babyさんの映画レビュー・感想・評価

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場所はいつも旅先だった(2021年製作の映画)

3.8

すきだった。そして穏やかな気持ちになれた。

日々つめつめのスケジュールに追われて、土日はその反動でうまく行かないことも多い。でも、こんな映画に会えたら自然と自分に余白ができるの。そうすると少しだけ他
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

鑑賞してからしばらく経ちました。
すっごく満足度が高かったし、楽しめたし、いろんな思考を巡らせたけど、なんだかスクリーンから挑戦状を受け取ったみたいに、私にとっては難しい作品だった。多分私の思考が追い
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恋におぼれて(1997年製作の映画)

3.4

もう少しあがると思ってたので少しがっかり...。多分2人の気持ちが沸々する感じがもうちょっと見たかったのかも。復讐の数が多すぎてそっちに気を取られた感はややあったかも。

でも向かいのビルで監視し続け
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マネキン(1987年製作の映画)

3.7

ずーっと気になっていた作品をやっと!!
こういうファンタジーとラブコメ混ざってる作品大好き。ツッコミどころはあるけど幸せにしかならないんだもん。強引な感じ?今はなかなかないパワーがあって私は好きです(
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ファニー・ページ(2022年製作の映画)

3.9

この作品が持つテンションが好き。

出てくるキャラクターも個性的で良かったし、何よりインディーズ感ムンムンなチープな演出が好きだった。

葛藤とか焦りとか自分のことでいっぱいいっぱいになる10代。そん
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ハム・オン・ライ(2019年製作の映画)

3.5

まどかさんのトークショー付きで100倍楽しめた気がする。

作品の第一印象はなんか軽い、だった。カセットテープのちゃっちい音みたいにカラッと軽くてどこか荒くてでも癖になるようなそんなイメージ。そこから
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プリティ・リーグ(1992年製作の映画)

3.8

容赦ない女性軽蔑の嵐。
でも、こんな時代があったって知れることはわたしにとってはかなり重要。しかも、エンタメとして描かれているから届きやすいし、彼女たちが前向きに自分たちで地位を獲得していく様子にもグ
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ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

4.0

ジャッキーブラウンの生き様。タフで聡明で、それでいて人間的。わたしは大好き。
ほろ苦いような、そうでないような。あんな大人の恋、スクリーン越しにみたら憧れちゃうよ。

わたしが大好きな作品『ニューヨー
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.8

何に重ねたのだろう。
わからないけど途中一度観るのをやめにして、ぼーっと考えていたら涙が出ていた。

わたしはどちらにも当てはまるような人ではない。もともと家の育ちが良いわけでもなければ、反対に上京も
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ガール・ピクチャー(2022年製作の映画)

4.2

この映画に救われた。
自分も気付かない間に映画に助けを求めていたみたい。この映画を観ていろんな場面で涙が出たのは、きっと不完全でもいいことを伝えてくれていたから。彼女たちは完璧とは程遠いところにいて、
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セールス・ガールの考現学/セールス・ガール(2021年製作の映画)

3.2

予想外。コメディ要素も強め作品だった。
ところどころテンションが独特で私は置いてかれちゃったけど、彼女自身のキャラはかなり良くて、不完全だけど少しずつ自分に素直になって前に進むみたいなストーリーが好き
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ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)

4.0

ドキュメントの力は、この世界のどこかにこういう人がいるって教えてくれるところ。だからこの世の中まだ捨てたもんじゃないって感じさせてくれる。
リトルガールを観た時もそんな感じだったな。

私の考えは、一
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.0

これはすごい!観てよかったと心から思えるエンタメ作品でした。そして圧巻。

マリオでもいろんなゲームがギュッと詰まってるのに無理矢理感はなかったし、スムーズに観れるのもいいところ。これは世代の人とか任
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.8

最近書く余裕がなくなった。
書く余裕だけでなくって観る余裕もなくなって、自分が好きな自分から遠くなる自分を感じて寂しくなった。

この作品を観て、色んなことを感じたけどぽっかり穴が空いて、集中できない
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コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

4.2

雪景色がよく似合う。

冷たくて寒さは厳しくて。
でも雪は触ると柔らかくて体温で溶ける。

2人はそんな2人。

この作品のエンド、あの笑顔で私の心も一瞬で溶けた。

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

3.4

、、、。難しい。私の映画のモチベが低かったからなのかな?ちゃんと見れてなかったのかな?なんて思ったけど今の感情を素直に。

どちらかというとこの中の世界は人喰いが存在するものとして割と浸透しているのか
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

