TJさんの映画レビュー・感想・評価

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はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.5

周囲の音、街の喧騒、繊細な美声に支えられた名盤が世に生み出されるまで。

ONCEのような奥ゆかしさも、男女の目配せで魅せる大胆さも備えたラブストーリー。マーク・ラファロのセクシーな相槌、キーラのたま
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ヤング・ゼネレーション(1979年製作の映画)

3.5

最近ロードバイクを買いまして。かんかん照りの日に風を切る心地よさがたまらんです。映画を見る時間も削って漕ぎまくってたら、紹介された作品。

自転車に賭ける青春。石工の町で育った4人は大人になるにつれ
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デス・トゥ・スムーチー(2002年製作の映画)

3.5

人気子供番組の裏側を描くブラックコメディ。おもろかった。

売れない役者から一躍スターになったスムーチー(ノートン)、元主役のランドルフ(ロビン)の嫉妬や、代理人・マフィアも絡むショービジネス。

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ボーイズ・オン・ザ・サイド(1995年製作の映画)

3.0

小さい頃から何故か80〜90年代のアメリカ映画が好きで、女性が強く輝く映画が好き。

フライドグリーントマト、スティール・マグノリア然り、この作品も女性同士の絆が光る良作でした。

大好きな女優陣が織
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恋人たちの予感(1989年製作の映画)

4.5

「魅力的だが寝たいと思わない最初の女性だ」

一番キュートなメグ・ライアンに会える珠玉のロマンティック・コメディです。

熟年夫婦の馴れ初めスクリプトを挟みながら進む(進まない)二人の関係。妙な出逢い
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クライマーズ・ハイ(2008年製作の映画)

4.0

「坊や」、「僕」とこき使われ、新聞記者の雑用のアルバイトをしていた頃、この作品に出会いました。

「スクープは山登りと同じ」1985年8月。昭和の煙たさが篭る社内、けたたましく鳴る電子音に振り回される
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ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男(2014年製作の映画)

4.0

貧困とゴスペル、アポロシアターの成功、宇宙一の右腕バードとの友情、そしてファンクの帝王の盛衰。

ホアキンのジョニー・キャッシュや、ジェイミーのレイ・チャールズ等、音楽界の偉人映画は数多くありますが、
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ウェディング・シンガー(1998年製作の映画)

3.5

数ある劇中のカップルで一番好きなドリューとアダムの初共演作!

愛すべき80sに狙い過ぎてないコメディタッチと甘々な展開、すべてが心地いい王道ラブコメ♪

決してロマンチックではない出会いがあって、コ
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イントゥ・ザ・ワイルド(2007年製作の映画)

3.5

究極の人生、極限の生き方。偽りの自分を抹殺するため、これ以上文明に毒されないように荒野に姿を消す…キャリアは20世紀の遺物と言いのける若さが眩しい。

顛末含め、希望に溢れた作品なのかなと。無謀な中の
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ローマの教室で 我らの佳き日々(2012年製作の映画)

2.5

言葉の意味とは裏腹に、夢を持つことが無謀で無計画といわれる時代。子どもが子どもで居られる時間は年々短くなっているのかも。

学校は、教師はどうあるべきか。使命感溢れる補助教員、システマチックなベテラン
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オール・イズ・ロスト 最後の手紙(2013年製作の映画)

3.0

穏やかなさざ波のイントロと対照的に、「I'm sorry…」から始まる絶望的なストーリー。

出演:ロバート・レッドフォードのみ。大海原にたった一人。撮り方・演じ方も違えば壮大な一人コントにもなりかね
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ネクスト・ゴール!世界最弱のサッカー代表チーム0対31からの挑戦(2014年製作の映画)

3.5

What a joke,31 without loss‼︎

サッカー世界ランキング最下位、公式戦全敗。かつてオーストラリアに31点与えた屈辱的な記録を持つ米領サモア。負け犬たちのドキュメンタリードラ
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陽のあたる教室(1995年製作の映画)

3.5

他人に何かを教える。誰かの人生に触れ物語を形どる。どれだけ尊く難しいことか。

音楽教師ホランドの半生。片手間で始めた教師業が次第に熱を帯びる。『いまを生きる』、『フリーダム・ライターズ』同様、自ら規
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カリフォルニア・ドールズ(1981年製作の映画)

3.5

カリフォルニア・ドールズが待望のDVD化。ありがとう発掘良品。めちゃ良かった。

『チャンプ』に似た、古臭さの中の普遍的な良さ。女子プロレスのスポ根要素だけでなく、笑いのテンポ、熱戦のアクション、ドー
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バルフィ!人生に唄えば(2012年製作の映画)

3.5

聾唖の青年バルフィのめくるめく半生。そして彼に惹かれる二人の女性。愛の言葉は活躍しない優しいラブストーリー。

人妻シュルティとのくすぐったい前半、自閉症の幼なじみジルミルとの危なっかしい中盤。そして
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ドラムライン(2002年製作の映画)

3.0

生意気だけど超優秀なデヴォンのドラム愛。大学のマーチングバンド部が舞台の爽やかなドラマー映画です。

マーチングバンド×映画の相性の良さ!精神的に未熟な彼が、挫折を味わいチームワークを知り研ぎ澄まされ
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

4.0

戦地での人探し。尊くも儚い命が一つ二つと散り、不安や怒りが募る中で、少しずつ顔をのそがせる命題とは。

丁寧に残酷に撮られた戦闘シーン。美しい自然や、交わす会話もそれの引き立て役に過ぎないんやね。
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恋と愛の測り方(2011年製作の映画)

