曇天さんの映画レビュー・感想・評価

曇天

曇天

テーマとかジャンル分けばかり気にします。
2017年(劇場27、感想40)
16年ルーム、聲の形、シンゴジラ、日本で一番悪い奴ら、この世界の片隅に、スティーブジョブズ、死霊館エンフィールド事件、オデッセイ、エクスマキナ、帰ってきたヒトラー
15年バードマン、サンバ、アメリカンスナイパー、フォースの覚醒、ホーンズ、悪党に粛清を、フォックスキャッチャー、ドラフトデイ、エベレスト、でーれーガールズ

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生きのびるために(2017年製作の映画)

4.5

原題"The Breadwinner"

原作はカナダ人作家デボラ・エリスの同名の児童文学。
男と同伴でなければ女は外出が禁止されていた時代のアフガン。ある日父親が娘に読み書きを教えていたかどで逮捕さ
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.5

「大人が観ても面白い」ならぬ「子供が観ても楽しめる」映画。
なぜならずっと子供の目線でカメラを追っていて、犯罪に関わる部分は映像では映らないから年齢制限もクリア。何より主役は子供であって、大人は脇役の
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.0

まぁこんな題材どう転んでも興奮するわな。原作は未読。
ビジュアルイメージが強烈でかつSF小説とあって個人的に期待し過ぎていた感もあり、紐といてみればストーリーはよくあるヤングアダルトのそれ。ストレート
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ミスミソウ(2017年製作の映画)

4.5

観客はきっかけとなる凄惨な事件は悲しい出来事として観るんだけど、そこから生まれる血塗れのアクションを楽しむためにも観る。こういった矛盾を映画は成立させてくれる。ビジュアル面では明らかに「スプラッタを見>>続きを読む

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

4.0

「孤独に死にたくない」冒頭のこの言葉が超重要でした。
好きな女の子に声もかけられず世の中に嫌気が差した男ハンクが無人島で自殺しようとしていたところ、一体のオナラをする死体を見つけて無人島を脱出する。十
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.0

「あなたには分からない、私がどれだけ愛しているか」
これはマイノリティではないこちら側に向けられた言葉であるようにも聞こえた。ストレートな感情を表に出すシンプルなお話だが、普段それができず隠して生活し
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.0

3つの看板広告から不和が広がっていく、というワンアイデアながらこの看板は置いてあるだけでもかなり問題であることはすぐわかる。娘の死んだ経緯を書いた上で、警察署長を名指しで捜査進展を要求していて、広告看>>続きを読む

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.5

松岡茉優の一人喋りでずっと物語を引っ張る快作。彼女は好きな部類だったけどこんなに面白く演技できる人だとは知らなかった。綿矢りさの原作は台詞が少なく独白調。台詞のほとんどとギャグと細かな展開は大久明子監>>続きを読む

怒り(2016年製作の映画)

4.5

じゃあ『フェンス』もやったのでこちらも軽く。こういうのは落ち込んでる時には清涼剤ですね。自分の日常がまだマシだと思えて、人に会いたくなります。

系統は違うけど言われてみれば似ている3人、松山ケンイチ
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フェンス(2016年製作の映画)

4.5

黒人差別の残る50年代、ゴミ回収の安月給で2人の息子を育て上げたトロイ。上はジャズミュージシャンを目指し、下は大学からフットボールのスカウトが来ている。仕事終わりには庭先で長年の友人と一杯引っかけ、メ>>続きを読む

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

4.8

スター・ウォーズの換骨奪胎。SWとはどんな話なのかを今一度考え直そうという志向を感じた。

『フォースの覚醒』ではスターウォーズという映画が観客に向かって真正面からサービスを提供していたのだが、本作『
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ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

4.3

ゴッホの絵の中の情景が多く登場する。持ち味のパースの狂った室内の床など笑ってしまう。それらもカメオ的映り込み程度なので、知らなくても全く問題ない。実際自分は知らないまま観たら最後に結構驚いて、知らない>>続きを読む

AMY エイミー(2015年製作の映画)

3.9

例えば科学の分野で若くして素晴らしい業績を上げて有名になった研究者がいたとしても、外出の度パパラッチにたかられたりトークショーで中傷されることなんてないわけで。エイミー・ワインハウスの生涯からこれに近>>続きを読む

すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

3.8

自分が好きだった映画音楽やその作曲家がどんどん登場してきてミーハー心くすぐられる。単純にメドレーとして楽しんでしまった。007(ジョン・バリー)→続・夕陽のガンマン(エンニオ・モリコーネ)→めまい(バ>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

怖い予告で楽しみにしていた『ゲットアウト』、ようやく観れました。観終わってみるとお話自体に真新しさはない。とか観終わった直後は思ったけど、細かい事抜きにすれば素直に怖くて楽しめる逸品。ではこれから細か>>続きを読む

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.0

この映画、なぜだかよく失敗するシーンが出てくる。
車のカギを落としたり車の駐車場所を忘れたり間違えて車を急発進させたり、医者の名を呼び間違え、大勢いる中で意思疎通ができず、甥の彼女に気持を察しろと指摘
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虐殺器官(2015年製作の映画)

4.0

原作に感銘を受け、アニメ化にも期待し、首を長くして待った後に鑑賞。時間がなく未だにこの著者を咀嚼し切れていないが現状での覚書を。

原作は純粋な魅力に満ちている。エンターテイメントの中で勉強できれば得
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午後8時の訪問者(2016年製作の映画)