-

ごめんなさい。私スラムダンク一度もかじったことがないのと、バスケすらもあんまりよくわかってないから評価はしないでおきます。

でも、正直うわー、、ずるいなって思った。わからなくてもちゃんと面白いし、も
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Love,サイモン 17歳の告白(2018年製作の映画)

3.8

私にとって思い出の映画。久しぶりにその時の出来事を思い出して見直すことに。

初めてのアメリカ旅行の行きの飛行機で、まだ日本未上映だったタイミングで軽く観たのがきっかけだった。学生の当時、色んなことを
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ニューヨーク・ニューヨーク(1977年製作の映画)

4.3

この歳になってマーティンスコセッシの魅力がわかるようになってきた!!!嬉しい。絶対これ学生の時に観てても刺さりにくいというか、絶対今観れたから大好きになれた気がする。

年明けに観た二本立てと、一昨年
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青春群像(1953年製作の映画)

3.7

これ、好きな感じがたくさん詰まってた。5人組の若造のエネルギー有り余ってる感じとか、葛藤とか、だらしなさとか。こういう作品は好き。しかも決まってエンドは主人公じゃないような子が主人公になり得る瞬間とい>>続きを読む

8 1/2(1963年製作の映画)

3.6

悔しい。本当に悔しい。
久しぶりに見た『8 1/2』。
以前観た時は大好きなのに分かりきれない内容だなと思った。でも今回は時も経ってるし、映画館だし、また少し違う感情かなーなんて少し期待した。

でも
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リミッツ・オブ・コントロール(2009年製作の映画)

3.4

今までジム・ジャームッシュ作品好きとか言ってたけどこの作品の存在すら知らなかった、、、。近所の珈琲屋さん店主とよくジム・ジャームッシュ作品について話すんだけど、その流れでこの作品だけ色が違うよねなんて>>続きを読む

タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.0

35mmで観るタクシードライバーは家で観るタクシードライバーと180度違って見える。もっと贅沢で、もっと滑稽で、もっと官能的。NYの街をタクシーで流しているシーンは異常なほど色味が感応的に感じ、最後の>>続きを読む

レイジング・ブル(1980年製作の映画)

3.4

彼の作品は意外と観よう観ようで観ていない作品ばかり。多分いつもみる作風とはガラッと変わるから手を出しにくい。だからこそこうやって、好きな映画と二本立てで観れるとちょうどいい!なんて思えるから名画座は好>>続きを読む

ハピネス(1998年製作の映画)

3.6

こんなにカラッとしたグロさは他にない。でもこれは大袈裟なのはわかるけど、割とみんなこんなもん。多分。頭の妄想や考えだけ切り抜いたらかなり危ないと思うな。
それをあまりにもスマートに淡々と流すもんだから
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

いやー、、、この作品のエネルギー化け物級だと思いました。圧巻。

めちゃくちゃ自分の話だけど、ちょうど広告代理店もやってる会社に入って、まさにドンピシャ!!と思ったのから始まり、恋はデジャヴが好きな子
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愛についての歌(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

やばい。久しぶりにきたこの感じ。

沸々と、じわじわと自分の中で映画とコネクトして感情が溢れる。帰り道の恵比寿はいつも以上に景色が映画的に見えて笑みが溢れてしまう。
何度か書いているし、言っている気が
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パーフェクト・ノーマル・ファミリー(2020年製作の映画)

3.7

この感じの作風で
子供目線多いって新鮮に感じた。

アウテーネ。彼女の生い立ちとか、本当の自分で生きたいって思ったら転機って必ずしもあるはずなのに、そこを描かなかったということが、子供目線をより体現し
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ストランペット(2001年製作の映画)

3.6

私はやっぱりダニーボイルが好きなんだ。

確かに、映画人作品として満足がいったかといえば、元気にハイとは言えない。でも、それ以上の端くれ者への愛を感じた。自然とお互いのピースを埋める。そんな作りも好き
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ドライヴ(2011年製作の映画)

3.5

静かなライアン・ゴズリングは
どうしてあんなに瞳で語ることが
できるのか誰か教えてほしい。
すごすぎる。

これは純愛の物語なんだね。
しかも最初から最後まで静かーに。
それがより映画的に感じたし
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マーシャ・P・ジョンソンの生と死(2017年製作の映画)

3.6

セクシャルマイノリティの人たちってまとめて伝えることが多い中で、この作品はその中にも差別があることを教えてくれた。
どう埋め合わせをしようと、当事者にはやっぱり当事者の意見があるのだろう。
でもそうや
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