USKさんの映画レビュー・感想・評価

USK

USK

映画(275)
ドラマ(0)
アニメ(0)

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

4.3

久々にこれは劇場で観たいと思って楽しみにしてました。で、しっかり期待値を超えてくれるの嬉しい。
大筋は人類 VS AIていうもう擦られまくってるテーマなんだけど、この作品はAIの生き残りをかけた戦いと
>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

2.8

公開前にちょいちょい炎上していた割に蓋を開けてみたら結構好意的な評価が多いみたいだったから、やはりそこは井上雄彦さんの凄いところなのでしょう。
で、その波に流されないように期待値フラットに保ちつつ観て
>>続きを読む

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

3.4

 いつか観るリストにずっと入ってた作品。極音上映にて鑑賞。今回見逃してたらもう観てなかったかもしれない。
 ラースフォントリアーだから一筋縄ではいかないんだろうなってたかをくくってだけど、まあそうだっ
>>続きを読む

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.7

 この作品の評価を「全編ワンカット」に見出す事は容易だけど、例えワンカットに見せなかったとしても、なお名作戦争映画たり得たでしょう。斬新な題材はもちろん、そもそも各シーンの画力がハンパなかった。ダンケ>>続きを読む

スキャンダル(2019年製作の映画)

2.8

 予備知識なしに観たのが悪かった。FOXがどういうメディアで、トランプとどのような関係にあったのかを知っておけばより楽しめたんだろう。まぁ予備知識無しに楽しませろよ、とも思うわけだけど。とりあえずべし>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.3

 これだけの豪華キャストで、rotten tomatoesでも97%の高評価。期待値は高まらざるを得ない。一応期待には応えてくれて、ミステリー作品としては秀作だと思ったものの、結末に特に斬新さはなく、>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.1

 この映画は完璧なエンディングをなし得た数少ない作品の一つと言っても過言ではないです。非の打ち所のない完成されたエンディングは、大傑作と言えどもそう簡単に作れるものではない。というかラストシーンにそこ>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.6

 もう余計な笑いはいらないとか、台詞が不自然だとか、普段なら絶対ハマらないはずが、全てを凌駕してしまって、良かったですね。カオティックで。面白かった。
 なんか万引き家族と似たような状況から始まり、ご
>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.3

 フォードvsフェラーリというか、フォードの経営陣vs下請けのレースチームの話。この映画観て自分が車好きじゃない理由が、今日のコンパクトで広い居住空間みたいなダサ路線のトレンドのせいなのではないかと実>>続きを読む

KIN/キン(2018年製作の映画)

3.6

今年一番で意外と良かった。設定のユニークさや、ガジェット類のデザインにセンスを感じる。このくらいの規模のSF作品の中ではかなり優秀な出来ばえでしょう。クライマックスの伏線回収シーンの映像力けっこう高>>続きを読む

ブライトバーン/恐怖の拡散者(2019年製作の映画)

3.7

おおよそ期待してた通りで結末も裏切らない、予想外な展開もまぁなかったけどそれでもまあまあ楽しめた。こういう正義不在の話って嫌いじゃない。それにスーパーマンのあの目から光線出すやつ悪役っぽいな、ていう>>続きを読む

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

2.8

可もなく不可もなくというよりは、可もあり不可もありと言った感じ。
正統な続編といいながら期待感は殆ど高まってなかった今作。アクションはなんとか期待を超えて来てくれたものの、ストーリーがいかんです。
>>続きを読む

ジェミニマン(2019年製作の映画)

1.7

今回3D+inHFRとやらで鑑賞したわけですが、のっけからひどく安っぽい画面に一瞬にして興醒めしてしまいました。なんでだ……。昔のテレビドラマを観ている様な妙な感覚に終始襲われてた。スクリーンに対す>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.1

いやもうストーリーはガン無視です。アクションだけ観ましょう。物語の展開を楽しもうなどとは決して思わないことです。そのくらいマジで酷い。絶対かと思われた鉄の掟も、意外と許してもらえちゃうし。逆にストー>>続きを読む

サラブレッド(2017年製作の映画)

4.1

秘密めいた二人の少女の友情が共振し、次第に狂気を帯びていく。随所にセンスの良さを感じさせる高級感漂う作品ながら、日常感漂うリアリズムも忘れておらず、やたらにスタイリッシュ推ししてこないのがいい。ミニ>>続きを読む

アド・アストラ(2019年製作の映画)

1.7

自分の期待してたものと作り手側の描きたかったものがズレまくり、激しく空振りかまされました。終始主人公の内面にフォーカスされており、SFなんだけどヒューマンドラマが主。ブラピがずっとブツブツしゃべって>>続きを読む

アス(2019年製作の映画)

3.2

前作の衝撃に続けるか?という試金石的な作品となった今作。スケールアップは当然ではあったかもしれないが、期待が入っていた分意外性は前作よりもずいぶん失われてしまった。そこをアート性と伏線を効かせること>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.3

チャールズマンソンによるシャロンテート殺害事件をモデルに描かれる1960年代のハリウッド。ただ事件のことを知らなくても全く関係ない。純粋にタランティーノイズムに酔ってカタルシスを得るだけの作品とし>>続きを読む

ライオン・キング(2019年製作の映画)