3.6

小さな診療所を訪ねた女性を招き入れずにいたら、翌日刑事の聞き込みで彼女の死を知り、罪悪感を感じて単独で捜査を開始。死者は身元不明で無縁墓に入れられたので家族に知らせたいという理由もあった。

主人公が
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スパイダーマン ホームカミング(2017年製作の映画)

4.5

また面白い映画がやってきた! やってきて早2か月見逃すところだった。
アメコミ映画の振れ幅すげえ。よーし今日も分析するぞー。

かなり没入型の映画だった印象。冒頭は今回のヴィランが誕生するまでの映画『
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.0

先進国の裕福な家庭で不自由なく生きるってのは誰でも憧れることだろうけど、一度、自分の帰属がそこにはないと感じてしまうと落ち着かないものなのかもな。
サルーは兄の仕事について行った際、列車に取り残されて
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ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

4.5

これぞ現代のヒーロー映画といった趣き。コミックではなくむしろ小説で書かれそうな内容だと思った。表では会計士、裏では汚れた金を扱いながら追っ手を寄せつけない殺し屋。そんな現実離れした人物がどうやってそこ>>続きを読む

手紙は憶えている(2015年製作の映画)

3.5

冒頭で主人公は老人ホームの中をヘルパーの助けを借りて歩くのだが、知人と行き交う度に名前を教えられるのをうっとおしく感じる。お年寄りというのは本当の症状以上に気を遣われ過ぎていて、それを疎んで、あらかじ>>続きを読む

アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男(2015年製作の映画)

4.1

映画として普通に面白い。
フリッツ・バウアーは異端のナチハンター。検事長ながら法を逸脱したやり方で捜査する。しかし、連邦情報局の要職にはナチ側の人間がいて妨害を図ってくる。本人はユダヤ人であるために復
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.8

史実の振り返りを後述したので感想からいくと、思わず今年一番好きな映画になってしまった一本。自分が好きなのはひとえに撤退作戦の持つ「戦わずして逃げる」という性格を前面に押し出している点。『プライベート・>>続きを読む

パッセンジャー(2016年製作の映画)

3.5

デートで観ても女の子に文句言われないタイプのSF映画なのかなと思いながら一人で鑑賞。

広い宇宙船に2人っきりでロマンチックに浸りたい人向け☆かなと思ったら割とシビアな問題が出てくる。事故で一人だけで
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

4.0

どう書くか色々考えましたが批判も手放し大絶賛もしないことにしました…。色んなところで小規模にバズってるけどあんまり話題にならないからモヤモヤしてましたが、自分もそれに乗っかるほど反フェミニストではない>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.5

まただ。韓国映画にまた驚かされた。
『グエムル 漢江の怪物』は国に翻弄される国民に警鐘を鳴らす社会派怪獣映画だったが、パニック映画の皮をかぶりながら危機意識を揺さぶる映画がまたやってきた。…といった第
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パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊(2017年製作の映画)

3.8

色々思い出したわ。史実とは異なる海賊像を出して臆面もなく海賊万歳をやっちゃうし、童話並に魔法の力に頼っちゃうし、いい感じのペアがくっつく様が必ず見れる。最初からそうやって成立してたシリーズだった。でも>>続きを読む

ハードコア(2015年製作の映画)

4.0

制約がある中での自由の楽しさがとてもよくわかる作品。脚本的アイデア、テーマ的アイデア、アクションのアイデアの全てがよく練られている秀作。

全編FPS視点が最大の触れ込みではあるが、主人公はサイボーグ
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LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

4.6

X-men映画も早10作目。昔ながらのシンプルな作りでかなり好きです。

今までのX-men映画がアメコミなら今回は完全にグラフィックノベル調。荒野が舞台の西部劇風味、頼る者がない孤立者のロードムービ
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美しい星(2017年製作の映画)

4.0

さすがの吉田監督、考えなくても観ているだけで楽しい。
原作の粗筋を見る限り、脚本にはかなりアレンジが加えてある。「地球温暖化」という現代風のトピックに見合うように、各パートでパズルのような擦り合わせが
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ソング・オブ・ザ・シー 海のうた(2014年製作の映画)

3.8

アイルランドの羽衣伝説、セルキーを題材としたアニメーション作品。
海外のアニメ作品を観る時に楽しみなのは独自のキャラクターデザインや表情のアクションなど。カートゥーンひとつとってみても見たことのないバ
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夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

4.5

最高!
テレビアニメ『四畳半神話大系』が好きな私からしたら題材から座組みまでどう転んでも傑作でしかないんだが、ここまで驚かされるとは。劇中ずっと湯浅監督独特のあのオーバーな戯画的表現と哀愁漂う比喩描写
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バーニング・オーシャン(2016年製作の映画)

4.3

観てよかった。災害の怖さがわかる。どうなるかわかった上でも緊張感を煽り、詳しい原因は説明せずに事故までのプロセスを視覚的に表現して見せている。特に泥水が噴出するまで、引火する火種が出来るまでが丁寧に描>>続きを読む

セルフレス/覚醒した記憶(2015年製作の映画)

3.5

ライアン・レイノルズは立て続けに似たような役柄をやってるのが可笑しい。『デッドプール』では人体改造されて醜い面に生まれ変わり、『クリミナル 2人の記憶を持つ男』では死んで他人の脳に記憶を移植されるCI>>続きを読む

キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

4.3

夕陽にキングコングの立ち姿がこんなに映えるなんて。

王道のモンスターパニックをやってて好感。しかもドラマも面白い。とにかく各所のシークエンスで浪漫衝動を否応なく掻き立てられる。冒頭の墜落シーンからも
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