど、これは傑作だ。

万引き家族(2018年製作の映画)

4.7

最高の化学反応を見せられ続け、見終わった後も、ずっとこの映画から与えられた問いが残り続ける。有意義とはこういう作品のためにあるのだろう。

家族、真実、正しさ、つながり。
人と人とを繋ぎ、留めるものは
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

4.5

小松菜奈小松菜奈小松菜奈小松菜奈小松菜奈小松菜奈小松菜奈小松菜奈小松菜…
あ、どうもすみません。もう、今、脳みそを全て小松菜奈に持っていかれておりまして。気をぬくと小松菜奈しか言えなくなるんです。もう
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ソロモンの偽証 後篇・裁判(2015年製作の映画)

3.3

前篇はよかった。
ただ、、、

後篇。
正直に言うと、この物語の一番大きなQ&Aの組み合わせが、全然想像を超えてくれなかった…
という印象。

あと、自殺した子の

圧 倒 的 メ ン ヘ
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