1.0

ほぼ実写レベルになった動物達が人間の言葉を話すともう違和感しかなかった。大して深い話でもないんだし、いっそ全編セリフなしでいけば良かったのかも知れない。必要ならディスカバリーチャンネルばりのナレーシ>>続きを読む

ゴーストランドの惨劇(2018年製作の映画)

2.8

恐怖シーン長め、量も多め、というのはホラーファンには単純に嬉しいし、ただの軟禁暴行事件で終わらないトリックはポジティブに裏切られた感も味わえる。ただアイディアに乗っかり過ぎで事件そのものの深みは全く>>続きを読む

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.6

シリアルキラーを実にアカデミックに淡々と描いていて、非常に研究性の高い作品。平熱で語られる殺人の記憶が、シリアスだけじゃないポップ味を出していて親近感すら感じさせるから怖い。
ただ終盤の穴の中の展
>>続きを読む

サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

2.8

これだけ煽っておきながら何もなく終わったらそれこそトラウマ級だと、違うところでハラハラしながら鑑賞。80年代はいまや最強のノスタルジックコンテンツとなり、あの頃へのオマージュに満ちた作品世界はそれは>>続きを読む

世界の涯ての鼓動(2017年製作の映画)

4.1

宗教問題、テロリズム、海洋科学を素材に愛を物語るという無茶な一本。だが原作の構成の巧さなのか、はたまた監督の手腕か、見事なアンサンブルに仕上がっていた。流石というべきか、マカヴォイとヴィキャンデルと>>続きを読む

マーウェン(2018年製作の映画)

2.3

ヘイトクライムによって記憶喪失とともに心に深い傷を負った男が、フィギュアの世界に自身を投影し、やがて犯罪被害による恐怖心から救済されていくお話。実際にフィギュアが動いて話すキッチュな表現がこの作品の>>続きを読む

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

2.0

正直人間側のドラマがどうでも良すぎて、この辺は散々けなしておきながらなんだけどシン・ゴジラの方がまだ良かった。人類の存亡がかかった未曾有の事態なのに政府や国連が関与してる気配が全くないのが乗れない原>>続きを読む

ガルヴェストン(2018年製作の映画)

3.3

思ってたよりもバイオレンス少なめというか、意外にあっさり2人の別れが訪れてしまったため、なんだかおいてけぼりを喰らいモヤっとしてしまった。ていうかその後の消化の仕方が雑。ていうかタイムスケールよ、、>>続きを読む

アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.1

最高の犯罪抑止ムービー。この映画を観て改めて悪い事には手を出さないと誓いました。やはり普通の人間には犯罪をやり通す精神力なんてそうそうあるもんじゃないな。
この映画にオーシャンズみたいなスタイリッ
>>続きを読む

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.4

胸クソ系は好きだけど、こういうの観ると男である事自体に罪悪感を感じちゃって結構ダメージでかい。終日引きずる……。
だからその分を補ってくれるほどの面白さがないとダメなんです。結果今回はプラマイ0だ
>>続きを読む

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.6

この作品の監督にスパイクリー以外の選択肢はありえないでしょう。もっとコミカルな作品を想像してたんだけど温度はかなり高め。
1979年のコロラドを舞台にブラックパンサーとkkkの対立を描くわけだ
>>続きを読む

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

3.8

ネットオリジナルだからって劇場公開がないわけでもないんですね。矢張り劇場で観るチャンスは与えて欲しいものです。
犬のうんちが大量に転がっている以外はとても素朴なストーリーと演出で、シンプルなカ
>>続きを読む

CRESCENT 冷たい海の底(2017年製作の映画)

3.1

観ててずっと得体の知れない不安にかられる。ギミックの効いた物語は悪くなかったけどアーティスティックな面で好みじゃなかった。音楽の趣味が……。

ザ・インターセクションズ(2016年製作の映画)

3.1

継父を殺害計画を実行するか否か、その選択肢から枝分かれして同時並行して進むストーリー。2つの物語がある時点で1つに戻る時のトリックにはやられた!と思うんだけど、仕掛けの発動が早すぎてその後の展開が>>続きを読む

ダンボ(2019年製作の映画)

2.5

なんかすごい人間の負の部分を見せられて、ダンボが可愛いとかあんまりならない。最初の泣き顔メイクで消防士役させるとこなんて結構ヘコむ……。あのメイクは可愛かったけど。
ていうかやっぱダンボ自体
>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

3.7

想定外のクリスマス感。12月に公開して欲しかった。この映画を劇場で観ない人はクリスマスに観ることをオススメしておきます。ほっこり感も倍増でしょう。
概ね、現実の厳しさを伝えつつもハートウォーミング
>>続きを読む

アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

3.0

日本版トレーラーでは客寄せのためでしょう、キャメロンの名前しか出してなかったけど、監督のロバートロドリゲスがそもそも漫画的表現の才能に溢れているわけで、そこの評価を忘れちゃダメだよね。とにかくCG押>>続きを読む

サスペリア(2018年製作の映画)

5.0

ついにシャイニングを超えるホラー映画が誕生しました。恐ろしいほどの完成度の高さ。オリジナル版を未見だったことは不覚だったけど、サスペリアというカルトコンテンツをティルダスウィントンを据えてリメイクす>>続きを読む

>|