3.0

長く一緒にいると生活音だけで機嫌も分かるもんで。機能不全な夫婦の『last night』に迫ります。

キーラ出演作の中でもズバ抜けて色っぽく見える作品でした♪

人は常に新しいものを求める。「私たち
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リプリー(1999年製作の映画)

3.5

誰にでも一つは才能がある。言わずと知れた『太陽がいっぱい』同様『The Talented Mr. Ripley』を下敷きにした偽装サスペンス。

御曹司で洗練されたディッキー・グリーンリーフ(ジュード
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ソウル・サーファー(2011年製作の映画)

4.5

アクシデントで波を恐れても、また育った海へカムバックする。隻腕のサーファー、べサニー・ハミルトンの実話ドラマ♪

片腕を失っても、その波に乗れなくても、そのままの自分を受容しまたパドルする。己が変われ
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.5

華やかで絶妙なバランスのカットの連続が息もつかせぬテンポで。何度も推敲されたようで直感的。劇中登場する「少年と林檎」のように筆舌に尽くせぬ作品ですね。

ロビーボーイや支配人はじめ登場人物の軽妙なトー
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ミルク(2008年製作の映画)

4.0

彼が救った人間は数え切れないですね。クローゼットに隠れていた男がリーダーに。名匠が撮り名優が応えた以上に、意味がある作品でした。

言葉で分けられないから、心根が見えないから争いは起きる。私利に走らず
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きみがぼくを見つけた日(2009年製作の映画)

2.5

従来のタイムトラベル系を一捻り、といったところでしょーか。能力は周知の事実で突然とんでしまうから、一緒にいられる今この瞬間を大切に…という点はわかるのですが。。

未来・過去を行き来しつつ「不変の軸」
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バーディ(1984年製作の映画)

4.0

こんなラスト見たことない。しばらく言葉が出ない。いや出る。語彙がないだけで声は出る。顔コレ( ゚д゚)ほんまコレ( ゚д゚)レビューになってないけどwこりゃ見てもらわんと。

鳥好きで不思議な少年バー
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アメリカン・ピーチパイ(2006年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

サッカー漬けな女子高生が男子サッカー部へ!

女の子支持高めなので「どーせチャニング目当てでしょ」と思いながらも、意外とユニセックスな青春コメディ♪この頃のアマンダ・バインズかわいいなーーw

Jum
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プルーフ・オブ・マイ・ライフ(2005年製作の映画)

3.0

数式で皮肉を言い、証明を検証し合う家族にも解けない人生の命題。

かつての天才も今は療養中の父と過ごす日々。冬と夏、過去と現在を行き来しながら、ヒステリックな女性のとある葛藤を紐解くドラマ。

浮沈を
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.5

「想えば招く」ダークファンタジーでありおっさん哀歌。手垢のついた言葉だけど映画愛に溢れた作品。

舞台製作で復活を目指す中年男。煌びやかなブロードウェイの舞台裏。全く違う畑へ進む彼同様、この作品もアグ
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ブギーナイツ(1997年製作の映画)

3.5

誰にでも取り柄はあるもんで、デカチンでスターダムを駆け上る青年の成長記。

AV業界を取り巻く4コマ映画といったところwデカすぎるアレを見つめる名俳優達の「ohジーザス…」な表情がオモロ過ぎww

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パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

4.5

守らなきゃいけないものがある。けれどいつも何かに追われてる気がして苦しくて。ある時、急に叫びながら走り出したくなる貴方にお勧め作品w

まっさらなアダム・サンドラーに降りかかる多様なストレス。時に原色
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コールド マウンテン(2003年製作の映画)

3.5

コールドマウンテンの深い雪原に燃えるような純愛。南北戦争が引き裂く二人の距離。

『風と共に去りぬ』のような不条理・残虐さを描きながら、エイダとインマンの愛、相反する女性の友情がよく映える。

オスカ
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バベル(2006年製作の映画)

3.5

「人は失ったもので形成される」と語るイニャリトゥ監督が描く人間の色情と慢心。子の涙。

モロッコ、メキシコ、アメリカ、日本をつなぐ凶弾。うすく繋がった文学的なストーリーは映画向きでない気もするし、映画
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フリーダム・ライターズ(2007年製作の映画)

4.0

小気味よいバース毎に痛みを吐く。暴力でよどんだブロンクスで育った生徒たちは強くて弱い。そんな彼らをフリーダムライドのように導いた教師の生き様が気持ちいい。

国語教師としてソーシャルワーカーとして1人
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チャンプ(1979年製作の映画)

3.5

父権の弱さをこれでもかと。男同士の友情、最高の父子映画。ベタでチグハグやのにめっちゃ泣ける…!

天才子役リッキーと、アンジーの父ジョン・ヴォイト。息子の金でギャンブルに走る元ボクサーの父を「チャンプ
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スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.5

楽天的なムードはなく、スラムの厳しさの中に「本当のインド」が垣間見える。

英国の植民地支配が〜と能書垂れる知識は無いけど、この先もインド映画の物差しとして残る作品。

伝統的手法を裏切った
最下層に
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恋人たちの食卓(1994年製作の映画)

3.0

"ドラマを演出する監督"と自称するアン・リー監督。人生の機微に触れる家族の姿を描いた台湾映画です。

岐路に立つ娘3人と男やもめの父。恋、仕事、病気、妬みや忘恩。それぞれの想いが毎週日曜、食卓の上で交
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イコライザー(2014年製作の映画)

3.0

ホームセンターのおっさんが工具で敵をゴリゴリしばく!元CIAの殺人マシーーン!主人公同様、いたってマジメなスリラーアクション♪

洗練された戦闘シーンで勝負したんですね。『トレーニングデイ』タッグ復活
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